...旅とリズム...旅の日記 by 栗本斉...

旅人/ライター/選曲家・栗本斉が、旅と音楽とアルゼンチンを中心に綴る日記です。

野原廣信『琉球古典音楽決定盤 〜命ど宝どう〜』のライナーノーツを書きました。

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野原廣信『琉球古典音楽決定盤 〜命ど宝どう〜』のライナーノーツを書かせていただきました。

【参考】
リスペクトレコード: 野原廣信『琉球古典音楽決定盤 〜命ど宝どう〜』

沖縄に移住して3年半経ちましたが、こんな本格的な沖縄音楽の解説を書かせていただくとは本当に光栄です。本作は、唄三線の名人・野原廣信氏が、琉球古典音楽の定番曲17曲を魂込めて歌いきった、文字通りの決定盤です。

琉球古典音楽といっても、すぐにピンと来る人はそうそういないのではないでしょうか。三線の音色や沖縄音階は今でこそ珍しくなくなりましたが、「安里屋ユンタ」や「てぃんさぐぬ花」といった沖縄らしい楽曲はたいてい民謡です。民謡はいわゆる大衆の間で生まれて広まったもの。一方、古典音楽というのは、琉球王朝時代に中国や薩摩藩からの客人をもてなすために発展したもので、同じような楽器を使っていてもまったくルーツが違うのです。簡単にいうと、盆踊りやソーラン節と、雅楽や純邦楽との違いのようなものでしょうか。



有名曲でいうと、沖縄の結婚式では必ず歌われるという「かぎやで風節」というのがありますが、それ以外はそれほど馴染みがあるわけではありません。しかし、民謡とはまた違って、ゆったりとしたメロディとリズム、そして味わい深い唄を聴いていると、琉球王朝の高貴な雰囲気を感じることが出来ます。

このアルバムでは、唄と三線に加え、笛と琴がサポートで入っているのも特徴で、独特の間を持つアンサンブルも聴きどころ。また、解説にも書いたのですが、恋愛を描いたように見える歌詞に、痛烈な社会批判の意味が込められたりしていて、実に奥が深いのです。もちろん、対訳も付いているので、聴きながら歌詞の響きと、そこに込められた思いを楽しめます

僕自身は、琉球古典音楽に精通しているわけではありませんが、今回依頼されたのは、入門編としてわかり易く解説いて欲しいという趣旨があったから。野原さんに直接お話を聴いたりして勉強しつつ、誰にでもわかるようにその魅力を噛み砕いて書いたつもりです。ぜひ、少しでも沖縄音楽に興味があれば、聴いていただきたい一枚です。ちなみに、工工四(くんくんしー)という沖縄音楽特有の譜面も付いているので、三線を弾く方にもおすすめします。

独唱による琉球古典音楽決定盤
野原廣信
リスペクトレコード
2016-07-27


ホール&オーツ『モダン・ヴォイス』のライナーノーツを書きました。

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ダリル・ホール&ジョン・オーツ(Daryl Hall & John Oates)のアルバム『モダン・ヴォイス(Voices)』のライナーノーツを書かせていただきました。もちろん新譜ではなく、AORの廉価盤シリーズの一環で新装して再発されたものの一枚です。

【参考】
ソニー・ミュージック AOR CITY 1000: 特設Website

これまでにもいろいろとライナーノーツを書かせていただいてきましたが、今回はかなり特別。というのも、ティーンエイジャーの頃の愛聴盤だからです。とくに、シングル・ヒットした「キッス・オン・マイ・リスト(Kiss On My List)」は、彼らの数ある名曲の中でももっとも大好きなナンバーで、大学時代に軽音楽部で活動していたバンドでもコピーした想い出の一曲。



そんな多感な頃に聴いていた音楽について、文章を書くとは感慨ひとしおです。思えば、40代になってから、大貫妙子さんや元ピチカート・ファイヴの小西康陽さんや野宮真貴さんにインタビューさせてもらったり、佐野元春さんとライヴ制作のお仕事で関わったり、実際にお会いしていなくてもファンだったアーティストや愛聴盤についての文章を書くようになったりと、つくづく音楽の仕事を続けてきてよかったなと思うことが多々あります。本当に今の自分は恵まれているなあと、あらためて感謝。

