2007年02月

訃報〜ツアー最終日

上京したてのころ、大変にお世話になったギターの宇山恭平さんが亡くなった。



ご存じの方も多いだろうが、宇山さんはあの「銀巴里セッション」に参加されている大ベテラン。僕が上京してすぐのころ、Tpの村田浩さんの紹介で、関内にある「New Stork Club」で宇山さんと何度かお仕事をさせていただいたのが縁で、お付き合いが始まった。



最初のころは、次に何をやるかすぐに決められない僕に対して非常に厳しいお言葉をいただくなど、まだアマチュア意識の抜けなかったダメダメタダセイを鍛えていただいた。その後、宇山さんが主催する「Bird Wacthers」というビッグバンドにお誘いいただき、名アルト澤田一範さんの隣で吹くという栄に浴すことができた。そのころには物腰も大変に柔らかく、僕をプロと認めてくれて「多田さん」などと呼ばれてくすぐったい思いをしたことを思い出す。




ここ数年は、体調を崩されているとは聴いていたが、まさかこんなに早く...という想いでいっぱいだ。心からご冥福をお祈りします。ありがとうございました...



そんな思いを抱えながら夜のライブ「相模大野ラシェット」に向かう。途中、ガソリンがぎりぎりにやばくなり、初めて「セルフ給油」なるものを体験した。



あら意外に簡単なのね。お釣りを店内のバーコード読み取り機からもらうというシステムにも感心したり、静電気除去のボタンに触るのを忘れたことを後で気づいたり、色々勉強になった。えっと、誰か教えて欲しいのですが、一万円札を入れて「満タン」ボタンを押していれば、満タンになった時点でガソリンは自動で止まるのでつか??怖くなったあたしは50リットルの時点で手を離してしもうた。おとっちゃま(讃岐弁で臆病者のこと)や...



ラシェットは二年ぶりくらいの出演らしい。今日はデュオツアーのほんとの最終日とあって、我々も気合いが入っていた。石井君は自宅から徒歩五分圏内だし、職住接近で気力十分。おいらも「ミュージシャンに人気」のチキンカレーを食して準備万端ライブに臨んだ。



ツアーの成果が存分に出せた、と思う。このユニット、まぢで録音してみたくなった。楽しいライブの最後、アンコールでは、なんと近所に住んでいるということで聴きに来てくれたVocalの金子晴美さん(ぢつは大ファンなのら!)とPianoのイケメン大王、秋田慎治くんの飛び入りで(いやがっていたから「飛び入らせ」?)Take the A Trainのおまけ付き!イケメンピアノ二人の連弾、見ものでしたぜぇぇぇ!!!



彰、ありがと!!ほんとに楽しかった。またよろしく!!

セトリ
1st
1.Mondaynight at the Village Gate
2.Isfahan
3.Blue Rose
4.Nuovo Cinema Pradiso
5.I Got Rhythm

2nd
1.Pa de deux
2.Reincarnation of a Lovebird
3.Contrail
4.Evidence

enc.Take the A Train

ラシェット

ツアーの意味

ようやく帰宅。



体はもはや限界に来ているみたい...お風呂に入ってようやくほっとしているところ。寝る前に、今回のツアーの意味・意義を考えておきたい。



まずは倉敷・神戸の報告から。



広島を11時に出て、例によってSAにて昼食。ヒレカツ定食、うまかった!それでも二時半には倉敷到着。お店に入り楽器を先にセッティング。まだ開演までにはかなり時間があるのだが、実はこの日、僕が学生時代から大変お世話になっている大恩人であり心の師匠でもある方のお見舞いに行くことにしていたので、先に終えておきたかったのだ。



地元のピアニストでマイミクの「されどピアニスト。」さんとは学生時代からの長〜いお付き合い。今回彼が病院までの運転手役を買って出てくれて、一緒にお見舞いに行く。



詳しくは書かないが、7年ぶりで会う師匠はある病気で検査入院中で、来週手術することがきまったそうだ。心なしかやつれてはいるが、気力十分、昔の怖い師匠の面影そのままだ。その師匠が、「よく来てくれたなあ...」と手を差し出してくれたときは涙がこみあげてしまった。でもしんみりしたくないので何とかこらえ、色々と昔話に花を咲かせた。六月には、香川県丸亀市でのジャズストリートにお互い出演するらしいので、そこでの再会と共演を誓って別れる。手術の成功を、心の底から願っている...



