うどんのぬた

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多賀町久徳周辺では、
「ぬた」に魚介ではなく「うどん」を和える
「うどんのぬた」を作ると聞き、
珍しい!と思いました。

「うどんのぬた」
召し上がったことがありますか?

「【饅】ぬた」とは「魚介や野菜などを酢味噌で和(あ)えた食品」と
『広辞苑』にも記される身近な食。

「うどんのぬた・うどんぬた・ぬたうどん・うどぬた」は、
久徳では大人気の一品だそうです。
法事の時や正月、葬式など人が集まる時に作っていたそうです。
手間がかかるので人手がある時にしか作れず、
もちろんスーパーマーケットなどにも売っておらず、
普段の食卓に上がることはないそうです。


作り方を教えていただける機会がありましたので、
レシピを紹介させていただきます。

材料
(約20人分)
・うどん(乾麺しかダメ)1袋450g
・ネギ 5束
・油揚げ 2枚入り2袋
・かまぼこ 1個
(辛子味噌)
・白ごま(金ごまが良い)約200g
・豆味噌(ひこねみそ・自家製味噌に近い味を再現するため)900g
・鬼からし 40g2袋
・わさび 少量
・上白糖 400g
・酢 400g
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(作り方)

1・鬼からしをコップに入れて熱い湯で溶き、辛みがが抜けないようにコップをふせておく。
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2・大鍋二つにネギとうどんを茹でるお湯を沸かす。
3・ネギを一束ずつ根元を輪ゴムで束ね茹でる。
4・柔らかくなったらザルに上げて冷やす。
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5・うどんを袋から出し二つに折り茹でる。
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6・フライパンで、平たいごまがぷっくりするまでじっくり煎る。
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7・すり鉢に白ごまを入れ、油と粘りが出るまでする。
すり鉢の下にタオルを敷き、膝ですり鉢を固定する。
鉢を押さえてもらうと楽。スリコギは左手を軸にして右手を回す。
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8・粘りが出てきたら、鬼からしが目にしみるぐらい加えてさらにすり込む。
次に味噌をすり込み、砂糖、酢の順に入れてすっていく。
辛みが不足する分を和がらしで調整し、
辛みを持続させるためにワサビも入れて辛子味噌を仕上げる。
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9・油揚げはフライパンで焦がさないように両面がパリッとなるように焼く。
油揚げが冷めたら縦二つに切り、5mmくらいの幅に切る。
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10・かまぼこは3枚くらいにおろし、油揚げと同じように切り湯通しする。
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11・ネギが冷めたら3㎝くらいに切り、手で絞った後、キッチンペーパーでしっかり水気を搾りとる。
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12・辛子味噌の中にうどん、ネギ、油揚げ、かまぼこを入れ手でよく混ぜる。
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出来上がり
(辛子が抜けるので食べる直前までラップをしておく。)
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すり鉢でごまをするのは、
軽々と簡単そうに見えましたが、
少しお手伝いをさせてもらっただけなのに、すぐに腕がだるくなり、
体の使い方も難しく、すり鉢を膝でうまく固定することも慣れず、上手くできませんでした。
たくさんの丁寧な手仕事を経て完成まで約二時間。
ごまの風味が香ばしく、
取り合いになるほど人気なのも納得のお味でした。

後日、作ってみましたが、
一人でゴマをすり続けるのは気が遠くなるほど大変でした。
ゴマの香ばしさと滑らかさを味わうためには
人手が必要で、
やはり皆で集まってワイワイ楽しく作るのがいいです。


  龍見