2009年01月26日
Wabanti ワバンティ
約一年ぶりの更新です。
どうもお久しぶりエアでございます。
久しぶりの更新はゲーム紹介でなくゲーム制作の支援記事です。
制作の方に興味がない方はスルーで。
ワバンティ Wabanti
デザイナー:Reinhold Wittig
人数:2,3,4,6人
時間:1〜2時間
分類:多人数アブストラクト
ルールは以下にあります。
ルール和訳の網@TGW:Wabanti
ボードは方眼紙作成サイトを利用
Free Online Graph Paper
Hexagonalのリンクから。
線の太さや六角形の大きさ・色などを指定しダウンロードできます。
印刷した後切り取ってイラストボードに貼り付け、ボードを補強します。貼り付けはスプレーのりを使いましたが、印刷の際にシール紙に印刷する方でも良いと思います。
駒は見たまんまのナットです。より製品に近づけたいのなら黄色いペンで塗ると金色に輝きます。まぁプレイ中にボードが汚れますが……。
あとサイコロを5個
作るのに慣れてる人は1時間程、そうでなくても2時間あれば作れると思います。
一応多人数アブストラクトですが2人がベストです。複数人居るとなかなか終わりません。
複数人という時点でもはや厳密なアブストラクトゲームではありませんし、乱数発生装置としてサイコロも使います。見た目から受ける程ガチガチなアブストラクトではありません。軽めと言われれば、そうかもしれないと答える位でしょうか。
是非制作後プレイを。もちろん機会があれば購入も。
どうもお久しぶりエアでございます。
久しぶりの更新はゲーム紹介でなくゲーム制作の支援記事です。
制作の方に興味がない方はスルーで。
ワバンティ Wabanti
デザイナー:Reinhold Wittig
人数:2,3,4,6人
時間:1〜2時間
分類:多人数アブストラクト
ルールは以下にあります。
ルール和訳の網@TGW:Wabanti
ボードは方眼紙作成サイトを利用
Free Online Graph Paper
Hexagonalのリンクから。
線の太さや六角形の大きさ・色などを指定しダウンロードできます。
印刷した後切り取ってイラストボードに貼り付け、ボードを補強します。貼り付けはスプレーのりを使いましたが、印刷の際にシール紙に印刷する方でも良いと思います。
駒は見たまんまのナットです。より製品に近づけたいのなら黄色いペンで塗ると金色に輝きます。まぁプレイ中にボードが汚れますが……。
あとサイコロを5個
作るのに慣れてる人は1時間程、そうでなくても2時間あれば作れると思います。
一応多人数アブストラクトですが2人がベストです。複数人居るとなかなか終わりません。
複数人という時点でもはや厳密なアブストラクトゲームではありませんし、乱数発生装置としてサイコロも使います。見た目から受ける程ガチガチなアブストラクトではありません。軽めと言われれば、そうかもしれないと答える位でしょうか。
是非制作後プレイを。もちろん機会があれば購入も。
2008年04月04日
チャオズβ Chaosβ
久しぶりの更新ですね。どんだけ更新してないんだって話ですよね。
今回は自作ゲームについて書こうと思います。珍しくアブストラクトではないです。
制作にあたって、ルールの無いゲームというゲームに非常に衝撃をうけまして、そこからインスピレーションですかね、その夜の夢の中でそれと似たようなゲームをやってまして。これは!と思い、作ったという。
名前のチャオズですが、カオスをまんま読んだだけです。我ながらセンスの無さに絶望しきり。誰か良い名前付けてあげて下さい。
チャオズβ
by エア
プレイ人数…2人〜
プレイ時間…未知
イントロダクション
貴方はルールに縛られるゲームに飽き飽きしていませんか?
貴方という人物をゲームのルールという枷で縛り付けておくのはとても惜しい!
だから、貴方の自由な想像力を使ったゲームをお作りしました。
このゲームではルールというルールは殆ど存在しません。どうぞ自由にルールを作って下さい。
準備
トランプ、コイン、ダイス、雑誌、ブロック、ビー玉……
などなど。貴方がゲームに使いたいと思う物何でも。
プレイ方法
(以下の説明ではトランプのみを使った手番の概念があるゲームでルール説明をしますが、他の道具を使ったゲームでも同じようにします)
1.適当な方法でスタートプレイヤー(仮)を決めます。
2.スタートプレイヤー(仮)はゲームの初期ルールを決定します。
〜初期ルール〜
初期ルールで決めることは
・プレイスタイル
・ルールの追加方法
・ゲームスタートの合図
の3つです。
プレイスタイルは、手番での行動を決めます。手番の概念がないゲームなら、全員がどの様な行動をするのかなどです。あまり細かく決める必要はありません。
Ex.山札から1枚引いて1枚場に出す。手札を5枚持ち、隣の人から1枚引く。トリックテイキングでAが最強2が最弱。など…。
また、どのような行動をしたらルールを追加出来るのかも決定します。
Ex.山札から引いたカードがハートならルール追加。場に1枚カードを出すと追加。など…。
最後にゲームを開始させます。開始にあたりスタートプレイヤーが必要な場合はそれを指名します。その他、手番の周り順など必要ならば決定します。
3.手番プレイヤーは初期ルールに従いその行動を取ります。ルールを追加する(できる)行動の場合は新ルールを追加します。
4.ルールに従いゲームを進め、誰かがゲーム終了ルールを満たしたら終了です。勝敗はルールに依存します(下記)。
〜ルールの追加〜
新ルールは、手札が8枚以上になったら7枚まで減らす。山札から絵札を引いたらヒャッホィと叫び、もう1枚引く。Aを引いたら歌を歌う。
など、永続的なルールから。
全プレイヤーは直ちに山札から3枚引く。右隣のプレイヤーに手札を全て渡す。
など、瞬間的なルールなど、自由にルールを作ることが出来ます。ゲーム終了時まで何の意味も持たないルールが追加される事も有り得ます。
ただし、今までにあったルールを上書きするようなルールは作ることはできません。
また、ゲーム終了のルールを作ることも可能です。これはどのような状態になったらゲームが終了するのか、そして勝者や敗者、ドローゲームなどの決着方法を決めます。終了ルールは合計で2こまで作ることができます。初期状態ではこの終了ルールがないので終わりません。
〜ルールの拒否〜
新しくルールが作られる際、そのルールに不満があったら拒否を宣言できます。拒否が宣言された場合、そのルールを作るか全員で話し合い、過半数が拒否をしたらそのルールを作ることはできません。
ただし、手番プレイヤーがルールの拒否によって新ルールを作る権利を失うことはありません。
(このルールの拒否はあくまで即時的な破壊力を招くルールを作らせない為にあります。ご使用は空気を読んでください。)
〜ルールの不備〜
ゲーム中にルール説明の不備によりどのような行動が正しいのか判断できない状態になる事があります。そのような場合はその状態に関係しているルールを作ったプレイヤーが質問に答え、それをルールに追加します。
〜ルールの消去〜
そんな感じのルールがあった気がする。でも思い出せない。みたいな状況になったらそのルールは存在感が無かったと言うことで消去しましょう(笑)
※あてんしょん※
「山札から1枚引き手札から2枚捨てる」というルールは1このルールとしても2このルールとしても見ることができます。そこらへんは全プレイヤーで空気を読んでください。
何も考えずノリで作ったゲームなので曖昧なところが結構ありますが。そこらへんは空気を(ry
楽しんでいただければ本望です。
今回は自作ゲームについて書こうと思います。珍しくアブストラクトではないです。
制作にあたって、ルールの無いゲームというゲームに非常に衝撃をうけまして、そこからインスピレーションですかね、その夜の夢の中でそれと似たようなゲームをやってまして。これは!と思い、作ったという。
名前のチャオズですが、カオスをまんま読んだだけです。我ながらセンスの無さに絶望しきり。誰か良い名前付けてあげて下さい。
チャオズβ
by エア
プレイ人数…2人〜
プレイ時間…未知
イントロダクション
貴方はルールに縛られるゲームに飽き飽きしていませんか?
貴方という人物をゲームのルールという枷で縛り付けておくのはとても惜しい!
