活字中毒者の記録

2011年11月12日

ちきりんは、「おちゃらけ」の皮をかぶった勝間和代、商人版の瀬戸内寂聴だった。 〜自分のアタマで考えよう:知識にだまされない思考の技術〜書評 はてなブックマーク - ちきりんは、「おちゃらけ」の皮をかぶった勝間和代、商人版の瀬戸内寂聴だった。 〜自分のアタマで考えよう:知識にだまされない思考の技術〜書評

献本を頂き、有難うございました。
読んだ感想を、おちゃらけ書評です。ちきりんさんの正体見たり、の思いがする本でした。
月間100万PVを誇る人気ブログ「Chikirinの日記」の筆者による初の完全書き下ろし。
ユニークな記事を生み出す独自の思考法を公開します!

◎プロ野球の将来性
◎結論が出ない会議の秘密
◎少子化問題のゆくすえ
◎婚活女子の判断基準
◎消費者庁が生まれた真相
◎就活で失敗しない方法
◎自殺の最大の原因
◎電気代の減らし方
◎NHK、BBC、CNNの違い

など、社会問題や日常の疑問を考えながら、「ちきりん流・思考の11のルール」をわかりやすく解説します。

第一線で活躍する経営者・ビジネスマン・コンサルタントも絶賛の内容です。 

何度これと同じことを語ってきたか、
ということが無数に散りばめられている。
 『イシューからはじめよ』著者 安宅和人 氏 

ビジネスで成功したいなら、
この本で頭を鍛えることを勧めたい。
 ライフネット生命保険社長 出口治明 氏

この「自分のアタマで考えよう」は、純度100%のビジネス書です。
いわゆるMBA的なテキストブックで出てくる、MECEやロジック・ツリー、ゼロベース思考といった手垢のついた用語こそ、巧妙に避けられ、文体や事例などは新入社員や就活中の大学生でも、スイスイと頭に染みこんで読めるように、練られています。が、一皮めくった、その内容自体は、まぎれもなく非常に骨太なビジネス書です。ちきりんさんご自身は外資系証券でキャリアを積まれたようですが、「思考の技術」として紹介される内容そのものは、戦略コンサルの業界で一般的なスキル・ノウハウに関して、汎用性の高いエッセンス部分を切り出して、ご自身ならではの解釈を加えられて紹介しています。この本を読めば、ちきりんさんの「脳味噌の構造」が、非常にマッキンゼーやBCGのような戦略コンサルタント出身者っぽいことがよく分かるのです・・・。


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2010年02月28日

「生保のカラクリ」全文を無料で読んで知ろう「お金に愛情を込め過ぎるのは、バカのやることだ!」 はてなブックマーク - 「生保のカラクリ」全文を無料で読んで知ろう「お金に愛情を込め過ぎるのは、バカのやることだ!」

まずは、「愛する人のために・・・」という字幕で始まる最大手生命保険会社のCMをご欄頂きたい。

保険には、ダイヤモンドの輝きもなければ、パソコンの便利さもありません。

けれど、目に見えぬこの商品には、人間の血が通っています。
人間の未来への切ない望みが込められています。

愛情をお金で贖うことはできません。
けれど、お金に愛情を込めることは出来ます。
という谷川俊太郎の言葉で、誠に美しい家族愛の物語が展開されるCMのわけだが、ハッキリ言って、僕はこのCMを見る度に、「嘘つけ!」とジンマシンが出る思いだ。

その理由を説明したいので、まず、下記のデータを見て欲しい。
国民一人当たりが加入している平均の保険金額
  ドイツ:200万円
  イギリス:260万円
  アメリカ:580万円
  日本:1600万円
(1ドル100円での換算:「生命保険のカラクリ」35Pより)
日本人が、いかに高額の生命保険に入り過ぎてているか、よく分かるだろう。

さっきのCMの理屈で言うならば、日本人って、なんて、家族愛に溢れた美しい心の持ち主が多い国民なのでしょうか!

「家族愛オリンピック」や、「家族愛ワールドカップ」なんてのがあったら、日本人はブッチギリで金メダル独占!になるんだろう。だって、お金に込めている愛情の量が世界一なんだもの!

tabbata at 02:26コメント(1)トラックバック(0) 

2010年02月19日

日本語は当分、滅びないが、縦書き文化は、近いうちに滅びる はてなブックマーク - 日本語は当分、滅びないが、縦書き文化は、近いうちに滅びる

今日は、コンテナや運搬手段が変化することは、その積荷であるコンテンツに対して、決してニュートラルではないぞ、という話です。

昼に岩瀬さんのTwitterで紹介されていたので、GREEの田中さんが書かれた「ウェブ時代5つの定理」の文庫版への解説を読みに行ったのだが、そのページを開いた瞬間に、「わ!縦書きかよ!?」とすごいアレルギーを出してしまっている自分がいたのである。ある意味、そんな自分の心の動きに、驚くと同時に、興味深くも思った。(文章の内容自体は、非常に素直に共感できるもの。)

