猫の欠伸研究室(アーカイブ)

~淡々と飽きもせず……~ チベット・ラサの僧侶曰く、「人の生涯は猫の欠伸のようなものだ」

2010年08月

 8月も最終日となりました。世間的には、夏休み最後の日ですが、わが家では、娘の学校は、すでに27日(金)から2学期が始まっていますし、息子の高校も、昨日・今日と夏休みの課題テストが行われていますので、すでに夏休みは終わったような気分でいます。

 さて、今日、桑名は、35.9℃と、この夏何度目になるのかわかりませんが、またまた猛暑日となっています。17時を過ぎても、32℃ほどあるようです。もううんざりです。しかし、現在、沖縄本島付近にある台風7号が、これから朝鮮半島付近を通って、日本海へ進むようですが、それにともない、南から湿った、暖かい空気が広範囲に入り、さらに暑くなる[E:sun]と、先ほどのニュースで言っていました。ハァ~[E:bearing]。

 昨日も書きましたように、体調はまあまあで、大崩れはしていないので助かっていますが、猛暑もそろそろ勘弁してもらわないと、体力的に参りそうです。しかし、天気ばかりは、如何ともしがたいものですから、用心&養生以外に対策はないのでしょうね。

 ところで、しばらく仕事関係のことがなかったのですが、昨日、放送大学の“心理学研究法(ラジオ)”の、今年度第2学期の単位認定試験の作問依頼が来ました。9月中旬が締切です。自分がテキスト執筆と放送を担当している2回分の講義について、各1問を作成しなければなりません。

 視覚障害の方もいらっしゃるということで、そうした方々にとっても不利にならない出題及び回答形式で作成することが求められています。したがって、問題は、聞いてわかるようにし、択一式の回答を用意することになります。ただし、本年度から、問題持ち帰りが許され、いわゆる過去問も公開になっていますので、これまでとまったく同じものではいけないことになっています。ボチボチとエンジンをかけて、過去問やら、その回答の選択肢を見直すことから始めて、アタマを使うことにします。

 オマケの話。18時前のテレビニュースで、菅・小沢会談は、調整不能?、決裂?(よく分かりませんが)に終わったようで、両者とも、民主党代表選挙に出馬することになったということです。ただし、挙党体制であり、選挙終了後も協力するということが強調されており、なおいっそうよく分かりません。

 伝書鳩・ハトヤマさんは、一体、この間何を調整していたのでしょう?挙党態勢とか、トロイカ体制とかは、念仏のようなものだったのでしょうか?この国が現在置かれている危機状況をどうしようというという話はしなかったのでしょうか?それとも、二人だけで話したようですから、何か密約でも成立したのでしょうか?

 いずれにしても、8月26日にも書きましたように、小沢さんとしては、よほどのポストに就ける確約でもない限り、出馬せざるを得ない訳ですから、妥当な結論なのでしょうか?日本の国の将来や、国民生活の厳しさは忘れずに、対応してもらいたいと思います。

 

少は涼しくなってきたものの、日中は、相変わらず35℃近いという日々が続きます。今日も、桑名は、34.2℃(14時)になったようです(アメダス・データ)。

 しかし、この“朝夕は、涼しくなってきた”というのは、ちょっとくせ者のようです。というのも、ちょうど真夏の疲れが出てくる頃です。ひどく体調を崩すということは、今のところ、ないのですが、何となくお疲れという感じです。今年の夏の異常な暑さでは、健康な方々でさえもバテ気味の方も多いようですから、われわれのような者にとっては、本当に身に応えます。

 さて、このところ、あまりうつ病のことや、自分の体調については取り上げていませんでした。というのも、上述のように、この暑さでも、いささか疲れ気味かというくらいで収まっており、ひどく体調を崩したということもありませんので、あまり拘らないで過ごしてきたからです。しかしながら、うつ病初発(2005年1月)から、6年目に入り、これほど長期にわたって治らない(治癒という意味ではありません。寛解状態で落ち着くということです)のは、なぜかという疑問を強く持ち続けていました。それも、ある程度までは良くなるのに、それが持続しないということを繰り返しています。自分の療養態度や、復職への欲求、性格や認知的特徴などについてもあれこれ考えるのですが、それだけか?という気もしていました。

 このような疑問にとらわれましたので、最近、また、うつ病関係の本を読んだり、ネットで調べたりしていました。その中で、まだ読んでいる最中なのですが、“うつ病治療のポイント-長期化の予防とその対策-(平井孝男著、創元社、2004年)”の記述に、今日のタイトルのような“薬剤惹起性うつ病”というものがあることを発見したのです(同書、54~56ページ)。うつ病の身体因の中に、書かれていました。

