2009年05月05日
GoogleのページランクやTwitterのフォロワー数が21世紀の「貨幣」になる?
ここ5年くらい、ず〜っと「お金って何だろう」というテーマをボンヤリと考え続けている。今日は、まだまだ、自分の中でもアヤフヤな「突っ込みドコロ満載」でお届けする。
もちろん、「お金って何だろう」って、そうカンタンに答えの出るテーマではない。だが、最近ようやく、結局のところ「お金」というのは、人間の考え出した「抽象的な概念」に過ぎないのだなあ、ということが、かなりの実感を伴って飲み込めてきた。
(これは、『抽象的な概念』だから軽視してよいということでは決してない!)
例えば、この2年ほど、サブプライムショック以降の金融パニックで、全世界でおそらく数百兆円〜数千兆円が、吹き飛んだことになる。(ちなみに、銀行セクターの株の時価総額だけでも、550兆円の減少とのこと。)
世界の人口を60億人とすると、地球上の全人口に少なくとも、「1人9万円」を配れるだけのマネーが吹っ飛んだ、とも言えるのだ。
定額給付金どころの騒ぎではない・・・。確かに、オオゴトといえばオオゴトかもしれない。
もちろん、「お金って何だろう」って、そうカンタンに答えの出るテーマではない。だが、最近ようやく、結局のところ「お金」というのは、人間の考え出した「抽象的な概念」に過ぎないのだなあ、ということが、かなりの実感を伴って飲み込めてきた。
(これは、『抽象的な概念』だから軽視してよいということでは決してない!)
例えば、この2年ほど、サブプライムショック以降の金融パニックで、全世界でおそらく数百兆円〜数千兆円が、吹き飛んだことになる。(ちなみに、銀行セクターの株の時価総額だけでも、550兆円の減少とのこと。)
世界の人口を60億人とすると、地球上の全人口に少なくとも、「1人9万円」を配れるだけのマネーが吹っ飛んだ、とも言えるのだ。
定額給付金どころの騒ぎではない・・・。確かに、オオゴトといえばオオゴトかもしれない。
しかし・・・それで何人が、例えば、「死んだ」のだろうか?直接的に暴落がきっかけで自殺した人なんて、全世界でも数百から数千人のオーダーくらいじゃないだろうか。オカネ以外で本当に「失われた」ものって、何だろうか?
これは、ホントにその通りだと強く思う。あくまで思考実験だが、宇宙人がUFOに乗ってやって来て、地球人全員を奴隷にすること含め、地球全体を丸ごと買う、としよう。2年前と、現在とで、宇宙人が払うべき対価の額に変化があっただろうか。いや、ほとんど無い!のだ。
上記の文章での『富』とは、人間にとって『価値』のあるもの全てを指す。(オカネは、『価値』を「貯蔵」したり「交換」したりする手段ではあるが、それ自体に『価値』はない。)
要するに「オカネ」というものは、麻雀の点棒なのだ。資本主義というゲームセンターのスコアに過ぎないのだ。
だから、とにかく点棒だけを集めることを優先するのもいいが、麻雀自体を打つプロセスを楽しまない奴はアホなのだ。また、とにかく一着になることだけを優先して、一緒に卓を囲んでいる人とコミュニケーションすることを楽しまない奴がいたら「もったいないな」と思う。
要するに、点数にこだわって真剣勝負で麻雀を打つ、というのは、それを通じて深くコミュニケーションするための手段なのではないだろうか。(コミュニケーションすること自体が『価値』ともいえる。)
もし、全員の点棒が均等に半分に減らされたとしよう。麻雀を打つこと自体の楽しみ(=価値)は、何も変わらない・・・。最近のバブル崩壊後のヘッジファンドや投資銀行への規制強化論は、赤ウーピンを抜くべきかどうか、を議論しているような瑣末なものに過ぎない。
だから、僕は思うのだ。小銭しか持たぬ奴の負け惜しみといわれても。しょうがないかもしれないが、ジェイコム男ことBNFみたいな形で、銀行口座の残高数値だげ増えても、きっと楽しくなかろう、幸せでなかろう、と。(彼は、有る意味では、みんなが麻雀大会で盛り上がってる脇で、独りだけ、床に落ちていた万点の点棒を100本ほどめざとく拾ったような状態といえるのではないか。彼が2chに投稿したり、テレビに出たり、雑誌に出たりするのは、やはり、オカネだけでなく、他者とのコミュニケーションや、ある種の「認知」を必要としている証拠のように思う。)
オカネを嫌って清貧みたいなことを言うのは私は大嫌いだが、オカネだけあっても、仕方が無い(=楽しく生きれない)というのも、また、21世紀の真実になりそうだ。
そんなことを考えていたら、私が尊敬するブルーマーリンパートナーズ代表の山口揚平さんの下記のブログ記事を見て、ヒントを掴んだ気がする。
