...旅とリズム...旅の日記 by 栗本斉...

旅人/ライター/選曲家・栗本斉が、旅と音楽とアルゼンチンを中心に綴る日記です。

コンピCD『アメージング・ボサノヴァ〜ジャーニー・トゥ・リオデジャネイロ』発売です!

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本日発売のコンピレーション・アルバム『アメージング・ボサノヴァ〜ジャーニー・トゥ・リオデジャネイロ(Amazing Bossa Nova - Journey To Rio De Janeiro)』。こちらの監修・選曲・解説を担当させていただきました。

ボサノヴァのコンピというと、どうしてもカフェなイメージが強いと思います。それはそれでいいのですが、ちょっと食傷気味。。。

というわけで、この作品は、“旅”をテーマにしてあります。聴いていると、リオデジャネイロに旅している気分になってもらえるといいなあと思って選びました。2枚組なのですが、1枚目は“オン・ザ・ビーチ”、2枚目は“オン・ザ・ヒル”というテーマで、名曲名演をたっぷり収めています(楽曲一覧は下記参照)。



そして、ライナーノーツには、それぞれの楽曲解説はもちろん、旅のエッセイも挿入されています。こちらを読みながら聴いてもらえると、さらに旅気分になると思います。

また、昨年一緒にブラジルに行ったフォトグラファー地主晋さんの写真もふんだんに使わせていただきました。ジャケット写真だけでなく、ブックレットを開くとリオならではの潮の香りが漂ってきそうな写真がたっぷりです。

ブラジルは今年オリンピック・イヤーですし、ますます注目を集めるはず。旅するようにボサノヴァをじっくり聴きたいなあと思ったなら、ぜひお手にとっていただきたい自信作です!

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【収録曲】

<Disc1:On The Beach>
1. イパネマの娘 / スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト
2. おいしい水 / アストラッド・ジルベルト
3. 波 / アントニオ・カルロス・ジョビン
4. 三月の雨 / エリス・レジーナ&アントニオ・カルロス・ジョビン
5. サマー・サンバ / ワルター・ワンダレイ
6. デサフィナード / ローリンド・アルメイダ
7. ヴォセ・エ・エウ / ホベルト・メネスカル
8. もっとも美しいもの / カルロス・リラ
9. リオ / ジョアン・ドナート
10. ボサ・ナ・プライア / シルヴィア・テリス
11. ちょっと待って / クアルテート・エン・シー
12. サウドジズモ / ガル・コスタ
13. 二人と海 / タンバ4
14. 潮流 / アントニオ・カルロス・ジョビン
15. エスタモス・アイ / レニー・アンドラーヂ
16. ブラジルの水彩画 / トゥーツ・シールマンス&エリス・レジーナ
17. コイザス・ド・ブラジル / レイラ・ピニェイロ
18. ソー・メニー・スターズ (星屑のボサノヴァ) / セルジオ・メンデス&ブラジル'66

<Disc2:On The Hill>
1. 想いあふれて / アントニオ・カルロス・ジョビン
2. ワン・ノート・サンバ/スパニッシュ・フリー / セルジオ・メンデス&ブラジル'66
3. グッドバイ・サッドネス (トリステーザ) / アストラッド・ジルベルト&ワルター・ワンダレイ
4. 静かな夜(コルコヴァード) / ワンダ・ヂ・サー
5. カルタ・アオ・トム'74(トムへの手紙'74) / ヴィニシウス・ヂ・モライス&トッキーニョ
6. バトゥカーダ / マルコス・ヴァーリ
7. モーホの嘆き / ドリス・モンテイロ
8. 祈り / エドゥ・ロボ
9. カーニヴァルの朝 / ルイス・ボンファ
10. 白と黒のポートレイト / ナラ・レオン
11. コラサォン・ヴァガブンド / カエターノ・ヴェローゾ&ガル・コスタ
12. モッサ・フロール / タンバ・トリオ
13. 無意味な風景 / ナナ・カイミ&ドリヴァル・カイミ
14. お馬鹿さん / アントニオ・カルロス・ジョビン
15. マラヴィリャール / ヴィニシウス・カントゥアリア
16. 僕の町の女の子 / ジョニー・アルフ
17. カルナヴァルの夢 / ミルトン・バナナ・トリオ
18. ジャズ・サンバ / スタン・ゲッツ&ルイス・ボンファ 


