『りゅうたま公式ブログ』、是非ご覧下さい。岡田と上野が書いております。
片野店員がデザインしたフラッシュゲーム【ヒクタス】、【エレメンタラー】はこちらです。
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<本日の立卓>
D&D
D&D
ソードワールド2.0
<本日のボードゲーム>
キャロム
3Dブロックス
ハムスターロール
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こんにちは、上野広子です。
ついにDMデビューです。
本当はプレイヤーで遊びたかったんですが、できそうもなかったのでDMすることにしました。
ついにこの日を迎えてしまうとは・・・非常に緊張しながら迎えたセッション。
この日に使ったシナリオはネットから入手したフリーのシナリオなんですが、
少々アレンジ加えました。
実は”りゅうたま”でリプレイを書いているのですが、そこで使ったGM技法を
最も適していないD&Dで試してみました。
ちなみにリプレイは自主的なものなので、行き先がどうなるかはジャイブ様次第(笑)
名づけて「マルチロールプレイセッション(仮)」。
特に理由もなく、ただシナリオの都合だけでNPCが不自然な動きをしたり、矛盾があったりして、プレイヤーのモチベーションが下がったことはありませんか?
依頼者本人がやれば簡単に片付くようなことをPCに依頼したり、
たまにモンスターが襲ってくるような場所をNPCが散歩したり。
マルチロールではNPCをプレイヤーに演じてもらいます。
今回のシナリオでは『シャドウフェル城の影』に出てくる「ドーヴェン・ストール」にスポットを当ててみました。
行方不明になった彼を救出すると、シナリオには「PCに礼を述べ、彼の帰りを待つ妻のもとに帰る」とあっさりと片付けられてしまっているんです。
PC達は彼を探す為に冒険を重ねてきたのに、それではあまりにも報われない。
そこでマルチロールによって彼がどんな人物かをプレイヤー達が演じることで設定を作り上げました。
彼を救出したときには「ドーヴェン・ストール」を演じたプレイヤーに、また演じさせてみようかなと、ちょっと画策してます。
GMの負担を減らしつつ、NPCに感情移入しやすい。
本当は敵もプレイヤーに振らせたかったのですが、やはりD&Dは敵(DM)の戦略対プレイヤー達との戦いを楽しむものであると反対されてしまい、あえなく断念。
・・・敵もプレイヤーに振らせられれば私もキャラクターを作って参加しようと企んでたんですが、それは仕方ない(笑)
前書きが長くなりました。
冒頭がちょっと長いので、今回はそこだけアップします。
******
パーティの編成は以下の通り。
プレイヤー1:パラディン(ドラウ)
プレイヤー2:ソードメイジ(エラドリン)
プレイヤー3:ウォーロード(ヒューマン)
プレイヤー4:レンジャー(エルフ)
回復が非常に心もとないですが、命中に特化しているようです。
こんな4人で早速セッション開始です。
まずはマルチロールということで、早速NPCを演じてもらいました。
配役はこんな感じです。
・ドーヴェン・ストール(父):プレイヤー1
・その妻(妻):プレイヤー2
・一人娘(娘):プレイヤー3
・娘の彼氏(婿):プレイヤー4
私からプレイヤー達に指示した内容は
「彼氏は娘の父親に「娘さんをください」と言ってください」
「父親はごねてください」
「彼氏は今日のシナリオの舞台となっている村の村長の息子です」
戸惑いながらもプレイヤー達は見事に演じてくれました。
DM では、彼女さん。
娘 (高めの声で)はーい。・・・ツライなぁ(笑)
一同 (笑)
DM お父様に紹介してあげましょう。
娘 読めないからなぁ・・・どういこうかな。
妻 話の最後には結婚しないといけないみたいだから。
父 駆け落ちしてほしいなぁ。
娘 それは・・・状況次第。「あ、お父さん、今日はいてくれたんだ」
父 居たくなかったが。
娘 今日は居てって言ったじゃない。
父 実はあと10分で出かけなければならないんだ。
妻 まあまあ、話くらい聞いてあげなさいよ。今日の予定は断っておいたから。
一同 (笑)
父 お前! 大事な会合を・・・
妻 バン!(机を叩く擬音) あなた! 娘の話を聞くことよりも、男として、父としてあってのこと?