もちろん自分のブログのページランクが高ければ、フォロワー数が多ければ、それだけで幸せになれるとは限らない。(それは、オカネだけあっても幸せになれるとは限らないのと同じだ。)
しかし、段々と、持ってるカネの多いか、少ないか以外の、「外部化された信用」が、特にネット上においては、これまでの貨幣と同じくらいの透明性と汎用性を持って、可視化されていくようになってきたと思う。
この↓記事なんか見ると、方向性としてはそうなっていくだろうな、という予感がする。
「Twitch hike(ツイッチハイク)」といってツイッターでヒッチハイク先や泊めてくれる相手を探して、宿と交通手段を調達しつつ世界半周の旅行をしたPaul Smith(オサレな名前w)という33歳のブロガーの↓事例もある。
こういうことをやろうとしたら、フォロワー数が多ければ多いほど有利なことは言うまでも無い。このPaul Smith氏には、旅行当時に何人居たのかは分からないが、いま現在は、1万人以上のフォロワーがいる。
フォロワー数が多ければ、殆どカネがなくても、とにかく世界旅行できた、という意味では、今後、フォロワー数が、ある種の「貨幣」としての価値を持ちつつある、ということの兆候になる事件ではないだろうか。(彼の旅行記はコチラ。)
PS:
山口揚平さんは、志高くビジネスに取り組んでいてすばらしい方だと思う。M&Aのアドバイザリー稼業というと、血も涙もない拝金主義者のようなイメージがあるが、山口さんはとても真剣にオカネに関する「哲学」「思想」「美意識」のある方なのだ。美辞麗句だけでなく、実務的にも、このSHARESは、ホントに便利で画期的なツールだ。これがあれば、しょうもない株のアナリスト・レポートなどは、どんどん不要になるだろうね。
本も二冊ともオススメです。ファイナンスやM&A、株式市場について勉強してみたい方が最初に買う本として特にオススメです。
デューデリジェンスのプロが教える 企業分析力養成講座
著者:山口 揚平
販売元:日本実業出版社
発売日:2008-10-09
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なぜか日本人が知らなかった新しい株の本
著者:山口 揚平
販売元:ランダムハウス講談社
発売日:2005-07-20
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まだ、全然まとまってないが、今日はこの辺で・・・。
ダメ経済学部卒業生のメディア論&貨幣論でした。
今回は、かなり未完成でモヤモヤとしている考えを、あえて文章にしてみたので、皆さんから、ブクマのコメントやツイッターなどで、レスをもらえるとありがたいです。
私が景気回復を確信した理由 -「宋文洲の単刀直入」@NIKKEI IT PLUS『地球の“真”の富には何の変化もありません。』
宇宙から見ると、この2年間の地球には何の特別な変化もなかったはずです。小惑星の衝突もなければ、地球規模の異常気象や戦争もありませんでした。地球の“真”の富には何の変化もありません。
これは、ホントにその通りだと強く思う。あくまで思考実験だが、宇宙人がUFOに乗ってやって来て、地球人全員を奴隷にすること含め、地球全体を丸ごと買う、としよう。2年前と、現在とで、宇宙人が払うべき対価の額に変化があっただろうか。いや、ほとんど無い!のだ。
上記の文章での『富』とは、人間にとって『価値』のあるもの全てを指す。(オカネは、『価値』を「貯蔵」したり「交換」したりする手段ではあるが、それ自体に『価値』はない。)
要するに「オカネ」というものは、麻雀の点棒なのだ。資本主義というゲームセンターのスコアに過ぎないのだ。
だから、とにかく点棒だけを集めることを優先するのもいいが、麻雀自体を打つプロセスを楽しまない奴はアホなのだ。また、とにかく一着になることだけを優先して、一緒に卓を囲んでいる人とコミュニケーションすることを楽しまない奴がいたら「もったいないな」と思う。
要するに、点数にこだわって真剣勝負で麻雀を打つ、というのは、それを通じて深くコミュニケーションするための手段なのではないだろうか。(コミュニケーションすること自体が『価値』ともいえる。)
もし、全員の点棒が均等に半分に減らされたとしよう。麻雀を打つこと自体の楽しみ(=価値)は、何も変わらない・・・。最近のバブル崩壊後のヘッジファンドや投資銀行への規制強化論は、赤ウーピンを抜くべきかどうか、を議論しているような瑣末なものに過ぎない。
