猫の欠伸研究室(アーカイブ)

~淡々と飽きもせず……~ チベット・ラサの僧侶曰く、「人の生涯は猫の欠伸のようなものだ」

2009年08月

 終わってみれば、民主党308議席、自民党119議席というワンサイド・ゲームでした。公明党は、小選挙区では全敗という結果です。マスコミが指摘するように、民主党に風が吹いたと言うよりも、自民党が勝手にこけたのではないかと思います。

 前回の「郵政選挙」で、自民党が大勝したわけですが、結局、郵政民営化は、今のところ、マイナスの部分が大きく、何のための民営化か分からなくなっています。市場原理主義のアメリカでさえ、郵便事業は確か、国営のままのはずです。ドイツなどでも、郵便事業の民営化は、必ずしもうまくいっていないようです。

 「聖域なき構造改革」、「改革なくして成長なし」などの勇ましい言葉に踊らされ、「自民党をぶっ壊す」という言葉に夢を見た訳ですが、どうやら、今朝の毎日新聞・政治部長による「新しい時代が始まる」という署名記事にあるように、もはや戦後の日本を作ってきた自民党は、「腐っても鯛」ではなく、「腐った鯛」だということにみんなが気づいてしまったのでしょう。

 その証拠に、大物議員とか、元総理とか、現職大臣といった「立派な」政治家の方々が、ことごとく苦労したり、苦杯をなめたりした選挙でした。

 さて、民主党政権が発足するわけですが、夕刊には、「連立具体化へ調整」といった見出しが躍っています(毎日新聞名古屋本社4版)。しかし、まず、民主党の中身を見るだけで、自民党右派にいてもおかしくない人から、旧・社会党系の人まできわめてバラエティに富んでいますし、「小沢チルドレン」な る人たちが100人を数えるそうですから、これから先、一枚岩で行けるかどうか、はなはだ心許ないという気がします。杞憂に終わればよいのですが(よいか どうかは、まだ分かりませんが……)。

 連立の相手は、社民党や、国民新党、新党日本あたりになるのでしょうが、果たして連立を組んだ方がよいのか、連立を組んでうまくいくのか、私自身はちょっとアヤシイのではないかという気がします。とくに、某女性党首を抱く政党は、憲法の問題なども含め、結構、民主党の考えとは距離があるように思いますし、ちょっと考え方が硬直しているようにも感じます。

 まぁ、しかし、民主党が大勝し、自民党・公明党の連立組が大敗したのは事実ですし、これまでの与党のベテランに厳しい視線が注がれたのも事実です。われわれ国民としては、これからの事態の推移をよく見守って、言うべきことは言っていかなければなりません。

 あの徳川家康は、関ヶ原の合戦に際して、味方を増やすために、勝利した場合の領地割り当てについて、やたら約束を奮発して、結局、そのほとんどすべてを反故にしたという故事もあります。民主党もそうならないようにしてもらいたいものです。ただし、これ以上、赤字国債を増やしたり、とんでもない増税はなしにしてもらいたいのも事実です。埋蔵金と呼ばれる特別会計の剰余金も、万一のためにとってあるものや、年金の運用資金なども含まれているようですから、簡単に取り崩してよいものかどうか、慎重な検討が必要でしょう。

 情報公開と、広く国民的な議論を実施しつつ、新しい日本の方向性を示した上での政権運営を願いたいものです。

 と、たまには大上段に振りかぶってみましたが、慣れぬことはこれくらいにして、淡々と飽きもせず、私は私の生活をきちんとしていくことにします。明日は、大学からの指示で、外部のクリニックに委託して実施される、「55歳時総合検診」(最初に変換したら、55歳「児」総合検診になりました。55歳になっても子どもかよぉと思ったのですが、案外そうかも知れません)を受診してきます。次のリハビリ出勤は、9月3日(木)の予定です。

【付記】 郵政民営化などのさまざまな「改革」が、アメリカからの要望に従って行われたことは、「奪われる日本(関岡英之著、講談社現代新書)」や、「拒否できない日本-アメリカの日本改造が進んでいる-(関岡英之著、文春新書)」で明らかにされています。

