2013年02月12日

フロンテラ カベルネロゼ - チリのロゼワイン

「FRONTERA CONCHA Y TORO 2011 CABERNET SAUVIGNON ROSE」
130212_1原産国:チリ 輸入者:メルシャン
参考価格:598円 購入場所:スーパー
度数:12% 容量:750ml

チリワインの代表格「フロンテラ」のロゼ。とかくロゼワインは「どれも同じような味でハズレも少ない」という印象を持ってしまうのですが、その中でもオススメできるのがフロンテラのロゼです。
赤ワイン品種のカベルネ・ソーヴィニヨン種を「主体」としているとラベルに書かれており、要はカベルネの皮や種を用いずに白ワイン的な醸造を行ったのだと推測できます。

130212_2アルコール度数12%と比較的高めで、飲み応えがある魅力的なロゼ。ラベルに「チェリーの豊かなアロマ」と書かれているとおり、果実実と酸味の溢れる香りがサクランボを連想させてくれます。
味わいは「白ワインらしさがある」という印象。ラベルに「フレッシュでソフトな辛口」と書かれているとおり、甘さを殆ど感じさせないでいながらソフトな口当たりで飲みやすさがあります。シャルドネ種のようなキレの強さは無くて甲州種のようなふくよかさも無いですが、不満を抱くことなく適度にまとまった味だと思います。

裏ラベルには「鮮やかなピンク色、赤い果実やチェリーの豊かなアロマが特長の、フレッシュでソフトな辛口ロゼワインです」の記載あり。飲み頃温度が9度となっているあたりからも、白に近くて冷やしたほうが美味しいということになります。

2013年02月11日

フロンテラ シャルドネ - チリの白ワイン

「FRONTERA CONCHA Y TORO 2012 CHARDONNAY」
130211_1原産国:チリ 輸入者:メルシャン
参考価格:598円 購入場所:ドンキホーテ
度数:13% 容量:750ml

チリの「フロンテラ」ですが、もちろんシャルドネ種による白ワインもあります。シャルドネといえばキレのある味わいで、このワインもシャープな味をしっかり持っています。裏のラベルには辛口と書かれていますが、ほのかで優しい甘みが感じられて飲みやすいです。

130211_2適度に香るブーケ、それでいて突きすぎるような香りや味わいは無くて好印象。舌の先端で転がすと楽しめて、じっくり味わえるワインです。

「シャルドネといえばシャブリ」という発想は、テーブルワインの中では持ち合わせないほうがいいでしょう。ブランドを付けず低価格、それでいて適度に美味しいワインこそ日常の中で光るのだと思います。

裏ラベルには「爽やかな酸味とトロピカルフルーツのようなアロマに満ちたエレガントな辛口の白ワイン」と記載されています。

2013年02月10日

フロンテラ カルメネール - チリの赤ワイン

「FRONTERA CONCHA Y TORO 2012 CARMENERE」
130210_1原産国:チリ 輸入者:メルシャン
参考価格:598円 購入場所:ドンキホーテ
度数:12.5% 容量:750ml

チリのテーブルワインの名手「フロンテラ」。あまり聞かないチリ独特の品種でしょうか、カルメネールという名前の葡萄で作ったワインです。
涼しげな香りはメルローなどに近いでしょうか。少し不快に感じるかどうか綱渡りの感覚の渋みがあり、少し冷やしたほうが印象良く楽しめると思います。

130210_2カベルネのような渋みと、メルローのような華やかな味わいを併せ持ったワインという感じでしょうか。表現が難しいです。個人的にはフロンテラはカベルネが一番美味しいと思います。

なんだかキャップの色に親近感を覚えます。昔、この色の車に乗っていたんですが、やはりこの光沢のあるオレンジというのは人を魅了する色です。

裏ラベルには「チリで大成功した神秘のぶどう品種 カルメネール による、プラムやチョコレートのようなまろやかでやさしい味わい」と記載されており、辛口、ほどよい渋味、フルボディに近いミディアムボディとなっています。

2013年02月09日

フロンテラ カベルネ・ソーヴィニヨン - チリの赤ワイン

「FRONTERA CONCHA Y TORO 2012 CABERNET SAUVIGNON 」
130209_1原産国:チリ 輸入者:メルシャン
参考価格:598円 購入場所:ドンキホーテ
度数:12.5% 容量:750ml