さて、この名盤『モダン・ヴォイス』は、1980年に発表された彼らの過渡期の作品で、セールスに伸び悩んでいた時に思い切って初めてセルフ・プロデュースに挑んだ意欲作です。当時のニュー・ウェイヴやパワー・ポップっぽいロックに、ソウルやゴスペルの要素を加えたミクスチャーAOR。時代を感じさせる音ではありますが、今聴いてもなかなか新鮮で、今回あらためて聴いていろんな発見がありました。ライナーノーツも、廉価盤ということで字数に限りはありましたが、新譜感覚で聴いてもらえるよう意識して書いています。もしまだ聴いたことがないという方は、ぜひお手にとっていただけると嬉しいです。だって、1000円なんですから。



それにしても、この「AOR CITY 1000」のシリーズは、あらためて聴きたいものばかり。ボズ・スキャッグス、ネッド・ドヒニー、J.D.サウザーといった大定番から、ナイジェル・オルソンやジェラード・ケニーなどの聴いたことのないマイナー盤までずらりと並びます。そうそう、8/17リリースの第2弾では、わかる人にはわかるボーイ・ミーツ・ガールの『リール・ライフ』のライナーも書かせていただきました。この夏は畳の上でゴロゴロ昼寝しながらAORを聴く。そんな理想的なバケーションを過ごせるといいなあ、なあんて妄想しています。

モダン・ヴォイス(期間生産限定盤)
ダリル・ホール & ジョン・オーツ
SMJ
2016-07-27


リール・ライフ(期間生産限定盤)
ボーイ・ミーツ・ガール
SMJ
2016-08-17


シルク・ディグリーズ(期間生産限定盤)
ボズ・スキャッグス
SMJ
2016-07-27


ハード・キャンディ(期間生産限定盤)
ネッド・ドヒニー
SMJ
2016-07-27




ささやく夜(期間生産限定盤)
カーラ・ボノフ
SMJ
2016-07-27




ハートブレイカ―(期間生産限定盤)
ディオンヌ・ワーウィック
SMJ
2016-07-27

 
チェンジング・タイド(期間生産限定盤)
ナイジェル・オルソン
SMJ
2016-07-27

 


ディエゴ・スキッシ・キンテート『ティンバ』のライナーノーツを書きました。

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ディエゴ・スキッシ・キンテート(Diego Schissi Quinteto)のニュー・アルバム『ティンバ(Timba)』のライナーノーツを書かせていただきました。

【参考】
Diego Schissi: Official Website
ディスクユニオン: ディエゴ・スキッシ・キンテート『ティンバ』

ディエゴ・スキッシは、今のアルゼンチン音楽シーンで最も注目されているピアニストであり作曲家。基本的にはジャズやタンゴのシーンで活躍しているのですが、彼の音楽はなかなか斬新なのです。このキンテート(五重奏団)編成によるオリジナル・アルバムは、『Tongos』(2010年)以来ですが、この6年の間にいかに彼の音楽が進化したかも理解できる内容になっています。

ディエゴの演奏するタンゴは、ジャズや現代音楽の影響が強く、かなり実験的。不協和音を多用したり、インプロヴィゼーションを駆使したりとかなり好き放題に演奏するのですが、そこから立ち上ってくるのはまさしくタンゴ特有の哀愁に満ちたブエノスアイレスの薫りというのが見事。何度聴いても新発見があるというユニークな音楽を作り続けています。前作『Tongos』や、カフェ・ビニーロでのライヴ盤『Tipas Y Tipos』(2012年)、アカ・セカ・トリオとの共演ライヴ盤『Hermanos』(2014年)も傑作でしたが、この『Timba』も必聴です。

ディエゴは注目株だけあって、どのショップも入荷してすぐに在庫切れを起こすほど売れているのだとか。アルゼンチン盤はプレスも少ないので、見つけたら早めに購入することをおすすめします。