アメージング・ボサノヴァ~ジャーニー・トゥ・リオデジャネイロ
オムニバス
ユニバーサル ミュージック
2016-04-20

 
ゲッツ/ジルベルト
スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト
ユニバーサル ミュージック
2015-09-30


おいしい水
アストラッド・ジルベルト
ユニバーサル ミュージック
2015-09-30


波
アントニオ・カルロス・ジョビン
ユニバーサル ミュージック
2015-09-30


エリス&トム
エリス・レジーナ&アントニオ・カルロス・ジョビン
ユニバーサル ミュージック
2015-05-20

 
サマー・サンバ
ワルター・ワンダレイ
ユニバーサル ミュージック
2015-09-30


ソフトリー!
ワンダ・ヂ・サー
ユニバーサル ミュージック
2014-07-23


美しきボサノヴァのミューズ
ナラ・レオン
ユニバーサル ミュージック
2015-06-17


ドミンゴ
カエターノ・ヴェローゾ&ガル・コスタ
ユニバーサル ミュージック
2015-05-20

ジ・オーディアンズ『アウト・オブ・ザ・ブルー』のライナーノーツを書きました。

outoftheblue

ジ・オーディアンズ(The Oldians)のニュー・アルバム『アウト・オブ・ザ・ブルー(Out Of The Blue)』のライナーノーツを書かせていただきました。

ジ・オーディアンズとは、スペインのバルセロナを拠点に活動するスカ/ロックステディのグループです。

【参考】
The Oldians: Facebook Page

スカやロックステディに限らず、レゲエはジャマイカが本場ですが、実はヨーロッパにもしっかりしたシーンがあるのです。とくにバルセロナは専門のレーベルがあるくらいで、彼らはそんなシーンの中心的存在。2008年に本格的なデビューを果たして以来、このアルバムは通算5作目。日本では、2013年にベスト・アルバム『アイランド・ジャズ・セッションズ』がリリースされてロングセラーとなったのですが、ようやくオリジナル・アルバムという形でのリリースが実現しました。



彼らの特徴は、ギタリストのハビエール・ガルシアを中心としたヴィンテージの香りが漂う本格的なジャマイカン・サウンド。事前情報無しで聴いていたら、60年代のキングストンで活躍したバンドだといわれても信じてしまいそうな心地よさ。加えて、今作から新たに加入したサフィー・ウェルズという女性ヴォーカリストのジャジーな歌声も極上です。

アルバム『アウト・オブ・ザ・ブルー』は基本的にオリジナル・ナンバーなのですが、1曲だけフランス映画『男と女』の主題曲(フランシス・レイ作曲)をカヴァーしていて、これまたおしゃれ。

そろそろ夏が恋しくなるこの季節。待ちきれない方は1枚いかがでしょうか。


アウト・オブ・ザ・ブルー
ジ・オーディアンズ
Pヴァイン・レコード
2016-02-17


アイランド・ジャズ・セッションズ
ジ・オーディアンズ
Pヴァイン・レコード
2013-05-02


Downtown Rock
Oldians
Liquidator
2013-07-04


Wandering Souls [Analog]
Oldians
Imports
2012-03-13






Arts of Seduction
Oldians
Liquidator
2010-07-05


Old Secrets
Liquidator Music
2008-11-12


JAL機内放送「J・ラウンジ」3月の選曲は、スペイシーな雰囲気で。

cfcf

ずいぶん久しぶりのブログ更新になってしまいました。。。

というわけで、今月もJAL機内放送プログラムのインスト・チャンネル「J・ラウンジ」で選曲をしています。今回は特に大きなテーマはないのですが、少しスペイシーなサウンドを集めています。シンセ系が多めかな。

