猫の欠伸研究室(アーカイブ)

~淡々と飽きもせず……~ チベット・ラサの僧侶曰く、「人の生涯は猫の欠伸のようなものだ」

2012年09月

 日曜日恒例のアカデミック・バージョンです。今回も、授業や、あちこちでの研修会でよく取り上げた尺度から、ご紹介します。

 改めて問われると、ちょっと戸惑うようなタイトルかも知れません。「大人」であるという判断を行う基準は、いろいろとあるでしょうし、当然、文化や社会、時代によって異なることが十分考えられます。そういった多様な基準があることをもちろん否定するものではありませんので、あらかじめその点は十分ご承知おきください。以下の内容は、その上で、心理学の視点から、大人と見なせるかどうかを考えるための、1つの尺度を紹介するということです。

 大学で心理学の授業を選択したことのある方ですと、E.H.エリクソン(1902-94)の「自我同一性」という考え方や、発達課題という概念をお聞きになった記憶がおありかと思います。E.H.エリクソンは、精神分析の立場に立って、そこにさらに「自我心理学」や、社会性を重視した新フロイト派の考えを取り入れて、「精神分析的自我心理学」を展開しました。この理論は、S.フロイトの「心理 = 性的発達理論」に社会・歴史的発達観を統合した包括的な理論で、そのなかで、今回取り上げた「自我同一性(アイデンティティ、ego-identity)、モラトリアム(心理社会的モラトリアム、moratorium)などの概念が提起され、青年期や、人間の生涯発達に対する理解に大きく貢献しています。

 さて、理屈は置くとして、いつものように、まずは、以下に示しました12項目の質問に、6段階の評定尺度でお答えください。 

あなたの生き方についての考えをお聞きします。以下の質問について、「そうである」か、「そうではない」か、6段階のどれに該当するかお答え下さい。

1.私は今,自分の目標をなしとげるために努力している
2.私には特にうちこむものはない
3.私は,自分がどんな人間で何を望みおこなおうとしているのかを知っている
4.私は,「こんなことがしたい」という確かなイメージを持っていない
5.私はこれまで,自分について自主的に重大な決断をしたことはない
6.私は,自分がどんな人間なのか,何をしたいのかということを,かつて真剣に迷い考えたことがある
7.私は,親やまわりの人の期待にそった生き方をする事に疑問を感じたことはない
8.私は以前,自分のそれまでの生き方に自信がなくなったことがある
9.私は,一生けんめいにうちこめるものを積極的に探し求めている
10.私は,環境に応じて,何をすることになっても特にかまわない
11.私は,自分がどういう人間であり,何をしようとしているのかを,今いくつかの可能な選択を比べながら真剣に考えている
12.私には,自分がこの人生で何か意味あることができるとは思えない

 回答の選択肢は、次の通りです:

  1. 全然そうではない
  2. かなりそうではない
  3. ややそうではない
  4. ややそのとおりだ
  5. かなりそのとおりだ
  6. まったくそのとおりだ

c62f0d99.jpg
 これもいつも通りですが、12の質問すべてに回答したか、ご確認ください。次に、 左の画像および、以下に示した方法によって、 3つの「下位尺度」ごとに評価点の合計を算出します。各項目で皆さんが選んだ回答の数値が得点となります。ただし、次の表で、 * (アステリスクマーク)をつけた 6 項目については、「逆転項目」ですので、実際に選択された数値を、次のように,逆転(変換)して合計を求めてください。

 逆転項目となる質問項目の番号: 2 , 4 , 5 , 7 , 10 , 12 (以上の6項目)
 逆転のやり方: たとえば、1を選んだ場合にはそれを6点と変換して、合計点を求めます。2を選んだときには、5点とします。6を選択したときには、1点となります。