チリ産の量販ワインといえばフロンテラシリーズ。そのシリーズの中で一番オススメできるのはカベルネでしょうか。
コレは本当にカベルネらしい味わいのワインですので、「ぶどう品種で味の違いを知りたい」人向けのカベルネ・ソーヴィニヨン種の登竜門と言えます。

130209_2樽熟成なのかはよくわかりませんが、樽香らしい味も出ています。タンニンの苦味もそれほど強くなくて酸味も程よく、飲みやすいです。(初めてワインを飲む人にはキツイかもしれませんが)

単体で飲むには良いのですが、食事との相性の点はイマイチでしょうか。

裏ラベルには「完熟した果実のフルーティさ、幅広いお料理にあわせやすい程よい渋味と優しい味わいが魅力です」と記載されています。

2013年02月03日

J.P.シェネ メルロー - フランスの赤ワイン

「J.P.CHENET MERLOT PAYS D'OC 2011」
130203_1原産国:フランス 輸入者:カルベジャパン
参考価格:798円 購入場所:ドンキホーテ
度数:13% 容量:750ml

昨日に続き、J.P.シェネ。今回はメルロー種の単体。不思議なことに、こちらのほうが「渋みと酸味とスパイシーさ」を持っています。私の舌が鈍感なだけかもしれませんが、品種の個性よりもこのワインの個性が出ていると思います。

若干、きしむ感じの舌ざわりは価格相当の印象。フルーティーさが渋みと酸味にかき消されてしまい、思う存分楽しめる味ではありません。確かに美味しくいただけるテーブルワインではあるのですが、個人的には昨日のカベルネシラーのほうが断然美味しいと感じます。

130203_2「見てください、このボデー!」と思わず鼻の穴も大きくなるほどの特徴ある形のボトル。思わずネック部分をつかんで注ぎたくなる傾きがカワイイ。
こぼれにくい広めな注ぎ口も特徴で、ソムリエナイフでの切り込みも入れやすくて実用的です。

13%という高めのアルコール度数は健在。2日に分けて飲むか複数人で飲むといいのですが、ビニールのラベリングにより「どれくらい残っているのか」がわからないのです。重さと振ったときの感覚で残りを予測するのも楽しいもので、色々と特徴のあるワインです。

2013年02月02日

J.P.シェネ カベルネ・シラー - フランスの赤ワイン

「J.P.CHENET CABERNET-SYRAH PAYS D'OC 2011」
130202_1原産国:フランス 輸入者:カルベジャパン
参考価格:798円 購入場所:ドンキホーテ
度数:13% 容量:750ml

フランス産ワインにおける定番のぶどう品種「カベルネ・ソーヴィニヨン」と「シラー」の混合。カベルネの「渋み」とシラーの「スパイシーさ」という教科書的な味わいが実は弱くて、その代わりに何故かメルローのような華やかさがよく出ています。口元で啜ったときに昇る果実らしい味わいが実に豊かで、たまらなく「ふくよか」です。

130202_213%という高めのアルコール度数に輪をかけるように強めに回るアルコール。ミディアムボディ表記で、適度にどっしりと構えた重みを存分に味わえるワインです。

過去にチェーン居酒屋でこのワインが出てきて、傾いた壺のようなボトルのシェイプと味の旨さで記憶に残っていたものです。

特に海外のワインは「何を飲んだのか」を覚えにくく忘れてしまいがちですので、記憶に留めやすい特注のボトルというのは一種の販売戦略と言ってもいいかもしれません。

2013年01月27日

ララン・ヴィーノ 白 - 輸入葡萄の赤ワイン

「かろやかワイン lalan vino 白」
130127_1原産国:記載なし 製造者:サントリー酒類
参考価格:398円 購入場所:ドンキホーテ
度数:3% 容量:500ml

ララン・ヴィーノの白。アルコール度数3%という低さはワイン好きにとって邪道と言ってもいいレベル。ただ、赤とは違って白はワインらしさがあって白独特の酸味とシャープな味がよく出ています。適度な甘さもありますし、アルコールの苦手な方でワインを楽しむのであればこういうワインもいいのかもしれません。

130127_2アルコール度数の低い白ワインが欲しい人はいいかもしれませんが、やはりこの手のワインは「ワイン好き」の人にとって飲むに値しないものではあります。

赤、白ともラベルには「豊かな香味を醸し出した素材を生かし、サントリー独自の技術でアルコール分3%の本格的な味わいの赤ワインをつくりました」と記載されています。原材料は海外ですが、製造は国内との記載あり。一応、甘味果実酒ではなく果実酒の扱いになっています。