だから、貴方の自由な想像力を使ったゲームをお作りしました。
このゲームではルールというルールは殆ど存在しません。どうぞ自由にルールを作って下さい。
準備
トランプ、コイン、ダイス、雑誌、ブロック、ビー玉……
などなど。貴方がゲームに使いたいと思う物何でも。
プレイ方法
(以下の説明ではトランプのみを使った手番の概念があるゲームでルール説明をしますが、他の道具を使ったゲームでも同じようにします)
1.適当な方法でスタートプレイヤー(仮)を決めます。
2.スタートプレイヤー(仮)はゲームの初期ルールを決定します。
〜初期ルール〜
初期ルールで決めることは
・プレイスタイル
・ルールの追加方法
・ゲームスタートの合図
の3つです。
プレイスタイルは、手番での行動を決めます。手番の概念がないゲームなら、全員がどの様な行動をするのかなどです。あまり細かく決める必要はありません。
Ex.山札から1枚引いて1枚場に出す。手札を5枚持ち、隣の人から1枚引く。トリックテイキングでAが最強2が最弱。など…。
また、どのような行動をしたらルールを追加出来るのかも決定します。
Ex.山札から引いたカードがハートならルール追加。場に1枚カードを出すと追加。など…。
最後にゲームを開始させます。開始にあたりスタートプレイヤーが必要な場合はそれを指名します。その他、手番の周り順など必要ならば決定します。
3.手番プレイヤーは初期ルールに従いその行動を取ります。ルールを追加する(できる)行動の場合は新ルールを追加します。
4.ルールに従いゲームを進め、誰かがゲーム終了ルールを満たしたら終了です。勝敗はルールに依存します(下記)。
〜ルールの追加〜
新ルールは、手札が8枚以上になったら7枚まで減らす。山札から絵札を引いたらヒャッホィと叫び、もう1枚引く。Aを引いたら歌を歌う。
など、永続的なルールから。
全プレイヤーは直ちに山札から3枚引く。右隣のプレイヤーに手札を全て渡す。
など、瞬間的なルールなど、自由にルールを作ることが出来ます。ゲーム終了時まで何の意味も持たないルールが追加される事も有り得ます。
ただし、今までにあったルールを上書きするようなルールは作ることはできません。
また、ゲーム終了のルールを作ることも可能です。これはどのような状態になったらゲームが終了するのか、そして勝者や敗者、ドローゲームなどの決着方法を決めます。終了ルールは合計で2こまで作ることができます。初期状態ではこの終了ルールがないので終わりません。
〜ルールの拒否〜
新しくルールが作られる際、そのルールに不満があったら拒否を宣言できます。拒否が宣言された場合、そのルールを作るか全員で話し合い、過半数が拒否をしたらそのルールを作ることはできません。
ただし、手番プレイヤーがルールの拒否によって新ルールを作る権利を失うことはありません。
(このルールの拒否はあくまで即時的な破壊力を招くルールを作らせない為にあります。ご使用は空気を読んでください。)
〜ルールの不備〜
ゲーム中にルール説明の不備によりどのような行動が正しいのか判断できない状態になる事があります。そのような場合はその状態に関係しているルールを作ったプレイヤーが質問に答え、それをルールに追加します。
〜ルールの消去〜
そんな感じのルールがあった気がする。でも思い出せない。みたいな状況になったらそのルールは存在感が無かったと言うことで消去しましょう(笑)
※あてんしょん※
「山札から1枚引き手札から2枚捨てる」というルールは1このルールとしても2このルールとしても見ることができます。そこらへんは全プレイヤーで空気を読んでください。
何も考えずノリで作ったゲームなので曖昧なところが結構ありますが。そこらへんは空気を(ry
楽しんでいただければ本望です。
2007年10月09日
デュボン DVONN
今回はデュボンというゲームを紹介したいと思います。ギプフシリーズの第4作目となる作品です。前作までの洗礼された感じがちゃんと引き継がれています。
横長のボードとリング状の駒を使います。まず駒の配置をして、その後移動をします。移動可能な範囲が狭まっていくので収束感があります。ゲーム終了時に自分の駒が支配している駒の数を数えて、その多い方が勝ちです。
火山活動によって変動する大地をイメージしたようですが、正直よくわかりません。アブストラクトですし。
DVONN
デザイナー:Kris Burm
出版社:DON & CO
人数:2人
分類:アブストラクト
箱
駒
リング状の駒が白黒各23個と赤3個あります。プレイヤーは自色の駒を全て取ります。さらに先手は赤の駒を2個、後手は1個持ちます。
駒の配置
まず駒の配置を行います。配置は先手から交互に行います。
ボード上の空いている好きな場所に駒を配置します。まず赤の駒を置き、赤が配置出来たら自色の駒を配置し始めます。
先手と後手のバランスは
先手…ゲーム戦略上重要な赤い駒を多く置ける。
後手…配置終了後の移動を開始できる。
で、とられています。
駒の配置が終わったら駒の移動を開始します。移動は後手から交互に行います。
移動は自色の駒を取り隣の好きな駒の上に重ね、完了です。重ねられる駒の色は関係有りません。駒を重ねる事は強制で、空きマスに駒を移動させる事は出来ないので、移動出来る範囲はどんどん狭くなります。
複数の駒が重なった物はスタックと言い、その所有権は頂上に駒のあるプレイヤーにあります。下の駒達は頂上の駒に支配されている事になります。
スタックも移動や支配する事が出来ます。しかし、スタックの移動は丁度そのスタックを構成する駒の数ぶんだけ直線に移動させなくてはいけません。つまり駒5個から成るスタックは、丁度5マス分移動させなくてはいけないのです。
また、移動可能なスタック(駒)は周り6方向を他の駒によって囲まれていない物だけです。よって最初の移動は外周の駒のみ移動出来ます。
移動を行った結果、何れかの赤い駒から接続が途絶えたスタックが出来たら、そのスタックはゲームから除外されます。勿論、駒が除外されると言うことは単純に不利になる事が多いので、ゲーム中は駒の生命線を考える事が大切になります。
ちなみに赤い駒がスタック中に重ねられていても、その効果は発揮され続けます。則ち、そのスタックは決して除外される事は無く、よって赤い駒はゲーム中除外される事も有りません。自分のスタック中に赤い駒を入れておくと、自分の意志で赤い駒を移動させる事が出来るので有利になる事ができると思います。
移動は強制ですので、移動できる駒が有る場合は不本意な結果で有ろうとも移動をしなくてはいけません。ゲーム終盤で移動出来る駒が少なくなると不本意な移動が行われない用に移動する順番を考える必要があります。
パスはどうしても移動が出来ない場合のみ起こります。
どちらのプレイヤーもパスしか出来なくなったらゲーム終了です。
ゲーム終了時
ゲームが終了したら、自色が支配しているスタックを全て重ね、自色の駒が支配していた駒の数を競います。その数が多い方が勝ちになります。
赤い駒が余る事がありますが。特に関係はありません。
白プレイヤーの勝ち
配置は以後の移動の開始にも関わりますし、ゲームを構成する要素の半分ほどを担っていると言っても過言でありません。重要なのは適度に駒をばらけさせる事です。あまりに自色の駒を集め過ぎると自色の駒をスタックしなくてはいけなくなります。適度にばらけさせる事で相手の駒を支配しつつ行動範囲を広げる事ができます。
また、最初の移動は、周り6方向が他の駒によって塞がれていない外周の駒から始まります。ですから配置の段階で外周に駒を置くことは有利になれる事が多いです。また、上手く最初の移動を行えれば、内側にある相手の駒の動きを封じる事も出来ます。
赤い駒の近くに置くことはそこまで重要では有りませんが、あまりに離れすぎるのも考え物です。赤い駒はスタックされる事によって初めて移動が可能になります。最初の移動から、高さが3程度のスタックが5個くらい出来はじめてくる中盤まで赤い駒がスタックされなかったら、ゲームの終わりまで大胆な移動はされないと考えて殆ど良いと思います。その場合は赤い駒の周りに有る駒の移動は後回しにしましょ。
逆に序盤で赤い駒がスタックされたら注意を払いましょう。その赤い駒の近くに有る駒は除外される危険が高いので、ボードの中央付近にに移動方向を決めると良いと思います。
上手く相手の駒をスタックに入れつつも、生命線を考えて自色のスタックがゲームから除外されるのを防ぐ事が重要となります。除外されるときの損得は単にスタックの駒の数を数えれば良いので、少し頭の中に留めておくと良いと思います。
高いスタックを作ると移動がかなり限られてきます。普通に見ても5個よりも高いスタックはもはや横にしか動くことが出来ません。そうなるとゲームから除外されたり、相手に支配されてしまったりする危険が一気に高まります。ですので、高いスタックを作るのは後半にしておき、前半は全ての駒を万遍なく動かし、低めのスタックを作ると良いと思います。
また、高いスタックを作ってもボードの外側にそれが有るのと、内側に有るのとでは除外される危険は圧倒的に前者の方が高いです。しかし相手に支配される危険性は前者の方が高いです。
高いスタックはハイリスク・ハイリターンですので準備が大切です。相手に支配されても支配仕返す様な駒の置き方が出来ているようにしましょう。
高さが1のスタック、則ち駒は融通が利きます。移動力は1ですが逆に扱いやすく、高いスタックの足下などに有るとそれだけで脅威と成り得ます。また自色のスタックに載せて移動の帳尻あわせなどにも使うことが出来ます。前半に低いスタックを作ることも重要ですが、あまりに駒を使いすぎると後半にきつい勝負を強いられます。適度に駒を残すことが重要です。逆に、相手の駒はどんどん支配していきましょう。時には高いスタックを支配するときよりも移動の価値が高い事もあります。
駒がスタックを作りやすい用に微妙にカーブしていて、本能的に高いスタックを作りたくなります。いかにそれを理性で押さえて最善の手を見つけられるか。自分との戦いのゲームです(嘘)