6 を選択→ 1点  5を選択 → 2点  4を選択 → 3点  3を選択 → 4点  2を選択 → 5点  1を選択 → 6点

 下位尺度の得点を求める式は、次の通り(前の画像に示したものと同じ内容です)。

現在の自己投入の得点=1+2*+3+4*
過去の危機の得点=5*+6+7*+8
将来の自己投入の希求の得点= 9+10*+11+12*

 いつものように、検算をしてください。今回は、「逆転項目」がありますから、逆転を正しく行ったかについても、くれぐれも慎重にご確認ください。

a6bdb768.jpg
 次に、これらの3つの下位尺度得点に基づいて、「自我同一性地位」のタイプ判定を行います。少々煩雑ですが、この画像の説明にしたがって、素直に判定してください(「素直に」というところが、ポイントです。勝手な解釈をなさると、間違えてしまいます)。得点をメモ書きなさって、この画像をクリックして、拡大した上で、順番にたどっていけば、6つのタイプのいずれかに、必ず該当します。

04c898f2.jpg
 今回取り上げましたのは、  エリクソンが設定した「青年期の発達課題」である「自我同一性( ego identity )」が形成されているかどうかを、質問紙によって確かめるものです。この自我同一性の状態を表す概念にマーシャ(Marcia,1966)による「自我同一性地位( identity status )」というものがある。本来は、面接の結果に基づいて判断されるものです。今回は、この自我同一性を測定する目的で、我が国で作成された「自我同一性地位調査」(加藤, 1983 )を実施していただいたという次第です。

 この調査の対象は、大学生以上です。ただ、中年期以降の方にはそのまま当てはめて良いかどうか,若干疑問もありますので、大学生からかけ離れた年齢の方には、とくに「参考」程度にとどめていただければ幸いです。

 マーシャは、この自我同一性地位を、�@青年期の自我同一性の危機(crisis)を経験しているかどうか、�A自己投入(commitment,積極的関与,傾倒ともいう)が見られるかどうかの 2 つの基準で判定し、4 つのタイプを分けています。ここでいう「危機」とは、真剣に自己探求(自分自身について振り返り、将来の職業や生き方について、真剣に悩んだ経験を意味します)を行ったかどうかです。「自己投入」は、自分の将来について(職業選択や、生き方)、目標を持って生きているかどうかを示し、それを持って目標に向かって進んでいれば、「自己投入を行っている」といえます。

692db312.jpg
 なお、ここで用いた自我同一性地位調査は、加藤(1983)で報告されたもので、その信頼性は、大学生 310 名を対象として調べられています。30年ほど前の尺度ですから、時代的な変化がかなりあると思われますが、12項目と簡便な形で自我同一性の状態について調べられる、有力な方法はなかなかありませんので、今回取り上げてみました。尺度の妥当性については、臨床的にスチューデントアパシー(意欲減退症候群)と診断された学生も対象に検討されています。左の画像には、 3つの下位尺度の平均得点が示してあります。

e0e48ad2.jpg
 また、高校生~大学生を対象にこの調査を実施した結果を示しておきま357c4584.jpg
す。データが古いので、どちらも、参考程度にご覧ください。

dd19b48e.jpg
 この、左の画像には各地位の説明が載せてあります。「自我同一性達成地位」が、心理学的には、大人と判断されます。「権威受容地位」または「早期完了地位」は、親が提示した目標をそのまま(これに注目すると、権威受容という表現になります)、悩まずに受け入れ、目標を立てるという心的作業が早くに終わったタイプ(ここに注目すると、早期完了という表現になります)ということです。「積極的モラトリアム地位」では、自我同一性を達成しようとして、自分自身を見つめる問い心的作業に熱心に取り組んでいる最中であることを意味します。「同一性拡散地位」は、同一性、つまり、自分で考えた目標というものがハッキリしないで(拡散してしまい)、また、将来、打ち込むべき目標を求める気持ちも弱いタイプです。自我同一性達成までに、一時的にこういう状態を呈することはありますが、たとえば、30歳を超えてからもこういう状態ですと、ちょっと大人とは言いがたいかも知れません。

 この自我同一性が、達成にいたる発達的なプロセスについては、概略、右の画像のようfdb4c9b2.jpg
な道筋をたどると考えられます。

【引用文献】

  1. 加藤厚(1983):大学生における同一性の諸相とその構造.教育心理学研究,31,292-302.
  2. 小笠原昭彦・鈴村初子(1997):看護短期大学学生の自我同一性地位と対人関係,時間的展望および職業選択との関連.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,9,87-96 .
  3. Marcia, J.E.(1966): Development and validation of ego-identity status.  Journal of
    Personality and Social Psychology, 3, 551-558.

