猫の欠伸研究室(アーカイブ)

~淡々と飽きもせず……~ チベット・ラサの僧侶曰く、「人の生涯は猫の欠伸のようなものだ」

2006年10月

 今日で,いよいよ10月も終わりです.修論提出日カウントダウン・カウンターは,あと71日を指しています.そろそろ,次第に追い込みに入っていきます.M2の院生の皆さんの奮闘を祈りたいと思いますが,急がば回れですから,くれぐれも闇雲に慌てないようにしてもらいたいと思います.

 さて,今日は,午前中はアポがありませんでしたので,昨日の発達心理学のQ&Aと,その印刷,午後の地域貢献委員会に提出する“なごや看護生涯学習セミナー”のアンケート(案)を作成しました.予定通りに仕事が進み,ホッとしています.Q&Aは,学生の質問にがっくりすることも多々あるのですが,今日は,あまりガッカリしないで,そういうものだと割り切るようにしました.1時間半ほどで書き上げることができました.あまり要求水準が高いと,こちらのメンタル・ヘルスにはよくないようです.

 地域貢献委員会は,いつも通り,ジャスト1時間で修了しました.代表のIc教授のおかげです.アンケートも,番号のつけ間違いを除けば,基本的に了解していただきましたので,修正と印刷,回収用の封筒の準備をすればオーケーです.前回からの検討事項で,“修了証書”をどうするかという点があったのですが,授与することに決め,文章や書式の検討も済ませました.最大の問題は,誰が授与するかでしたが,講師本人ではなく,地域貢献委員会の委員が交代で担当することにしました.不肖・私から,授与させていただくコースもできてしまいました.ご容赦ください.

 ところで,タイトルの特別支援教育研究会ですが,市大の特別研究奨励費による研究会です.今日が,第3回で,名古屋市教育委員会指導室の,Yn主任指導主事さんをお招きして,名古屋市における特別支援教育についての検討,準備の状況をお聞きし,大学として,どのような支援が可能かについて,若干ディスカッションしました.教育委員会としては,大学が支援に乗りだしてくれるのは,とてもありがたいということをおっしゃっていただき,プロジェクトを組んだ甲斐がありました.おそらく,専門家チームに医師や臨床心理士を派遣するということから,連携というか,提携が始まると思います.

 その席に,次回の話題提供をお願いしている名古屋市障害者発達支援センターのYm相談員さんが来ていました.名前にも何となく記憶があり,お会いして,多分そうだと思ったのですが,以前は,児童福祉センターにいらした方でした.障害児医療セミナーなどで,何度かお会いし,お話しし,お酒もご一緒したYmさんでした.思わぬところで,思わぬ方に出合うものです.その後のお互いの状況や,仕事の情報交換などをさせてもらいましたし,これからも,連携協力をしましょう,ということになりました.やはり,人とのつながり,ネットワークは,何をする上でも重要です.

 研究室に戻ってからは,明日のゼミの教材つくり,2,3の書類仕事を済ませ,6時半前には,サッサと帰ってきました.原稿のチェックや添削,口述筆記原稿に手を入れる仕事など,いくつかありますが,隙間時間を利用して,片付けようと思っています.ファイルをもらって,パソコン上で修正した方が早いものもあります.ただ,そうすると,常にパソコンを持ち歩かないといけなくなりそうで,その点には,そこまでするか?という迷いもあります.なるべくモバイルで持ち歩いてのパソコン仕事はしたくありません.

 明日は,水曜日.午前は,Ah研究員さんが,高齢者の神経心理学的検査の所見をまとめて持ってきてくれますので,その検討をする予定です.午後は,4時間目に基礎ゼミです.今年のゼミは,盛り上がっていますので,教員としても楽しく,やり甲斐があります.明日も,前回と同様できあがってきた質問紙を互いに回答してみて,不備を修正することにします.ゼミの後は,後期課程のKt院生の研究指導です.修論を投稿論文にする指導です.そろそろ,最終的に仕上げに持っていきたいところです.隙間時間は,上述のように添削か,論文・資料読みを少しでも進めようと考えています.

 10月30日(月)です.今日は,午前10時に大学院看護学研究科の合格発表でした.とはいえ,前期課程12名の定員,後期課程は5名の定員ですから,大学入試のような光景は見られません.看護学部の建物の1階の玄関ホールに掲示が1枚出ているだけです.もちろん,そこには合格者の受験番号が書かれています.どなたの言葉か,忘れてしまいましたが,あるときある方が,「これって,本物?と思いました」というのがありました.いやぁ,確かにそうです.看護学部とか,大学のハンコが押してあるわけでもありませんから.念のためにお断りしておきますが,掲示されているものは,本物です.

