2009箱根駅伝 8区城西大学 石川選手1箱根駅伝8区、あと2Kmほどで襷をつなぐことができる、そんな地点だ。
私は初めての箱根駅伝を堪能し、好きなカメラで選手の表情を捕らえていた。
スピード感に驚き、そして選手達の頑張りを目の当たりにし、感極まっていた。残り数校となったとき、望遠レンズが映しだしたものは、辛そうに立ち止まった選手の姿だった。私から200メートルくらい先だろうか?

2009箱根駅伝8区 城西大学石川選手2城西大学石田選手だった。
テレビを通じては、何度も見たことのある辛いシーンだが、初めての駅伝見学のすぐそばでこんなことが起こるとは想像もしなかった。
しかし彼は再び走り始めた。

恐らくは何も考えられない状態だっただろう。
ただ本能的に襷をつなげることしかなかったのだろう。
何人の選手にも抜かれたが、とにかく走り始めたのだ。「あとちょっとだぞ!」「頑張れ〜!」の声援が飛ぶ。
もちろん私も同じ気持ちだ。

2009箱根駅伝 城西大学石川選手3しかしながら、私の前を通りすぎた彼はもう限界の姿だった。
前を見る力もない。最後の気力を振り絞って足を交互に動かしている〜ただただそんな感じだった。
思わず「頑張れ!」と。

沿道の観客もどの選手よりも、ひと際大きな声で後押しをする。
祈るような声援だ。


2009箱根駅伝8区 城西大学石川選手4私の目の前を通り過ぎること、わずか数十メートルで、残念ながら、周囲の声援むなしく、再び足がもつれる様にして路上に倒れこんだ。

声援とともに「無理しないで!」とのいたわりの声も増えた。
それほど、痛々しい姿でもあった。ではあるが、私自身はなんとか、もう一度復活することを切望した。

2009箱根駅伝 8区城西大学石川選手5しかしながら、無情にもレース終了を意味する、選手以外の人間が彼に触れる。
それでも彼は再び走ろうとする。当然のごとく、彼はふらふらだ。

ただただ、襷をつなげたい一心で…

何度も前に行こうとはするが…


2009箱根駅伝8区 城西大学石川選手6最後、監督(コーチ?)に抱きかかえられ、諭された様にレースを自らも中止する。
一瞬静寂が、というより言葉もなかったのだろう。

しばらくしてから、号泣に近い声が聞こえてきた。
そして、車で搬送されていった。

目の前で見ると、とてもドラマなんて言っていられない。
ただでさえ、最近涙腺が弱くなっているのだが、彼の心中察すると今でも涙が出そうになる。

今までなら、「こうして強くなっていく」とか偉そうにテレビに向かって言っていたと思うが、今日はさすがにそんな気になれない。

ただひとつ、先ほど調べてホッとしたことが。
この石田選手、2年生ということ。まだリベンジのチャンスがある。確かに他の選手への思いはあると思うが、ぜひ次の大会で元気な雄姿を見せて欲しいと思う。

頑張れよ!

【追記】2010年の第86回箱根駅伝で彼は復活しました!!
  今年は写真でもリベンジ〜箱根駅伝 城西大学石田選手の雄姿と握手

【追記2】2011年第87回箱根駅伝でも好走!
最後の箱根駅伝 城西大学石田亮選手の最終章〜やはり目の前で

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