 いよいよ、政権選択の天下分け目の決戦の勝負がつく、衆議院議員選挙の投票日となりました。選挙と名のつくものは、国会議員選挙から市会議員選挙までほとんど棄権したことはありません。今回も、午前中に投票を済ませてきました。ただし、権利だ、義務だという意識はあまり強くなく、「参加しておきたい」という気持ちからです。

 そして、いつぞやも書きましたが、開票速報を見るのが、大好きです。開票速報にかなり入れ込むためには、自らも投票して、参加しておかなければならないという意味合いもあるのかも知れません(不純な動機が混じっているのは、十分に自覚しております)。

 事前のマスコミの予測では、民主党が300を越え、320議席に迫る勢いであるのに対して、自民党は、下手をすると100議席を割り込むということが盛んに喧伝されていました。世の中には、「アナウンス効果」というものもありますから、こういう報道がされたことによって、影響される部分があるのかも知れません。

 しかし、こういう一挙に多数政党がひっくり返りそうだというのは、ひとえに小選挙区制度になったが故のことです。前回の「郵政選挙」では、自民党が圧勝したことも、今は昔、という感じです。確か、小選挙区制を導入したときの自民党の幹事長は小沢一郎さんだったのではなかったでしょうか?

 それと、今回、引退し、非難されつつも次男に世襲をもくろんだ、小泉純一郎元首相は、「自民党をぶっ壊す」と、一時期盛んに言っていましたが、この「公約」も果たされそうです。何とも皮肉なことです。もっとも、小泉さんがぶっ壊したかった自民党というのは、実は、田中派の流れをくむ、某派閥だったという話もあります。真偽のほどは定かではありません。

 マスコミでは、自民党には不満、民主党には不安をそれぞれ感じているが、一度、自民党にはおりてもらって、民主党にやらせてみようということだという解説がなされていますが、多分そうなのでしょう。なんと言っても、民主党には、自民党右派に匹敵する考えの議員から、旧・社会党系の議員までいる、「何でも屋」ですから、仮に今回多数派を取ったとしても、果たしてうまくいくのか不安があります。

 ところで、私の地元は、三重3区で、民主党の岡田克也幹事長の地元です。岡田さんは、選挙では圧倒的な強さを示しています。今回も、当選は間違いないとの評判です。公示されて以来、地元に入ったのは2回くらいでしょうか?あとは、系列の県議、市議や奥様が選挙運動を進めてこられました。堅物で、マジメ、勉強好きで、自身のポスターにも、「相変わらず直球勝負」のようなコピーが入っていました。幹事長ともなれば、政権を取れば、与党側の実質上の責任者ですから、これまで以上に大変な仕事になるでしょう。

 さて、夕食を摂って、選挙番組が始まるのを待つことにしましょう。最近は、当選確実を打ち間違えるなど、テレビ局のミスも散見されます。どの局の速報がよいのか分かりませんが、いつもの就寝時間の10時過ぎくらいまでは、見ていようと思います。

 今週は、いよいよ明日で子どもたちの夏休みも終わり、ちょっとほっとします。ただし、娘は受験生ですから、これからが大変です。リハビリ出勤は、これまでと同じペースで行い、時間を少し長くしようかと考えています。9月1日は、「55歳時総合検診」ということで、職場からの委託先の病院へ出かけて、健康診断を受けてきます。実は、健康診断はあまり好きではないのですが、定年までのあと10年持つかどうか確認してもらわなければなりませんから、やむを得ません(苦笑)。覚悟していってくることにしました(何を覚悟するのか、よく分かりませんが……)。

 台風が発生し、日本に近づいているというせいもあってか、スッキリしない天気でした。湿度も高いようで、何ともうっとうしい1日です。

 そういう中、今日は、地元の東海ラジオで懐かしい番組が放送されました。「ありがとうミッドナイト東海」という、東海ラジオ開局50周年記念のイベントを2時間番組に編集したものです。「ミッドナイト東海」とは、かつて東海ラジオが制作し、放送していた深夜放送です。Wikipediaによれば、1968年3月から1983年8月まで放送されていました。私の年齢で言えば、13歳になったときから、28歳になった年まで放送されたことになります。中学生、高校生の時、とくに受験生の時代によく聴いていた記憶があります。今では使われない言葉かも知れませんが、当時流行した、“ながら族”ということになります。