見逃されやすいものとして身体因子があります。頻度の多いものからあげると、脳血管障害や認知症などの脳疾患、甲状腺機能低下症などの内分泌疾患、降圧剤・ステロイド・インターフェロン(C型肝炎の治療薬)・強力安定剤などの薬剤によって起こるうつ状態などがります。なかでも、薬によるうつ病は治療者をたいへん悩ませます。というのは、うつ病を来しやすいとわかっていても省くことのできない薬であることが多いからです。
<中略>
私見で言いますと、身体因でもっとも大事なものは薬剤使用の有無です。驚くほど多くの薬が抑うつ傾向を引き起こす可能性を持っています。代表的なものをあげますと、ステロイド(副腎皮質ホルモン)、インターフェロン(肝炎の治療薬ですが、この服用で自殺が生じたと新聞にも報道されたことがあります)、降圧剤(圧力を下げるのだから、depressionになっても不思議ではありません)、抗精神病薬(幻覚・妄想を抑えようとしすぎて、エネルギーまで抑え、抑うつを引き起こす場合があります)などです。<後略>

 2009年1月9日の読売新聞にも、“薬の副作用でうつ病に-病気治療中 気分沈む-”というタイトルで取り上げられていたようです。私の場合、ときどきここにも書いていますが、うつ病に陥る前から、高血圧があり、そのために2004年3月から降圧剤を服用しているのです。自覚的には、この頃から、うつ状態が強まってきたように感じています。ただし、素人考えではありますが、すべてが、降圧剤に原因があるとは思えません。それ以前に、オーバーワークで慢性疲労の状態に陥っていたからです。

 ただし、このうつの治りにくさには、降圧剤服用が関連しているかも知れないな、と思えます。ネットで検索してみますと、降圧剤の中でも、ベータ遮断薬や、カルシウム拮抗剤と呼ばれる種類のものが、うつ状態を招くことがあるようです。私は、4種類の降圧剤を併用していますが、そのうち、1種類がこのカルシウム拮抗剤なのです(ファイザーのノルバスク錠)。本態性高血圧や、虚血性心疾患の治療薬で、カルシウムの取り込みを抑制することによって、血管の平滑筋を弛緩させるというメカニズムのようです。

 単純に、降圧剤服用→うつ病という図式では捉えられないと思いますが、もしうつの発症や、長期化、治りにくさにこのカルシウム拮抗剤が関係している可能性があれば、対処してもらう価値は十分にあると考えています。精神科、内科の主治医はもちろん違う先生ですので、両方にお話しして、相談しなければなりません。それ故に、話は単純ではありませんが、今週は精神科受診ですので、まずは精神科の主治医に確かめてみようと思っています。結果的に、私の場合は違うとなったとしても、1つの要因が消えることになりますから、それはそれで意味があると思います。

【付記(8/31)】 薬剤惹起性うつ病についての医学的文献には、次のものがあります:大坪天平・上島国利(1998):薬剤惹起性うつ病.精神科治療学,13,143~150.

 8月最後の日曜日です。今日も、気温はうなぎ登り。12時現在で、33.1℃となっています。某テレビ局では、“24時間テレビ”を放映していますが、わが家で熱心に見ているのは、娘と、遊びにではなかった、一緒に勉強しに来ているその友人だけです。どうもああいう、“感動押し売り番組”は、気分が悪くなります。“愛は地球を救う”ではなく、“愛は日○レを救う”ではないでしょうか。今年で33回目だとか。紅白歌合戦と同じで、マンネリ化しているような気もしますが、むしろそのために、却って止められないのかも知れません。ものごとは、始めるよりも、いかに続けるか、そして、どのように止めるかが難しいのです。

 さて、悪口はともかくとして、“著書から”の第9弾です。今日は、福村出版から2009年に出版した“新 医療と看護のための心理学”、第10章患者心理のメカニズム(137~154ページ)の冒頭部分です。この本の第1~7章で、一般心理学の基礎的知見が解説されており、それに基づいて、患者心理を理解する上で基本となることがらを説いています。

     患者心理をみる視点

1 患者心理を理解するための基本的な視点

本書の第1章から第7章までで,人間の心理と行動を理解するための基本的な知見が得られた。それらから明らかなように,人間行動は,客観的な事実に基づくものではなく,むしろ,人間によって認知された"心理的世界"に基づくものである。