1. TETHERED IN DARK / CFCF
2. Night Ride / Calm
3. オキシジェン・パート6 (消えた幻想) / ジャン・ミシェル・ジャール
4. Strange Weather / ent
5. コレンドア / 細野晴臣
6. スターズ / ブライアン・イーノ
7. 風に消えた歌 / 姫神
8. Failed / アルカ
9. Bird Of Paradise / eden

【参考】
JAL機内エンターテインメント:オーディオ

ジャン・ミッシェル・ジャールやブライアン・イーノといったベテランの往年の名曲と、CFCFやアルカ、entのような新進気鋭のミュージシャンを並べても、何ら違和感がないというのが面白いですね。こういったシンセ使いは昨今のトレンドともいえるでしょう。





そろそろ春の声も聞こえてきているので、こういったふわふわした音楽を聴きながらお出かけするのもいいですね。その際には、ぜひJALをご利用ください(笑)


Radiance and Submission
CFCF
Plancha
2015-12-09






from My Window
Calm feat. Moonage Electric & Acoustic Ensemble
MUSIC CONCEPTION
2015-08-05


Oxygene
Jean-michel Jarre
Epic
2014-04-25






Entish
ent
EMIミュージックジャパン
2012-01-25


omni Sight Seeing
細野晴臣
Sony Music Direct(Japan)Inc.(SME)(M)
2009-01-28


アポロ(紙ジャケット仕様)
ブライアン・イーノ
ユニバーサルミュージック
2013-09-25


姫神 ゴールデン☆ベスト
姫神
ポニーキャニオン
2011-05-18




eden
eden
Sony Music Direct
2008-10-15


野宮真貴のアルバム『世界は愛を求めてる。』のお手伝いをさせていただきました。

NomiyaMaki_WhatTheWorldNeedsNowIsLove

野宮真貴のニュー・アルバム『世界は愛を求めてる。〜野宮真貴、渋谷系を歌う。〜』が発売になりました。こちらの豪華ブックレットが付いた初回盤で、曲目解説や渋谷系についての原稿を書かせていただいています。

【参考】
野宮真貴: Official Website
野宮真貴: ユニバーサルミュージック特設ページ

この作品は、野宮さんが数年前から行っているライヴ企画「渋谷系スタンダード化計画」の集大成もいえる内容です。ピチカート・ファイヴや小沢健二、フリッパーズ・ギターといったいわゆる渋谷系の名曲はもちろん、バート・バカラック、ロジャー・ニコルス、山下達郎、ユーミンなど渋谷系のルーツまでを俯瞰して選曲。これらをあくまでもスタンダードとして歌うという企画作品です。



とにかく選曲が素晴らしく、「東京は夜の七時」、「中央フリーウェイ」、「ガラスの林檎」、「ぼくらが旅に出る理由」といった名曲が、野宮さんのヴォーカルとアコースティック中心の洗練されたアレンジで再現されていて、まさにスタンダードとして聴くことができます。

また、村井邦彦、コリーン(スウィング・アウト・シスター)、カジヒデキといったキー・パーソンのゲスト参加もあるし、ピチカート・ファイヴの盟友だった小西康陽訳詩によるバカラックの「世界は愛を求めてる。」なんていう飛び道具も!