さて倉敷AVENUEだが、この店にはアマチュア時代からお世話になっていて、マスターもママも僕のアマチュア時代を良く知っているし、僕のほうも若マスターなどは小学校時代から知っているほど親しくさせていただいている。



演奏前、珍しくマスターが食事に誘ってくれた。とってもお洒落な懐石料理をいただく。あまりお酒を飲めないのが残念...ここでも昔話に花が咲き、きょうは懐かしい想い出でいっぱいの日になりそうだ。



八時に演奏開始。このお店はほぼアコースティックでOK。ピアノにもマイクを入れず、完全生ライブで行く。満員のお客さんの中には見知った顔もちらほら。とても気持ちよく1stステージを終えた。特にクリス・ポッターの「Pa de deux」はこのツアーのハイライトとも言える曲として大切に演奏した。



今回のツアーでは、普段やらない曲、デュオならではの曲などに積極的に挑戦することにしていた。それと、パワーと勢いだけに頼らない、抑制された激情、のようなものを表現できないものかとトライし続けた。そういう意味でこの曲は、自分にとっての課題曲と決めて毎日演奏したのだが、ようやくツアー最後になって自分なりに消化出来てきたような気がする。



そんな気持ちで2ndステージに気持ちよく入れると思ったのだが...



休憩時間に入ってきた五人組(医者と看護士たちらしい)は、その時点でかなり酔っていて、ママが「きょうはライブなので話が出来ないから、話したいなら帰ってください」と言ったら「いや、聴きます」ということだったので入れたらしいのだが。僕は全く信用していなかった。これまでの経験上。ステージが始まったら案の定それが的中...



一曲目は僕が持ってきたビリー・ストレイホーンの名曲「ISFAHAN」を超スローテンポでやるというテンションばり高の曲だったのだが。テーマの最後にほんの少しあるブレイク(休みが入るということは無音になるということで、いやが上にも緊張感が高まるのだ)の部分でこともあろうに女性看護師の一人が「エリーゼのために」のメロディ チャラララララリララ〜ン を大声で歌いやがったのだ!!!



台無し。呆然。怒り。フリーズ。



僕の頭の中は真っ白に。もちろんそのあとのメロディを吹くことは出来ず、全くの無音状態が10秒ほど続く。その間、その連れの医者とおぼしき男が「しっ!怒られるよ!」と囁くが、その声がまた酔っているからでかい。



僕の頭の中は、このほんの10秒の間にフル回転。ここでどういう態度に出るのがトータルバランス的に一番ふさわしいのだろう。キレるのは簡単。最近はキレ癖ついているので、格好のキレネタではあるが。そうすることで、他の大部分のお客さんたちがネガティブな気持ちを持ったまま帰ることになるのはいたたまれない...年に何回あるかわからない生ライブの印象を台無しにしてしまうのはあまりにかわいそうではないか...



そして僕は何事もなかったかのように続きのメロディを吹ききり、アドリブもとり曲を終了。そのあと、その無礼な連中がいたたまれなくなって帰るまでの四曲を、一言もしゃべらず吹ききったのだ。マイクを持つと必ず罵倒してしまうのがわかっていたので、帰るまでしゃべらない、と決めたのだ。



その間じゅう、彼らはずっとしゃべっていた。他の人たちの静寂を何とも思わず、その場に自分たちがいることの違和感を感じることもなく(最終的には感じたから帰ったのだろうが)しゃべっていた。こういう人間が、人の生死に関わる仕事に就いているのかと思うと、昼間の件があるだけに、怒りを通り越してものすごく悲しくなってしまった。もちろん全てのお医者さん・看護士さんがそうだなどと言うつもりは毛頭なく、たまたまこの日この場所という最悪な状態で出会ってしまったのだろうが...



僕のとった行動が正しいのかどうか、今でもわからない。帰りに新幹線の中でずっと考えたがわからなかった。でもあのときは、そうすることが最善の方法だと思ったのだ。



そんなことがあっても、この日の演奏は僕にとって特別なものだった。心の中では、この日の演奏を師匠に捧げるつもりだったのだから。そしてアンコール。一緒にお見舞いに行った「されどピアニスト。」さんと「Body&soul」を演奏した。彼も様々な思いがあったのだろう。演奏を終えた彼の顔には、幾筋もの涙が...こんな風に思いを共有できるなんて、音楽ってなんて素晴らしいんだろうね...



そして最終日、神戸。泣いても笑っても最後だ。早めに神戸に着いた僕たちは、自分にご褒美ってことで「神戸牛」へ突進!!ええい、シャンパンも飲んぢゃえ!!って感じでお互いの牢をねぎらったのだった。



会場は「JUST IN TIME」。これまで石井とのデュオ、the MOSTと二回来ている。JBLパラゴンが鎮座ましましている、いわゆるジャズ喫茶の王道を行っているお店だ。さすがに音響がよく、この日も生ライブ。管楽器、特にフルートなども全く生音で問題ない。最終日とあって、バラードはより深遠に、スイングものはよりグルービーに、アップものはよりアグレッシブに変化を遂げ、自分としては最高のパフォーマンスが出来たと自負している。最後のMercy,mercy,mercyでは、つい調子にのって歌ってしまった(恥)でもそのくらい気持ちよかったのさ。