"患者心理"というと,何か特殊な心理状態を考えがちである。しかし,何らかの疾患や外傷を負った患者であっても,その心理や行動のすべてが,それらの疾患・外傷に固有のものとは限らない。疾患や外傷を負っているとはいえ,その心理・行動のほとんどは,本書前半に示された心理学の基本的な知見から了解することができる。

さて,患者心理に限らず,人間のさまざまな悩み,あるいは心理・行動上の問題や症状を理解し,それに基づいた援助を考える上では,対象者の心理・行動の様相を的確に把握することが重要である。そこでは,心理学の基本的な方法である,観察,面接の他に,心理テストや各種の尺度が用いられる。また,それぞれの疾患の患者の心理の特徴についての知識は,個々の患者理解の背景的な情報として参照できる。

こうして収集された個々の患者についての情報から,その心理・行動を理解するためには,図10-1に示した2つの視点が有用である。その1つは,発達的,時間的な視点である。すなわち,患者のこれまでの発達過程や,心理・行動上の問題形成の由来・経過について,「どのようにしてそうなったか」という見方をするものである。例えば,発達課題の達成状況や,正常発達のプロセスにおいて獲得されるべきものが獲得されているか,また,心理・行動上の問題に,時間的に先行して,影響を与えているものを探るのである。

第2には,ある時点での患者の心理・行動に影響しうる状況や心理メカニズムを明らかにするという,「なぜそうなったのか」という視点である。例えば,ストレスフルな状況におかれていないか,葛藤や欲求不満を生じていないか,防衛機制による反応ではないかなどをみていくものである。

その上で,最終的には,患者のそういう心理状態が,適応・不適応の上でどういう意味をもち,どう影響しているかを考えることも重要である。すなわち,「なんのために」そういう心理・行動をとるのかという視点をもつことである。これにより,患者心理の理解が深まるだけでなく,援助への手がかりも得られるであろう。

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 8月も残りわずかになりました。最低気温は、27.5℃と熱帯夜でしたが、日d591049d.jpg
中は、最高34.1℃にもなりますから、むしろ朝などは涼しく感じられるくらいです。1、2枚目の写真は、11時半頃のものですが、しっかりと夏の雰囲気いっぱいです。

 午前中、10時15分からは、予定通り、歯科を受診してきました。先週の処置のあとの抜糸と消毒などのためです。レーザーも当ててもらって来ました。レーザーを当てるとは言え、痛みはほとんどありません。稀に、たぶん歯肉炎のひどいところにあたると、飛び上がりそうな痛みを感じることもありましたが……。15分ほどで終了し、360円なりでした。外出したついでに、三洋堂まで脚を伸ばし、本を2冊ほど購入してきました。

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 さて、今日は、お隣の諸戸氏庭園の修復工事についてです。今年の春の公32a90498.jpg
開が終了してから、少しずつ修復工事の準備が始まっていましたが、最近、どうやら本格的に工事が始まったようです。今回は、2箇所の工事が行われるようです。そのうち、1箇所は、御殿玄関の奥に建つ洋館です。左の写真の中央にあります。アップしたものが、右の4枚目の写真です。足場が組まれ、フェンスで囲われています。

Goten_2  この奥に写っているのが、御殿玄関です。その背後に洋館が見えていますが、これが修理の対象です。この御殿玄関(寄木張りの床)は、当時の外務大臣・大隈重信の指図で、外務省の大広間を模したと伝えられています。大隈重信、山縣有朋などの著名な政治家がここを訪れたそうです。御殿玄関の左(この写真では、塀の奥には、撞球場がありますが、すでに修復のため、一時解体されています。この撞球場は、御殿とともに建てられています。御殿奥の洋館を含め、当時来賓を迎えるために洋館を設けることが一般的であり、また一種のステータスでもあったようです。

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もう1箇所の修復工事が行われているのは、本邸横の大門です。すで5e6ad137.jpg
に、定位置からは移動されているのが見えます。アップにしてよく見てみますと、どうも鉄骨が組まれたものの上におかれているようです。本来は、90度回転した位置に建っていたものです。

Daimon  諸戸氏庭園のWebサイトからお借りした写真ですが、本来は、このようになっていました。この写真で、右側にあるのが、本邸です。1894年頃(明治27年)に建てられたようです。ちなみに、この大門も、上で触れました御殿玄関も、国指定の重要文化財です。

 諸戸氏庭園のWebサイトによりますと、9月4日(土)に“大門曳屋見学会”が開催されるようです。この大門を曳いて、動かすということなのでしょう。なお、平成22年の秋の一般公開は、10月23日~11月30日だそうです。イベントの案内には、次のように書かれていました。