父 もちろんだ。
妻 それはないわ。
一同 (笑)
娘 ありがとう、お母さん。
妻 ところで、この子は誰?
婿 ぼ、僕は、娘さんとお付き合いさせて頂いてて、結婚とかを考えているんですが。
父 何と言った!
この後、妻の「アンタにはもったいないわ」といって娘と母の取り合いがあったり、
娘が蜘蛛の巣のように罠を張ってがんばってゲットした、ということを聞いた父が
急に婿の資産に興味を示し始めたり。
婿 仕事もちゃんとしていますし。
父 ちがう、資産を聞いているんだ!
DM(カンペ) 彼氏はココット村の村長の息子。ココット村は人口700人の小さい村。
一同 (笑)
父 おおー、持参金は?
そして、ココット村について議論。
小さいとは言っても名産品があるとか、借金が山ほどあったりとか、スローライフを満喫できるとか。
妻 ところであなた、ウチの娘のどこを気に入ったの?
うわー、なかなか難しいことを聞きますね(笑)
彼氏はなんて答えるのかなと期待してたら。
婿 一緒に居て楽しいんです。楽しい家庭が作れるかなって。
父 楽しい家庭?! そんなものは必要ない。ワシの娘は貴族の嫁にするために育てたんだ!
娘 ガーン! いきなり全否定(笑)
妻 お父さん、いいかげん夢を見るのは諦めなさい。まあいいわ。お父さんは私が適当に説得しておくから。私の一存であなた方の結婚を認めましょう。
父 なんだと、持参金は・・・
妻 あなたが稼ぎなさい。
父 うちはこれでもけっこう借金があるんだ。
妻 いつ作ったのよ!
DM ドーヴェンさんは遺跡探索狂です。
妻 アンタの遺跡探索のせいで!
父 だから貴族のパトロンが必要なんだ。
妻 それはアンタの勝手でしょう!
なんかドーヴェンさんってダメダメだね、というドーヴェンさん一家のイメージが湧いたところで、本編へ。
片野店員がデザインしたフラッシュゲーム【ヒクタス】、【エレメンタラー】はこちらです。
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<本日の立卓>
D&D
D&D
ソードワールド2.0
<本日のボードゲーム>
キャロム
3Dブロックス
ハムスターロール
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こんにちは、上野広子です。
ついにDMデビューです。
本当はプレイヤーで遊びたかったんですが、できそうもなかったのでDMすることにしました。
ついにこの日を迎えてしまうとは・・・非常に緊張しながら迎えたセッション。
この日に使ったシナリオはネットから入手したフリーのシナリオなんですが、
少々アレンジ加えました。
実は”りゅうたま”でリプレイを書いているのですが、そこで使ったGM技法を
最も適していないD&Dで試してみました。
ちなみにリプレイは自主的なものなので、行き先がどうなるかはジャイブ様次第(笑)
名づけて「マルチロールプレイセッション(仮)」。
特に理由もなく、ただシナリオの都合だけでNPCが不自然な動きをしたり、矛盾があったりして、プレイヤーのモチベーションが下がったことはありませんか?
