「桃原のごぼう」

平成27年12月16日
桃原で生まれ育った
90代半ばの方のお話をうかがいました。
 
親の代よりずっと昔から、
戦後、杉の植林がされるまで
桃原では「多賀ごぼう」が作られていたそうです。
多賀ごぼうは、サクサクした歯ごたえで美味しく、
高級食材だったそうです。
正月用にたくさん作って、
この季節は、京都の市場に出荷したそうです。
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(右の杜が多賀大社・左端が桃原の方角)

戦前は、車通も無かったので、
ごぼうを背負って芹川(桃原口)まで歩いて降りてきたそうです。
桃原集落の標高は約350mで
高低差約200mを約40分かけて歩いたそうです。
下写真は、今年6月に撮ったもので、
この道を昔は歩いたそうです。


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桃原口からは、大八車・リヤカー・牛車などで
近江鉄道多賀大社前駅まで運んだそうです。
多賀大社前駅からは、貨物列車に乗せて京都まで運んだそうです。

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今年、多賀ごぼうが再び収穫されました。
上写真は、4月の種まき前です。
粘土質の土です。


下は、桃原公民館にある航空写真と、
Googleマップから引用した最近の写真です。
木がほとんどない事に驚きます。 

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作物が無い冬の畑には、雪が1mほど積もり
スキー場だったそうです。
90年程前(この方が小学生だった頃)、
近江鉄道の人が言って、スキー場になったそうです。
当時、冬場だけスキー小屋を建てて、
そこで、うどんや食べ物を売ったそうです。
民宿もたくさんあって、家にも10人位泊まり、
貸しスキーも、50~100台くらいあったそうです。
スキーをする人も歩いて桃原まで来ていたそう。

スキーも植林されるまでだったと。
お話をうかがった方は、スキーが好きだったそうです。
 


(たつみ)