だから、僕は思うのだ。小銭しか持たぬ奴の負け惜しみといわれても。しょうがないかもしれないが、ジェイコム男ことBNFみたいな形で、銀行口座の残高数値だげ増えても、きっと楽しくなかろう、幸せでなかろう、と。(彼は、有る意味では、みんなが麻雀大会で盛り上がってる脇で、独りだけ、床に落ちていた万点の点棒を100本ほどめざとく拾ったような状態といえるのではないか。彼が2chに投稿したり、テレビに出たり、雑誌に出たりするのは、やはり、オカネだけでなく、他者とのコミュニケーションや、ある種の「認知」を必要としている証拠のように思う。)
オカネを嫌って清貧みたいなことを言うのは私は大嫌いだが、オカネだけあっても、仕方が無い(=楽しく生きれない)というのも、また、21世紀の真実になりそうだ。
そんなことを考えていたら、私が尊敬するブルーマーリンパートナーズ代表の山口揚平さんの下記のブログ記事を見て、ヒントを掴んだ気がする。
お金について考える 〜僕と未来と資本主義〜- 創業記で、ここから論理を飛躍させよう。「外部化された信用」ってのは、ネット上の文脈でいえば、つまりは、グーグルのページランクであり、ツイッターでいえば被フォロー数になるのではないだろうか。(ほかにも、RSSリーダーの購読者数もそうだし、ソーシャルブックマークの被ブクマ数、マイミク数ですら、そうだとも言える。)
お金という“刃”で結構、世界は切り刻まれ、魂まで「商品化」される時代になった。人は気付かないうちに知らず知らずに“身体性”を失ってきた。
〜略〜
21世紀は、皆がそれぞれ貨幣を発行するようになる。お金というのは、要するに「外部化された信用」であって、信用の母体さえあれば、それを外部化、つまり貨幣や価値という記号にかえることは誰でもできるようになる。
〜中略〜
21世紀の世界をよりよく生きるコツは、当然、今、流通しているハードマネーを1億持つとか、そんなことではなくて、誰とつきあうか、どう信用を創造するか、信用とは何か、といったことを丁寧に考え、咀嚼し、行動に結びつけていることだ、という結論である。
もちろん自分のブログのページランクが高ければ、フォロワー数が多ければ、それだけで幸せになれるとは限らない。(それは、オカネだけあっても幸せになれるとは限らないのと同じだ。)
しかし、段々と、持ってるカネの多いか、少ないか以外の、「外部化された信用」が、特にネット上においては、これまでの貨幣と同じくらいの透明性と汎用性を持って、可視化されていくようになってきたと思う。
この↓記事なんか見ると、方向性としてはそうなっていくだろうな、という予感がする。
Twitterに信頼度ベースの検索は必要か -TechChrunch【5月6日の朝に追記↓】
Loic Le Meurが、Twitterの検索機能に信頼度フィルターを付けるよう要望している(Sprintに対してもぶちまけているが無視しておく)。彼がやりたいのは、Twitterのメッセージを、それを書いたユーザーをフォローしている人数に基づいて振り分けることで、そうやって発言の相対的重要度をはかろうというものだ。
〜中略〜
Loicは、Le Webカンファレンスの例を挙げている。同イベントについて7000件程度のつぶやきがあったが、それを全部読みたくはない。フォロワーが1000人以上いるユーザーのつぶやきだけを抜き出すフィルターがあればハッピーだという。
「Twitch hike(ツイッチハイク)」といってツイッターでヒッチハイク先や泊めてくれる相手を探して、宿と交通手段を調達しつつ世界半周の旅行をしたPaul Smith(オサレな名前w)という33歳のブロガーの↓事例もある。
こういうことをやろうとしたら、フォロワー数が多ければ多いほど有利なことは言うまでも無い。このPaul Smith氏には、旅行当時に何人居たのかは分からないが、いま現在は、1万人以上のフォロワーがいる。
フォロワー数が多ければ、殆どカネがなくても、とにかく世界旅行できた、という意味では、今後、フォロワー数が、ある種の「貨幣」としての価値を持ちつつある、ということの兆候になる事件ではないだろうか。(彼の旅行記はコチラ。)
Blogger 'Twitch Hikes' using Twitter around the world -IBT Blogs
A British blogger is trying to "Twitch hike" as far around the world as possible in 30 days, relying solely on the generosity of people using social networking site Twitter.
