猫の欠伸研究室(アーカイブ)

~淡々と飽きもせず……~ チベット・ラサの僧侶曰く、「人の生涯は猫の欠伸のようなものだ」

2010年01月

 日曜日ですが、朝から曇り、午後には、時々雨という、tensionの上がりにくい日でした。昨日は、さすがに眠く、久しぶりに夜10時には寝てしまいました。しっかりと眠れた感じでしたが、やはり、起床前には夢を見ていました。寝覚めが悪いということではありませんので、細かいことは、まあいいでしょう。やはり、早寝早起きにした方が良さそうです。

 さて、床屋へ行こうかなどと考えていましたが、今ひとつ気分が乗りませんでしたし、耳鳴りや、ふらつきもありましたので、近所の100円ショップに出かけたくらいです。

 その代わり、このところVAIO type-TZ(ノートPC)のワンセグが調子が悪かったものですから、修理にトライしてみました.いかは、ちょっと乱暴な話も入っていますので、決してまねはしないでください。メーカー保証の対象外になりますので。

 このVAIOノートには、モバイルTVというソフトが載っており、内部のUSB接続でワンセグチューナーが搭載されています。元々は、Windows Vistaマシンでしたが、先だってWindows 7に、勝手にアップグレードしています。Vistaのころから、ワンセグを見ようとすると、「ワンセグチューナーが取り外されています」「USB接続の機器が認識されません」というエラーが頻発し、ワンセグが見られなくなっていました。

 ソニーのカスタマーサポートにメールでどういう状況下を連絡し、対処方法を確認してみました。問い合わせが殺到していたようで、返事が来るのに数日を要しました。待ちかねた返事が来ましたが、一読して、ガ~ン! 「お持ちのパソコンは、Vsita搭載で販売しましたので、Windows 7にアップグレードされた時点で、サポート対象外になります。ワンセグをご覧になるには、Vistaに戻してください」というのが、基本的な回答でした。

 ただし、担当の方は親切でした。モバイルTVの最新版がどこにあるかという情報と、ハードウェア的にチューナーや、そのUSB接続が壊れている可能性があり、その場合は修理は可能という回答を書いていてくれました。

 そこで、とりあえずは、Windows 7のままで、モバイルTVのソフトをバージョンアップしてみて、改めて確認しましたが、やはり、ワンセグチューナーが取り外されていますなど、ハード的なエラーを窺わせるメッセージが現れます。

 どうしようか、若干迷っていたのですが、「エ~イ、学校の備品だからいいや」と勝手な屁理屈をこねて、自分で分解して、修理を試みることにしました。パソコンを裏返して、外せるネジをすべて外し、裏蓋を開けようとあれこれやったのですが、何だか「バキッ!」という音がして、割れてしまいそうでした。何度か試みたのですが、今ひとつ勇気が出ませんでした。やむを得ず、ネジを外したまま、ひっくり返して、モバイルTVを起動してみました。♪何と言うことでしょう!♪ちゃんと動くではありませんか!ラッキー!

 いったん終了させて、再度確認したりしても、やはり無事にワンセグが見られます。そこで、ソーッと、またひっくり返し、刺激しないようにネジを取り付け、元に戻しました。もう一度、最終確認してみましたが、きちんとワンセグが見られるようになっています。

 サポート担当者は、Windows 7では、モバイルTVの動作は保証されませんし、稼働しませんと書いていましたが、何のことはありません、きちんと動きました。願わくば、このままエラーが再発しないでいてもらいたいと思います。

 ということで、直そうとしたのですが、勝手に直ってしまいました。あれこれと物理的にショックを与えていたことで、USB接続が回復したのでしょうか?よく分かりませんが、結果オーライです。今のところ、無事、稼働していますし、他に支障も出ていません。ただし、これをまねされることは、決してお勧めしません。自己責任です。

 穏やかな、暖かい1日でした。昨日、ついつい遅くまで本を読んでしまい、就寝したのが珍しく、23時半でした。それなのに、今朝は、早くから夢を見ていて、熟睡できず、5時半頃には起きてしまいました。眠気が覚めるまでは、頭が重くて、フラフラです。しかし、30分から小1時間で、この状態もかなり軽減するようになりました。

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 さて、今日は、1月7日に申し込んでおいた、SONY Pointでの交換商品がようやく届きました。今月は、これでSONYから2つめの賞品&商品をもらったことになります。今日届いたのは、SONY Point800ポイントで交換できるシャープペンシル&3色ボールペンです。2週間前後で届くということでしたが、1週間ほど遅れたことになります。