●諸戸家住宅修理工事 大門曳屋見学会
9月4日(土)午前10時から11時  午後3時から4時  1日2回
諸戸氏庭園玄関前の大門を、修理工事のため西に曳き屋します。
門をどのように動かすのかを、修理工事担当者の説明を交えて見学していただきます。
参加費 無料
定員30人 先着順  小学生以上が対象です。
申込みは財団法人諸戸会 0594-25-1004 10:00-16:00まで。

●桑名市博物館「諸戸家のうつわ」展
10月23日から11月30日まで、桑名市博物館にて、陶磁器類を中心とした展示を行います。


 

 相変わらず、蟄居生活を送っています。しかし、外出をほとんどしないのも、息が詰まってきますので、夕方、新聞や郵便物を取りにいったついでに、久しぶりに惣構堀のところまで出て、夕方の風に吹かれてきました。一頃の熱風に比べれば、ずいぶん涼やかな風に変わっていました。昼間は、最高気温34.7℃と猛暑日の一歩手前でしたが、季節は確実に移ろいつつあるようです。

 今日は、まだ8月27日(金)ですが、娘の通う高校は、一足早く、2学期の始業式でした。というのも、夏休みに入るのが、他の学校に比べ3日ほど早かったためです。夏休み中は、寝倒していたのですが、さすがに今朝は、早く起きてきました。それでも、散々ブーたれながら登校していき、12時半過ぎに帰ってきました。バスの時間が合わず、帰りには1時間ほど待たされたと、これまた文句を垂れていました。何についても、素直にはなれないようです。

 さて、このところ、親が亡くなったのに、届けを出さず、年金を詐取していた事例をきっかけに、あちこちで“消えた高齢者”が話題になっています。理由はさまざまで、戦争や海外移住、行方不明などで、死亡届が出されていなかったり、住民登録が制度化される以前の明治、大正の時代に死亡し、戸籍が放置されていたということが結構あるようです。また、地方自治体も、生存確認ができないまま放置していたということも結構多いということです。

 昨日は、山口県防府市で、文政7(1824)年生まれで、存命していれば186歳になる男性の戸籍が残っていたというニュースがありました。1824年は、11代将軍徳川家斉公の時代で、勝海舟や西郷隆盛とほぼ同じ頃の出生だということでした。その他にも、滋賀県甲賀市では、182歳、三重県志摩市では163歳など、言い方は不謹慎ではありますが、まるで最高齢記録を争うように、新しい情報が報じられていました。

 平均寿命の算出や、人口統計には、国勢調査の結果が主に用いられるようですが、戸籍や住民登録は、行政上の基本的なデータですから、戸籍削除の手続きも定められていますので、地方自治体には、やはり定期的に確認して必要な対応をすることが望まれるところです。

 ところで、これまた不謹慎というそしりを頂くかも知れませんが、この一連の不明高齢者騒動のお陰で、幕末から明治初期の歴史について、改めて勉強するような機会を得た感じです。というのも、マスコミの報道も、先に挙げた山口県防府市の186歳の男性の例のように、誰の御代であるとか、歴史上の人物の誰と同年代であるとか、何があった時代かという情報とともに伝えられることが多くなっています。私も、その影響もあってか、自然に、日本史年表を開いて、該当年の前後の出来事などを確認してしまっていました。

 お陰で、高校時代に習った日本史の知識を多少思い出しています。大学の教養部の時代にも、日本史を選択しましたが、こちらは、情けないことに、ほとんどその内容を記憶しておりません。先般亡くなられた、本山政雄・元名古屋市長が、名古屋大学教授を辞して、選挙戦を戦っておられた時でしたが、教室に掲げられた市長選のスローガンが、剥がれ落ちてきて、国史学のI教授が、「今から落ちてもらっては困る」といわれたことしか覚えていないのです。今から、37年前の話しです。

 それはともかく、また週末を迎えました。明日は、歯科受診です。抜糸だけですから、15分もあれば十分でしょう。帯状疱疹も、痛みは、思い出したようにときどきある程度になりました。夕方、少しくらい散歩をしてみようかという気がしています。

【付記】 このエントリーを書いてから、アサヒ・コムを見てみましたら、長崎・壱岐で200歳の男性の戸籍が残っていた、というニュースがありました。「1810(文化7)年生まれで、月日の記載はないという。薩摩藩の第11代藩主、島津斉彬(なりあきら)の1歳年下にあたる。1810年は、フランスでナポレオンが皇帝として在位していた時代で、ハワイではカメハメハ大王が全島を統一した。」そうです。いやぁ、驚きです。

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