加えて、渋谷系の象徴ともいえる信藤三雄によるアートワークも絶品。とくに、撮り下ろしの写真がたっぷり使われた初回限定盤は必携です。購入者特典で7インチ・シングルも抽選でもらえますよ。

プロデュースを担当した坂口修さん(O.S.T./ナイアガラ・エンタープライズ)は、バカラック研究家やピチカート・マニアとして知られる方で、とにかく知識と経験が豊富。まさに渋谷系生き字引と言っていいほどなんです。その博識ぶりは、ぜひ野宮さんとの対談をお読みください。

【参考】
野宮真貴×坂口修対談 詳しすぎる渋谷系。超16,000字・渋谷系の歴史(構成:栗本斉)

それにしても、学生時代からのファンだった野宮さんと一緒に仕事をさせてもらうなんて、本当に感無量です。長く頑張っていると、いいこともあるんだなあと、つくづく思いました。

というわけで、みなさま、ぜひ野宮真貴『世界は愛を求めてる。〜野宮真貴、渋谷系を歌う。〜』をお聴きください。渋谷系世代だけでなく、すべての音楽ファンに聴いてもらいたい傑作です!





ボスク『セレスシャル・ストラット』のライナーノーツを書きました。

BOSQ_CelestialStrut

ボスク(Bosq)のアルバム『セレスシャル・ストラット (Celestial Strut)』のライナーノーツを書かせていただきました。

【参考】
Bosq: Official Website

ボスクとは、ボストン出身のDJ&ミュージシャンで、本名はベン・ウッズ。ウィスキー・バロンズというユニット一員として、有名曲のリミックスやマッシュアップで話題を呼んできたクリエイターです。そんな彼が、ボスク名義で発表するアルバムが、この『セレスシャル・ストラット』。これがとにかくよくできた傑作なのです。
 
基本的に、 ラテンやアフロビート、レゲエといったワールドミュージックを素材に、ハウスやディスコのエッセンスをまぶしてダンス・ミュージックに仕立て上げています。それも、単にラテン風やアフロ風ということではなく、リズムや音色がしっかりと計算されていて、どこにもない独自のサウンドになっているのが見事。しかも、打ち込みと生楽器のバランスも絶妙で、踊れるだけでなくリスニングにも向いているのです。これは、彼が様々な楽器を扱えるマルチ・ミュージシャンであることも強味のひとつでしょう。



そういえば、「ミュージック・マガジン」誌でも、最高得点の10点が付けられていました。なので、クラブ・リスナーにもワールドミュージック・ファンにもおすすめできる一枚です。

そして、かしこまって聴く必要もなく、何気なく流し聴きしているだけでも、ゴキゲンな旅気分になれること間違いなし。ぜひボスクとともに、遥か彼方の大陸や島々へ飛んで行ってみてください。


Celestial Strut
Bosq
Ubiquity
2015-10-16


BOSQ Y ORQUESTA DE MADERA
BOSQ OF WHISKEY BARONS
UBIQUITY RECORDS
2013-07-16


JAL機内誌「SKYWARD スカイワード」巻頭のブラジル特集を担当しました。



JALの機内誌「SKYWARD スカイワード」。いつもは“旅する音楽”という連載コラムでレギュラー執筆しているのですが、今月10月号はちょっと特別です。

というのも、 巻頭13ページに渡るブラジルのリオ・デ・ジャネイロ特集を担当しているからです。7月末から8月にかけて取材に行ったのですが、ようやく形になって皆さんにお披露目となりました。

【参考】
JAL SKYWARD Website

今回のテーマは、ずばりブラジル音楽! 

サンバとボサノヴァという2本の軸で、リオ・デ・ジャネイロにおける音楽の楽しみ方をレポートしました。詳しくは本誌をご覧いただくとして、Instagramで披露した写真を並べておきます。いろいろありましたが、天気や出会う人々にも恵まれていい感じで取材ができました。

機内誌ということで、あまりマニアックになるわけにもいかなかったのですが、ベーシックな部分は押さえつつも、他ではなかなか紹介されないスポットも多数掲載されています。ブラジル入門編にもいいですし、マニアの方にも納得していただけるのではないでしょうか。