【参考文献(例)】

  1. 福島章( 1992 ):青年期の心.講談社現代新書.
  2. 香山リカ( 2002 ):若者の法則.岩波新書.
  3. 河合隼雄( 1983 ):大人になることのむずかしさ.岩波書店.
  4. 久世敏雄(編)( 1994 ):現代青年の心理と病理.福村出版.
  5. 西平直喜・久世敏雄(編)( 1988 ):青年心理学ハンドブック.福村出版.
  6. 小倉清( 1996 ):子どものこころ-その成り立ちをたどる-.慶応大学出版会.
  7. 千石保( 1991 ):「まじめ」の崩壊-平成日本の若者たち-.サイマル出版会.
  8. 千石保( 1997 ):「モラル」の復権-情報消費社会の若者たち-.サイマル出版会.
    鑪幹八郎( 1990 ):アイデンティティの心理学.講談社現代新書.

【エリクソンの文献】

  1. Erikson, E. H. (1950). Childhood and society. New York: W. W. Norton.(エリクソン,E. H. 仁科弥生(訳)(1977, 1980).幼児期と社会 1・2 みすず書房)
  2. Erikson,  E.  H. (1959). Identity  and  the  life  cycle. New York: W. W. Norton.(エリクソン,E. H. 小此木啓吾(訳編)(1973).我同一性 誠信書房)
  3. Erikson,  E.  H. (1968). Identity;  youth  and  crisis. New York: W. W. Norton.(エリクソン,E. H. 岩瀬庸理(訳)(1973).アイデンティティ―青年と危機― 金沢文庫)

439c4e1d.jpg
 台風17号が接近しています。その関係でしょうか、空はさほど暗くはありStorm17_3 ませんが、曇っています。しかし、市内の大半の小学校が運動会を行っており、あちこちからその音楽や、アナウンスが聞こえて来ています。青空の下、というのが理想でしょうが、やむを得ませんね。台風は、日本列島縦断のようですが、被害が少ないことを願いたいものです(右は、14時現在の画像です)。

 さて、本日も、日課の散歩であります。9時半から2時間ほど。距離は、3.7�qと、さほどでもなかったのですが、実は、アオサギとメジロの群れ、それに、サメビタキ(?)に振り回され、九華公園を右往左往して、相当疲れました(笑)。

9f443ec8.jpg
 まずは、アオサギさんですが、10時前には、いつもの鎮国守国神社西の006de3b9.jpg
「新お立ち台」は、お留守でした。「今日はいないのか」と思いつつ、管理事務所前を通り、花菖蒲園にさしかかったところで、遭遇。冒頭の写真のように、すました顔をして佇んでおられました(何となく、敬語が出てしまいます……笑)。植え込みの陰から写真を撮っていましたら、すぐに囲いの上に上がりました。

563ba314.jpg
 この後、ふわっと飛び上がって、すぐ南の、もう1カ所の花菖蒲園脇に降りb7a3e5dd.jpg
立ちます(公園内の地図を載せましたので、ご覧ください。赤丸が、このアオサギがいた場所、赤い矢印は移動ルートです)。堀からは当然離れていますから、餌がとれるわけでもありませんが、アオサギさんは、しばしあたりを見物するがごとく、歩き回っていました。暇つぶしでしょうか? そうならば、小生のしていることと大差ありません(笑)。

32b58f2c.jpg
 この間、実は、背後から(北の方から)、もう1羽のアオサギが飛んできたのです。降り立ったのは、以前からの「お立ち台」(上の地図では、黄色い丸をつけたところ)でした。この写真、ちょっとピンぼけで、まさにアリバイ写真ですが、アオサギが写っています。写真の奥は、堀がありその向こうは立教小学校です。

8d9c3513.jpg
 ちなみに、こちらが、本日、小生を振り回し、公園内を右往左往させてく58040297.jpg
れた犯人のアオサギであります。涼しい顔をしているのが、気に入りませんなぁ。この直後には、ヒョイッとすぐ側にある、若干高い枝に飛び移りました。