ティンバ
ディエゴ・スキッシ・キンテート
UNIMUSIC
2016-07-13


エルマノス
アカ・セカ・トリオ+ディエゴ・スキッシ・キンテート
コアポート
2014-07-23




tongos
Diego Schissi Quinteto
Untref Sonoro
2010-12-31


Tren
Diego Schissi
Epsa Music
2015-12-27


『TOKYO BOSSA NOVA CAFE』のライナーノーツを書きました。

TOKYOBOSSANOVACAFE

コンピレーション・アルバム『TOKYO BOSSA NOVA CAFE』のライナーノーツを書かせていただきました。この作品は、いわゆる和製ボサノヴァを集めたもの。1970年代初頭から90年代にかけての日本コロムビア音源がセレクトされています。

【参考】
日本コロムビア: TOKYO BOSSA NOVA CAFE

これまでにも和製ボサノヴァのコンピレーションは何枚も出ていますが、この作品はかなり強烈です。和製ボサノヴァというと、いしだあゆみ「ひとりにしてね」とか森山良子「雨上がりのサンバ」など、1960年代のフォークや歌謡曲にひっそり残されていることは和モノ・レアグルーヴ・ブーム以降、比較的よく知られるようになりました。しかし、『TOKYO BOSSA NOVA CAFE』には、1980年前後のシティ・ポップ系ニューミュージックや歌謡曲の音源がメインで、このあたりは和モノ・マニアもノーチェックのことが多いのです。

1. 夏の光に / やまがたすみこ
2. 哀しみをしるまえに / 河合奈保子
3. そうしましょうね / 庄野真代
4. さよなら八月 / しばたはつみ
5. LONELY AGAIN / 尾崎紀世彦
6. 海岸線 / とんぼ
7. カンパリ / 五十嵐麻利江
8. オリーブの風 / 佐藤奈々子
9. ミス アメリカ / クラックポット
10. 泉に誘って / 木村恵子
11. 不実な口唇 / frasco
12. 気づいたら昼さがり / 早瀬ナオミ
13. あの日にかえりたい / やまがたすみこ
14. 愛を形にするなら / 赤松英弘
15. でんでん虫のおやこ / 鈴木康博
16. 二人の部屋で / 吉川忠英
17. 死んだ男の残したものは / 石川セリ
18. いいじゃないの幸せならば / サンドラ・アレキサンドラ
19. 好きになる素材 / 水沢有美
20. 夢であなたと / 堀江美都子

どうですか、このラインナップ。僕は選曲には関わってなくて、あくまでも解説を書いただけ。コロムビア担当ディレクターの遠藤さんがコツコツと調べて集めた労作なのです。



やまがたすみこや佐藤奈々子あたりはわりと知られていますが、五十嵐麻利江や早瀬ナオミ、水沢有美などは僕も初めて聴きました。90年代のクラックポットや赤松英弘まで押さえているところもなかなか面白い。そして、ラストの堀江美都子の名曲ぶりには驚かされました。

とにかく、この『TOKYO BOSSA NOVA CAFE』は、和製ボサノヴァ・コンピの最終兵器といってもいいくらい、レアな名曲が満載。昨今のシティ・ポップ・ブームにもリンクしているし、この夏のマストアイテムといってもいいでしょう。ぜひ、クーラーの効いた部屋でゴロゴロ寝そべりながら聴いてもらいたい逸品です。


TOKYO BOSSA NOVA CAFE
V.A.
日本コロムビア
2016-06-22


Light Mellow やまがたすみこ
やまがたすみこ
日本コロムビア
2014-10-29


Light Mellow しばたはつみ
しばたはつみ
日本コロムビア
2014-10-29


Light Mellow 佐藤奈々子
佐藤奈々子
日本コロムビア
2014-10-29


珈琲 ボサノバ
V.A.
日本コロムビア
2012-12-19


Akira Kosemura『MOMENTARY: Memories of the Beginning』のライナーノーツを書きました。

AkiraKoemura_Momentary

Akira Kosemura(小瀬村晶)さんの新作アルバム『MOMENTARY: Memories of the Beginning』のライナーノーツを書かせていただきました。ここしばらくはサントラや企画色の強い作品が多かったので、オリジナル・アルバムとしては、5年ぶりだそうです。