少しでもブラジル音楽に興味のある方には、ぜひとも読んでいただきたいと思います。



展望スポットから眺めたポン・ジ・アスーカル(砂糖パン)という岩山



有名なコパカバーナ海岸の遊歩道。タイルの模様が印象的。



こちらはイパネマ海岸の遊歩道。ビーチ自体はイパネマの方が好みでした。



サンタ・テレーザの丘の上にある路面電車の駅。しばらく運休していたのが、開通したばかりだったようです。



いつも間にか観光地になっていたカラフルなセラロンの階段。ラパのライヴハウス通りの目の前。



アントニオ・カルロス・ジョビンの愛用した帽子。ジャルヂン・ボタニコ(植物園)脇にあるジョビン記念館は宝の山でした。



ボサノヴァの魅力について取材させてもらったジョアン・サビア。彼のアルバム『Nossa Copacabana』は素晴らしい傑作です。



ポン・ジ・アスーカルの下にあるビーチ。山頂が雲にかかっていたので、天気待ちでのんびりしました。



ラパ地区のライヴハウス「Carioca da Gema」にて。テンペロ・カリオカという実力派パゴーヂを堪能しました。



イパネマ海岸の端に新しく建てられたジョビン像。地元の人もみんな写真を撮っていました。



マンゲイラ地区にあるサンバ博物館は、伝説の歌手カルトーラとその妻であるドナ・ジカの展示が充実。



日曜日の午後はフェイジョアーダという豆料理を食べながらサンバを聴くのが習慣。モシダーヂでかなり渋いパゴーヂを楽しみました。



イヴソム楽器というパーカッションの工房を見学。こういうところは観光では絶対に行けないので貴重な体験でした。



サルゲイロのパーティーはものすごく盛り上がっていましたが、その中でもキレキレのダンスを披露していた赤シャツおじさん。さすがはブラジルです。



リオ・デ・ジャネイロの空港は、別名アントニオ・カルロス・ジョビン空港。帰り際にこんなのを見て、すっかりサウダーヂな気分になりました。

ブラジルは2005年以来の訪問だったので、約10年ぶり。あまりにも物価が上昇していることに驚きましたが、リオの風景は思っていたよりも変わっていないのがちょっと嬉しかったです。さて、次回訪れるのはいつのことやら...。

JAL機内放送「J・ラウンジ」9月号は、シンセの響き。

johannjohannsson

1. ミッシング / ヴァンゲリス
2. 瞑想の地 / 金大偉
3. Waiting For a Friend / bvdub
4. DAYDREAM / リトル・テンポ
5. Homesick in Calcutta / U-zhaan × Cornelius
6. 追慕〜遥かなる想い / ピンク・フロイド
7. ワイタ (花) / 笹久保伸 + 藤倉大
8. イントゥ・ザ・フォレスト / 喜多郎
9. サマー・フォッグ / アルバム・リーフ
10. HOLDING HORSES / コリーン
11. A Memorial Garden on Enghavevej / ヨハン・ヨハンソン
12. ask the dusk / ダコタ・スイート&クエンティン・サージャック