ちなみにプロトタイプ版は一辺が4の正六角形のボードだったようです。
〜〜参考リンク〜〜
データベース
play:game デュボン
メーカーサイト
Dvonn is a game
横長のボードとリング状の駒を使います。まず駒の配置をして、その後移動をします。移動可能な範囲が狭まっていくので収束感があります。ゲーム終了時に自分の駒が支配している駒の数を数えて、その多い方が勝ちです。
火山活動によって変動する大地をイメージしたようですが、正直よくわかりません。アブストラクトですし。
DVONN
デザイナー:Kris Burm
出版社:DON & CO
人数:2人
分類:アブストラクト
箱
駒
リング状の駒が白黒各23個と赤3個あります。プレイヤーは自色の駒を全て取ります。さらに先手は赤の駒を2個、後手は1個持ちます。
駒の配置
まず駒の配置を行います。配置は先手から交互に行います。
ボード上の空いている好きな場所に駒を配置します。まず赤の駒を置き、赤が配置出来たら自色の駒を配置し始めます。
先手と後手のバランスは
先手…ゲーム戦略上重要な赤い駒を多く置ける。
後手…配置終了後の移動を開始できる。
で、とられています。
駒の配置が終わったら駒の移動を開始します。移動は後手から交互に行います。
移動は自色の駒を取り隣の好きな駒の上に重ね、完了です。重ねられる駒の色は関係有りません。駒を重ねる事は強制で、空きマスに駒を移動させる事は出来ないので、移動出来る範囲はどんどん狭くなります。
複数の駒が重なった物はスタックと言い、その所有権は頂上に駒のあるプレイヤーにあります。下の駒達は頂上の駒に支配されている事になります。
スタックも移動や支配する事が出来ます。しかし、スタックの移動は丁度そのスタックを構成する駒の数ぶんだけ直線に移動させなくてはいけません。つまり駒5個から成るスタックは、丁度5マス分移動させなくてはいけないのです。
また、移動可能なスタック(駒)は周り6方向を他の駒によって囲まれていない物だけです。よって最初の移動は外周の駒のみ移動出来ます。
移動を行った結果、何れかの赤い駒から接続が途絶えたスタックが出来たら、そのスタックはゲームから除外されます。勿論、駒が除外されると言うことは単純に不利になる事が多いので、ゲーム中は駒の生命線を考える事が大切になります。
ちなみに赤い駒がスタック中に重ねられていても、その効果は発揮され続けます。則ち、そのスタックは決して除外される事は無く、よって赤い駒はゲーム中除外される事も有りません。自分のスタック中に赤い駒を入れておくと、自分の意志で赤い駒を移動させる事が出来るので有利になる事ができると思います。
移動は強制ですので、移動できる駒が有る場合は不本意な結果で有ろうとも移動をしなくてはいけません。ゲーム終盤で移動出来る駒が少なくなると不本意な移動が行われない用に移動する順番を考える必要があります。
パスはどうしても移動が出来ない場合のみ起こります。
どちらのプレイヤーもパスしか出来なくなったらゲーム終了です。
ゲーム終了時
ゲームが終了したら、自色が支配しているスタックを全て重ね、自色の駒が支配していた駒の数を競います。その数が多い方が勝ちになります。
赤い駒が余る事がありますが。特に関係はありません。
白プレイヤーの勝ち
配置は以後の移動の開始にも関わりますし、ゲームを構成する要素の半分ほどを担っていると言っても過言でありません。重要なのは適度に駒をばらけさせる事です。あまりに自色の駒を集め過ぎると自色の駒をスタックしなくてはいけなくなります。適度にばらけさせる事で相手の駒を支配しつつ行動範囲を広げる事ができます。
また、最初の移動は、周り6方向が他の駒によって塞がれていない外周の駒から始まります。ですから配置の段階で外周に駒を置くことは有利になれる事が多いです。また、上手く最初の移動を行えれば、内側にある相手の駒の動きを封じる事も出来ます。
赤い駒の近くに置くことはそこまで重要では有りませんが、あまりに離れすぎるのも考え物です。赤い駒はスタックされる事によって初めて移動が可能になります。最初の移動から、高さが3程度のスタックが5個くらい出来はじめてくる中盤まで赤い駒がスタックされなかったら、ゲームの終わりまで大胆な移動はされないと考えて殆ど良いと思います。その場合は赤い駒の周りに有る駒の移動は後回しにしましょ。
逆に序盤で赤い駒がスタックされたら注意を払いましょう。その赤い駒の近くに有る駒は除外される危険が高いので、ボードの中央付近にに移動方向を決めると良いと思います。
上手く相手の駒をスタックに入れつつも、生命線を考えて自色のスタックがゲームから除外されるのを防ぐ事が重要となります。除外されるときの損得は単にスタックの駒の数を数えれば良いので、少し頭の中に留めておくと良いと思います。
高いスタックを作ると移動がかなり限られてきます。普通に見ても5個よりも高いスタックはもはや横にしか動くことが出来ません。そうなるとゲームから除外されたり、相手に支配されてしまったりする危険が一気に高まります。ですので、高いスタックを作るのは後半にしておき、前半は全ての駒を万遍なく動かし、低めのスタックを作ると良いと思います。
また、高いスタックを作ってもボードの外側にそれが有るのと、内側に有るのとでは除外される危険は圧倒的に前者の方が高いです。しかし相手に支配される危険性は前者の方が高いです。
高いスタックはハイリスク・ハイリターンですので準備が大切です。相手に支配されても支配仕返す様な駒の置き方が出来ているようにしましょう。
高さが1のスタック、則ち駒は融通が利きます。移動力は1ですが逆に扱いやすく、高いスタックの足下などに有るとそれだけで脅威と成り得ます。また自色のスタックに載せて移動の帳尻あわせなどにも使うことが出来ます。前半に低いスタックを作ることも重要ですが、あまりに駒を使いすぎると後半にきつい勝負を強いられます。適度に駒を残すことが重要です。逆に、相手の駒はどんどん支配していきましょう。時には高いスタックを支配するときよりも移動の価値が高い事もあります。
駒がスタックを作りやすい用に微妙にカーブしていて、本能的に高いスタックを作りたくなります。いかにそれを理性で押さえて最善の手を見つけられるか。自分との戦いのゲームです(嘘)
ちなみにプロトタイプ版は一辺が4の正六角形のボードだったようです。
〜〜参考リンク〜〜
データベース
play:game デュボン
メーカーサイト
Dvonn is a game
2007年09月24日
ゴシックス Gosix
今回はゴシックスというゲームの紹介です。
Gosix
デザイナー:Pierre Canuel
人数:2人
分類:アブストラクト,フリーゲーム
フリーゲームですのでボードとルールはダウンロード出来ます。
substantiel
ボード:トップ>jeux>Gosix>TELECHARGER le PLATEAU (20KB-pdf)
ルール:トップ>jeux>Gosix>LIRE les REGLES de GOSIX (90KB-pdf)
で、ダウンロード出来ます。英語版の方は国旗をクリックで英語版になります。
あと駒ですが、これは各自で準備しましょ。2色、各20個が必要です
で、実際のプレイですが、せっかく訳したので、そんな感じに紹介します。
Gosix
by Pierre Canuel
2人用アブストラクト
5分〜
準備
ボードは7つの六角形から成っています。各プレイヤーは20個の駒が必要ですので、チェッカーや囲碁から持ってきてください。
イントロダクション
ゴシックスにおいて、駒は六角形の6つの頂点に置かれます。六角形の全ての角に駒が置かれたら、最も駒を繋げているプレイヤーがその六角形を支配します。しかしそのプレイヤーは、その6角形の頂点に置かれている駒を失います。勝つためには出来るだけ失う駒を少なくすることが大切です。
プレイの仕方
ランダムにスタートプレイヤーを決定します。プレイヤーは自分のターンに1つ駒を置きます。これを交互に繰り返します。
勝敗
先に4つの六角形を支配したプレイヤーの勝ちです。
六角形の支配
何れかのプレイヤーがある六角形について6つ目の駒を置いたら(=全ての頂点を埋めたら)、各プレイヤーはその六角形に接続している最も長い駒の繋がりを数えます。駒の繋がりが長い方がその六角形を支配します。そのプレイヤーはその六角形の中央に駒を置き、その周りの頂点に有る全ての自色の駒を手持ちに戻します。
1度支配された六角形はそのゲーム中、支配者が変わることは有りません。よって支配された六角形の周りに駒が置かれても、その六角形については支配の判定が行われません。
配置の制限
6つ目の駒を置くときに、駒の繋がっている長さが同じ、則ち引き分けとなるような駒は置くことが出来ません。
1つの駒で複数の六角形について6つ目の駒となる場合、その全ての六角形について引き分けになっていないか確認します。何れかの六角形について、引き分けになる事がある場合はそこに駒を置けません。
どこにも駒を置けない場合はパスとなります。それ以外ではパスをする事は出来ません。
どちらのプレイヤーもパスしか出来ない場合はゲームは終了します。その時点で支配している六角形の数が多いプレイヤーが勝ちです。(つまり、この場合にのみゲームの引き分けが有り得ます)
誤訳などありましたら報告ください。
非常に短時間で終わるアブストラクトゲームです。
ボードが小さくて済みますし、(私はハガキに印刷しています)駒を準備すれば良いだけなので携帯性が良いです。
ゲーム的にもボードが小さいので一手のミスがかなり重大な損失になり得ます。ですがティック・タック・トゥの様な手軽なゲームだと思いますので、ちゃんと考えれば必勝法は見つかると思います。
おそらく先手有利なので偶数回プレイする方が良いのかと思います。
ルールも簡単で、正にワンアイディアゲームですね。お手軽です。
〜〜参考リンク〜〜
データベース
BoardGameGeek(Eng.)