石井彰とのデュオはこれまでももちろん楽しかったけど、今回のツアーで彼の音楽性の深さ・広さを痛感。日野さんが手放さないはずだわ。ほんとに引き出しが多くて、音色がきれい。セクシーだけど媚びてないし、パワーもあるけど繊細だし。



僕はソロライブが好きではない。もちろん人それぞれでいいし、そこが面白いのだから。でも、僕は会話するほうが好きだ。自分が饒舌にしゃべったり、時には聞き上手になってあげたり、時にはすねてみたり、機嫌をとったり(笑)その意味で、デュオというのは会話の最小単位であり、最も密度の濃い会話でもあるのだ。



音楽で会話をするには相手をリスペクトしなければならない。だがこれは音楽だから、いくら性格のいい人でもテクニック・歌心・構成力などに共感できない人とは絶対にデュオは出来ない。その上で、最大限相手をリスペクトし、認め、相手の言うことに耳を傾け、それに対して愛情を持って投げ返す。それがデュオの醍醐味。今回のツアーで一番の収穫は、相手を聴くことが出来たこと。自分を主張するばかりではなく、時には間を空けて相手の言うことをじっくり聴いてみる、という簡単そうで難しいことにトライしたつもりだ。結果、演奏はBurn Outするだけではなく、時に内省的に内側に入り込んでいったりも出来たのだ。これもひとえに石井彰の選曲の妙によるところ大だ。ほんとにいい曲をありがとう!


タダセイも、絶対一皮むけたはず。この人と毎日演奏したんだもん。またやる。絶対。約束!!


Just in time セトリ
1st
1.Mondaynight at the Village Gate
2.Pa de deux
3.Blue Rose
4.Nuovo cinema paradiso
5.Just in time

2nd
1.Isfahan
2.Softly, as in a morning sunrise
3.ブローニュ
4.Contrail
5.Mercy,mercy,mercy
enc.C jam blues



写真左から
神戸牛 Just in timeにて(写真提供マイミクLA〜さん) 部屋で本日の赤

ステーキjust in timewine

終わった〜o(^-^)o

60f53304.jpgDuoTour終わっちゃった(T-T)



今、帰りの新幹線。これから狛江エコルマホールでの日野バンドのコンサートに向かう。



詳細は帰ってから。ゆっくり。色んな思いがありすぎて、携帯では書ききれない。



来てくれた皆さん、ありがとう。それだけ先に伝えたくて。



写真 終わって乾杯

レンタカー

を借りて走っている。


二人で交代しながら。


うふふ...愛のドライブ(爆)


写真はSAにて 二人の優良ドライバー&レストラン人気No.2の焼肉定食(うまかった!)

車焼肉定食

広島じゃけえ!

福岡、そして広島が終了。
ようやく終わりが見えてきた。 



福岡は、満員のお客さんで大盛況!新曲にも挑戦(Skippy)したり、チャレンジは続く。打ち上げではマスター特製の顔・文字入り料理が出る。ファンの方にいただいたワインも、即完飲。幸せな一夜だった。



きょうは福岡〜広島。一番移動距離が長い。だが、福岡を11時に出て昼食休憩を取っても四時間で着けた。途中、焼肉定食を食べ、彰と運転を交代し、広島に15:00すぎに到着。ゆったりサウンドチェックをし、本番を迎えた。



きょうの店JIVEは、アップライトピアノなのが残念だが、長いつきあいの店。マスターとは色んな形のコラボレーションを企画してきた。今回のデュオも、お気に入りの一つに入れてもらえたらしい。お客さんもほぼ満席で、楽しいステージとなった。何人かのファンの方に、「ブログ、いつも見てます。いつも笑わせてもらってます!」と言われた。ええ、笑ってくださいな!!それが本望でございます(爆)


セトリ
1st
1.Turn around
2.Blue rose
3.Pa de deux
4.All the things you are
5.Recoda-me

2nd
1.Skippy
2.ブローニュ
3.Reincarnation of a lovebird
4.Contrail
5.I got rhythm
enc.Mercy,mercy,mercy


博多ワイン

ツアー四日目終了!!

名古屋STAREYESでの二日間を終え、きのうセントレア空港から熊本まで飛ぶ。一日に二本しかない熊本便、朝10:20発と早く、しかもセントレアは名古屋市内から特快で30分はかかるので朝8:30にホテルを出発。名鉄金山駅までタクシーで10分、そして特快の指定券を買って乗り込む。



俺ってほんとマネージャー業に向いてるかも。乗換案内を駆使してスケジュールを組むなど朝飯前。出発の一時間前には支度を整え、お茶を飲んでゆっくり過ごすという心配性もマネージャー業には不可欠。五年間の銀行員生活が作り出した性格か?!



