白星の積み重ねは、ときとして力士に勢いを
もたらす。それが8戦全勝の隠岐の海である。
だから3勝5敗の竜電は全勝の止め役には
ならないと思い、前日(8日目)は平凡な
取組と書いてしまった。竜電には失礼して
しまった。隠岐の海対竜電はまったく誰も
予想しないカタチで勝負が決まった。
190916九日目幕内 906
<隠岐の海、竜電に1敗>

立ち合いあたりあって、竜電左にまわりなが
らはたき込みにいく。隠岐の海こらえて突き
落とし気味に攻めるとき、足が流れて倒れ
こんで回転してしまった。隠岐の海の10日目
の対戦は少しも興味がわかない佐田の海戦。
ちなみに1敗明生はなぜか下位の剣翔戦。
審判部は上位好調組にあてるまでもなく、
勝ち進むことはないと思っているのだろうか。
190916九日目幕内 1138
<阿炎の猛攻>

小結阿炎対2敗朝乃山は見ごたえ十分な一戦
となった。阿炎が先手を取って激しく突き
立て朝乃山のあごが上がる。さらに阿炎が
いなすと朝乃山は大きく泳ぎ、そこを一気に
攻め込む阿炎。朝乃山を黒房下の土俵に追い
詰められる。さらにいなして追撃する阿炎。
東土俵にのど輪で朝乃山を追い込む。そこを
こらえて下から入った朝乃山が逆転の寄り
切りで決めた。
190916九日目幕内 1154
<阿炎の追撃>

よくぞ朝乃山は阿炎の執拗で激しい連続攻め
をのり切ったものである。朝乃山は鋼かゴム
か。いやバネに思えた。バネだからこそ、
はじき返し、阿炎の決定打をはね返したので
ある。朝乃山ははるかに逞しく、予想以上の
成長を遂げている。朝乃山は三役との対戦は
すべて終えた。あとは平幕だけになる。

貴景勝は玉鷲を、御嶽海は友風を退けてとも
に2敗を守った。ただ、遠藤は栃ノ心の変化
にやられ、3敗に後退した。場所の行方は
まだまだ読めない。


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