デザイナーズサイト
substantiel(Fra.)
Gosix
デザイナー:Pierre Canuel
人数:2人
分類:アブストラクト,フリーゲーム
フリーゲームですのでボードとルールはダウンロード出来ます。
substantiel
ボード:トップ>jeux>Gosix>TELECHARGER le PLATEAU (20KB-pdf)
ルール:トップ>jeux>Gosix>LIRE les REGLES de GOSIX (90KB-pdf)
で、ダウンロード出来ます。英語版の方は国旗をクリックで英語版になります。
あと駒ですが、これは各自で準備しましょ。2色、各20個が必要です
で、実際のプレイですが、せっかく訳したので、そんな感じに紹介します。
Gosix
by Pierre Canuel
2人用アブストラクト
5分〜
準備
ボードは7つの六角形から成っています。各プレイヤーは20個の駒が必要ですので、チェッカーや囲碁から持ってきてください。
イントロダクション
ゴシックスにおいて、駒は六角形の6つの頂点に置かれます。六角形の全ての角に駒が置かれたら、最も駒を繋げているプレイヤーがその六角形を支配します。しかしそのプレイヤーは、その6角形の頂点に置かれている駒を失います。勝つためには出来るだけ失う駒を少なくすることが大切です。
プレイの仕方
ランダムにスタートプレイヤーを決定します。プレイヤーは自分のターンに1つ駒を置きます。これを交互に繰り返します。
勝敗
先に4つの六角形を支配したプレイヤーの勝ちです。
六角形の支配
何れかのプレイヤーがある六角形について6つ目の駒を置いたら(=全ての頂点を埋めたら)、各プレイヤーはその六角形に接続している最も長い駒の繋がりを数えます。駒の繋がりが長い方がその六角形を支配します。そのプレイヤーはその六角形の中央に駒を置き、その周りの頂点に有る全ての自色の駒を手持ちに戻します。
1度支配された六角形はそのゲーム中、支配者が変わることは有りません。よって支配された六角形の周りに駒が置かれても、その六角形については支配の判定が行われません。
配置の制限
6つ目の駒を置くときに、駒の繋がっている長さが同じ、則ち引き分けとなるような駒は置くことが出来ません。
1つの駒で複数の六角形について6つ目の駒となる場合、その全ての六角形について引き分けになっていないか確認します。何れかの六角形について、引き分けになる事がある場合はそこに駒を置けません。
どこにも駒を置けない場合はパスとなります。それ以外ではパスをする事は出来ません。
どちらのプレイヤーもパスしか出来ない場合はゲームは終了します。その時点で支配している六角形の数が多いプレイヤーが勝ちです。(つまり、この場合にのみゲームの引き分けが有り得ます)
誤訳などありましたら報告ください。
非常に短時間で終わるアブストラクトゲームです。
ボードが小さくて済みますし、(私はハガキに印刷しています)駒を準備すれば良いだけなので携帯性が良いです。
ゲーム的にもボードが小さいので一手のミスがかなり重大な損失になり得ます。ですがティック・タック・トゥの様な手軽なゲームだと思いますので、ちゃんと考えれば必勝法は見つかると思います。
おそらく先手有利なので偶数回プレイする方が良いのかと思います。
ルールも簡単で、正にワンアイディアゲームですね。お手軽です。
〜〜参考リンク〜〜
データベース
BoardGameGeek(Eng.)
デザイナーズサイト
substantiel(Fra.)
2007年08月31日
ギプフ GIPF
今回はギプフというゲームの紹介です。
前にも幾つか紹介したギプフシリーズの1作目となるゲームです。
※過去の記事
ZERTZ
YINSH
GIPF
デザイナー:Kris Burm
出版社:DON & CO
人数:2人
分類:アブストラクト
コンポーネンツはボードと駒です
ボードは52個の3角形を6角形状に敷き詰めたものです。
駒
白と黒の駒が各19個計38個あります。ゲームの開始時は自色の駒をストックとして持っておきます。
初期配置です。
六角形の頂点に1個飛びに駒を配置します。配置する駒はギプフ駒と言う、通常の駒を2個重ねた物を配置します。このギプフ駒は勝利条件に関係する重要な駒です。
自分のターンには駒を1個配置します。
配置はまず、外周の黒い点に駒を置きます。そしたらその点から出る線の何れかの方向に駒をスライドさせます。スライドさせた先にも駒があったら一緒にスライドします。駒を押し出す様に配置するわけです。
配置の結果、同色の駒が4個並んだらそれらを除去します。加えて、4個の駒の直線上にある駒で、それらに接続している駒も一緒に除去されます。また、ギプフ駒のみは除去が任意なので、除去せずにボード上に残しておくことも可能です。除去した駒は、自色の駒なら、自分のストックに戻します。相手の色なら、ゲームから除外します。
●○○◎○_●という配置なら。
______●と
___◎__●の除去の仕方があります。
後ろの黒い駒は4個の並びに接続していないので除去されません。
また、除去は4個の駒が並んだプレイヤーが行いますので、自分のターンに相手の駒の除去があるという事もあり得ます。うっかり相手の駒を並べてしまって自分の駒を除外される何て事もあります。
プレイ例です。
今、黒プレイヤーが赤い点から駒を配置しました。その結果、黒の駒が4個並び除去が行われます。
まず、4個の黒の駒を除去しますが、ギプフ駒が1つ有りましたので、それは除去しませんでした。除去した駒は黒のストックに戻ります。
次に、それに接続していた白の駒2個とその先の黒の駒を除去します。白の駒のうち1個はギプフ駒でしたが、除去しました。除去した白の駒はゲームから除外します。黒の駒はストックに戻ります。
除去の結果、こんな感じになりました。
次に白のプレイヤーが赤い点から駒を配置しました。
同様に白の駒も4個並んだので除去が行われます。
まず4個の白の駒を除去します。しかし4個のうち1個はギプフ駒でしたのでボード上に残しました。
次に、それらに接続してた黒のギプフ駒を除去します。この黒の駒は除外されます。
結果、こうなりました。
これらを繰り返し、何れかのプレイヤーが勝利条件
・相手のストックの駒をなくす
・相手のギプフ駒を全て除去、除外する
の、どちらかを達成したら、そのプレイヤーの勝ちです。
ボードの構成単位が三角形で、しかも駒がスライドするため、意外と先読みがし辛いです。初めての人は1回プレイしないと正しく先読みできないでしょう。
駒の除去が行われるたびにボードから駒が消えていくので収束感は全く無いです。除去が行われると新しくゲームを始めた様な感じですね。
2人ゲームにありがちですが一方的な展開になりやすいですね。どうしても駒の数が勝利条件になっていますし、攻撃の手段でもありますから、駒が減ると本当に減った分だけキツくなるんですね。
でもこの飾りっ気のない素っ気ない雰囲気が俺は好きです。駒の動き方などに気を遣わなくてもいい、純粋な頭脳勝負が出来ます。
万人にお勧め出来るゲームでは有りませんが、ハマる人はとことんハマりそうなゲームです。伝統ゲームに有りそうな雰囲気ですし。
〜〜参考リンク〜〜
データベース
play:game
メーカーサイト
GIPF Project GIPF(Eng.)