【参考】
Akira Koemura: Official Website

小瀬村さんは、ピアノをメインにした作曲家であり、プロデューサーとしても活動されているアーティスト。2007年に『It's on Everything』というアルバムでデビューして以来、パーソナルなピアノ・ソロから小編成のアンサンブル、舞台音楽やオーケストレーションを駆使した映画のサウンドトラック、写真家やフラワー・アーティストとのコラボまで、ユニークな作品を多数発表しています。また、scholeというレーベルを主宰し、フランス人ピアニストのクエンティン・サージャックを始め、素晴らしいアーティストを紹介する役目を担ってもいます。



今回の新作は、半数以上がヴォーカル・ナンバーというこれまでになかった意欲作。やなぎなぎ、nikiie、lasah、Shayleeという日本人シンガーに加え、なんとUSフリー・フォークの騎手であるデヴェンドラ・バンハートが参加しているのも驚き。加えて、自身も2曲で歌を披露するなど、ヴォーカル・アルバムとしての印象が濃厚です。インストも、ピアノ・ソロや室内楽風のもの、エレクトロニカを取り入れた作品まで多彩で、これまでの集大成といってもいいクオリティを誇っているのです。



通常、こういった様々なタイプの楽曲を集めていると、散漫な印象になりかねないのですが、バシッと一本筋の通ったトータリティーを感じさせるのがさすが。“生命の瞬き”をテーマにしたというスケール感も相まって、どこか個人的な印象が強かったこれまでの作品とは一線を画しています。



あと、彼の作品はアートワークが素晴らしいのも特徴です。配信もされているのですが、ぜひフィジカルのCDを手にとっていただきたいと思います。



新しい挑戦が見事に成功したこの『MOMENTARY: Memories of the Beginning』は、現時点での彼の最高傑作であることは間違いありません。そして、早くも次の展開が気になってしまうという、なんとも罪なアルバムなのです。




For 【CD/DVD/Photobook(64P)】
Akira Kosemura
SCHOLE INC.
2015-11-25


TRIO
AKIRA KOSEMURA
SCHOLE INC.
2015-04-16


最後の命 EMBERS
Akira Kosemura
SCHOLE
2014-10-08


虹の彼方-seven colors variations-
Akira Kosemura
Schole
2013-11-13


DUO
AKIRA KOSEMURA
schole
2013-02-04


SOLO
小瀬村晶
Schole
2013-07-13


MANON
Akira Kosemura
Schole
2012-05-23


how my heart sings
Akira Kosemura
schole
2011-04-11


Grassland(初回限定盤)(DVD付)
Akira Kosemura
Schole
2010-02-13


Polaroid Piano
Akira Kosemura
Someone Good
2009-10-20


Tiny Musical
Akira Kosemura
SCHOLE
2015-07-27


It's on Everything + (reissue)
Akira Kosemura
Someone Good
2014-07-24


メアリー・ラティモア『アット・ザ・ダム』のライナーノーツを書きました。

MaryLattimore_AtTheDam

メアリー・ラティモア(Mary Lattimore)の新作アルバム『アット・ザ・ダム(At The Dam)』のライナーノーツを書かせていただきました。

【参考】
Mary Lattimore: Official Website

メアリー・ラティモアは、フィラデルフィア出身のハープ奏者。ハープというと、どうしてもクラシックのイメージがありますよね。実際、彼女もクラシックの素養を持つプレイヤーなのですが、アーティストとして生み出す音楽はとにかくユニーク。楽器の音色をエフェクターで加工したり、シンセサイザーやギターを絶妙にミックスしながら、どのジャンルにもあてはまらない不思議なサウンドを作り出していくのです。その個性派ぶりは、サーストン・ムーア、カート・ヴァイル、シャロン・ヴァン・エッテンなど、ちょっと尖ったアーティストたちの作品にも参加しているといえば伝わるでしょうか。