オデッセイ~ザ・ベスト・コレクション
ヴァンゲリス
ユニバーサル インターナショナル
2003-12-17


東巴3-TOMPA3-
金大偉
ミディ
2007-12-12


At Night This City Becomes The Sea
bvdub
SPACE SHOWER MUSIC
2013-01-23


ロン・リディム
LITTLE TEMPO
カッティング・エッジ
1999-08-06


TABLA ROCK MOUNTAIN(通常盤)
U-zhaan
Golden Harvest Recording
2014-10-08


永遠(TOWA)-Standard Version-
ピンク・フロイド
SMJ
2014-11-19


マナヤチャナ
笹久保伸+藤倉大
SMJ
2014-09-17


空海の旅3
喜多郎
日本コロムビア
2007-10-24


ア・コーラス・オヴ・ストーリーテラーズ
アルバム・リーフ
Pヴァイン・レコード
2010-01-13




Copenhagen Dreams
Johann Johannsson
p*dis
2012-11-22


there is calm to be done
dakota suite & quentin sirjacq
schole
2014-06-22


「BRUTUS」"太陽の音楽"特集で、巻頭のキューバ紀行記事を書きました。

brutus

昨日発売になった雑誌「BRUTUS(ブルータス)」(8/1号)。特集は"太陽の音楽"です。

【参考】
マガジンハウス「BRUTUS」: Official Website

こういった音楽誌以外の雑誌での音楽特集って、ここ最近はカフェ・ミュージックとかお部屋で癒し系、みたいなのが主流だったんではないでしょうか。でも、この特集は、逆にギラギラとした暑くて熱い音楽にフォーカスを当てるという、かなり大胆な企画。表紙にも大きく載っていますが、“GLOCAL BEATS”と呼ばれるような辺境ダンス・ミュージックやワールド・ミュージックにスポットを当てています。

具体的には、カリブ、南米、アフリカ、ブラジル、ハワイといったところでしょうか。圧巻なのが、多くの選者によるディスク紹介。これでもか、というくらいにディープなアルバムばかりが集められ、目がくらくらするほど。僕も、南米音楽の総論記事を書かせていただきました。

そして、この特集の話をいただいて打合せしたときに、急に言われた「栗本さん、キューバに行きません?」という言葉があれよあれよという間に実現。かなり強行スケジュールで、ハバナの音楽事情を取材してきました。こちらは、特集の巻頭を飾る8ページの記事になっています。乗継便の遅延のため、実質2日間しか取材できなかったのですが、そうとは思えない充実した記事になっているので、ぜひともご覧ください!

というわけで、本誌では使われていない写真を少しインスタグラムで紹介したので、こちらにも引用しておきます。ちなみに僕にとっては、2006年以来2度目のキューバ訪問になりました。



ハバナといえば、クラシック・カーですよね。50年代のアメ車がいまだ現役で走っています。国会議事堂に面した広場にはたくさん停まっていて、これらは観光客向けのタクシーとして大活躍。



セントロ・ハバナの旧市街の街並みも、歩いているだけで楽しくなるエリア。ライ・クーダーがサイドカーに乗って現れてきそう、って思ってしまうのは、やっぱり『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の影響が大きかった証拠ですね。



こちらは有名な革命広場。壁に大きくデザインされているのは、もちろんキューバだけでなく世界中の英雄チェ・ゲバラさん。しかも、最近、同じく広場に面した別のビルには、ゲバラ同様に革命で大活躍したシエンフエゴスも登場。知らなかったのでちょっとびっくりしました。



そんなわけで、街中にはチェ・ゲバラさんがいたるところにいます。この有名なポートレートのデザイン。版権をキューバの国のものにすればもっと潤うのではと思ってしまいました。ちなみに、カストロさんの壁画はほとんど見当たりません。



今回手配してもらった滞在先が、Capriという四つ星ホテル。後で調べたら、50年代に建てられた由緒あるホテルをリノベーションしたのだとか。そのため、どこかレトロなデザインが居心地よく、ロビーやレストランも懐かしさとモダンが入り混じった独特の雰囲気でした。噂では、その昔はマフィアの定宿だったとか…。そういえば映画『ゴッドファーザー』のシリーズにもキューバは登場しますね。



さて、今回は音楽の取材だったので、メインとなった音楽学校や世界的パーカッション奏者のジャロルディ親子、そして楽器製作者やマレコン通りのストリート・ミュージシャンなど、あちこちディープなところに潜入してきました。

個人的に行けてよかったなあと思ったのが、インテラクティボ(Interactivo)のライヴ。これは、ロベルト・カルカセスというプロデューサーが率いるユニットで、キューバ音楽とソウルやファンクが合体した音楽性が魅力。この日も、ジューサ、ウィリアム・ビバンコ、フランシス・デル・リオといったヴォーカリストがゲスト参加し、大いに盛り上げてくれました。日本でも観たいなあ。

