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バホフォンド(Bajofondo)のニュー・アルバム『プレセンテ Presente』が発売になりました。日本盤でライナーノーツを書かせていただいています。

【参考】
Bajofondo: Official Website
Bajofondo: Facebook Page Official
Bajofondo: Twitter Official
旅とリズム: バホフォンド来日情報(2008.9.20)

バホフォンドとは、アルゼンチンとウルグアイの混成グループで、タンゴにロックやエレクトロニカを合体させ、現代的なサウンドとして再構築するグループです。フランス発のゴタン・プロジェクト(Gotan Project)と並んで、タンゴ・エレクトロニカのブームを牽引してきました。

バホフォンドの中心人物は、グスタボ・サンタオラジャ(Gustavo Santaolalla)。なかなか覚え辛い名前ですが、この人はアルゼンチン音楽のみならず、幅広いジャンルで要注目人物なのです。

もともとは、60年代末にアルゼンチン・ロック黎明期の代表グループ、アルコ・イリスというバンドで活動し、その後はアメリカに渡って数々のラテン・ロックやポップスをプロデュースしてきました。カフェ・タクーバ、フアネス、フリエタ・ベネガス、モロトフといったオルタナティヴなアーティストを中心に、フォルクローレ、タンゴ、そして現代音楽のクロノス・クァルテットまで関わるという多才ぶり。そして、映画音楽にも進出し、『アモーレス・ペロス』で本格デビュー。その後も『21グラム』、『モーターサイクル・ダイアリーズ』などで話題をさらい、『ブロークバック・マウンテン』と『バベル』で、2年連続アカデミー音楽賞を受賞するという快挙をモノにしました。

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(C)Picky Talarico

そのグスタボ唯一のパーマネントなバンドが、このバホフォンドです。2002年に『バホフォンド・タンゴ・クラブ Bajofondo Tango Club』でデビューすると同時に大ブレイク。2007年に発表した『マール・ドゥルセ Mar Dulce』では、エルヴィス・コステロ、ネリー・ファータド、そして小松亮太といった豪華ゲストを迎えたことで大きな話題になりました。



そして3作目(別名義や企画盤を除く)となる『プレセンテ Presente』は前作と相反し、バンド・メンバーを中心としたアンサンブルで、ロック色を強めに構成。ストリングスなど入れつつも、ライヴ感のあるバンド・サウンドとエレクトロニカのバランスも絶妙な作品となっています。しかも、全21曲で約80分というビッグ・ボリューム。気合いの入り方は半端無いですね。南米音楽を世界にアピールする代表選手であるバホフォンド。網タイツのジャケットにクラクラしながら、じっくりと聴いてもらいたいと思います。


プレセンテ
バホフォンド
SMJ
2013-03-27


マール・ドゥルセ/甘美なる海
バホフォンド
ユニバーサル ミュージック クラシック
2007-10-24


バホフォンド・タンゴクラブ
バホフォンド・タンゴクラブ
ユニバーサル インターナショナル
2003-12-03


Bajofondo Tangoclub Presents: Supervielle (Dig)
Supervielle
Universal Latino
2005-03-15


Bajofondo Tango Club En El Sol [DVD] [Import]
Bajofondo
Universal Int'l
2006-11-28