この新作『アット・ザ・ダム』も、ボーナストラックを含めて6曲収録していますが、基本的にはソロ演奏なのに、聴いていると宇宙的な広がりを感じられます。アメリカ横断旅行をしながらインスピレーションを受けて作ったというだけあって、独特の浮遊感も見事。目を閉じながら音に包み込まれていると、どこか遠くへ行ってしまいそうな気分になります。



現代音楽やアコースティック音楽ファンはもちろん、エレクトロニカやポスト・ロックとしても聴くべき価値のある傑作。ぜひ、旅する気分、夢見る気分で楽しんでいただければと思います。


At The Dam
Mary Lattimore
Plancha
2016-05-31




Slant of Light
Mary Lattimore
Thrill Jockey
2014-09-23


The Withdrawing Room
Desire Path Recordings
2015-04-06

コンピCD『アメージング・ボサノヴァ〜ジャーニー・トゥ・リオデジャネイロ』発売です!

va_amazingbossanova

本日発売のコンピレーション・アルバム『アメージング・ボサノヴァ〜ジャーニー・トゥ・リオデジャネイロ(Amazing Bossa Nova - Journey To Rio De Janeiro)』。こちらの監修・選曲・解説を担当させていただきました。

ボサノヴァのコンピというと、どうしてもカフェなイメージが強いと思います。それはそれでいいのですが、ちょっと食傷気味。。。

というわけで、この作品は、“旅”をテーマにしてあります。聴いていると、リオデジャネイロに旅している気分になってもらえるといいなあと思って選びました。2枚組なのですが、1枚目は“オン・ザ・ビーチ”、2枚目は“オン・ザ・ヒル”というテーマで、名曲名演をたっぷり収めています(楽曲一覧は下記参照)。



そして、ライナーノーツには、それぞれの楽曲解説はもちろん、旅のエッセイも挿入されています。こちらを読みながら聴いてもらえると、さらに旅気分になると思います。

また、昨年一緒にブラジルに行ったフォトグラファー地主晋さんの写真もふんだんに使わせていただきました。ジャケット写真だけでなく、ブックレットを開くとリオならではの潮の香りが漂ってきそうな写真がたっぷりです。

ブラジルは今年オリンピック・イヤーですし、ますます注目を集めるはず。旅するようにボサノヴァをじっくり聴きたいなあと思ったなら、ぜひお手にとっていただきたい自信作です!

++++++++++++++++++++++++++++

【収録曲】

<Disc1:On The Beach>
1. イパネマの娘 / スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト
2. おいしい水 / アストラッド・ジルベルト
3. 波 / アントニオ・カルロス・ジョビン
4. 三月の雨 / エリス・レジーナ&アントニオ・カルロス・ジョビン
5. サマー・サンバ / ワルター・ワンダレイ
6. デサフィナード / ローリンド・アルメイダ
7. ヴォセ・エ・エウ / ホベルト・メネスカル
8. もっとも美しいもの / カルロス・リラ
9. リオ / ジョアン・ドナート
10. ボサ・ナ・プライア / シルヴィア・テリス
11. ちょっと待って / クアルテート・エン・シー
12. サウドジズモ / ガル・コスタ
13. 二人と海 / タンバ4
14. 潮流 / アントニオ・カルロス・ジョビン
15. エスタモス・アイ / レニー・アンドラーヂ
16. ブラジルの水彩画 / トゥーツ・シールマンス&エリス・レジーナ
17. コイザス・ド・ブラジル / レイラ・ピニェイロ
18. ソー・メニー・スターズ (星屑のボサノヴァ) / セルジオ・メンデス&ブラジル'66