〜略〜
Paul Smith, 33, aims to travel to Campbell Island in New Zealand, the opposite side of the planet to his home in northern England, and back again.
〜略〜
For his transport and accommodation he is relying only on other Twitter users.
PS:
山口揚平さんは、志高くビジネスに取り組んでいてすばらしい方だと思う。M&Aのアドバイザリー稼業というと、血も涙もない拝金主義者のようなイメージがあるが、山口さんはとても真剣にオカネに関する「哲学」「思想」「美意識」のある方なのだ。美辞麗句だけでなく、実務的にも、このSHARESは、ホントに便利で画期的なツールだ。これがあれば、しょうもない株のアナリスト・レポートなどは、どんどん不要になるだろうね。
本も二冊ともオススメです。ファイナンスやM&A、株式市場について勉強してみたい方が最初に買う本として特にオススメです。
デューデリジェンスのプロが教える 企業分析力養成講座著者:山口 揚平
販売元:日本実業出版社
発売日:2008-10-09
おすすめ度:
クチコミを見る
なぜか日本人が知らなかった新しい株の本著者:山口 揚平
販売元:ランダムハウス講談社
発売日:2005-07-20
おすすめ度:
クチコミを見る
まだ、全然まとまってないが、今日はこの辺で・・・。
ダメ経済学部卒業生のメディア論&貨幣論でした。
今回は、かなり未完成でモヤモヤとしている考えを、あえて文章にしてみたので、皆さんから、ブクマのコメントやツイッターなどで、レスをもらえるとありがたいです。
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コメント一覧
1. Posted by ひでき 2009年05月06日 22:34
田端信太郎さん、
こんばんは、
はじめまして、
大変興味深くエントリーを読ませていただきました。共鳴いたします。実は、数年前から「ネット信頼通貨とべき乗則」というコミュをmixi上で運営してきました。
ネット信頼通貨とは、まさにリンクの数とか、ぶくまの数とか、リアルの貨幣とは別の形で認知や信頼を相手にあげる行為を指しています。べき乗則とは、ロングテールとかブラックスワンなどと呼ばれますが、自然現象や貨幣現象の中で正規分布以外で、突出した現象がごくごく小さな、しかし確実に0ではない確率で、起こるという現象をいいます。不思議なことにネットのリンクや、貨幣や所得の分布などは、べき分布します。"Winner takes all"な世界を記述する数式ともいえます。「HPO べき乗則」とか「HPO ネット信頼通貨」とかでぐぐっていただけると幸甚です。
またそのうちに勉強会などしたいと思っております。お忙しいこととは思いますが、ずうずうしくお誘いに上がらせてください。
こんばんは、
はじめまして、
大変興味深くエントリーを読ませていただきました。共鳴いたします。実は、数年前から「ネット信頼通貨とべき乗則」というコミュをmixi上で運営してきました。
ネット信頼通貨とは、まさにリンクの数とか、ぶくまの数とか、リアルの貨幣とは別の形で認知や信頼を相手にあげる行為を指しています。べき乗則とは、ロングテールとかブラックスワンなどと呼ばれますが、自然現象や貨幣現象の中で正規分布以外で、突出した現象がごくごく小さな、しかし確実に0ではない確率で、起こるという現象をいいます。不思議なことにネットのリンクや、貨幣や所得の分布などは、べき分布します。"Winner takes all"な世界を記述する数式ともいえます。「HPO べき乗則」とか「HPO ネット信頼通貨」とかでぐぐっていただけると幸甚です。
またそのうちに勉強会などしたいと思っております。お忙しいこととは思いますが、ずうずうしくお誘いに上がらせてください。
2. Posted by 内藤みか 2010年02月03日 09:06
田端さんこんにちは(≧∇≦)
2010年2月現在、ツイッターには
「フォロワーの数だけ割り引く」日本の店がちらほら出始めています。
こうした現象を早くも2009年5月のブログで言及されているとは・・・おそれいりました!
http://twitter.com/micanaitoh/status/8564257385