SourceForge.net(Eng.)
対COM用のソフトがダウンロードできます。
前にも幾つか紹介したギプフシリーズの1作目となるゲームです。
※過去の記事
ZERTZ
YINSH
GIPF
デザイナー:Kris Burm
出版社:DON & CO
人数:2人
分類:アブストラクト
コンポーネンツはボードと駒です
ボードは52個の3角形を6角形状に敷き詰めたものです。
駒
白と黒の駒が各19個計38個あります。ゲームの開始時は自色の駒をストックとして持っておきます。
初期配置です。
六角形の頂点に1個飛びに駒を配置します。配置する駒はギプフ駒と言う、通常の駒を2個重ねた物を配置します。このギプフ駒は勝利条件に関係する重要な駒です。
自分のターンには駒を1個配置します。
配置はまず、外周の黒い点に駒を置きます。そしたらその点から出る線の何れかの方向に駒をスライドさせます。スライドさせた先にも駒があったら一緒にスライドします。駒を押し出す様に配置するわけです。
配置の結果、同色の駒が4個並んだらそれらを除去します。加えて、4個の駒の直線上にある駒で、それらに接続している駒も一緒に除去されます。また、ギプフ駒のみは除去が任意なので、除去せずにボード上に残しておくことも可能です。除去した駒は、自色の駒なら、自分のストックに戻します。相手の色なら、ゲームから除外します。
●○○◎○_●という配置なら。
______●と
___◎__●の除去の仕方があります。
後ろの黒い駒は4個の並びに接続していないので除去されません。
また、除去は4個の駒が並んだプレイヤーが行いますので、自分のターンに相手の駒の除去があるという事もあり得ます。うっかり相手の駒を並べてしまって自分の駒を除外される何て事もあります。
プレイ例です。
今、黒プレイヤーが赤い点から駒を配置しました。その結果、黒の駒が4個並び除去が行われます。
まず、4個の黒の駒を除去しますが、ギプフ駒が1つ有りましたので、それは除去しませんでした。除去した駒は黒のストックに戻ります。
次に、それに接続していた白の駒2個とその先の黒の駒を除去します。白の駒のうち1個はギプフ駒でしたが、除去しました。除去した白の駒はゲームから除外します。黒の駒はストックに戻ります。
除去の結果、こんな感じになりました。
次に白のプレイヤーが赤い点から駒を配置しました。
同様に白の駒も4個並んだので除去が行われます。
まず4個の白の駒を除去します。しかし4個のうち1個はギプフ駒でしたのでボード上に残しました。
次に、それらに接続してた黒のギプフ駒を除去します。この黒の駒は除外されます。
結果、こうなりました。
これらを繰り返し、何れかのプレイヤーが勝利条件
・相手のストックの駒をなくす
・相手のギプフ駒を全て除去、除外する
の、どちらかを達成したら、そのプレイヤーの勝ちです。
ボードの構成単位が三角形で、しかも駒がスライドするため、意外と先読みがし辛いです。初めての人は1回プレイしないと正しく先読みできないでしょう。
駒の除去が行われるたびにボードから駒が消えていくので収束感は全く無いです。除去が行われると新しくゲームを始めた様な感じですね。
2人ゲームにありがちですが一方的な展開になりやすいですね。どうしても駒の数が勝利条件になっていますし、攻撃の手段でもありますから、駒が減ると本当に減った分だけキツくなるんですね。
でもこの飾りっ気のない素っ気ない雰囲気が俺は好きです。駒の動き方などに気を遣わなくてもいい、純粋な頭脳勝負が出来ます。
万人にお勧め出来るゲームでは有りませんが、ハマる人はとことんハマりそうなゲームです。伝統ゲームに有りそうな雰囲気ですし。
〜〜参考リンク〜〜
データベース
play:game
メーカーサイト
GIPF Project GIPF(Eng.)
SourceForge.net(Eng.)
対COM用のソフトがダウンロードできます。
2007年08月24日
ゼヘツ ZERTZ
今回はゼヘツというゲームを紹介したいと思います。
前にも紹介したギプフシリーズの1つです。このゼヘツはシリーズ3作目のゲームですね。作品順に紹介しないのは……気分ですw
狭くなっていくボードの上で中立のボールを奪い合うゲームです。一定個のボールを確保する事を目的とします。
狭くなっていくボードは海で浸食されていく岩をイメージしたようです。
デザイナー:Kris Burm
出版社:DON & CO
人数:2人
分類:アブストラクト
箱
コンポーネンツ
ボールが24個とリングが37個あります。
初期配置
リングを全て使い正六角形に並べます。これがボードとなります。
ゲームは先手から順番にターン制で行います。
自分のターンには
1.捕獲チェック
2.ボールの配置
3.リングの除去
4.分離チェック
を順番に行います。
メインの行動は2と3になりますので、先に2と3を説明します。
2.ボールの配置
ゲーム開始時は全てのボールがストックにあります。ボールは白,灰,黒の3色があり、内訳はそれぞれ6個,8個,10個となっています。
配置はストックにあるボールから好きな色のボールを1つを選び、それをボードのリング上に載せます。既にボールが配置してあるリング上には配置出来ませんが、それ以外の配置のルールはありません。
特別な状況としてストックにボールが無い場合があります。この時は自分が捕獲したボールから配置を行います。捕獲の説明は後でします。
3.リングの除去
ボードを構成するリングを1つ選びゲームから除去します。除去は便宜上スライドさせて行いますので、スライドさせて他のリングの配置を崩してしまうようなリングの除去はできません。このルールは6角形の駒が出てくるアブストラクトゲームだと結構使われてますね。このルールに引っかからない限りどんなリングも除去することが出来ます。
除去したリングは自分の前に置いときましょ。
基本的にこの2と3の行動を繰り返す事になります。コレを繰り返すとボードは狭くなっていきますし、いずれボール同士が隣り合うことになります。これは1の捕獲チェックで解消され、基本的にボール同士が隣接する事は無くなります。
1.捕獲チェック
自分のターンが回ってきたら先ず捕獲チェックを行います。そして可能なら捕獲を行いターン終了となります。捕獲を行う場合はこの後の2,3,4の行動はとれません。
捕獲はボール同士が隣接するときに行われます。プレイヤーは隣接した2つのボールのうち片方を選び、もう片方のボールを飛び越えた先のリングにそれを移動させます。チェッカーの様な移動をする訳です。そして飛び越えられた方のボールを捕獲し、自分のボールとします。捕獲したボールは3で除去したリングの上に載せときましょ。
ボールが飛び越えられるのはいっぺんに1個のボールですが、飛び越えた先で更にボールを飛び越えられる状況ならそのボールも飛び越えます。こうして2個以上のボールを捕獲する事もあり得ます。
先ほども言いましたが、いっぺんに飛び越えられるボールは1個だけです。また飛び越えた先にリングが無ければ飛び越えることが出来ないので、捕獲自体が起こりません。
捕獲は義務ですので出来る場合は必ず行い、そしてターン終了となります。出来ない場合はそのまま2を行います。
この捕獲したボールらはゲームの終了条件に関わってきます。
4.分離チェック
先ずこの図を見てください。
今2の配置が終わり3の除去を行う所です。
このときAのリングを除去するとどうなるでしょうか。
このようにボードから切り離されたリングが出てきますね。このような状況が分離です。分離したリングはそのままゲームに残り続けます。が、分離したリング全てにボールが配置された場合はその全てのリングを除去し、ボールを捕獲することが出来ます。ここで注意するべきは分離した全てのリングにボールが配置された場合のみ、それらを捕獲出来るという事です。つまりAを除去すれば白のボールを捕獲できますが、Bのリングを除去しても分離は起こりますが、そこにあるボールを捕獲する事は出来ないのです。