 ということで、小生は、花菖蒲園と、鎮国守国神社の裏を1往復半して、元のところへ戻ってきました。この時点で相当疲れてしまいました。身体的にというよりも、メンタルに、です。

42eae770.jpg
 ところが、今日はこれでは終わりませんでした。今度は、メジロの群れが登場してきたのです。もちろん、正確には数えられません。あくまでも、見た感じではありますが、20~30羽くらいの群れでした。最初に現れたのは、上の地図で、鳥小屋と書いたところのあたりの木でした。メジロも、これだけいますと、賑やかで、あちこちせわしなく移動してくれます。お陰で、どこをどう狙ってシャッターを切ったら良いか、迷うほど。ちょっと大げさに書けば、パニック状態になりそうでした。しかし、曇っていますし、枝が複雑に入り組んでいるところですので、今日ばかりは、「下手な鉄砲も……」作戦は、まさに下手な鉄砲で終わりそうでした。

86539c1c.jpg
 ここに載せた2枚のメジロの写真は、実は、そのあとで、メジロたちが、すぐ東に移動したあたりで撮ったものです。上の地図でいいますと、橋を渡った右(東側)のところです。ただし、このあたりでも、メジロの群れの移動について、右往左往しながら、でありました。

5b841c9d.jpg
 そして、このメジロたちの群れに入り交じるようにして、サメビタキ(?)がいました。この写真は、上の2枚のメジロの写真を撮ったあたりで撮影したものです。サメビタキ(?)の止まっているすぐ右上に、メジロが飛んでいるところが写っています。

fab7c378.jpg
 サメビタキは、たぶん1羽。多くても2羽だろうと思うのですが、しっかりとしa86ab462.jpg
た確認はできていません。これら2枚は、割とよく撮れたものです。撮ったのは、上の写真の場所近くです。


7ec5b8ae.jpg
 こちらは、その前、鳥小屋の北側で撮ったものですが、これも同じ個体のサメビタキ(?)だと思います。まん丸くなって、何となくふんわりして、美味しそうな気もします(笑)。焼き鳥ではありません、おまんじゅうなど、和菓子のイメージがしたのです。

9c93a263.jpg
 当初は、九華公園を一周してから、貝塚公園もと思って出かけたのですが、九華公園内3aad1b33.jpg
をあちこち移動してしまいましたので、ヘトヘト。そのまま、いつもなら歩いてくる外周の遊歩道には、足も踏み入れずに戻ってきました。左は、帰ろうと思ったときに出てきた、シジュウカラです(ヤマガラもちらっと見かけましたが、写真には撮れませんでした)。右は、帰り道に見た「新お立ち台」のアオサギです。この方が、あの振り回してくれたアオサギかどうか、分かりません。何となく、カメラ目線のようにも見えますから、そうなのかも知れないと疑っておりますが……。

c0a43940.jpg
 ところで、明日の台風襲来に備えてでしょうか、2カ所ほどにすでに舟や、2f087e9b.jpg
モーターボートが非難しているようでした。七里の渡し跡前の堀(蟠龍櫓下に、10数隻。三の丸公園と、吉之丸コミュニティパークの間の堀にも、右のように、6~7艘のボートがつないでありました。我が家の前の惣構堀に漁船が避難してくることもありますが、午前中はまだその様子はありませんでした。

21b8a81e.jpg
 我が家のすぐ東、諸戸氏庭園前のところまで戻ってきましたら、出かけるときから草刈りなどをしておられたシルバー人材センターの皆さんが、作業をほぼ終えて、後片付けをしておられました。なにやら、「写真は撮らないのか?」という声が聞こえていましたので、小生は、「作業前後の写真を撮って、作業報告にでも添付するのか」と思ったのですが、これが大きな誤解だったようです。9階の拙宅前まで上がってきて、下を見てみましたら、ご覧のような光景が目に入ってきました。右下にご注目ください。写真というのは、どうも「記念写真」を意味していたようです。ウ~ン、まだまだ小生の知らない世界が、たくさんあるようです(爆)。修行が足りませんなぁ。

【今日の、その他のアオサギさん】

c74dc26e.jpg
 本音を言えば、もう今日は、アオサギは十分と思ったのですが、蟠龍櫓の下の揖斐川の堤防に、1羽、佇んでいらっしゃいました。あの、小生を振り回してくれたアオサギさんよりも、色が濃いような気がします。入れ替わり立ち替わりやってきては、小生で遊んでいるのか、と妄想したくなります。