熊本空港に着いてすぐ、石井彰の今回の提案「レンタカー」を借りに行く。ここから神戸までレンタカーで移動し乗り捨てる計画なのだが、ここでハプニング。石井の試算では、五日間で三万弱で借りられる予定だったのだが、なんと「乗り捨て料金」というのがかかるらしく、合計で61000円!!!!!乗り捨てだけで27000円も取られるって...



まあ、ドアtoドアで移動できるメリットもあるし、トータルでは電車移動より安くあがるのでは...と信じて借りることにする。さて車での珍道中、どんな事件が起こるやら。ご期待ください(笑)



一時にはホテルに到着。チェックインして近くのデパートの食堂街まで「太平燕(タイピーエン)」を食しに行く。前々から食べてみたかったこの食べ物、果たして予想通りの味。薄味の五目春雨スープといった感じで、俺的には大満足。こういう食べ物が食べたくなるのよ。旅も佳境に入り胃が疲れてくると...



で、ホテルに帰り爆睡。五時過ぎまで寝て本日の会場「おくら」に向かう。この店は20人も入ればいっぱいになりそうな細長い狭いジャズ喫茶で、ピアノももちろんアップライト。石井には悪いが、がまんしてもらおう...



ここで演奏するのは、the MOST・工藤隆トリオに続き三回目。マスターの人柄が大好きで、もっとしょっちゅう来たい店ランクの上位に位置する店。そしてこの日は、四日目ということもあり新曲にも挑戦する。石井が持ってきてくれたミンガスやクリス・ポッター、ミシェル・ペトルチアーニらの曲に果敢に挑戦!とてもチャレンジングな一夜になった。お客さんも超満員(といっても30名くらいか?!)大盛況で、またも大満足のライブとなったのだった〜〜〜〜



セトリ
1st
1.Blues in the closet
2.Lucifa
3.Reincarnation of a lovebird
4.Morning blues
5.I got ryhthm

2nd
1.Pa de deux
2.Blue rose
3.ブローニュ
4.Evidence
5.Contrail
6.Mercy,mercy,mercy
enc.Donna lee



写真は太平燕

タイピーエン

Tour三日目

5dc3bf27.jpg彰とのDuoTour、三日目を迎えた。

初日の浜松は大盛況!Duoだしお客さん来てくれるかなぁ..と不安だったが、蓋を開けてみれば椅子が足りずに追加までする盛況ぶり!演奏も、完全アコースティックで気持ち良くやらせてもらった。出足いー感じ!

翌日は名古屋なのでゆっくり。浜松JazzWeekのときにも行った鰻屋「八百徳」に行き特上重をいただく。

一時半の新幹線で名古屋へ向かい、夕方までホテルでまったり。六時に彰と待ち合わせStareyesへ。ドラムのいないステージは広々していてなんだか落ち着かない(笑)せっかくだから動き回るか(笑)

この日もたくさんのお客さんでいっぱいになった。うれしいなぁ..演奏も普段あまりやらない曲に挑戦したりして非常に緊張感のあるいいステージになったと思う。

今日も引き続きStareyes。がんばるぞ!

2/17 セトリ
1st
1.TAKE THE COLTRANE
2.DRIFTIN'
3.EIDERDOWN
4.ISFAHAN
5.WHAT IS THIS THINGS CALLED LOVE?

2nd
1.LOOSE SHUFFLE
2.I GOT RHYTHM
3.SHOUTING
4.NUOVO CINEMA PARADISO
5.MERCY,MERCY,MERCY
ENC.STARDUST

訂正〜早とちりごめんなさい....

マイミクZさんの情報で、あの映像は逮捕前のものであることがわかりました。一般の人を装って、献花を頼んでいるところだとか。捜査員に落ち度はありませんでした。ごめんなさい...


にしても犯人のあの態度に怒りが収まるわけはなく。


あんなんで献花に来たって、そりゃあ逆に怪しまれるって。

こんなに(怒)

まじめに頭に来たのは久しぶりだ。




親子殺人事件の犯人が、現場に献花に行く映像が。




なんとくわえ煙草。




そいつもそいつだが、捜査員はそれを止める権限はないのか?加害者にも人権、の例なのか?




やる気がないならなぜわざわざ献花などさせた?それを映像に撮らせた?




人を二人も殺せる人間はこういうものなのか?




もう何が何だかわからん。

花粉!!

きょうはひどい。これから石井彰とのDUOツアーに出かけるというのに、先が思いやられる...医者の薬は飲んでいるが、きょうは目に来ている。目薬もらってないんだなあ...



てなわけで、行ってきます!!お近くの方、ぜひ来てね!



P.S
タリバンタダセイに反応が薄くて寂しい...
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