というのも、今朝の通勤電車で、昨晩、購入した小飼弾さんの新著「決弾」をiPhone版で初めて読み、生まれて初めて、「内容」と「インターフェース」の両面から、まともに楽しめる電子書籍に巡りあった〜!と思っていたからだ。

余談だが、電子書籍?はぁ?と思っている人で、iPhone持ってる人は是非、「決弾」を読んでほしい。とくにページを「スクロール」ではなく「パラパラとめくり」ながら「要点だけ拾っていく」というような、紙での自然な読書感覚が、iPhone上でも再現されているのが特筆すべき点だと思う。(これまでの私はといえば、内容が、青空文庫のように良くも悪くも「枯れて」しまっているものか、MAGASTOREでの雑誌のように、有り得ないくらいに読みにくい電子書籍しか知らなかった。)

そんなタイミングだったこともあり、上記のPDFでの「縦書き」での英数字混在の文章に対して、過剰な拒否反応が出てしまったのかもしれない。

でも、これが私だけの特異体質ではなさそうなところに本エントリーの本旨がある。

ちょっと前に「日本語が滅びるとき」という、なかなかに面白い本があり、梅田望夫氏が「全ての日本人が今読むべき本」と絶賛したこともあって、ネット上では、その内容も含めて、賛否両論の議論が巻き起こったものだ。

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で
著者:水村 美苗
販売元:筑摩書房
発売日:2008-11-05
おすすめ度:3.5
クチコミを見る


だが、今日の私に言わせれば、「日本語が滅びるとき」は当面、来ないのだろうし、もしいつかは来てしまうにしても、「日本語が滅びるとき」よりも、ずっとずっと遥か先に「縦書きが滅びるとき」が到来するのだろうと思う。しかも、その時は、結構、近い将来で実現してしまうのないだろうか、とも感じたのである。

tabbata at 20:41コメント(4)トラックバック(0) 

2009年12月05日

グーグルは電気を作り、コカコーラはメディアを作る。【書評】コカコーラ・パークが挑戦するエコシステム・マーケティング はてなブックマーク - グーグルは電気を作り、コカコーラはメディアを作る。【書評】コカコーラ・パークが挑戦するエコシステム・マーケティング

「グーグルが発電所を作った」と聞いたとき、皆さんはどう思っただろうか?

数十万台のサーバーを運用するグーグルにとって、信頼性の高い電力を、出来るだけ安価に確保することは、文字通り生命線である。「グーグルが発電所を作った」と聞いたときに、私は、グーグル経営陣の、自社の事業に必要不可欠な経営資源を、出来るだけ他人に頼らずに、自分たちのコントロール出来る範囲に置きたい、という固い決意を読み取った。

グーグルのサーバーが、電力を大量消費するように、世界有数の大広告主であるコカ・コーラは全世界のあらゆる広告枠を大量に消費している。

コカ・コーラの経営陣にしてみれば、グーグルが自ら発電所を運営するように、自社のメディアを構築・運営し、消費者と直接の接点を持ちたい、と思うのは極めて自然なことなのかもしれない。
"No more spray,and pray"
(テレビCMをバラ撒いて、神頼みするのは、もう止めよう。)
これはコカ・コーラのアトランタ本社で最高マーケティング責任者を努めるジョー・トリポディ氏の言葉である。「Spray」は「噴霧する」という意味だが、ここでは、スプレーで殺虫剤をまくように、テレビCMを大量投下することを指している。次の「pray」は「祈る」という意味であり、いわゆる、他力本願な神頼みのことを指す。つまり、"No more spray,and pray"という言葉は、「テレビCMを大量に投下して、たまたま商品を欲っしている消費者に"まぐれ当たり"することに賭けるような、バカみたいなことは、もう止めよう」という決意を表した言葉なのだ。

つまり、この言葉を私なりに解釈すると、マス媒体に依存したこれまでのマーケティングコミュニケーション環境というのは、ユーザー企業にしてみれば、頻繁に停電し、送電線の途中で漏電しまくっている、発展途上国の電力事情のようなものだ!と言っているに等しい。そんな劣悪な環境で、電力の大口ユーザーなら、グーグルでなくとも、自前の発電所を作りたくなるだろう。