 結局のところ,前期合格者は12名,後期は3名でした.後期課程は,現在の時点ですでに,定員に足りませんので,2次募集をすることになっています.

 我が研究室(精神保健看護学�U)は,後期課程に1名(当研究室初の後期課程の院生誕生です),前期課程に2名の合格者です.おそらく皆さん,手続きをしてくれると思いますので,来年度からは,プラス3名という所帯になります.今年度,M2の院生が3名ですので,彼女たちには,順調に論文を仕上げ,ぜひ修了してもらいたいと思っています(別に追い出そう,などとは思っていませんが……).

 後期課程にも院生が入ってくれますので,今まで密かに考えていたことで,実行に移そうか,と思っていることが1つあります.ここに書いてしまうと,プレッシャーをかけてしまうかも知れませんが,それは,“目指せ,日本一の看護心理学研究室!!”というものです.同じ努力をするのであれば,これくらいの高い志を持ちたいという趣旨です.

 さて,今日は,そのほか,2年生の発達心理学の授業でした.Piagetの認知発達理論の話です.このテーマで学生達が,もっとも混乱するのは,表象機能や,象徴機能についての話です.表象機能は,簡単にいえば,心的イメージを理解し,それが使えるようになることです.象徴機能は,あるものが,別のものを表すようになるということです.つまり,“ワンワン”という音が,犬を表すということです.両者は,もちろん別物ですが,それが結びついて,「ワンワン」という音を聞くと,犬を思い浮かべられるようになるということで,言語発達や概念形成の重要な基盤となります.指すものを,専門用語では,“能記”,指されるものを同じく,“所記”と呼びます.という話をすると,頭の中にクエスチョンマークが点滅し始めるか,頭が回らなくなる学生が多々出てきます.

 Piagetの認知発達理論では,11,12歳以降になると,大人と同じように,抽象的内容を理解したり,仮説的思考ができるようになるといわれているのですが,それがアヤシイ学生達が結構います.いつも,質問が続出するので,昨年度,いろいろ工夫して,イラスト化して説明したりしたのですが,あまり効果はなかったようです.う~ん,今回はどうしましょう??

 午後からは,Fj院生の研究指導です.前回,結果の部分を預かり,一通りチェックしましたが,大直しする必要のあるところはありませんでした.結果は,これで一応できあがり,ということにしました.今日は,表の確認と,考察の要点のチェックでした.表については,さらにまとめる必要があるということにしましたが,考察の要点はよくまとまっていましたので,文章化を進めるように,という指示をしておきました.何とか11月中に考察を書き終えたいというのが,彼女の目標です.

 また,午後は,I秘書さんが来てくれます.先週から,研究室の図書整理を断行中です.図書館から研究用長期貸し出し図書(われわれの研究費で購入した本のことです)を,100数十冊返却しました.また,私費で購入した本も,推定で200~300冊,処分を決定して,書棚から抜き出してあります.また,来週の月曜日も,この続きで返却&処分の本を,選定する予定ですが,私費の分については,ご希望の方に,先着順に,無償で譲渡しています.かなり旧いものもたくさんありますが,新書の類は,新しいものも結構あります.getしたいという方は,当研究室まで直接お越し下さい.今日も,I秘書,I助手,Y助手,K講師の方々が,それぞれに希望の本を持ち帰って行かれました.

 これによって,スライド書棚にかなりの空間ができてきました.私の行動パターンを知悉しているI秘書さんは,「これでまた,本が買えますね」と,先制パンチを繰り出してきます.しかし,それにめげていてはいけません.というのは,半分冗談ですが,若干,本気でもあります.ただ,今年度は,もう研究費の図書費がほとんど残っていませんので,急激に増加する,という事態には陥らないで済みそうです.

 マジメなところ,隙間を作ったねらいは,新しい本の収納ということもありますし,書類や文献,研究資料を,横に積み重ねないで,縦に並べて収納したいという意図から来ています.横に積み上げてしまいますと,資料がどこに行ったか分からなくなりますし,積み上げた資料は使わなくなってしまいます.それを防ぎたいということです.そうすることによって,私の使っているデスク廻りもきれいになり,仕事の能率も上がるのではないか,という期待も若干あるのです.来月半ばくらいまでには,そういう状態に持っていき,現在進行中の仕事やプロジェクトの能率を上げたいと考えています.

 明日,火曜日は,第5火曜ということもあって,定例の会議はありません.午後から,地域貢献の委員会があり,その後,市大の特別支援教育研究会の会合があります.午前中には,今日の発達心理学のQ&Aを片付けたいと思っています.