依頼者本人がやれば簡単に片付くようなことをPCに依頼したり、
たまにモンスターが襲ってくるような場所をNPCが散歩したり。
マルチロールではNPCをプレイヤーに演じてもらいます。
今回のシナリオでは『シャドウフェル城の影』に出てくる「ドーヴェン・ストール」にスポットを当ててみました。
行方不明になった彼を救出すると、シナリオには「PCに礼を述べ、彼の帰りを待つ妻のもとに帰る」とあっさりと片付けられてしまっているんです。
PC達は彼を探す為に冒険を重ねてきたのに、それではあまりにも報われない。
そこでマルチロールによって彼がどんな人物かをプレイヤー達が演じることで設定を作り上げました。
彼を救出したときには「ドーヴェン・ストール」を演じたプレイヤーに、また演じさせてみようかなと、ちょっと画策してます。
GMの負担を減らしつつ、NPCに感情移入しやすい。
本当は敵もプレイヤーに振らせたかったのですが、やはりD&Dは敵(DM)の戦略対プレイヤー達との戦いを楽しむものであると反対されてしまい、あえなく断念。
・・・敵もプレイヤーに振らせられれば私もキャラクターを作って参加しようと企んでたんですが、それは仕方ない(笑)
前書きが長くなりました。
冒頭がちょっと長いので、今回はそこだけアップします。
******
パーティの編成は以下の通り。
プレイヤー1:パラディン(ドラウ)
プレイヤー2:ソードメイジ(エラドリン)
プレイヤー3:ウォーロード(ヒューマン)
プレイヤー4:レンジャー(エルフ)
回復が非常に心もとないですが、命中に特化しているようです。
こんな4人で早速セッション開始です。
まずはマルチロールということで、早速NPCを演じてもらいました。
配役はこんな感じです。
・ドーヴェン・ストール(父):プレイヤー1
・その妻(妻):プレイヤー2
・一人娘(娘):プレイヤー3
・娘の彼氏(婿):プレイヤー4
私からプレイヤー達に指示した内容は
「彼氏は娘の父親に「娘さんをください」と言ってください」
「父親はごねてください」
「彼氏は今日のシナリオの舞台となっている村の村長の息子です」
戸惑いながらもプレイヤー達は見事に演じてくれました。
DM では、彼女さん。
娘 (高めの声で)はーい。・・・ツライなぁ(笑)
一同 (笑)
DM お父様に紹介してあげましょう。
娘 読めないからなぁ・・・どういこうかな。
妻 話の最後には結婚しないといけないみたいだから。
父 駆け落ちしてほしいなぁ。
娘 それは・・・状況次第。「あ、お父さん、今日はいてくれたんだ」
父 居たくなかったが。
娘 今日は居てって言ったじゃない。
父 実はあと10分で出かけなければならないんだ。
妻 まあまあ、話くらい聞いてあげなさいよ。今日の予定は断っておいたから。
一同 (笑)
父 お前! 大事な会合を・・・
妻 バン!(机を叩く擬音) あなた! 娘の話を聞くことよりも、男として、父としてあってのこと?
父 もちろんだ。
妻 それはないわ。
一同 (笑)
娘 ありがとう、お母さん。
妻 ところで、この子は誰?
婿 ぼ、僕は、娘さんとお付き合いさせて頂いてて、結婚とかを考えているんですが。
父 何と言った!
この後、妻の「アンタにはもったいないわ」といって娘と母の取り合いがあったり、
娘が蜘蛛の巣のように罠を張ってがんばってゲットした、ということを聞いた父が
急に婿の資産に興味を示し始めたり。
婿 仕事もちゃんとしていますし。
父 ちがう、資産を聞いているんだ!
DM(カンペ) 彼氏はココット村の村長の息子。ココット村は人口700人の小さい村。
一同 (笑)
父 おおー、持参金は?
そして、ココット村について議論。
小さいとは言っても名産品があるとか、借金が山ほどあったりとか、スローライフを満喫できるとか。
妻 ところであなた、ウチの娘のどこを気に入ったの?
うわー、なかなか難しいことを聞きますね(笑)
彼氏はなんて答えるのかなと期待してたら。
婿 一緒に居て楽しいんです。楽しい家庭が作れるかなって。
父 楽しい家庭?! そんなものは必要ない。ワシの娘は貴族の嫁にするために育てたんだ!
娘 ガーン! いきなり全否定(笑)
妻 お父さん、いいかげん夢を見るのは諦めなさい。まあいいわ。お父さんは私が適当に説得しておくから。私の一存であなた方の結婚を認めましょう。
父 なんだと、持参金は・・・
妻 あなたが稼ぎなさい。
父 うちはこれでもけっこう借金があるんだ。
妻 いつ作ったのよ!
DM ドーヴェンさんは遺跡探索狂です。
妻 アンタの遺跡探索のせいで!
父 だから貴族のパトロンが必要なんだ。
妻 それはアンタの勝手でしょう!
なんかドーヴェンさんってダメダメだね、というドーヴェンさん一家のイメージが湧いたところで、本編へ。