 スタート時点でのパーソナリティは、名古屋のテレビ、ラジオ、舞台で活躍していた天野鎮雄、局アナの岡本典子<よりこ、と読みます>と中神靖でした。しかし、中神アナはすぐに辞めることになり、代わって森本レオが仲間入りしました。3人の愛称から、アマチン、リコタン、レオのトリオとして、地元で大人気となっていました。

 当初は、深夜に働く人たちを聴取対象者と想定していたようでしたが、実際には、すぐに、中・高校生がリスナーの大半を占めるに至ったようです。地元では絶大な人気を博したため、系列局のニッポン放送で制作・放送されていた「オールナイトニッポン」のネット依頼を断ることになったようです。結局、オールナイトニッポンは、CBCラジオでその第一部をネットすることとなったのです。

 アマチン、リコタン、レオ以降の以降のパーソナリティには、つぼイノリオ、笑福亭鶴瓶、兵藤ゆき、宮地佑紀生、河原龍夫などがいました。鶴瓶さんは、この番組が初めてのレギュラー番組だったようですが、中学生との電話相談中にその親と言い合いになって、危うく降板になりかけたというエピソードがあります。つぼイノリオ、森本レオも舌禍事件を起こして、降板しています。その後、つぼイノリオはライバルのCBCに拠点を移し、「CBCラジオの 顔」と呼ばれる存在となっていますし、森本レオも俳優としての地位を固めています。

 あまり知られていないかも知れませんが、グレープの精霊流しや、井上陽水の夢の中へは、この番組で流されたことからヒットした曲です。

 ところで、話を戻さなければなりませんが、今日の特別番組は、2部構成で、第1部は、アマチン、リコタン、レオが登場し、トークや、ラジオドラマをやっていました。第2部には、ビックリするほどの豪華ゲストが集合し、歌を披露していました。松山千春、伊勢正三、甲斐よしひろ、井上陽水、財津和夫などです。いやあ、すごかったです!

 松山千春は、オールナイトニッポンに出演していましたが、ちょうど宮地佑紀生と同じ曜日でしたので、どっちを聴こうか迷った記憶があります。財津和夫は、初めは、土曜深夜枠で、「財津和夫の人生ゲーム」というコーナーを担当していたのですが、その後この番組は独立しています。

 と、中・高校生時代を思い出して、書き始めるときりがないくらい、いろいろのことが思い出されてきます。しかし、大学生から、働くようになると、次第にミッドナイト東海からは離れて、FMで放送されていた、城達也の「ジェットストリーム」を聴くようになっていきました。

 今も、金曜の夜、0時からは、アマチンさんと、もと東海ラジオのアナウンサーの松原敬生さんの「ミッドナイト東海21」が放送されているようです。東海ラジオは、今でも深夜帯の番組を自社制作していますし、テレビでは、メ~テレ(名古屋テレビ)が、朝の情報番組(どですか!)を自社制作しています。これは、名古屋が大切にすべき文化の1つかも知れません。ちなみに、どですか!のメインキャスターの一人は、宮地佑紀生さんです。還暦だそうですが、良い味を出しています。

 そうそう、当時は、すでにトランジスタラジオの時代でしたが、今日は何となく、ノスタルジックな気分に浸りたくなり、真空管ラジオ(6球スーパー)のスイッチを入れ、そちらで聴いていました。 

 どうやら、明日の午前中あたりにかけては雨が降るようです。そういえば、夕方から何となく湿気が多くなって、蒸し暑く感じています。

 さて、今日のリハビリ出勤は、「夏休みの宿題」を片付けていました。8月25日のエントリー「大学のホームページ」に書いたものです。そのときにも書きましたが、トピックス、研究室案内、入学案内、学部・大学院の案内-教員紹介-という4本立てになっています。

 このうちの、「学部・大学院の案内-教員紹介-」は、先日も書きましたように、教員個人で、担当科目や専門領域、研究テーマ、業績を書くものですから、自分で作っているホームページから必要な内容をコピペで持ってきて、あまり考えることもなく、一丁上がり!でした。