061029_191201 散歩の帰り,旧・諸戸邸の前で,いくつかドングリを拾ってきました.大きさや色もさまざまでしたので,異なった木の実でしょう.

 今日は,それを使って,新しい試みです.カップに水苔を敷き詰め,水を入れて,その上にドングリをおいてみました.ときどき覗かせてもらっている“5号館のつぶやき“さんのブログに,“ドングリ発根”という記事がありましたので,見習ってみようと思ったのです.

 さて,どうなるか,ときどき,“その後”をご報告しようと思います.

 ニュースを聞いていて不思議に思いましたので,屁理屈のような話を1つ.

 あちこちで問題になっている割に,根本的な対策が取られず,学校や教育委員会(そして,たぶん文科省も)が認めたがらない出来事に,いじめがあります.今日の,夜7時のNHKニュースでも,岐阜県瑞浪市の中学校2年生の女子の自殺について取り上げていました.

 学校側の記者会見で,「いじめという事実があったかどうか……」という表現があったように思います.“いじめ”は,いうまでもなく,“いじめる”という動詞の名詞形です.“いじめる”を,新明解国語辞典(第5版)で調べてみると,“〔弱い立場にある者に〕わざと苦痛を与えて、快感を味わう。■用例・作例 下級生を―”とあります.他動詞ですので,主語は,“いじめる側”になります.しかし,ある行為や言動が,相手にとって“苦痛を与える”ものになっているかどうかは,いじめる主体の側の認知の問題ではなく,いじめられている側の,弱い立場にある側が,その行為や言動を“いじめられている”あるいは,“苦痛を与えられている”と受け取るかどうかに依存していることなります.つまり,それが“いじめ”と見なせるかどうかのポイントは,いじめる側や,第三者の認知の問題ではなく,当事者である,“いじめを受けている”本人の認知の問題,つまり主観的な問題であると考えられます.というより,考えなければなりません.

 したがって,学校側が確認すべき“事実(=実際に有った事柄で、だれも否定することが出来ないもの<新明解国語辞典第5版>)”は,強い立場にある者が,弱い立場にある者に対して,苦痛を与えうる行為や言動をしていたかどうか,であることになります.

 また,自殺をしてしまった当人が,遺書などで,“いじめられていた”という趣旨の記述をしていたのであれば,そこに“いじめが成立していた”とみなさざるを得ないのです.学校や教育委員会の担当者が,“いじめはなかった”などと,勝手に判断するのは,全くおかしな話であり,いじめを苦にして死を選んでしまった子どもたちにとって失礼きわまりない行為といえます.マスコミや,識者は,なぜこういう点を突かないのでしょう?

 人の命が関わっていますので,単純に同列に論じて良いとは思いませんが,セクシュアル・ハラスメントや,ストーカー(出来事でいえば,ストーキングが正しいのでしょう)も,それをされた側が,そのように認知し,訴えれば,セクシュアル・ハラスメントあるいはストーキングが成り立つ訳で,いじめも同様にみなすことが必要なできごとであると考えます.

 単なる言葉遊びではありません.ことをどう認識するかによって,その位置づけや意味は,全く変わってしまうと思います.



 朝6時に目が覚めたら,すでに雨は上がっていました.次第に雲も取れてきて,絶好の散歩日和です.今日から,市の博物館では,新しい企画展である“伊勢のみち 桑名のみち~東海道・伊勢参宮・佐屋路~”が始まります.

Dsc04161  そこで,今日の散歩は,コンビニで新聞を買った後,博物館へ廻り,九華公園へというコースにしました.まずは,拙宅から,惣構堀,寺町堀といって,桑名信用金庫の西にあるコンビニで新聞その他を買います.そこから若干戻ってから,旧東海道を横切り,東へ向かいます.途中にあるのが,この写真に写っている“西山流空手拳法柔術総本部”という建物です.いやにカラフルで,怪しげな建物です.“水子供養のお寺 観音寺”とも書いてありますし,“拳骨和尚の念仏拳法”という看板もあります.人が暮らしている様子はあるのですが,人が出入りするのを見たことはありません.

Hakubutsukan  今回の企画展は,有料(\300)です.しかし,“久波奈名所図会”のオリジナル本や,いずれも国指定の重要文化財であり,東京国立博物館所蔵のる“五街道分間延絵図 東海道分間延絵図”,“五街道分間延絵図 伊勢路見取絵図”なども出展されていますので,\300は安いと思います.また,宮~桑名間の東海道の別ルートである“佐屋路”についての展示もありますので,見逃せないと思ったのです.散歩途中とおぼしき方や,年配のグループなど,結構賑わっていました(桑名の博物館にしては,ですが).