そういう問題意識を頭にイメージしながら、日本コカ・コーラのインタラクティブマーケティング統括部長である江端さんの書かれた「エコシステム・マーケティング」を読めば、何ゆえに、日本コカ・コーラが、「会員数740万人/月間1億8000万PV」という通常の「企業
サイト」の規模を遥かに超えたメディアである「コカ・コーラ パーク」を必要とし、その構築に注力してきたのか、よく分かるのではないだろうか。

コカ・コーラパークが挑戦する エコシステムマーケティングコカ・コーラパークが挑戦する エコシステムマーケティング
著者:江端 浩人
販売元:ファーストプレス
発売日:2009-11-12
おすすめ度:4.5
クチコミを見る


tabbata at 23:57コメント(3)トラックバック(1) 

2009年09月13日

勝間和代でなく、高城剛を目指すべきかも 〜「サバイバル時代の海外旅行術」を読んで思う はてなブックマーク - 勝間和代でなく、高城剛を目指すべきかも 〜「サバイバル時代の海外旅行術」を読んで思う

「勝間和代」を目指さない〜なんてキャッチコピーの本「しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール」が売れてるそうだ。

私も、本屋でパラっと読んで見た。
一読して、すぐに、この本は「国家の品格」とかと同じように、早すぎる時代の流れに翻弄され、不安に陥っている人を「あなたは、今のあなたのままでいいんだよ」と慰撫するような本だと思った。

今の自分をあるがままで、「あなたは、今のあなたのままでいいんだよ」と受容して欲しい、というのは人類共通の欲望だから、こういう本が売れる理由はよく分かる。

だから、「しがみつかない生き方」を読んで、「心の底から安心」できる人は、そのまま今の生活を続け、そのまま、死んでいけばよいと思う。

ただ、こういう本を読んでも、「精神安定剤」(著者の香山リカは精神科医なのだから、彼女としては正しい仕事していると言えなくもない)にはなるだろうが、それ以上には全く、視界は開けないだろう。

日本人にとっての「普通の幸せ」というのは、世界レベルで見れば、目が眩み、喉から手が出るほど羨まれるレベルの生活水準なのだから・・。

上にいる人間を引きずり降ろしてでも、自分も、いい生活をしたい、という新興国の人たちの欲望は、これもまた「幸福追求の権利」であって、何人もそれを否定することはできない。


私が思うに、社会の中で満足して生活できない人間が存在する場合、その人の不満を解消する方法論は、基本的に下記の3つしかない。

1)自分を変えるか  (要するに、自己啓発)
2)社会を変えるか  (要するに、革命・政治参加)
3)自分の社会における立ち居地に関する見方・解釈を変えるか(要するに、宗教・セラピー)

とにかく、この3つしかないのだ。

たとえば、働いても、働いても全然、生活が楽にならない時給800円、月収15万円のフリーターな人がいたとしよう。

1)の典型が勝間和代。
「効率よく勉強し、スキルUPして給料の高い仕事をGETせよ!」 

2)の典型が湯浅誠。
「政府は、最低時給をUPして、憂いなく生活できる環境を戸整えるべきだ!日比谷でデモだ!」 

3)の典型が、今回の香山リカ。(「足るを知れ」という仏教の教えもココかな・・)

「エアコンの効いた部屋で生活し、飢餓状態ではないのだから、上ばかり見るな!普通の幸せを噛み締めろ!」

というようなことが、乱暴に要約した各人の主張になると思う。

しかし、ココに(1)の新種が現れたな・・と高城剛(本人BLOGはコチラ)の「サバイバル時代の海外旅行術」を読みながら、しみじみと感じた。

高城なら、自分を変えたり、社会を変えたりしなくてよい。
まずは居場所を変えて、「移動してみろ」と説くのではないだろうか。

サバイバル時代の海外旅行術 (光文社新書)サバイバル時代の海外旅行術 (光文社新書)
著者:高城剛
販売元:光文社
発売日:2009-08-18
おすすめ度:4.5
クチコミを見る

内容(「BOOK」データベースより)
2006年の日本人海外旅行者数は世界第13位、日本の外国人旅行者受入数は30位。国際観光収入については23位と低迷。これでは、グローバル化の進む現代、日本が世界から取り残されてしまうのは火を見るより明らかだ。なぜ日本人は海外へ行こうとしないのか。それは、日本で発売されている「観光ガイド」が“使えない”ことが一つの原因ではないかと本書は考える。日々世界を飛び回り、現在はバルセロナに拠点を置いている著者が、長年の海外旅行経験で培ってきたスキルをはじめ、様々な便利グッズやデジタルメディアの知識をもとに、お金がないバックパッカーから富裕な高年齢層まで万人に役立つ、生きた知恵を伝授する。


tabbata at 16:57 

田端信太郎、初の単著が発売 MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体
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