4650fd21.jpg
 今日11時過ぎの揖斐川と長良川河口堰の眺めです。風は2m/sほど、川の流れもなく、海でいえばちょうど凪のような印象です。気温は、26~27℃くらいで、少し暑いくらい。青空には、ほとんど雲はありません。この川面を眺めていますと、気分が落ち着きます。

a1303a75.jpg
 さて、こちらは、昨日、倒木対策として、切られていた諸戸氏庭園の松の木c63b2c05.jpg
です。あれからも、上の方の太い幹が切断されたようです。別角度から撮った、右の写真の方がよく分かりますが、これで市道へのはみ出しは、なくなりました。よく見ますと、かなり古い、切った後もありますから、以前にも同じようなことがあったと推測できます。ただ、本日は、このはみ出し云々についてではなく、左の写真の、左隅に○をつけましたが、ここで、ヤマガラを発見したのであります!

113d2ed8.jpg
 ピンぼけ(屋根瓦にピントが合っているのですが)の上に、手前の雑草が被った、不出来な写真ですが、ヤマガラに気づい03e4c317.jpg
て、カメラを向けそのままシャッターを切ったものであります。このヤマガラ、いったん少し離れた別の木へ逃げてしまったのですが、その直後、小生がいたところから、わずか3~4mのところにある桜の木に戻ってきました。これも、ちょっとばかり枝が被ってしまいましたが、今日のヤマガラの写真としては、もっともよく撮れたものです。

 貝塚公園や、九華公園に続いて、これで、拙宅のすぐ前の諸戸氏庭園でも、ヤマガラが見られることになりました。ありがたいことですねぇ。また、楽しみができました。

935bfdbb.jpg
 ところで、今日の散歩は、9時頃から、11時半くらいまで、寺町→内堀南e0b270e0.jpg
公園→貝塚公園→九華公園→住吉神社・揖斐川堤防の、ワンパターン・コース、ちょうど5kmです。内堀南公園では、ヒガンバナが咲いていましたし、貝塚公園の向かいの立教小学校では、低学年か、併設された立教幼稚園の子どもたちか、運動会の練習をしているようでした。運動会は、9月30日(日)に延期されています。台風17号が接近してくるようですが、何とか、今日のような好天の青空の下で運動会ができるといいですね。

13ce8460.jpg
 今日は、貝塚公園、九華公園とも、ムクドリやヒヨドリ以外の野鳥は、見かけませんでした。ただ、貝塚公園で、このシジュウカラが出てきただけでした。このため、「今日の散歩は収穫なしか」と思ったのですが、最初に書きましたように、我が家の前まで戻ってきたところで、思わぬご褒美があったというわけです。

6cda75af.jpg
 そのほかには、寺町堀沿いで、こちらのキジバトさんに出会ったのと、諸0f1d11c3.jpg
戸氏庭園近くで、仔猫がいたくらいでした。写真は載せませんでしたが、昨日も九華公園の外周遊歩道で、仔猫の鳴き声がしていました。

eaa784e0.jpg
 しかし、これだけ、今の時期から毎日、シジュウカラだ、ヤマガラだ等々、いろいろな野鳥に出会えるとうれしくなりますし、この冬が楽しみになってきます。時期的には、そろそろ渡りの鳥が入り始める頃なのかも知れません。

【本日のアオサギさん】

ecbf0b84.jpg
 九華公園は、「新お立ち台」の右に1羽のみでした(左の写真)。また、蟠龍櫓下の揖62110825.jpg
斐川沿いにも、1羽(右の写真、赤丸の中)。揖斐川では、アオサギの手前に、カワウが2羽でした。

6645dfd3.jpg
 揖斐・長良川の中洲には、白いサギたちと、少なくとも1羽のアオサギが見えました。先だって、河口堰から見たように(2012.09.25 いやぁ、楽しかった、こんな気分何年ぶり?……長良川河口堰は、水鳥のパラダイス)、中洲にやはりたくさんいるようです。