 このSONY Pointは、1ポイント=1円のカウントで、クロネコのメール便で届きました。メール便の送料が、\340ですから、\500弱くらいのものでしょう。今月末で、SONY Point500ポイントくらいが、期限切れになってしまうため、手持ちの800数十ポイントで交換できるものから、選んだのです。そういうことですから、これが欲しかった、ということではありませんが、文房具ですから、ありがたく使うことにします。軽くて、握った感触もまあまあです。

 ところで、今日午前中は、珍しく、統計学的検定の勉強をしておりました。ロジスティック回帰分析の理屈について、マジメにノートを取って、まとめていたという次第です。博士後期課程のSさんが博論で使っていた分析手法です。医学分野ではよく使うようですが、心理学分野では余り使われてこなかったものです。こういう機会を捉えないと、なかなか新しい分析手法を学ぶということもありません。そういう意味で、せっかくの機会を捉えて、ということです。計算そのものは、統計パッケージソフトで処理できますから、仕組みや、結果の見方を中心に勉強していました。

 午後からは、散歩に行こうかとも思っていたのですが、NHKのBSでやっていた零戦の番組に見入ってしまい、散歩のチャンスは逃してしまいました。その他は、自宅に届いた学会誌の整理などを行って過ごしていました。所属している学会は、10数に達します。“事業仕分け”に倣って、いくつか整理しよう(つまり、退会しよう)と思い、心身医学会、IDE大学協会、学生相談学会の3学会をとりあえず、退会することにしました。これで、負担軽減できる年会費は、¥32,000になります。看護学系の学会3つと、小児保健協会なども整理の対象にしようかとも考えましたが、これらは、現在の立場から、院生さんなどとの連名論文の投稿先として、もうしばらくは継続ということにしました。

 明日こそは散歩にと思ったのですが、あいにくの天候のようです。気分が乗れば散髪に行き、あとは趣味の日ということにしましょう。

 この間新年を迎えたばかりのような気がするのですが、もう1月も末になりました。時間が経つのは、早いものです。年々早くなるような気がします。

 さて、体調の方は、悪くはありません。セディールの減薬は昨日からですから、まだその影響はあまり出ていないとは思いますが、頭重感は軽減していますし、歯の食いしばりはほとんどなくなり、肩こりもさほど気にならなくなっています。ふらつきは、まだややありますが、日中は、今日も外出してみましたが、少々軽くなっているように感じられます。何とか、この状態を維持し、さらに安定していってくれることを祈っています。

 今日も、気分は悪くなかったものですから、昼前に車で出かけ、2~3所用を済ませてきました。本来は、おとなしく療養していないといけないかも知れませんが、屁理屈を言えば、これもリハビリの一環です。つまり、どのくらいの負荷まで耐えられるか、自分で実験をしているという訳です。その結果、1時間半ほどであれば、さほど疲れないで済むというところまで来ているようです。

 ところで、わが家の娘は、中3で、受験生の一人です。私自身は愛知県で育ちましたし、今から40年前に高校受験を迎えていましたので、受験を取り巻く状況は、まるで異なります。それに何と言っても、自分が受験するのか、親の立場で受験生を見守るのかとでは、大違いだということを実感する日々です。

 自分の高校受験の時も、それなりに緊張して日々を過ごしていたと思うのですが、親もなかなか大変というか、苦労するものだと、改めて実感しています。なるべく普通に接するようにはしていますが、親の方が心配が強かったり、余計なことをしたり、言ったりしないよう気をつけているように思います。娘は、とくに暢気なような気がして、「もう少しきちんと勉強すればいいのに」とか、「ケータイばかりいじっていないで、勉強しろよ」とか思うところは多々ありますが、じっと我慢というのが現実です。最低限、自分の時のことや、息子(高2)との比較は、言ってはならないという点だけは、守ろうと考えています。とはいえ、どうしても、冷や冷やしながら日々を過ごしています。

 親から子へと、こういうことは順番に経験することですし、その立場になってみないと分からないこともあります。自分も、こうやって親に心配をかけたのだなと思うと、幾ばくかの感慨もあります。