というわけで、9年ぶりに訪れたキューバは、アメリカとの国交回復だのなんだのって話題になってはいますが、それほど変化したイメージはなくあのまんまでした。でも、ちょっとおしゃれなレストランなどが増えたかな。ただ、あまりにも滞在が短すぎたので、ゆっくりしていられなかったのが残念。また近いうちに、他の地方も含めて訪れたい国のひとつです。




ゴサ・ペピージョ
インテラクティボ
インディーズ・メーカー
2006-01-22


クバーノス・ポル・エル・ムンド
インテラクティボ
ディスコ・カランバ/アオラ・コーポレーション
2010-02-07


ダイメ・アロセナ『ヌエバ・エラ』のライナーノーツを書きました。

DaymeArocena_NuevaEra

ダイメ・アロセナ(Dayme Arocena)のデビュー・アルバム『ヌエバ・エラ(Nueva Era)』のライナーノーツを書かせていただきました。

【参考】
Beatink: Dayme Arocena

ダイメはいわゆるキューバのジャズ・シンガーです。かなりの天才肌で、幼少期からその才能を発揮し、シンガーとしてだけでなく、ソングライターやコーラス・アレンジまでを手がけるのが特徴。UKのDJジャイルス・ピーターソンに見初められ、彼のプロジェクトであるハバナ・カルチュラに参加していましたが、満を持してついにデビューを果たしました。

冒頭からアフロ・キューバンのプリミティヴな世界が聴かれますが、全体的な印象は比較的渋めのジャズ。とはいえ、スタンダードではなくオリジナル曲で勝負しているし、強烈なスキャットやヴォーカリゼーションには圧倒されます。エラ・フィッツジェラルドやニーナ・シモンをフェイヴァリットに挙げるだけあって、個性も独創性も満点。しかも、まだ22歳という若さなのに、フレッシュながらも熟練の歌い手に匹敵する風格には驚かされます。



日本でも人気を呼びそうだなと思っていたら、なんと来日も決まったようです。10月にピーター・バラカン主催のLIVE MAGIC!に出演するので、よければこちらもチェックしてみてください。

【参考】
Peter Barakan's LIVE MAGIC!: Official Website

JAL機内放送「J・ラウンジ」5月号は、ピアノ・アンビエント特集

KASHIWADaisuke

いよいよゴールデンウィークに突入しましたね。この時期、飛行機に乗って遠出する方も多いと思います。そんな時は、少し機内放送に耳を傾けてみませんか。

というわけで、ずいぶん久しぶりになってしまいましたが、JALの機内放送プログラムの選曲をさせていただきました。ずっとレギュラーで携わっていた人気チャンネル「ソフト&スムース」が、「J・ラウンジ」という名称にリニューアルしたようです。今回は、ピアノを中心としたアンビエントなサウンドを集めてみました。

1. ファースト・ライト / ブライアン・イーノ&ハロルド・バッド
2. Travel Around Stars / KASHIWA Daisuke
3. 110g Butter / ヘニング・シュミート
4. TAMAME / 高木正勝
5. 踊りつかれて / アンドレ・ギャニオン
6. フー・リヴド・ヒア / ハウシュカ
7. Clouds / Throwing a Spoon
8. 2本の木 / ルドヴィコ・エイナウディ
9. 最後の命 / 小瀬村晶

【参考】 
JAL機内エンターテインメント:オーディオ

ピアノとひと言でいっても、ソロもあれば他の楽器とのアンサンブルもあります。サウンドも、アコースティックからエレクトリックな処理をしたものまで様々。僕は近年、ジャンルに関係なくこのピアノという楽器に惹かれていて、一時期はピアノの音を聴かないとその日は落ち着かない、というくらいにまでなってしまいました。



