3.11 クライシス!
佐藤 優
マガジンハウス
2011-04-28


まえがき、あとがきの日付が、2011.4.12.。
震災から1ヶ月の内に書かれたことがまとめられた本である。

第1章は、ライブドアニュース「佐藤優眼光紙背」への寄稿。
震災翌日3月12日から始まる。
著者は、震災後すぐに、ネット上で行動を起こしていたのである。
「どうやれば管首相の状況認識と判断に影響を与えることができるかを考えながら論理やレトリックを考えた」
とある。
あの日を境に私たちは、かつて経験したことのない状況に立った。
そして、それぞれが果たすべき役割に従事し、乗り越えてきた。
(いや、乗り越えようとしている)
3月12日に、管直人総理大臣が会見で、
「戦後六十五年で最も厳しい危機。大変な事態。国民の総力をあげて対応する」
と述べていたことを思い出す。
第2章は、新聞、雑誌などでの論考である。
「いきしまの 大和心の をゝしさは ことある時ぞ あらはれにける」、三浦綾子の小説「塩狩峠」などが繰り返し引用されている。
自分の論を短期間に集中的に発信したということだろう。
同時に、論客として、どんな言葉を発していくべきかを考えていたことが分かる。

多くの著作がある。
少しは読みかじって見たいと思う。

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