 それと、アオサギの個体識別というのができないものか、と思っています。しかし、人間が鳥の顔や、姿形を区別するのは、難しいんでしょうね。格別の特徴でもあれば、別なのでしょうが……。

1a15e3d5.jpg
 今日も良い天気で、気持ちの良い日でした。昼間、屋外では多少暑く感じるものの、爽やかです。昨晩は、よく寝られ、睡眠不足もかなり解消でき、体調も戻りつつあります。


db18a811.jpg
 さて、今日の散歩は、久しぶりに桑名市博物館に立ち寄って、それから九華公園などへ行ってきました。博物館では、現在、“「三重の画人」企画展 鯛の画家 中村左洲”が開催されています(入場無料、10月21日まで、原則・月曜休館)。中村左洲は、伊勢市二見町生まれ(1873-1953)で、地元伊勢では写実的な鯛の絵の名手であることから「鯛の左洲」として知られています。桑名市博物館のこれまでの企画展示(三重の画人)などでも、とりあげられています。今回は、まとまってその作品が見られるということで、前から期待していた展覧会です。

Dsc_0003_2
53f23d9a.jpg
 中村左洲は、家庭の事情から、小学校中退という経歴だったようですが、 作風には故実を重んじ、また、理知的な画面構成からは聡明な人物であったことがうかがえます(パンフレットの記載から)。美術学校にも通ったことはないといいます。漁業に従事するかたわら、四条派の画家・磯 部百鱗について絵を学び、大正6年(1917)の文展に《群がれる鯛》が入選するなど、全国に通用する画技を持つ日本画家だったといいます。今回は、北勢地方に伝来する作品を中心に、代表的な鯛など魚を描いた作品が出展されています。中でも興味深かったのは、今回、初公開されている、昭和34年(1959)の伊勢湾台風の際に下部が水没した、いわゆる「実際に伊勢湾を泳いだ」ことのある左洲の鯛です(左の画像「群鯛図」)。桑名市内の旧家の床の間で、伊勢湾台風の水害に遭ったものだそうです。 右は、「遊鯛図」(昭和16年、1941年)です。


33665f4d.jpg
 今回は、左州が得意とした鯛をモチーフとした絵画や、漁村の風景以外f1cd0333.jpg
にも、迫力ある虎や、愛らしい狸、日本三景、圏内の風景画(「春の宮川」、「木曽三川風景図」など)、さまざまな作風の作品が一度に見られ、楽しめます。10月2日からは、一部作品の入れ替えがあります。パンフレット画像は、スキャナで読み込みました。それ以外の画像は、展覧会の情報サイトからお借りしました。

67e13fdc.jpg
 
ところで、博物館で、久しぶりに芸術を楽しんだ後は、九華公園を一回りf65f57fe.jpg
してきました。出かけたのが、10時前でしたので、すでに10時半も回り、、鳥はあまりいないだろうと期待しなかったのですが、その予想は見事に外れました(喜)。狂喜乱舞までは致しませんでしたが、気持ちの上では、小躍りしそうでした(笑)。左はサメビタキ、右はシジュウカラです(サメビタキは、ちょっとピントが甘いのですが、ご愛敬)。ハッキリと確認できました。

746ee19f.jpg
 今日は、ヤマガラも撮れました。木陰になるなど、光の条件はあまり良く9e162e84.jpg
なかったのは、いただけませんが……。小生のいたところの、割と近くの枝まで、平気で出てきました。餌を探していたようです。右の写真では、何か、木の実のようなものを咥えているように見えます。ブログでの鳥撮りの先達でいらっしゃる「散歩途中のoneshot」さんによれば、ハクウンボクのみなども上手に割って食べるそうです。

528d3ff6.jpg
そして、今日も、初見の鳥がいました。イソヒヨドリのメスだと思います。帰8e4b52c8.jpg
り道、蟠龍櫓のすぐ下で見つけました。最初は、ヒヨドリかと思ったのですが、それにしては、小さい気がしました。また、羽の色なども異なっていました。Wikipediaによれば、「日本で敗訴や港など海岸周辺が主要な生息地域である。河川に近い内陸部でも見かけることがある。近年では都市部にも生息するようになった」といいます。ちなみに、イソヒヨドリという名前ではあるのですが、ヒヨドリの中まではなく、スズメ目ツグミ科に分類される鳥です。

