イールドマネジメント

2009年02月04日

焼肉屋に例えて説明する"行動ターゲティング広告"の真実 はてなブックマーク - 焼肉屋に例えて説明する"行動ターゲティング広告"の真実

この不況の中でも、行動ターゲティング広告は好調のようだ。確かに、費用対効果をより厳しく求める広告主に対して、行動ターゲティングは、セールストーク的に「刺さる」商品だと思う。

しかしながら、広告メディア企業の立場からみたときに、行動ターゲティングが、バラ色の未来を自動的に保証すると思うののは危険である。これまで行動ターゲティングについては、プライバシー保持の問題と絡めて、その功罪が論じられることが多かったが、そもそも広告ビジネスにとり、広告を「ターゲティング」することは、売上拡大をひねり出す「打ち出の小槌」ではないのだということを、焼肉におけるミンチとハラミの関係を例に説明してみようと思う。

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2009年01月20日

イールド・マネジメントの意義〜複数のアドネットワークを最適化 はてなブックマーク - イールド・マネジメントの意義〜複数のアドネットワークを最適化

ホテル会社、航空会社などにとって、限られた部屋数、座席数から売上を最大化することは、経営上の最重要課題だ。ホテルの部屋や、飛行機の座席などは、在庫を売り惜しみ、後々に備えて、倉庫に積み上げておくということが、出来ない業態だから、判断ミスは取り返しがつかない。

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今日の在庫を、今日のうちに換金出来ずに売れ残ってしまうならば、その部分に関しては、収入はゼロである。ゆえに、ホテル会社や、航空会社などは、部屋や座席の埋まり具合を予測しながら、需給に応じて、値段を改定していく。

売り惜しんで、埋められないことも売上ロスであるが、値下げして早目に埋めすぎてしまい、後に、もっと高く売れたであろうチャンスを逃してしまうのも悩み者だ。

そこで、航空会社やホテル会社では、イールドマネジメント(Yield Management)と称し、売上最大化をミッションに、在庫の需給予測と、価格改定を担当する専門スタッフがいるそうである。

航空会社やホテルが、限られた座席数や部屋数から最大の売上を獲得しようと、イールドマネジメントに知恵を絞るのと、全く同じ悩みを、ネット上の広告メディアビジネスも抱えている。

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