祈りの芸術 TAICHI-KIKAKU

世界24カ国を駆け巡る 祈りの芸術・身体詩TAICHI-KIKAKU

「金色の魚」は2005年初演です。

この年、私の最愛の母は彼岸へと
旅立ってゆきました。
私は死にたくなる自分の気持ちと
ひきかえるようにこの作品を創りました。

母が旅立つ少し前に一緒に見た
激しい雨上がりの後の彩雲。
私は母と二人、彩雲の中をユラユラと
こちらにやってくる一匹の金色の魚の姿を
観ていました。



みなさまにも、もう目で見ることも、
声を聴くこともできなくなった大切な方が
いらっしゃるのではないでしょうか?

劇中の映像に出てくる夕日の中の
鯉のぼりは、福島で津波で海へ
流された人々が帰る目印になるように
海辺にあげられたものです。

みなさま、おひとりおひとりの
その大切な方を心に想い浮かべて
この作品をごらんいただければ
心から幸いに存じます。



また、2006年のカナダ・モントリオール
公演での「金色の魚」から10年間私たち
TAICHI-KIKAKUの全公演の照明を担当
してくれた青山崇文君が、昨年8月、
41才の若さで彼岸へと旅立たれました。

kiniro2017_URA-CS5
(今回の公演チラシには彼の名前が記されています)

今回の公演を、「金色の魚」を心から
愛してくれた私たちの愛する青山崇文君に
捧げたいと思います。



2017年初夏 作・演出 モリムラルミコ






金 色 の 魚


金色の魚は 肉体から魂が離れるときに
ゆっくりと尾ヒレを動かし 西の空からやってくる

言葉にしがたい この世のものならぬ
たくさんの色をもった夕焼け
それを受けていた雲のかたち
その色どりのすきまをぬけて
ゆっくりと こちらにやってくる一匹の魚を
私は 愛するひとと 視ていた

私はその魚を追い散らしたかった
でも もうそれは 人間が追い返せるものじゃない

夕暮れに染まったそのからだは
その銀のうろこは 光をうけて
まるで 金色に輝いている
金色の魚は この世から
≪ 彼岸 ≫へと死者の魂を導く先導役で
ひとはその姿を自らの死せる瞬間
その一度にしかみることはできない
しかし稀に、ごく稀に…

やがてぐるりと死せる肉体のまわりを
ひとまわりすると 再び西の空へむかって
その金色のからだをひるがえし 戻ってゆく

音もないのに音楽をきいたような気がした
それから 少し しんとして
それから ゆっくり 熱いなみだが流れてきた


アレンと初めて会ったのはたしか
2000年の東京でした。

ある学校のスタジオでの
TAICHI-KIKAKUの公演を
アレンが観て、とても気に
入ってくれたのです。

それ以来、日本とイギリスを
お互いに行き来しながら親交を深め
アレンは「世界の偉大な劇
(The Greatest Shows on Earth)」
という本にTAICHI-KIKAKUのことを
著し、TAICHI-KIKAKUはイギリスで
何度も公演やワークショップを
行ってきました。



近年はオーハシが客員研究員として
アレンの大学に行って、共同研究を
行ったりもしています。

アレンが専門とするアプライドドラマと
オーハシが行う身体詩ワークショップを
お互いに研究し、融合させ、新しい
可能性を見出そうとしているようです。

アレンWS2017

そのアレンがまた来日し4/23に
ワークショップをしてくれます。

本場イギリスのアプライドドラマの
第一人者から直接指導を受けられる
貴重な機会であるだけでなく、
オーハシも参加しますので
共同研究者であり日本での実践者として
アプライドドラマの日本での活用法などの
アドバイスを受けることも可能です。

また通訳をしてくれるナオミさんは
ファシリテーターとして長年アレンと
共同作業をしていますので、彼女からも
適切なアドバイスを受けることが
できるかと思います。

ワークショップの後でお茶を飲みながら
お話をする時間を設けますので
ぜひ活用していただければと思います。








次の会報「祈りの芸術14」(4月末発行)の
編集作業をしています。

ヨシダのエッセイに片倉公まつりの
ポスターの写真を使わせていただこう
という話になり、ヨシダ自ら実行委員会に
電話しました!!

ポスター2017_6校


本人の電話に向こうの方もびっくりして
いましたが、写真を使わせていただける
ことになりました。

5月3日の片倉公まつりでヨシダは
片倉公に扮して大名行列に参加した後
トークショーもやるようです。

お近くの方はおいでくださ〜い。

メルマガを読んでくださったみなさん、
ありがとうございます(*^o^*)

みなさんの温かい励ましの言葉
ひとつひとつから勇気をもらいました。

演じる力がさらに湧いてきました!!!

本当に嬉しい‼

kiniro2017_OMOTE-CS5

kiniro2017_URA-CS5

TAICHI-KIKAKUは6月に座・高円寺で
『金色の魚〜2017〜with谷川賢作』の
公演があります。

すごく面白いからぜひ観に来てくださいねー(^o^)/

映画やドラマの出演もお知らせして
いきますのでチェックしてみてください!

これからもモーレツに頑張ります\(^ー^)/

ありがとうございました‼



ヨシダ朝




こんにちは、身体詩ワークショップの
オーハシヨースケです。

昨年11月の国際演劇協会でのアプライド
ドラマ・ワークショップ劇場の好評に応えて、
2月6日(月)表現教育花伝舎倶楽部(ADEF)
の主催により、芸能花伝舎において劇場型
アプライドドラマ『帰還(Returning)』を
実施することになりました。

アレン・オーエンズ(チェスター大学教授・
教育学博士)の構成によるプレ・テキストを
題材に用い、日本にその応用演劇の手法を
紹介してきた私オーハシが進行します。



「どうぞリラックスしてお席にお着きください。
ドラマの進行に合わせて、隣の人と話し合ったり、
議論したり、劇場の登場人物たちと話したり、
そんな風にドラマに参加するお芝居です。
このプレ・テキストは、1972年に暗殺された
パレスチナ人作家ガッサーン・カナファーニー
(Ghassan Kanafani)によって書かれた
短い物語について描かれた応用ドラマです」
(2016年11月 国際演劇協会主催公演チラシより)



2月6日 (月) 19:00〜21:00 
       (18:30受付開始)

新宿・芸能花伝舎 B2   
(東京都新宿区西新宿6-12-30)

東京メトロ丸ノ内線 西新宿駅
【出口2】より徒歩約6分 

参加費 一般:1000円

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