<Disc2:On The Hill>
1. 想いあふれて / アントニオ・カルロス・ジョビン
2. ワン・ノート・サンバ/スパニッシュ・フリー / セルジオ・メンデス&ブラジル'66
3. グッドバイ・サッドネス (トリステーザ) / アストラッド・ジルベルト&ワルター・ワンダレイ
4. 静かな夜(コルコヴァード) / ワンダ・ヂ・サー
5. カルタ・アオ・トム'74(トムへの手紙'74) / ヴィニシウス・ヂ・モライス&トッキーニョ
6. バトゥカーダ / マルコス・ヴァーリ
7. モーホの嘆き / ドリス・モンテイロ
8. 祈り / エドゥ・ロボ
9. カーニヴァルの朝 / ルイス・ボンファ
10. 白と黒のポートレイト / ナラ・レオン
11. コラサォン・ヴァガブンド / カエターノ・ヴェローゾ&ガル・コスタ
12. モッサ・フロール / タンバ・トリオ
13. 無意味な風景 / ナナ・カイミ&ドリヴァル・カイミ
14. お馬鹿さん / アントニオ・カルロス・ジョビン
15. マラヴィリャール / ヴィニシウス・カントゥアリア
16. 僕の町の女の子 / ジョニー・アルフ
17. カルナヴァルの夢 / ミルトン・バナナ・トリオ
18. ジャズ・サンバ / スタン・ゲッツ&ルイス・ボンファ 


アメージング・ボサノヴァ~ジャーニー・トゥ・リオデジャネイロ
オムニバス
ユニバーサル ミュージック
2016-04-20

 
ゲッツ/ジルベルト
スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト
ユニバーサル ミュージック
2015-09-30


おいしい水
アストラッド・ジルベルト
ユニバーサル ミュージック
2015-09-30


波
アントニオ・カルロス・ジョビン
ユニバーサル ミュージック
2015-09-30


エリス&トム
エリス・レジーナ&アントニオ・カルロス・ジョビン
ユニバーサル ミュージック
2015-05-20

 
サマー・サンバ
ワルター・ワンダレイ
ユニバーサル ミュージック
2015-09-30


ソフトリー!
ワンダ・ヂ・サー
ユニバーサル ミュージック
2014-07-23


美しきボサノヴァのミューズ
ナラ・レオン
ユニバーサル ミュージック
2015-06-17


ドミンゴ
カエターノ・ヴェローゾ&ガル・コスタ
ユニバーサル ミュージック
2015-05-20

ジ・オーディアンズ『アウト・オブ・ザ・ブルー』のライナーノーツを書きました。

outoftheblue

ジ・オーディアンズ(The Oldians)のニュー・アルバム『アウト・オブ・ザ・ブルー(Out Of The Blue)』のライナーノーツを書かせていただきました。

ジ・オーディアンズとは、スペインのバルセロナを拠点に活動するスカ/ロックステディのグループです。

【参考】
The Oldians: Facebook Page

スカやロックステディに限らず、レゲエはジャマイカが本場ですが、実はヨーロッパにもしっかりしたシーンがあるのです。とくにバルセロナは専門のレーベルがあるくらいで、彼らはそんなシーンの中心的存在。2008年に本格的なデビューを果たして以来、このアルバムは通算5作目。日本では、2013年にベスト・アルバム『アイランド・ジャズ・セッションズ』がリリースされてロングセラーとなったのですが、ようやくオリジナル・アルバムという形でのリリースが実現しました。



彼らの特徴は、ギタリストのハビエール・ガルシアを中心としたヴィンテージの香りが漂う本格的なジャマイカン・サウンド。事前情報無しで聴いていたら、60年代のキングストンで活躍したバンドだといわれても信じてしまいそうな心地よさ。加えて、今作から新たに加入したサフィー・ウェルズという女性ヴォーカリストのジャジーな歌声も極上です。

アルバム『アウト・オブ・ザ・ブルー』は基本的にオリジナル・ナンバーなのですが、1曲だけフランス映画『男と女』の主題曲(フランシス・レイ作曲)をカヴァーしていて、これまたおしゃれ。

そろそろ夏が恋しくなるこの季節。待ちきれない方は1枚いかがでしょうか。


アウト・オブ・ザ・ブルー
ジ・オーディアンズ
Pヴァイン・レコード
2016-02-17


アイランド・ジャズ・セッションズ
ジ・オーディアンズ
Pヴァイン・レコード
2013-05-02


Downtown Rock
Oldians
Liquidator
2013-07-04


Wandering Souls [Analog]
Oldians
Imports
2012-03-13






Arts of Seduction
Oldians
Liquidator
2010-07-05


Old Secrets
Liquidator Music
2008-11-12


JAL機内放送「J・ラウンジ」3月の選曲は、スペイシーな雰囲気で。

cfcf

ずいぶん久しぶりのブログ更新になってしまいました。。。

というわけで、今月もJAL機内放送プログラムのインスト・チャンネル「J・ラウンジ」で選曲をしています。今回は特に大きなテーマはないのですが、少しスペイシーなサウンドを集めています。シンセ系が多めかな。