2076bea9.jpg
もう1羽。こちらは、逆戻りしますが、九華公園で見つけた鳥です。メジロの群れと同じあたりにいました。そのため、最初はメジロかと思ったのです。しかし、大きさや動き方は似てはいたものの、どうも色が違う気がしていました。帰宅してパソコンに画像を取り込んでから、メジロではないと確信。いったい誰でしょう? 図鑑をひっくり返して調べてはいるのですが、今のところ結論は出ていません。似たような鳥はいるのですが、図鑑の絵、写真だけではどうも今ひとつピンと来ていません。引き続き調べますが、ご存じ方がいらっしゃれば、是非ともご教示ください。案外、なぁんだということになるかも知れませんが、なにぶんにも独学故、よろしくお願いいたします。

 しかし、どうやら今年は、デジカメ散歩や、鳥撮りを始めて以来の、野鳥の種類、数とオムニ多い年なのかも知れません。そういう予感、いや、期待が高まってきました。

 今日の散歩コースではアオサギは、1羽もいませんでした。その代わり、右の写真のよう7327b431.jpg
に、揖斐・長良両河川の中洲、河口堰の手前あたりに集まっているのが遠く、見えました。その場でも、双眼鏡を覗いて確認してきましたし、帰ってから、パソコンの画面上でも拡大して確認しました。アオサギと思われた鳥には、赤丸をつけました。やはり、けっこうたくさんいるようです。

52c5e736.jpg
 実は、今日の散歩、珍しく家内が、「博物館なら、私も絵を見に行く」と同行しました。最初は、絵を見終えたら帰るつもりだったようですが、どういう風の吹き回しか、「ついでだから」と全コース、付き添ってきました(笑)。本日は、3.9�qほどを歩いてきましたが、いきなりこんなに歩いても大丈夫だったのでしょうか? 家内がついてきてくれたメリットは、普段、小生一人なら目を向けないものや、気づかないで通り過ぎてしまうものの存在を知らされたということでした。ただし、ゴーヤの実、巨大ピーマン、赤ピーマン、そして、このヒガンバナなど、どうも食べられるものが多かったような気もしますが、まあ、それはよしとしましょう。家内の名誉のために付言しますが、イソヒヨドリに最初に気づいたのは、彼女でした。

a2cf97aa.jpg
 オマケの、そのまた余談のような話。拙宅前の諸戸氏庭園のところで、df731b21.jpg
市道にはみ出して、覆い被さっていた松の枝を切断する作業に遭遇しました。右の写真でおわかりのように、小生が到着したときには、すでにかなり太い枝が2本、着られていました。その上にある、結構太い枝を、まさに切っている最中でした。切り屑の粉塵が飛ぶ様子まで、写真に写りました。

3f6cc407.jpg
 諸戸氏庭園には、重要文化財に指定された建物もたくさんありますかe58b8b16.jpg
ら、その関係でしょうか、市役所の方も立ち会っておられました。おそらく教育委員会の方なのでしょう。写真で記録していらっしゃいました。右上の写真では、切断途中だった枝、最後は手作業で切り離され、クレーンでつり下げて、下に無事に下ろされました。いやぁ、この頃、散歩コースは、ワンパターンでしたが、それでも季節の移ろいや、そのときどきの状況で、いろいろな生き物に出会えたり、さまざまなシーンに遭遇できます。まさに、「犬も歩けば棒に当たる」であります(苦笑)。

【付記(10/9)】

 この日の「不明の鳥」は、10月9日に見た「メボソムシクイ」のように思われます(メボソムシクイを初見、キンクロハジロも8羽に増えました……九華公園は野鳥の当たり年か?)。

b169dcc6.jpg
 気持ちの良い日になりました。朝は、18.1℃と少し寒いくらいでしたが、13時には、28.3℃。体調管理が難しくなります。ましてや、夜中に一度、目が覚めてしまいましたので、アタマがボンヤリして、何となく調子がでない気もしましたが、今日も散歩に出てきました。9時半過ぎからほぼ2時間、ワンパターンの九華公園を一周、4.2�qです。