 私は,図録も購入してきました.こちらも,\800とかなりおトクです.もちろん,カラーバージョンです.錦絵や,絵図,巻物の他,佐屋宿の“大名通行覚”など,興味を引く資料も展示されています.こういう展覧会の図も,大好きで,必ずといってよいほど購入してあります.

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 さて,博物館を出てからは,すぐ東の内堀公園で小休止です.天気も,気候も散歩にはうってつけです.左の写真の並木は,桜ですが,かなり色づいています.ここから,九華公園は,歴史を語る公園や,立教小学校の横を抜けて,すぐ近くです.

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 九華公園へは,南西の入口から入ろうとしました.九華公園の隣にある立教小学校では,文化祭か何かを催しているようで,父兄の姿が見えたり,体育館からは合唱が聞こえてきたりしています.

 公園の入り口で,何かが動きましたので,よくよく見てみると,ファイティンb2f8b438.jpg
グ・ポーズを取って,出迎えてくれている昆虫がいました.茶色い舗装の上ですので,よく見ていただかないと分かりませんが,カマキリです.幸い,脅しを受けただけで,無事に(?)通り抜けることができました.公園内の木々も色づき始めています.天気はよいのですが,今日は,散歩をしている方も少なかったですね.

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 この写真などは,知らずに見れば,どこかの観光地かと思えるくらいです6fe5c912.jpg
(マジ?).この頃は,揖斐川の水が導水されているようで,堀の水も澄んでいて,魚が泳ぐ様子が見て取れます.ゆっくりと一回りしてきました.

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 公園内の野球場では,草野球(と決めつけては失礼ですが)が行われていました.辰巳櫓のあとにベンチが設けてあり,そこからちょうどグラウンドがよく見えます.しばらく,ボンヤリ陽に当たりながら,野球観戦でした.草野球と書きましたが,私が昔勤めていた病院の野球チームと同じくらいの強さかな,と思ったからです.

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 公園の北側へ抜け,本多忠勝公の銅像前から,吉之丸公園に向かいま3d66c7cb.jpg
す.吉之丸公園からは,何やらやっているような声が聞こえてきます.安永保育園・和泉保育園と書かれたテントが張られ,人が集まって,どうやらクイズ大会をしているようでした.桑名に関する○×クイズのようです.“東海道五十三次で,桑名宿は,42番目の宿場である”,“平成の市町村合併で,桑名は多度・長島と合併して,人口は14万人になった”というようなクイズでした.ちなみに,私がそこにいて,聞いていた限りでは,回答は,全部○でした.地元のケーブル・テレビのカメラも来ていましたが,何のイベントだったのでしょう?

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 七里の渡しから,新しい散歩道を通って,揖斐川堤防に出てみました.Dsc04184川面も静かで,鏡のようです.心なしか,船ものんびりと進んでいくように見 えます.釣り糸をたれている人たちも結構たくさんいます.右の写真は,住吉神社のすぐ横の揖斐川です.

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 しばらくボンヤリ眺めていましたら,揖斐川の上流から,観光船が下ってきました.今日のような日は,あまり風も吹いていませんでしたし,気持ちが良いでしょうね.そういえば,11月はじめの連休だったかに,熱田・宮の渡しと,桑名・七里の渡しの間に,船が走るというプランがあるとPRしていたような記憶があります.

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 ということで,今日の散歩は,9時半から11時半ころまで,ブラブラと漫遊d84d93a2.jpg
し,約4�qでした.久しぶりでしたので,今ひとつ調子が出ませんでしたが,まぁ,これくらいでしょう.旧・諸戸邸の屋敷の木々も,色づいてきています.先週末から,諸戸氏庭園の秋の公開が始まっています.今回は,機会を逃さないよう,来週あたりにでも出かけてきて,紹介したいと思います.

 今週は,金曜日が文化の日ですから,木曜までの4日間,働くことになります.まず,明日・月曜日は,何といっても,大学院の合格発表です.10時に看護学部棟の玄関に掲示がされます.私の指導を受けたいと希望してくれた皆さん全員が,希望通りになっていることを願っています(実は,判定委員会,教授会と審議を経ていますので,結果は知っているのです.ただ,ことがことですから,フライイングを犯してはいけないため,ご容赦あれ).火曜日は,地域貢献委員会と大学の特別支援教育研究会です.水曜には,久しぶりにAh研究員さんがデータを持ってきてくれますし,後期課程のKt院生も論文投稿の話しに来る予定です.また,一段と熱意の入っている基礎ゼミも,水曜の4時間目です.11月に入りますが,10月ほど,多用ではない予定です.

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