1. TETHERED IN DARK / CFCF
2. Night Ride / Calm
3. オキシジェン・パート6 (消えた幻想) / ジャン・ミシェル・ジャール
4. Strange Weather / ent
5. コレンドア / 細野晴臣
6. スターズ / ブライアン・イーノ
7. 風に消えた歌 / 姫神
8. Failed / アルカ
9. Bird Of Paradise / eden

【参考】
JAL機内エンターテインメント:オーディオ

ジャン・ミッシェル・ジャールやブライアン・イーノといったベテランの往年の名曲と、CFCFやアルカ、entのような新進気鋭のミュージシャンを並べても、何ら違和感がないというのが面白いですね。こういったシンセ使いは昨今のトレンドともいえるでしょう。





そろそろ春の声も聞こえてきているので、こういったふわふわした音楽を聴きながらお出かけするのもいいですね。その際には、ぜひJALをご利用ください(笑)


Radiance and Submission
CFCF
Plancha
2015-12-09






from My Window
Calm feat. Moonage Electric & Acoustic Ensemble
MUSIC CONCEPTION
2015-08-05


Oxygene
Jean-michel Jarre
Epic
2014-04-25






Entish
ent
EMIミュージックジャパン
2012-01-25


omni Sight Seeing
細野晴臣
Sony Music Direct(Japan)Inc.(SME)(M)
2009-01-28


アポロ(紙ジャケット仕様)
ブライアン・イーノ
ユニバーサルミュージック
2013-09-25


姫神 ゴールデン☆ベスト
姫神
ポニーキャニオン
2011-05-18




eden
eden
Sony Music Direct
2008-10-15


野宮真貴のアルバム『世界は愛を求めてる。』のお手伝いをさせていただきました。

NomiyaMaki_WhatTheWorldNeedsNowIsLove

野宮真貴のニュー・アルバム『世界は愛を求めてる。〜野宮真貴、渋谷系を歌う。〜』が発売になりました。こちらの豪華ブックレットが付いた初回盤で、曲目解説や渋谷系についての原稿を書かせていただいています。

【参考】
野宮真貴: Official Website
野宮真貴: ユニバーサルミュージック特設ページ

この作品は、野宮さんが数年前から行っているライヴ企画「渋谷系スタンダード化計画」の集大成もいえる内容です。ピチカート・ファイヴや小沢健二、フリッパーズ・ギターといったいわゆる渋谷系の名曲はもちろん、バート・バカラック、ロジャー・ニコルス、山下達郎、ユーミンなど渋谷系のルーツまでを俯瞰して選曲。これらをあくまでもスタンダードとして歌うという企画作品です。



とにかく選曲が素晴らしく、「東京は夜の七時」、「中央フリーウェイ」、「ガラスの林檎」、「ぼくらが旅に出る理由」といった名曲が、野宮さんのヴォーカルとアコースティック中心の洗練されたアレンジで再現されていて、まさにスタンダードとして聴くことができます。

また、村井邦彦、コリーン(スウィング・アウト・シスター)、カジヒデキといったキー・パーソンのゲスト参加もあるし、ピチカート・ファイヴの盟友だった小西康陽訳詩によるバカラックの「世界は愛を求めてる。」なんていう飛び道具も!