逆にBを除去してしまうと、次の相手のターンに分離したリングにボールを載せられ、さらにリングを除去され、それらを捕獲されてしまいます。
このようにターンを進行していき、ボールを捕獲していきます。
最終的に
・全てのボールを3個ずつ捕獲
・白のボールを4個捕獲
・灰のボールを5個捕獲
・黒のボールを6個捕獲
のいずれかの条件を満たしたら勝ちです。
勝利条件は4つですが、関係している数字が3,4,5,6と連なっているので覚えやすい方ではないでしょうか。
また特別な状況として、全てのリング上にボールが配置された場合があります。この場合は、その全てのリングが分離したと見なし、その全てを捕獲できます。こうなるとそのプレイヤーが勝利条件を満たし、勝ちとなります。つまり5つ目の勝利条件として
・全てのリング上にボールを配置する
があります。
相手と同じ駒を共有し、同じ勝利条件を目指す。そんな奇妙なゲームです。
ボードはどんどん狭くなっていくのでゲームの収束が丸見えです。収束するお陰で1ゲーム15〜30分程で終わります。
最初の頃はどちらのプレイヤーも相手に捕獲させないように配置をしていきますが、あるところで気付くでしょう。相手に捕獲をさせないと勝ちが無いことに。そうです、勝利の為には多少の犠牲が必要なのです。
基本的プレイスタイルは相手に価値の低いボールを捕獲させ、自分が価値の高いボールを捕獲出来る状況を作るです。このことを理解しないとただの運ゲーですからね。
これはホントにガチのアブストラクトですね。先読みしないとまず勝利はありません。
オサレで静かながらもプレイヤーの火花が散るゲーム。是非プレイしてみてください。
〜〜参考リンク〜〜
データベース
play:game
メーカーサイト
GIPF project ZERTZ(English)
前にも紹介したギプフシリーズの1つです。このゼヘツはシリーズ3作目のゲームですね。作品順に紹介しないのは……気分ですw
狭くなっていくボードの上で中立のボールを奪い合うゲームです。一定個のボールを確保する事を目的とします。
狭くなっていくボードは海で浸食されていく岩をイメージしたようです。
デザイナー:Kris Burm
出版社:DON & CO
人数:2人
分類:アブストラクト
箱
コンポーネンツ
ボールが24個とリングが37個あります。
初期配置
リングを全て使い正六角形に並べます。これがボードとなります。
ゲームは先手から順番にターン制で行います。
自分のターンには
1.捕獲チェック
2.ボールの配置
3.リングの除去
4.分離チェック
を順番に行います。
メインの行動は2と3になりますので、先に2と3を説明します。
2.ボールの配置
ゲーム開始時は全てのボールがストックにあります。ボールは白,灰,黒の3色があり、内訳はそれぞれ6個,8個,10個となっています。
配置はストックにあるボールから好きな色のボールを1つを選び、それをボードのリング上に載せます。既にボールが配置してあるリング上には配置出来ませんが、それ以外の配置のルールはありません。
特別な状況としてストックにボールが無い場合があります。この時は自分が捕獲したボールから配置を行います。捕獲の説明は後でします。
3.リングの除去
ボードを構成するリングを1つ選びゲームから除去します。除去は便宜上スライドさせて行いますので、スライドさせて他のリングの配置を崩してしまうようなリングの除去はできません。このルールは6角形の駒が出てくるアブストラクトゲームだと結構使われてますね。このルールに引っかからない限りどんなリングも除去することが出来ます。
除去したリングは自分の前に置いときましょ。
基本的にこの2と3の行動を繰り返す事になります。コレを繰り返すとボードは狭くなっていきますし、いずれボール同士が隣り合うことになります。これは1の捕獲チェックで解消され、基本的にボール同士が隣接する事は無くなります。
1.捕獲チェック
自分のターンが回ってきたら先ず捕獲チェックを行います。そして可能なら捕獲を行いターン終了となります。捕獲を行う場合はこの後の2,3,4の行動はとれません。
捕獲はボール同士が隣接するときに行われます。プレイヤーは隣接した2つのボールのうち片方を選び、もう片方のボールを飛び越えた先のリングにそれを移動させます。チェッカーの様な移動をする訳です。そして飛び越えられた方のボールを捕獲し、自分のボールとします。捕獲したボールは3で除去したリングの上に載せときましょ。
ボールが飛び越えられるのはいっぺんに1個のボールですが、飛び越えた先で更にボールを飛び越えられる状況ならそのボールも飛び越えます。こうして2個以上のボールを捕獲する事もあり得ます。
先ほども言いましたが、いっぺんに飛び越えられるボールは1個だけです。また飛び越えた先にリングが無ければ飛び越えることが出来ないので、捕獲自体が起こりません。
捕獲は義務ですので出来る場合は必ず行い、そしてターン終了となります。出来ない場合はそのまま2を行います。
この捕獲したボールらはゲームの終了条件に関わってきます。
4.分離チェック
先ずこの図を見てください。
今2の配置が終わり3の除去を行う所です。
このときAのリングを除去するとどうなるでしょうか。
このようにボードから切り離されたリングが出てきますね。このような状況が分離です。分離したリングはそのままゲームに残り続けます。が、分離したリング全てにボールが配置された場合はその全てのリングを除去し、ボールを捕獲することが出来ます。ここで注意するべきは分離した全てのリングにボールが配置された場合のみ、それらを捕獲出来るという事です。つまりAを除去すれば白のボールを捕獲できますが、Bのリングを除去しても分離は起こりますが、そこにあるボールを捕獲する事は出来ないのです。
逆にBを除去してしまうと、次の相手のターンに分離したリングにボールを載せられ、さらにリングを除去され、それらを捕獲されてしまいます。
このようにターンを進行していき、ボールを捕獲していきます。
最終的に
・全てのボールを3個ずつ捕獲
・白のボールを4個捕獲
・灰のボールを5個捕獲
・黒のボールを6個捕獲
のいずれかの条件を満たしたら勝ちです。
勝利条件は4つですが、関係している数字が3,4,5,6と連なっているので覚えやすい方ではないでしょうか。
また特別な状況として、全てのリング上にボールが配置された場合があります。この場合は、その全てのリングが分離したと見なし、その全てを捕獲できます。こうなるとそのプレイヤーが勝利条件を満たし、勝ちとなります。つまり5つ目の勝利条件として
・全てのリング上にボールを配置する
があります。
相手と同じ駒を共有し、同じ勝利条件を目指す。そんな奇妙なゲームです。
ボードはどんどん狭くなっていくのでゲームの収束が丸見えです。収束するお陰で1ゲーム15〜30分程で終わります。
最初の頃はどちらのプレイヤーも相手に捕獲させないように配置をしていきますが、あるところで気付くでしょう。相手に捕獲をさせないと勝ちが無いことに。そうです、勝利の為には多少の犠牲が必要なのです。
基本的プレイスタイルは相手に価値の低いボールを捕獲させ、自分が価値の高いボールを捕獲出来る状況を作るです。このことを理解しないとただの運ゲーですからね。
これはホントにガチのアブストラクトですね。先読みしないとまず勝利はありません。
オサレで静かながらもプレイヤーの火花が散るゲーム。是非プレイしてみてください。
〜〜参考リンク〜〜
データベース
play:game
メーカーサイト
GIPF project ZERTZ(English)
2007年08月13日
ハイブ Hive
今回はハイブというゲームを紹介したいと思います。
つい最近国内でも販売され始めたゲームですね。とか言いつつも自作の方でゲームの紹介をさせていただきます。
テーマは虫の争い……ですかね(´・ω・?)