 すでに私立高校1校は入試も終わり、昨日、合格通知が届きました。「ヤレヤレこれで行く高校ができた」と一安心です。来週は、私立高校もう1校の入試があります。私立2校と公立1校を受けることになっていますが、公立高校については、2月になってからの親子面談で最終的に受験する高校を決めます。今では、私立を2~3校受験することが普通のようです。

 まあ、体調を崩さずに、あと1ヶ月半ほど、着実に勉強して、第一志望の公立高校に合格してくれることを楽しみに、じっと我慢の日々を過ごしたいと思っています。明日は、天気も良さそうで、しかも暖かそうですから、また散歩に出かけたいところです。冬にであう野鳥たちの写真を撮ってきたいと思います。とくに、ジョウビタキやカワラヒワを撮りたいと思いますので、できれば九華公園まで行けたらと思っています。 

 まだ正式には、大学で承認してもらわなければなりませんが、本日の診察の結果、3月末まで休養加療が必要という診断書が出ました。関係の皆様には、重ねてご迷惑ごご不自由をおかけしますが、ご了承くださいますようお願い致します。

 最近の状況につきましては、先週から、ジプレキサ錠(2.5mg)を1錠追加して経過をみていましたが、これまでに試した薬よりもいくぶん良好な体調で過ごす ことができました。具体的には、頭重感、肩こり、歯の食いしばり及び肩こりは、かなり軽減してきました。また、気分的にもいくらか良好で、また、集中力や思考力もやや回復して来たようで、新書程度の本を読んだり、依頼された査読に取り組 んだり、散歩や外出ができるようになりました。このように、多少、意欲的になってきたと思います。

 一方、ふらつきや軽い倦怠感、手のしびれ感、軽度の耳鳴り、疲れやすさという面については、好不調の波があり、2~3日周期で変動しています。これらの由来は明確ではありませんが、薬の相互作用か、天候などの影響によるのではないかと思っています。このような状態ですが、一応、ジプレキサ錠の効果は出ていると思われましたので、さらに継続することとなりました。

 他方、サブの抗うつ薬として服用していました、セディール錠(10mg)については、減薬することになり、2月4日までは、朝夕各1錠に減量し、2月4日以降は中止する見込みです。

 休養加療の期間については、確実な見通しは難しいのですが、「3月1日から復職というのは、現実的ではない」というのが主治医の判断でした。そこで、とりあえず、2月1日~3月31日の診断書を書いていただいたという次第です。

 ジプレキサ錠は、これまでの薬よりも「服用感」が良好ですし、気分や意欲の面、また、集中力、思考力の面ではかなり改善したと感じら れています。それに、何といっても頭重感や、過緊張を思わせる状態が軽減されたのは、助かりますし、他の面にもよい影響があると実感しています。これからの回復状況にもよりますが、調子がよければ、主治医と相談して、リハビリ出勤を試み、可能であれば、今回の診断書の期間より 早く復職したいと考えています。余り負担の大きくないことであれば、少々時間をいただければ、対応は可能ですので、仕事面について必要がありましたら、Ogasawara LaboのWebサイトにあるメールアドレスへご連絡ください。ご相談に応じさせていただきます。

 マイブックスに取り上げておいたのですが、「名ばかり大学生-日本型教育制度の終焉-(河本敏浩著、光文社新書)」は、大学教員や、大学の入試システム、大学入学後の教育について鋭い批判と、改善案を提案しています。私自身にとっても、けっこう耳が痛いところがあります。

 この本を書いた河本さんは、全国学力研究会理事長であり、東進ハイスクールの講師も務めています。本では、学力低下は本当かという点から始まり、競争の激化が何をもたらしたか、学ぶ意欲を育てるシステムになっているか、小中学生の学力が高いのに、なぜそれが大学進学実績につながらないのか、といういくつかの課題を検討した後に、日本型教育システムを終わらせ、新たな始まりにつながる提案を示しています。

 河本さんの主張の詳細については、是非、本書を読んでいただきたいと思います。結論は、「まずは、大学入試と大学での教育のあり方を変える」ことに尽きるということです。以下、ポイントだけを紹介しておきます。