今回セレクトしたのも、そういったお気に入りのアーティストばかり。もちろん、ここから漏れてしまったアーティストも多数います。とりわけ、日本人アーティストの充実ぶりは目を見張るばかり。 ジャズやヒーリングではなく、いわゆるポスト・クラシカルと呼ばれる新世代のピアニストが大活躍しています。



こういったアーティストをまとめて大きく紹介できる場を計画中ですので、そのあたりはまたあらためて。

まずは、少しセンチメンタルな旅のお供として、ピアノの響きをお楽しみください。

【追記】

同じくJALの機内誌「SKYWARD スカイワード」での音楽連載も継続中。今月は五月病とボサノヴァのお話です。こちらも合わせてどうぞ。

栗本斉 Kurimoto Hitoshi

旅と音楽をこよなく愛する旅人/旅&音楽ライター/選曲家。

★お仕事の依頼や、旅と音楽に関するご質問はこちらのメールアドレス、またはTwitterFacebookからお気軽にお問い合せください。

★プロフィール
1970年、大阪府生まれ。

レコード会社勤務中の90年代初頭から、和モノDJ&音楽ライターとして活動開始。“喫茶ロック”シリーズなどを立ち上げる。

2005年1月から2007年1月まで、知られざる音楽を求めて中南米を放浪。2年間で行った国は、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、チリ、ボリビア、ペルー、エクアドル、コロンビア、ベネズエラ、トリニダード・トバゴ、パナマ、メキシコ、キューバの、合計14カ国。

帰国後は旅と音楽にこだわり、ラジオや機内放送の企画構成選曲、音楽&旅ライター、コンピレーションCD企画、ライナーノーツ執筆、講演やトークイベント、結婚式場のBGMコーディネート、ビルボードライブのブッキング企画などで活動中。現在は沖縄県糸満市在住。

得意分野はアルゼンチン、ラテン音楽、ワールドミュージック、和モノ、中南米ラテン旅、沖縄、世界遺産など。

著書に『アルゼンチン音楽手帖』(DU BOOKS)、『ブエノスアイレス 雑貨と文化の旅手帖』(マイナビ)、『Light Mellow和モノSpecial ~more 160 items~』(共著・ラトルズ)、『喫茶ロック』(共著・ソニーマガジンズ)など。

★主な著書
栗本斉・著『アルゼンチン音楽手帖』(DU BOOKS)
栗本斉・写真と文
 『ブエノスアイレス 雑貨と文化の旅手帖』(マイナビ)

★ライナーノーツ(2013〜2014)
セルジオ・メンデス『マジック』
ファビオ・カドーレ『インスタンチ』
ナタリー・デセイ&フレンズ『リオ⇔パリ 〜 ブラジルへのラヴ・コール』
マノロ・フアレス・イ・ス・トリオ『デ・アキ・エン・マス』
オリジナル・サウンドトラック『LIFE!』
ステファン・ポンポニャック『BLOODY FRENCH』
ベレン・イレー『ソンブラ・デ・オンブー』
ARIA『New Moon Daughter』
VA『暮らしの音楽 ブエノスアイレス』
Monday満ちる『BRASILIFIED』
アディティア・ソフィアン『ハウ・トゥ・ストップ・タイム』
ミシェル・カミロ『ワッツ・アップ?』
ギジェルモ・リソット『情景の記憶〜ソロ・ギターラII』
バホフォンド『プレセンテ』
ロベルト・フォンセカ『ジョ』、他

★All About(オールアバウト)で「アルゼンチン」のガイドをしています。

★雑誌「FIGARO japon」で音楽ページのコーディネート&ライティングを担当しています。

「SANKEI EXPRESS」紙で音楽コラム(ワールドミュージック中心)の連載中。

★JALの機内誌「SKYWARD スカイワード」で、旅と音楽のコラム“旅する音楽”を連載中。

Billboard Japanのウェブサイトで連載“栗本斉の楽園おんがく”やレビュー、特集記事などを執筆中。

Real Soundで、“栗本斉の「温故知新 聴き倒しの旅」”を連載中。

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