ゲームはコレだけ有ればできます。
5種類の虫が描かれたタイルです。
白と黒の2色で合計22枚です。
内訳は
ハチ………各色1枚
クモ………各色2枚
クワガタ…各色2枚
バッタ……各色3枚
アリ………各色3枚
です。
実際のプレイは
こんな感じで進みます。
各プレイヤー自色のタイルを全て取り、自分の前に種類毎に分けて、ストックとして置いておきます。何が有るのか一目瞭然にしておきましょ。先手が好きなタイルを1枚置いて、それに接するように後手も好きなタイルを1枚置きます。これで準備完了です。
手番には
配置:タイルを1枚置く
移動:配置済みのタイルを動かす
のどちらかの行動をしなくてはいけません。どちらも出来ない場合はパスとなります。
配置:
好きなタイルをストックから1枚取り、それを既に配置してあるタイルに接する様に置きます。この時、自分のタイルとのみ接することが出来ます。相手のタイルと接する様な配置は出来ません。
また、配置は便宜上スライドさせて行います。ですからスライドさせて他のタイルの配置が崩れる様な所に配置は出来ません。
移動:
配置済みの自分のタイルを1枚選び、それを動かします。
動かし方にはそれぞれ特徴があり
ハチ………周り1マスに動ける
クモ………ピッタリ3マス分動ける
クワガタ…周り1マスに動ける 他のタイルの上に乗れる
バッタ……直線上の空いているマスまでタイルを飛び越して動ける
アリ………配置済みのタイルの外周ならどこでも動ける
となっています。この動かし方に則ってタイルを動かします。
また、移動も便宜上スライドさせて行います。ですからスライドさせて他のタイルの配置が崩れる様なタイルは移動させる事が出来ません。
さらに、移動させる途中で盤面が幾つかに分かれる様な移動も出来ません。
最初の4ターンまでにはハチタイルを配置しなくてはいけません。
また、ハチタイルを配置していない場合は移動をする事は出来ません。
このような厳しい移動制限のなかでプレイをしていき、相手のハチタイルの周り6方向をタイルで埋めれば勝ちとなります。このとき使用されるタイルは誰の物でもかまいません。
写真は白プレイヤーの勝ちです。
さっきも書きましたがとにかく配置の制限がキツいです。かなり配置出来るところが限られます。でも逆に言うと先読みしやすいです。
とまぁ、ガチガチの制限の中で先読みMAXなガチの勝負ができます。相手を雁字搦めにして動けなくしてやりましょ。と言わんばかりです。
上質なアブストラクトゲームですが、虫嫌いにはちょっとアレかも……
是非一度はプレイを!
〜〜参考リンク〜〜
データベース
play:game
データベース(Eng)
BoardGameGeek
自作用のファイルがあります。
メーカーサイト(Eng)
A fun board game that you can play anywhere without a board from HiveMania.com
コンピュータ対戦が出来ます。オンラインプレイも出来るようです。
つい最近国内でも販売され始めたゲームですね。とか言いつつも自作の方でゲームの紹介をさせていただきます。
テーマは虫の争い……ですかね(´・ω・?)
ゲームはコレだけ有ればできます。
5種類の虫が描かれたタイルです。
白と黒の2色で合計22枚です。
内訳は
ハチ………各色1枚
クモ………各色2枚
クワガタ…各色2枚
バッタ……各色3枚
アリ………各色3枚
です。
実際のプレイは
こんな感じで進みます。
各プレイヤー自色のタイルを全て取り、自分の前に種類毎に分けて、ストックとして置いておきます。何が有るのか一目瞭然にしておきましょ。先手が好きなタイルを1枚置いて、それに接するように後手も好きなタイルを1枚置きます。これで準備完了です。
手番には
配置:タイルを1枚置く
移動:配置済みのタイルを動かす
のどちらかの行動をしなくてはいけません。どちらも出来ない場合はパスとなります。
配置:
好きなタイルをストックから1枚取り、それを既に配置してあるタイルに接する様に置きます。この時、自分のタイルとのみ接することが出来ます。相手のタイルと接する様な配置は出来ません。
また、配置は便宜上スライドさせて行います。ですからスライドさせて他のタイルの配置が崩れる様な所に配置は出来ません。
移動:
配置済みの自分のタイルを1枚選び、それを動かします。
動かし方にはそれぞれ特徴があり
ハチ………周り1マスに動ける
クモ………ピッタリ3マス分動ける
クワガタ…周り1マスに動ける 他のタイルの上に乗れる
バッタ……直線上の空いているマスまでタイルを飛び越して動ける
アリ………配置済みのタイルの外周ならどこでも動ける
となっています。この動かし方に則ってタイルを動かします。
また、移動も便宜上スライドさせて行います。ですからスライドさせて他のタイルの配置が崩れる様なタイルは移動させる事が出来ません。
さらに、移動させる途中で盤面が幾つかに分かれる様な移動も出来ません。
最初の4ターンまでにはハチタイルを配置しなくてはいけません。
また、ハチタイルを配置していない場合は移動をする事は出来ません。
このような厳しい移動制限のなかでプレイをしていき、相手のハチタイルの周り6方向をタイルで埋めれば勝ちとなります。このとき使用されるタイルは誰の物でもかまいません。
写真は白プレイヤーの勝ちです。
さっきも書きましたがとにかく配置の制限がキツいです。かなり配置出来るところが限られます。でも逆に言うと先読みしやすいです。
とまぁ、ガチガチの制限の中で先読みMAXなガチの勝負ができます。相手を雁字搦めにして動けなくしてやりましょ。と言わんばかりです。
上質なアブストラクトゲームですが、虫嫌いにはちょっとアレかも……
是非一度はプレイを!
〜〜参考リンク〜〜
データベース
play:game
データベース(Eng)
BoardGameGeek
自作用のファイルがあります。
メーカーサイト(Eng)
A fun board game that you can play anywhere without a board from HiveMania.com
コンピュータ対戦が出来ます。オンラインプレイも出来るようです。
2007年08月05日
プリズマ Prisma
今回はプリズマというゲームを紹介します。
かの有名なクニツィアさん作ですね。
ゲームルールが公開されているので制作しました。
2人用アブストラクトゲームです。
使う物は
5×5のボードと、5色5個の駒です
今回はヒュレ7から流用です。
ゲームは簡単です。
まず各プレイヤーは自分の担当する列(縦か横)を決定し、各色1個の駒を手持ちとして受け取り、残りをストックとします。これで準備完了です。
スタートプレイヤーから交互に自分の手持ちの駒を1個置き、ストックから好きな駒を1個補充します。ストックが無かったら補充は行いません。
ボードの全てのマスに駒が置かれたらゲーム終了で、得点計算を行います。
得点計算は列ごとに行います。その列の中に同じ色の駒が何個有るかで得点を得ます。
同じ色の駒2個……1点
同じ色の駒3個……2点
同じ色の駒4個……6点
同じ色の駒5個……10点
となります。
全ての列の計算が終わったら、得点の高いプレイヤーの勝ちです。
盤面が小さく、一手の影響力がおおきいです。一手が重いので少しのミスですぐに敗北となります。
これで終わりじゃ少し物足りないですね。
珍しく戦略を考えてみましょう。
まず得点効率についてです。得点効率とは一手=駒1個で得られる得点の事です。
上記の得点を見てもらうと解る通り、同色駒2個の場合1点が入ります。これは駒1個分の得点が0.5点で、得点効率は0.5点と言う事になります。
同様に同色駒3個または4個の場合は1.5点、
同色駒5個の場合は2点
となります。
勿論、得点効率の良い同色駒5個を狙いたい所ですが、1列が全て同じ色になる状況を相手プレイヤーが易々と見過ごすとは考えられないので、10点はまずあり得ないと言う事で良いでしょう。
という事は割と得点効率の良い同色駒3個、4個を狙うのが良いという訳です。が、勿論4個並べるよりも3個並べる方が簡単です。それに同色駒3個と同色駒2個で3点を得られる可能性もあります。同色駒3個狙いが一番効率が良いのでは無いでしょうか。4個並べるのも良いですが、相手は絶対に5個並びになる事を防ぎにくるでしょう。すると1列が埋まってしまい、相手の縦列に同色駒が置かれる可能性が出てきただけです。これでは圧倒的に不利です。という訳で4個狙いはやめときましょう。
基本的に同色駒3個狙いで。
次に駒の置き方です。
主に2つの置き方があります。ひたすら相手の得点を妨げる防御型と、ひたすら自分の得点を目指す攻撃型です。
いろいろ端折っちゃいますと、私的には先攻の時は攻撃型。後攻の時は防御型の方がよろしいかと思います。
まぁコレばかりは個人の戦法の取り方ですしね。色々と試してください。(ただ面倒になっただけ)
〜〜参考リンク〜〜
データベース
play:game
かの有名なクニツィアさん作ですね。
ゲームルールが公開されているので制作しました。
2人用アブストラクトゲームです。
使う物は
5×5のボードと、5色5個の駒です
今回はヒュレ7から流用です。
ゲームは簡単です。
