風水を考える 第二回 理屈への突っ込み風水を考える 第四回〜四神相応〜

2009年06月03日

風水を考える 第三回 アイテムを考える〜龍穴〜

アイテムを用いる

風水上好ましくないと判断された箇所には、
「アイテムを置く事で、無理矢理帳尻を合わせちまおう」
と云う発想が生まれる。
例えば自分の位置が「木」の要素を持ち、自分に対面する何かが「金」の要素を持って居る等の場合は、(金克木)と成るのでこちらに都合が悪い。そこで、金と木の間に「水」の要素を持つ、例えば金魚鉢等を置く事で「金は水を生じ(金生水)水は木を生ず(水生木)という相生の流れが作り出せ、且つ赤色である金魚は「火」の要素を持って居るので、こちらに害の有る金の要素に対して(火克金)、つまり金の要素を打ち消す効力を持つので、其処で生じる悪影響を解消出来るという論理だ。
道具、アイテムで「無理矢理何とかする」方法を、ケース毎に見ていこう。  

龍脈を作る

風水上好ましい地形の場所が、どうしていいのか?と云うと、そういう場所には結果的に「龍脈」が走って、「龍穴」があるからだという。「龍脈」と云うのは龍の通り道である。
中国乃至は中国文化の影響を受けた圏内での「龍」は最高の神通力を持った存在であり、吉祥の象徴である。
道教の神々が増えて来ると徐々に「龍王」の地位は低くなっていったんだろう(例えば封神演義での龍王の三男は哪咤に背筋を引っこ抜かれ、西遊記での龍王は悟空に虐められ、挙句に天界の宴席の料理に龍の肝が乗っかっていたり する)が、兎に角、「龍脈がねえなら作っちまえ」といった発想で用いるのが此処に紹介するアイテム群だ。

先ず龍脈・龍穴を作るのにどうするかというと、「龍の置物を置こう」という安直な考えに至るのは人情か。其の為のアイテムがこれだ。
オーソドックスな龍。
龍の爪は三本なのが庶民の龍。以降増えていって、五本爪なのが皇帝に許された龍なのだとか。
昇り龍の方が猶良いと云う話も。
陰陽相俟ってどうこう・・・。
もう一発。
五本指のやつ。同じ昇り竜でも、山を登るデザインのがいいらしい。
然も「五本指のやつなら床の間に置いてもいい」という。床の間は上位の者が居座る場所なので、三本指の龍如きが居ちゃイカンのだそうだ。併しそもそも床の間なんてものは日本のもので、中国の風水師が本当にそんな事言ってたんかよ!と思えなくも無い。

龍一般の注意点として、龍は水を好むので、近くに
こんなやつに水を入れて置いておかねばならないらしい。
逆に龍は水の生き物なので電磁波を嫌う。随って龍の置物はテレビや電子レンジの傍に置いちゃいけないという。

注※何で「水の生き物」だから「電磁波を嫌う」のか皆目解らなかったが、多分電子レンジが水を温める事から、「電磁波は全部水を温める」と勘違いした人が言い始めたものか?
実際に水の温度に影響を与える電磁波は赤外線やマイクロ波だけらしい。「電磁波なら何でも駄目」というんであれば、日に当ててはいけない。可視光や紫外線だって電磁波だ。

赤外線やマイクロ波は電気的に偏りを持つ分子や、三つ以上の原子から成る分子を振動させる。其の上電子レンジの出すマイクロ波(ミリ波?)は2.45GHzで、水の振動数に合わせてあるので、水の分子を効率的に振動させて運動エネルギーを与える=温度を上げる。らしい。

一方テレビ放送の電波はVHFで30〜300MHz。UHFで3GHz。確かにUHFならマイクロ波(極超短波)と言い得、水の分子を振動させて、温度を上昇させてしまうかも知れないが、併し、3GHzと云うのは電波の送信側の周波数であって、テレビ受像機自体の発する電磁波の周波数じゃないんじゃないかい???
電磁波の強さで言おうとすると、ボルトメートル(電界)だとかガウス(磁界)だとか単位が変わるんだろうが、単純に周波数で言えばTV画面から出る電磁波は17kHzだったとかいう話がある。それプラス、日本の電源の周波数が50〜60Hzなんだから、TVから出る電波の周波数なんて、それ位のもんなのではなかろうか?

同じ3GHzとは云え、レンジとTVでは出力(ワット数?)が違うだろうし、距離に因る電磁波自体の減衰も考慮しなきゃならんだろうから一概にどっちが危険とは言えんが、TVが電子レンジと同様の脅威であるといった主張が正しいとして、電磁波が洩れない様にシールドをくっ付けてある電子レンジと同じ周波数の電磁波が、シールドも付けていないTVから仮に出ているとしたら、これは恐ろしいし、第一、電子レンジと同じ電力量を食う様な電化製品を丸一日点けっ放しにしていられるわけが無いんじゃないかとも思える。

兎に角、TVに受信させる為に放送局から発されている3GHzの電磁波は、其処にTVが有ろうと無かろうと、我々の体を通過している筈である。という事は、龍の置物(銅製)を何処に置こうが、放送局からの3GHzの電磁波は、龍の置物を貫通しているんではないのか。


龍穴を作る

それから龍穴を作り出すのに、こんな物を使う。

いずれも、水の力で乗っかっている「龍珠」を回すという代物。
●水を好む龍
●水が循環するから新鮮な気が循環する
等のキーワードをイメージすると理解し易いか。
中国だか香港だかの企業のビルの玄関先に、これのもっと巨大な物(2トンの大石を回すものも有ると云う)が置いてあるらしい。

因みに変わったところでは、財神の足元で龍珠が回るタイプの物も有る。
 文財神関羽
関羽も関帝聖君と云う神様として信仰されているが、武神としてと同時に武財神としての一面も有る。
龍珠が回る事で龍穴を作り出し、猶且つ財神の恩恵も受けようと云う発想。

また、

上記の様な、所謂「羅盤」を用いて場の気を安定させるのにも使う。
「羅盤」とは、風水師が風水の良し悪しをみるのに使うコンパス付きの道具だが、使わない時は置いておくだけで周邊の気を整えるらしい。
一番右のは「羅盤」じゃなくて「気の安定盤」か?


tadatsuna at 00:33│
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