bebb4fc0.jpg
4bc74e46.jpg
 さて、今日のハイライトは、まずは、おなじみのアオサギでc3418706.jpg
す。場所は、吉之丸コミュニティパークの西の堀です。アオサギにしてはけっこう深いところまで入り込んで、餌を採っていました。これらの3枚でおわかりのように、どうやら努力の甲斐あって、割と大きな魚をゲットしていました。

e3bd3129.jpg
7d0e01a1.jpg
 さらに、ハイライト本番は、ここからです。アオサギや魚がお44337fb0.jpg
嫌いでなければ、クリックして拡大してご覧ください。捕まえた魚を飲み込むまでの、一連のシーンをとらえることができました。加えていた嘴をいったん開いて、たぶん下に絡ませたりしているのではないかと思いますが、魚の向きを変え(頭から飲めるようにです)、飲み込み始めるというところです。

2baeae13.jpg
 そして、直後には、飲み込んでしまっていました。長い喉のどこかを通過しているのでしょう。まさに、タイトルの通り、アオサギも、鵜呑みをしているという決定的なシーでした。丸呑みですから、味わうということはおよそ考えられません(笑)。

757da0d2.jpg
 今日、このアオサギさんを15分あまり見ていましたが、その間に3度ほど水中の魚を捕まえようとし、そのうち2回は成功していました。左は、上のシーンの直前です。もう1回は、空振りでした。

1491c694.jpg
 このほか、もう一度は、なにやら黒っぽいものを咥えかけたのですが、水ea599320.jpg
面から出るか出ないかというところで、離してしまいました。画像を拡大してみても、よく分かりません。カメではなさそうでした。この直後、気持ち悪かったのでしょうか、右のように、なんだか「おえッ」という声がしそうな雰囲気でした(笑)。食べられるものではなかったのでしょうか??

ac2fe614.jpg
 ところで、九華公園では、メジロの群れに出会えました。10羽あまりだと826e20dc.jpg
思いますが、割と高い梢をチョコチョコ移動していました。動き回って、なかなかじっとしてくれませんので、写真には撮りにくいのですが、このかわいらしい姿をまた見られると思うと、うれしくなります。

ef2985e3.jpg
 さらに、こちら。いつぞや(9/2)、貝塚公園で見たのと同じ鳥が、再び登場してきました(2012.09.03の「ヤマガラ、カワラヒワと正体不明の野鳥、そして、白いハト……昨日の散歩から」をご覧ください)。ブログでのお知り合いのoneshotさんから、ヒタキの仲間のサメビタキではないかとご教示いただきましたが、同じ鳥だと思います。

0964ea70.jpg
 こちらは、家と木の陰になってしまい、くらい画像で、しかも背後からの写真で分かりにくいのですが、同じ鳥だと思います。Yachoo!野鳥図鑑へのリンクもご覧ください。よく似ていますので、間違いはないだろうと思います。ただ、野鳥図鑑によって、記述が微妙に異なるのですが、基本的には、「亜高山針葉樹の森で見られる」ようです。「漂鳥で、寒い季節には低山地でも見られるが、よく見られるのは夏のブナ林」と書いてある図鑑もあります。けっこうかわいらしい感じの鳥ですが、鳴き声は、「ギャー、ギャー」といささか賑やかです。こういうとき、身近に鳥見の先達がいてくださるとありがたいのですがねぇ。

 九華公園の外周では、ヤマガラも1羽出てきていたのですが、木の陰で、うまくピントが合いませんでした(涙)。しかし、今年は、ヤマガラが多く見られるかも知れないという気がしてきました。

 先だっては伊勢大橋の北で、また、昨日は、長良川河口堰で、ゴイサギを見ましたので、例の「コロニー」はどうかと思って、春日神社と九華公園の間の中橋のところにも行ってきたのですが、まだここには影も形もありませんでした。

 最後に、「今日のアオサギさんたち」ですが、冒頭の写真のように、九華公園の「新お立ち台」に1羽と、ハイライトの、吉之丸コミュニティパークでの1羽の、計2羽でした。午後になっても、頭のボンヤリが解消しませんので、午睡でもしてから、多少は勉強することにしましょう(笑)。

↑このページのトップヘ