まず各プレイヤーは自分の担当する列(縦か横)を決定し、各色1個の駒を手持ちとして受け取り、残りをストックとします。これで準備完了です。
スタートプレイヤーから交互に自分の手持ちの駒を1個置き、ストックから好きな駒を1個補充します。ストックが無かったら補充は行いません。
ボードの全てのマスに駒が置かれたらゲーム終了で、得点計算を行います。
得点計算は列ごとに行います。その列の中に同じ色の駒が何個有るかで得点を得ます。
同じ色の駒2個……1点
同じ色の駒3個……2点
同じ色の駒4個……6点
同じ色の駒5個……10点
となります。
全ての列の計算が終わったら、得点の高いプレイヤーの勝ちです。
盤面が小さく、一手の影響力がおおきいです。一手が重いので少しのミスですぐに敗北となります。
これで終わりじゃ少し物足りないですね。
珍しく戦略を考えてみましょう。
まず得点効率についてです。得点効率とは一手=駒1個で得られる得点の事です。
上記の得点を見てもらうと解る通り、同色駒2個の場合1点が入ります。これは駒1個分の得点が0.5点で、得点効率は0.5点と言う事になります。
同様に同色駒3個または4個の場合は1.5点、
同色駒5個の場合は2点
となります。
勿論、得点効率の良い同色駒5個を狙いたい所ですが、1列が全て同じ色になる状況を相手プレイヤーが易々と見過ごすとは考えられないので、10点はまずあり得ないと言う事で良いでしょう。
という事は割と得点効率の良い同色駒3個、4個を狙うのが良いという訳です。が、勿論4個並べるよりも3個並べる方が簡単です。それに同色駒3個と同色駒2個で3点を得られる可能性もあります。同色駒3個狙いが一番効率が良いのでは無いでしょうか。4個並べるのも良いですが、相手は絶対に5個並びになる事を防ぎにくるでしょう。すると1列が埋まってしまい、相手の縦列に同色駒が置かれる可能性が出てきただけです。これでは圧倒的に不利です。という訳で4個狙いはやめときましょう。
基本的に同色駒3個狙いで。
次に駒の置き方です。
主に2つの置き方があります。ひたすら相手の得点を妨げる防御型と、ひたすら自分の得点を目指す攻撃型です。
いろいろ端折っちゃいますと、私的には先攻の時は攻撃型。後攻の時は防御型の方がよろしいかと思います。
まぁコレばかりは個人の戦法の取り方ですしね。色々と試してください。(ただ面倒になっただけ)
〜〜参考リンク〜〜
データベース
play:game
2007年08月03日
ヒュレ7 HYLE7
今回はヒュレ7というゲームを紹介します。アブストラクトゲームです。
ゲームの目的は、盤上に駒を配置する事で対称形を作り得点を得る事です。
箱です。
そこそこ大きめです。コンポーネンツは少ないのでもっと小さくても良かった気がします……
ボードです。
ボードといっても合成皮なので手触りが良いです。ゲームは7×7の○に駒を配置していきます。
駒です。
7色で各7個ずつあるので、全てボードの上に配置可能です。その隣は駒を入れる袋で、ゲーム中ここからランダムに駒を引いてきます。
ゲームは先ず、秩序側と混沌側に分かれます。1ゲームでは秩序側のみが得点出来るので、一旦ゲームが終了したら今度は秩序と混沌を入れ替えてもう一度プレイします。これでそれぞれのプレイヤーの得点を比べて得点の高いプレイヤーが勝利します。
プレイヤーの役割を交代してもう1ゲームするのは割と見られる形式ですが、1ゲームが短くないとキツいですね。コレは1ゲーム10〜20分ですので、う〜ん……
微妙な所ですね。
では実際のプレイの説明をします。
まず全ての駒を袋にいれます。そこから混沌プレイヤーは1つ駒を引き、ボードの好きな所に配置します。秩序側は今回置かれた駒を1方向に縦または横に動かします。他の駒を飛び越えない限り好きなだけ直進することが出来ます。
これを繰り返し、全てのマスが駒で埋まったら得点計算をします。
得点は対称形を作ることで得られます。
例えば、●●なら2点。●★●なら3点。という風です。
また入れ子構造の対称形も得点を得られます。
例えば
●★■▲■★●の形の得点は、
●から●までが対称で7点、
★から★までも対称なので5点、
■から■までも対称なので3点、
計15点が得られます。
このように入れ子構造を作ると点数が一気に得られるので、いかに入れ子構造を作れるかが勝負のカギです。
得点計算が終わったら秩序側と混沌側を入れ替えてもう1ゲーム行います。
アブストラクトゲームと書きましたが、袋から駒を引くときに運の要素が有るので正確にはアブストラクトではありません。が、この雰囲気はアブストラクトそのものですね。
ルールを少しいじるだけで結構遊べますので、少し思いついたのを書いておきます。
・短縮ルール
ボード中心の5×5マスと5色5個の駒を使ってプレイする。
・短縮ルール2
各プレイヤーは担当する方向(縦と横)を決め、1回ごとに秩序と混沌を入れ替えてプレイする。ゲームは1回のみで、得点計算は自分の担当する方向のみをを計算。
・短縮ルール3
短縮ルール2において、両プレイヤーとも混沌をプレイ(ただ単に駒を置くだけ)する。
とまぁ、こんな感じに少し考えればどんどん出てくる訳ですね(ゲームバランスが崩れても知りませんけど)。もうこれは利用価値有りまくりですね。
という訳で、次回はこのコンポーネンツを使って出来る別のゲームを紹介したいと思います(;゚∀゚)。
〜〜参考リンク〜〜
データベース
play:game
ゲームの目的は、盤上に駒を配置する事で対称形を作り得点を得る事です。
箱です。
そこそこ大きめです。コンポーネンツは少ないのでもっと小さくても良かった気がします……
ボードです。
ボードといっても合成皮なので手触りが良いです。ゲームは7×7の○に駒を配置していきます。
駒です。
7色で各7個ずつあるので、全てボードの上に配置可能です。その隣は駒を入れる袋で、ゲーム中ここからランダムに駒を引いてきます。
ゲームは先ず、秩序側と混沌側に分かれます。1ゲームでは秩序側のみが得点出来るので、一旦ゲームが終了したら今度は秩序と混沌を入れ替えてもう一度プレイします。これでそれぞれのプレイヤーの得点を比べて得点の高いプレイヤーが勝利します。
プレイヤーの役割を交代してもう1ゲームするのは割と見られる形式ですが、1ゲームが短くないとキツいですね。コレは1ゲーム10〜20分ですので、う〜ん……
微妙な所ですね。
では実際のプレイの説明をします。
まず全ての駒を袋にいれます。そこから混沌プレイヤーは1つ駒を引き、ボードの好きな所に配置します。秩序側は今回置かれた駒を1方向に縦または横に動かします。他の駒を飛び越えない限り好きなだけ直進することが出来ます。
これを繰り返し、全てのマスが駒で埋まったら得点計算をします。
得点は対称形を作ることで得られます。
例えば、●●なら2点。●★●なら3点。という風です。
また入れ子構造の対称形も得点を得られます。
例えば
●★■▲■★●の形の得点は、
●から●までが対称で7点、
★から★までも対称なので5点、
■から■までも対称なので3点、
計15点が得られます。
このように入れ子構造を作ると点数が一気に得られるので、いかに入れ子構造を作れるかが勝負のカギです。
得点計算が終わったら秩序側と混沌側を入れ替えてもう1ゲーム行います。
アブストラクトゲームと書きましたが、袋から駒を引くときに運の要素が有るので正確にはアブストラクトではありません。が、この雰囲気はアブストラクトそのものですね。
ルールを少しいじるだけで結構遊べますので、少し思いついたのを書いておきます。
・短縮ルール
ボード中心の5×5マスと5色5個の駒を使ってプレイする。
・短縮ルール2
各プレイヤーは担当する方向(縦と横)を決め、1回ごとに秩序と混沌を入れ替えてプレイする。ゲームは1回のみで、得点計算は自分の担当する方向のみをを計算。
・短縮ルール3
短縮ルール2において、両プレイヤーとも混沌をプレイ(ただ単に駒を置くだけ)する。
とまぁ、こんな感じに少し考えればどんどん出てくる訳ですね(ゲームバランスが崩れても知りませんけど)。もうこれは利用価値有りまくりですね。
という訳で、次回はこのコンポーネンツを使って出来る別のゲームを紹介したいと思います(;゚∀゚)。
〜〜参考リンク〜〜
データベース
play:game
2007年07月28日
ボードゲーム・サークル
少しずつ広がりつつある輪です。
ボードゲーム・サークル - ワイワイマップ
みんなで地図を作るワイワイマップという物で、ボードゲーム・サークルの情報を登録しています。tambourine_dcさんから始まり、少しずつですが皆さん登録に協力しているようです。
これを参考に近くのボードゲーム・サークルに参加されてみては?
という私はまだ一度も参加した事が有りません。県内にサークルが無いんですね(´・ω・)
ボードゲーム・サークル - ワイワイマップ
みんなで地図を作るワイワイマップという物で、ボードゲーム・サークルの情報を登録しています。tambourine_dcさんから始まり、少しずつですが皆さん登録に協力しているようです。
これを参考に近くのボードゲーム・サークルに参加されてみては?
という私はまだ一度も参加した事が有りません。県内にサークルが無いんですね(´・ω・)