 「研究室案内」は、主に、大学院受験希望者や、プロの研究者向けに、領域ごとにまとめるものです。精神保健看護学領域には、私以外に精神看護学専攻の教員が3名います。それぞれの研究内容は、各自に書いてもらったもので基本的には、できあがりです。問題は、教育内容紹介、研究室紹介、そして研究事例でした。やや強引でしたが、研究事例には、とりあえず、これまでの大学院修了者の論文タイトルを列挙させてもらいました。また、教育内容は、大学院と学部での授業や、研究指導の考え方をまとめることで、代えさせてもらいました。ちょっと困ったのが、研究室紹介の項目です。いわゆる「講座制」の研究室、つまり、教授-准教授-講師-助教というピラミッド型というか、序列のある、1つのまとまった組織にはなっていないからです。仕方がないので、ここは、「作文」で埋めました。内容は、できあがってのお楽しみです。

 おそらく、各領域、各先生とも、書き方や、書く内容には相当のバラツキが出てくるだろうと思います。こういう予測のもと、前回も書きましたように、あとで調整があることを見越して、「完成度70%」と思えるものにした、という次第です。

 ところで、もっとも苦労したのが、「入学案内」です。これは、主に看護学部受験を志望する高校生がその対象となっています。つまり、どういう研究をしているのかとか、その具体的な例は何か、また、指導理念、学生に望むことなどのメッセージを、素人さんたちにも分かってもらえるように書かなければならないのです。

 素人向けの方が簡単ではないのかと思われる方もおありかも知れませんが、プロ向けに書く方が、逆に遙かに容易なのです。なぜかと言えば、プロ向けであれば、プロならば当然知っているはずの専門知識や、専門用語を使って説明ができますが、素人の方には、そういう訳にはいかないからです。

 同じ意味で、学会で発表したり、専門誌に論文を書いたりする方が、学生たちに入門的な講義をするよりも容易ということが十分にあり得るのです。とくに、昨今の学生たちは、抽象的思考や、概念的説明がどうも苦手のようで、かなりの場合において、具体的なたとえ話や、実例を引き合いに出して説明しなければ、なかなか理解してもらえません。

 とくに心理学のように、誰もが日ごろ経験していて、相当程度「知っている」事象について、概念を用いて説明するような学問は、理解が難しいようです。もっとも、これには、学生たちや世間一般の皆さんが心理学対して抱いているイメージが、実際に学問として研究、教育される心理学の内容とかなりかけ離れていることも影響していると思われます。

 とにかく、一応、原稿は仕上げてきました。「研究室案内」は、領域の他の先生方にも確認してもらうようメールで依頼してあります。月曜日に、読み直して、必要な加筆修正を行って、提出という予定です。

 昨日(8/27)の分です。

 昨日は、娘が何と言ったかよく分かりませんが、ジャニーズのグループのコンサートに大阪城ホールまで出かけていきました。コンサートそのものは、12時開演らしいのですが、グッズを買うのに、早く行かなければらないと、朝一番の特急に乗っていくということで、4時半から起こされました。自分で朝早く目が覚めて、何かをするのはどうということはないのですが、他人の都合で早起きしてとなると、いくら家族とは言え、何となく調子が狂う気がします。まぁ、勝手なものですが。

 ということで、母親付き添いで、6時過ぎの電車に乗って、二人は、娘の友人とともに、大阪へ向かっていきました。母親はコンサートには行かず、一人で海遊館へ行ってきたようです。「気のせいか、見るたびにジンベイザメが小さくなる」と言っています。だんだん感激がなくなっていくからでしょうか。

 さて、私は、定例の受診日でした。この2週間、実家で、炎天下で行列をしたためダウンしたというハプニング以外、これと言って変化はありませんでしたので、薬も変わらず、リハビリ出勤も今のペースで継続することとなりました。

 昨日も外来は、比較的空いており、受付から投薬まで、1時間で済みました。空いていたのと、診察に時間がかかる患者さんがいなかったのも、診察がスムーズに進んだ理由でしょう。

 午後からは、本当は、「宿題」(大学のホームページの改訂版の原稿作り)をしなければなりませんでしたが、朝からばたばたして少々お疲れだったこともあり、サボってしまいました。准教授のKさんからは、メールで原稿が届いていたのですが……。まぁ、締切は、31日ですから、それまでには何とかなるでしょう。夜も、早くから眠くなってしまい、久しぶりに9時過ぎに寝てしまい、今朝も6時前まで「爆睡」していました(苦笑)。

 夏休み中に遊びすぎて、宿題のできていない小学生みたいですが、今日、出勤してマジメにやります。

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