横綱の昇進基準は、品格力量抜群という第1
項がある。横綱を維持できなくなったら引退
しかない。とはいうもののこちらに基準は
ない。それでは横綱はどういう場合に引退
しているのか、最後の1年6場所を調べて
みた。対象は横綱審議委員会誕生後の千代の
山以降とした。厳密には吉葉山と鏡里の横綱
最後の1年は5場所なのだが、便宜上6場所
を採択させていただいた。それが以下である。
横綱最後の1年間1A
横綱最後の1年間2A
横綱最後の1年間6場所だが、桜の花が散る
如く余力を残して引退した栃錦、現役死亡の
玉の海など例外を除いて概ね成績は当然の
如くよくない。
武
<武蔵丸>

横綱最後の1年間の勝利数ワースト順位は
以下である。
1武蔵丸 5
2隆の里 11
33代若乃花12
4栃ノ海 13
4北勝海 13
6貴乃花 16
7北の富士21
8千代の山28
8千代の富士28
10三重ノ海30
11旭富士35
12朝潮36
12大乃国36
14北の湖39
15鏡里 41
15吉葉山41
17初代若乃花45
17琴桜 45
192代若乃花46
20日馬富士47
21輪島 48
22柏戸 49
23大鵬 57
24双羽黒59
25佐田の山61
26曙65
27栃錦67
28朝青龍71
29玉の海82

最低は武蔵丸の5勝である。10勝台5人、
20勝台3人、30勝台5人である。このなか
には年間最多勝力士として北の富士、北の湖、
千代の富士、隆の里、北勝海、旭富士、貴乃
花、武蔵丸がいる。晩年は寂しい限りの勝利
数である。さすがに50勝未満は横綱として
もう限界という印象である。

横綱最後の1年間、最多休場横綱順位は以下
である。
1武蔵丸69
2北勝海64
3貴乃花61
4栃ノ海56
5隆の里52
53代若乃花52
7千代の富士42
8北の富士40
8千代の山40
10三重ノ海30
10朝潮30
10大乃国30
13旭富士24
14鏡里 22
15初代若乃花21
16北の湖20
16琴桜 20
16日馬富士20
192代若乃花15
19曙 15
21吉葉山13
22大鵬 11
23輪島 10
24双羽黒5
24柏戸 0
24佐田の山0
24栃錦 0
24朝青龍0
24玉の海0

武蔵丸、北勝海、貴乃花、栃ノ海、隆の里、
3代若乃花は休場が多く、引退は時間の問題
と思われた。栃ノ海の技能は栃錦以上にうま
いといわれた。手順よくいくと大鵬、柏戸で
さえ敗れた。だが、横綱としては弱い横綱
だった。最後は誰とやっても勝てる気がしな
かった。隆の里は千代の富士に対抗した唯一
の横綱だが、年齢が達していてその期間は
あまりにも短かった。武蔵丸、北勝海、貴乃
花は栄光を築いた横綱だが、晩年は休場が
多かった。

横綱最後の1年間の勝率ワースト順位は以下
である。
1武蔵丸 0.357
23代若乃花0.414
3隆の里 0.44
4北勝海 0.5
5栃ノ海 0.5
6北の富士0.553
7吉葉山 0.577
8朝潮 0.6
9鏡里 0.603
10柏戸 0.620
11三重ノ海0.625
12旭富士 0.636
13琴桜 0.643
14初代若乃花0.652
15大乃国 0.667
16日馬富士0.671
17北の湖 0.672
18千代の山0.683
19双羽黒 0.694
20貴乃花  0.696
212代若乃花0.697
22輪島 0.706
23佐田の山0.753
24千代の富士0.757
25朝青龍 0.789
26大鵬 0.814
27栃錦 0.859
28曙 0.867
29玉の海 0.911

横綱は勝つことを宿命づけられている。横綱
勝率7割未満はさすがに限界と思わざるを
得ない。横綱最後の1年間でいうと21人が
該当し、ほとんどである。

武蔵丸はここまですべてに1位である。ワー
スト10にすべて入っているのは栃ノ海、北の
富士、隆の里、北勝海、3代目若乃花である。
横綱の引き際の難しさが伺える。
170218稀勢牛久パレード 034
<稀勢の里>

さて、翻って現役横綱はどうか。ここ1年の
成績は次である。
鶴竜 40勝9敗41休 勝率0.816 優勝2回
白鵬 41勝9敗40休 勝率0.82  優勝2回
稀勢の里7勝15敗68休勝率0.319 優勝0回

とりわけ稀勢の里は勝利数、休場数、勝率
すべてがワースト3に入る数字であることが
気になる。

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