加えて、渋谷系の象徴ともいえる信藤三雄によるアートワークも絶品。とくに、撮り下ろしの写真がたっぷり使われた初回限定盤は必携です。購入者特典で7インチ・シングルも抽選でもらえますよ。

プロデュースを担当した坂口修さん(O.S.T./ナイアガラ・エンタープライズ)は、バカラック研究家やピチカート・マニアとして知られる方で、とにかく知識と経験が豊富。まさに渋谷系生き字引と言っていいほどなんです。その博識ぶりは、ぜひ野宮さんとの対談をお読みください。

【参考】
野宮真貴×坂口修対談 詳しすぎる渋谷系。超16,000字・渋谷系の歴史(構成:栗本斉)

それにしても、学生時代からのファンだった野宮さんと一緒に仕事をさせてもらうなんて、本当に感無量です。長く頑張っていると、いいこともあるんだなあと、つくづく思いました。

というわけで、みなさま、ぜひ野宮真貴『世界は愛を求めてる。〜野宮真貴、渋谷系を歌う。〜』をお聴きください。渋谷系世代だけでなく、すべての音楽ファンに聴いてもらいたい傑作です!





栗本斉 Kurimoto Hitoshi

旅と音楽をこよなく愛する旅人/旅&音楽ライター/選曲家。

★お仕事の依頼や、旅と音楽に関するご質問はこちらのメールアドレス、またはTwitterFacebookからお気軽にお問い合せください。

★プロフィール
1970年、大阪府生まれ。

レコード会社勤務中の90年代初頭から、和モノDJ&音楽ライターとして活動開始。“喫茶ロック”シリーズなどを立ち上げる。

2005年1月から2007年1月まで、知られざる音楽を求めて中南米を放浪。2年間で行った国は、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、チリ、ボリビア、ペルー、エクアドル、コロンビア、ベネズエラ、トリニダード・トバゴ、パナマ、メキシコ、キューバの、合計14カ国。

帰国後は旅と音楽にこだわり、ラジオや機内放送の企画構成選曲、音楽&旅ライター、コンピレーションCD企画、ライナーノーツ執筆、講演やトークイベント、結婚式場のBGMコーディネート、ビルボードライブのブッキング企画などで活動中。現在は沖縄県糸満市在住。

得意分野はアルゼンチン、ラテン音楽、ワールドミュージック、和モノ、中南米ラテン旅、沖縄、世界遺産など。

著書に『アルゼンチン音楽手帖』(DU BOOKS)、『ブエノスアイレス 雑貨と文化の旅手帖』(マイナビ)、『Light Mellow和モノSpecial ~more 160 items~』(共著・ラトルズ)、『喫茶ロック』(共著・ソニーマガジンズ)など。

★主な著書
栗本斉・著『アルゼンチン音楽手帖』(DU BOOKS)
栗本斉・写真と文
 『ブエノスアイレス 雑貨と文化の旅手帖』(マイナビ)

★ライナーノーツ(2013〜2014)
セルジオ・メンデス『マジック』
ファビオ・カドーレ『インスタンチ』
ナタリー・デセイ&フレンズ『リオ⇔パリ 〜 ブラジルへのラヴ・コール』
マノロ・フアレス・イ・ス・トリオ『デ・アキ・エン・マス』
オリジナル・サウンドトラック『LIFE!』
ステファン・ポンポニャック『BLOODY FRENCH』
ベレン・イレー『ソンブラ・デ・オンブー』
ARIA『New Moon Daughter』
VA『暮らしの音楽 ブエノスアイレス』
Monday満ちる『BRASILIFIED』
アディティア・ソフィアン『ハウ・トゥ・ストップ・タイム』
ミシェル・カミロ『ワッツ・アップ?』
ギジェルモ・リソット『情景の記憶〜ソロ・ギターラII』
バホフォンド『プレセンテ』
ロベルト・フォンセカ『ジョ』、他

★All About(オールアバウト)で「アルゼンチン」のガイドをしています。

★雑誌「FIGARO japon」で音楽ページのコーディネート&ライティングを担当しています。

「SANKEI EXPRESS」紙で音楽コラム(ワールドミュージック中心)の連載中。

★JALの機内誌「SKYWARD スカイワード」で、旅と音楽のコラム“旅する音楽”を連載中。

Billboard Japanのウェブサイトで連載“栗本斉の楽園おんがく”やレビュー、特集記事などを執筆中。

Real Soundで、“栗本斉の「温故知新 聴き倒しの旅」”を連載中。

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