  1. 高校生の学力低下……英語では文法嫌い、現代文では、常識的文学知識はあり、基本的感じは理解し、判断できるものの、やはり文法や品詞識別は苦手、数学は勉強せず、数学から逃げている学生が多く、とくに図形問題は悲惨。英語は苦手だが数学は得意ということはない
  2. 学力低下と進学状況……大学増加と少子化により、進学率が伸び、現世代では学力最下層であっても、大学進学が可能となっている(これが、オビにある“21世紀の大学生は、70年代の暴走族レベル”という指摘の現実)
  3. 定員を絞って、競争を激しくすればよいという対処は、必ず失敗する
  4. 学ぶ意欲を喪失させるシステムとなっている……中学受験の時点で、絶望的な学力格差が生じている;学力そのものよりも、序列づけが最優先となっている
  5. 小中学生での高学力は、必ずしもセンター試験での実績につながらない
  6. 名ばかり大学生の蔓延……「入るために学ばず、入ってからも学ばず、ほぼ全員卒業可能」という状況では、基礎学力を欠いた社会人を量産しているだけになる;このままでは、日本は、きわめて幼児的な色彩の濃い国になる
  7. 改善策……大学入試制度の改善、大学入学後、とくに初年次の教育の改善が必須←これまでまったく手つかず&これをしていない大学や大学教員に、ゆとり教育や高校までの教育の批判をする資格なし
  8. 大学入試の改善……これまでの単に、序列をつける試験ではなく、一定の学力を有するかという「資格試験」とする
  9. 大学での教育……必要な科目、必要な内容についてはきちんとカリキュラムに採用し、教育する;また、勉強しない学生はふるい落とす(ただし、リタイアしたあとの再チャレンジを可能にする、社会人や定年退職者などにも門戸を開放するなど、アクセスを容易にする)
  10. 後期中等教育(高校)や、高等教育への公費投入を増加させる……これら教育への投資は、国の未来への投資である

 以上は、まったく独断で、ポイントだけを抜き書きしています。

 このうち、私が知らなかったのは、日本は批准していないのですが、“国際人権規約第13条”で、「高等教育の無償化を進めること」が提言されているということでした。約160カ国で批准されており、国連加盟国で高校教育が無償化されていないのは、日本・マダガスカル・ルワンダのみということです。この点については、民主党の政策は正しい方向に向いているでしょう。

 また、競争を激しくすれば問題が解決するというものではなく、他の困ったことが増加するだけという指摘は、実証は困難ですが、取り上げられている各種の統計を見ると、十分納得できるものがありました。

 大学も、学問も、競争が奨励されていますが、資金を減額して、その中で競わせるだけでは、先細りであろうと思いますし、「貧すれば鈍する」という言葉があるくらいですから、現在の大学を取り巻く財政・資金状況は決して好ましいとはいえません。そのうちに歪みが来るでしょう。

 関連して、研究は、いくらお金をかけたら、これだけのアウトプットが期待できるという性質のものではありません。たくさんの失敗の中から成功するもの、大発見が出てくるものです。その意味では、大学での研究教育にコストパフォーマンスを持ち込むのは望ましくありません。短期的な成果だけを求めるのも、長期的に見れば、いかがなものかと思います。ロスはあるという前提で、一定程度の基礎資金、基礎的経費を与え、後は大学自治に任せ、放っておく方がマシだと、個人的には思っています。

 Googleでは、勤務時間のうち、80%はGoogleのための仕事を行い、残り20%は好きなことをしてよいとなっているそうです。おそらく、この残り20%の中から、さまざまな新しいアイデアや取り組みが出てくるのであろうと想像します。

 元に戻って、上記の指摘のうち、大学入試が、単に序列をつけて、定員分を埋めるだけの試験になっているというのは、確かにその通りです。志願者をたくさん集めて、そこから選抜すれば、優秀な学生が取れるという、余り根拠のない主張をする方もあります(私は、そうは考えませんが)。しかし、大学入試を改善すれば、高校以下の教育がかなり変わるだろうという点については、十分納得できます。

 大学生をもって勉強させるようにする取り組みは、少しずつは行われていますが、さらに徹底する必要はあるでしょう。また、大学へのアクセス(入学、中退後の再チャレンジ可能化など)を容易にする必要性も話題には上がっていますが、実際の取り組みにはなかなか結びついていません。

 かなり話があちこちし、また、連想的に書きましたので、まとまりのない散漫な内容になりましたが、批判ばかりに終始することや、小手先の改革はすべて止めて、当事者(子ども達や、大学人、研究者)をもう少し信頼し、「何ができるか」「何をするべきか」という方向で取り組むことが大切であると考えます。

 かなり独断と偏見になりました。ご興味がおありの方には、是非本書を一読されることをお勧めします。

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