猫の欠伸研究室(アーカイブ)

~淡々と飽きもせず……~ チベット・ラサの僧侶曰く、「人の生涯は猫の欠伸のようなものだ」

2013年02月

 昨日からの不調、どうやら本格的な風邪引きになっております。鼻水と咳、それに珍しく、熱が出ています。37.5度。今から、内科へ連れて行ってもらって、診察を受け、薬を出してもらってきます。

 ということで、しばしお休みであります。コメントへのお返事も遅れます。メールをいただいている方、お返事も遅れると思います。ご容赦ください。

 どちらさまもご自愛のほど、お祈り申し上げます。  m(_ _)m

P.S. どうやらインフルエンザではなさそうでした。

 今朝は、早くに目が覚めてしまったあげくに、眠れなくなり、4時から起きていました。それから、6時頃まで、研修会で使うプレゼン資料をつくっておりました。途中、窓の外を見ますと、昨日に引き続きまたもや、雪がちらついておりました。いやぁ、参ります。

 ヘンに早起きしたせいもあってか、相変わらず頭重感、ボンヤリ感、眠気、ふらつきは、昨日から続いております。それに加え、どうやら風邪気味でもあるようです。けっこう気分不良です (>_<)

 しかしながら、お陰様で、研修資料はどうにかこうにか、最初のバージョンが完成致しました。週末、土日の間にチェックして、3月1日の研修資料としたいと思っています。まだ研修会でお話ししておりませんので、公開はできませんが、おおよそ次のような内容で、1時間半+α程度の分量の見込みです。

  1. 心理アセスメントと心理検査
  2. 知能検査
  3. WISC-�VからWISC-�Wへの移行
  4. WISC-�Wでわかること
  5. WISC-�Wの結果の支援への活かし方

 心理アセスメントに用いられる知能検査の主流は、Wechslerのものです。そのうち、子ども用の最新版は、ここでも取り上げるWISC-�W(2010年12月刊行)です。

 知能検査は、定期的に改訂が必要となります。それは、評価規準(norm)を更新しないと、時間経過にともなって、検査得点が上昇してしまい、適切な評価ができなくなることと、同様に時間経過にともなって、検査の問題、項目が古くなってしまい適切でなくなるからです。すなわち、検査としての信頼性、妥当性を確保するために、定期的な改訂が必須になります。

 検査得点の上昇については、最近は、「フリン効果(Flynn, 1984)」として知られています。おおざっぱに平均しますと、1年で0.3ポイントくらい上昇するという現象が知られています。10年経ちますと、3ポイント上昇しますが、これはあくまでも平均としてですから、無視できません。

 検査の問題や項目が古くなるという点については、たとえば、身の回りで用いられている道具などをお考えいただくとよく分かります。検査課題に実際にあるということではありませんが、“電話”。今の小中学生に“黒電話”を見せても、分からないか、過去の遺品のように思われるかも知れません。ケータイであっても、今のように、スマホが主流となっていますと、5年前の製品でも「古くさい」とみなされる可能性大です。

 もう一つ、知能検査の分野で、21世紀になって改訂の必要性に大きく影響したのは、知能理論の発展があります。日本の心理学では、最新の知能の理論については、教科書でもあまり触れられていませんが、CHC理論(Cattell-Horn-Carroll theory)が、実際上のスタンダードになっており、これに沿った知能検査の作成や、解釈が要請されるようになっています。

 ただ、2010年末に日本版WISC-�Wが刊行されたとはいえ、まだ臨床実践の現場では、その前のバージョンであるWISC-�Vが用いられていることも多いようです。今回の研修内容についても、迷ったのですが、ここに触れた改訂の理由も考え、また、これからはいずれにしても、WISC-�Wが主に用いられるようになっていきますので、このWISC-�Wをメインに取り上げることにしました。

 ということで、頭重感その他(これは、たぶん、降圧剤の影響)+風邪気味で散歩はサボっております。今日は、これくらいにさせていただき、休息に努めます。

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 朝6時に目覚ましで目が覚めましたが、外が妙に明るいので覗いてみて、3f64b16e.jpg
ビックリ。またもや、うっすらとではありましたが、雪が積もっているではありませんか。オマケに西の空は、雪雲らしき雲がかかっているのが見えます。多度山も薄く雪化粧をしています。やっと梅が咲き始めたのに、いつまでも寒く、雪もよく降るような気がします。

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こちらは、拙宅マンショ内の小公園裏の様子です。サザンカが生け垣に植c37ef005.jpg
えられていますが、「雪ツバキ」ならぬ、「雪サザンカ」の景色となりました。サザンカの花、枯れかけたものもありますが、こういう雪景色の中で見ますと、それなりに見えますから不思議です(こんなことを書いては身もふたもありません)。

 さて、朝一番の血圧は、124/88と良好でしたが、朝食を済ませ、少しずつ動き始めました1109b096.jpg
ら、ボーッとし始め、アタマもやや重い感じで、眠気もあって、動きたくない。アタマも働かないという状態が続いていました。「また、降圧剤の副作用か。しょうがないなぁ」と思っていたのですが、11時に血圧を測ってみて、またビックリ。153/101! これでは、血圧が高くて調子がイマイチなのか、降圧剤の副作用のせいなのか、はたまた両方なのか、よくわかりません。

 あまり何度も測っても意味はないのですが、12時には、135/91とやや低下。昼食後も、頭の重い感じやら、眠気、働かない感じは変わりません。どうもやはり、根本には、降圧剤の副作用があるようです。先週の「弾丸大阪出張」以降、ずっとアムロジピンは、2.5mgでやってこられたのですが、これでもやはり副作用があるようです。

 やはり、他のタイプ(カルシウム拮抗薬以外のタイプ)に変えてもらった方が良さそうです。

 しかし、内科の主治医のところに行って、説明して……というのが面倒な気がしてなりません。副作用ではないかという訴えをきちんと聞いているのか、何だかあやしい気がしてならないのです。それに加えて、まじめに取り合っているのかという疑いも、この頃感じてしまっています。あの「繊細ですね」という発言やら、「ドン-チャン用法」の提案やら以来です。

 ところで、午後から、1時間半ほど「寝逃げ」を試みました。血圧は、146/89と、微妙。「ボーッとし始め、アタマもやや重い感じで……」というのは、多少とも軽くなった感じがしています。というのも、こうしてパソコンに向かって、ブログを書いているからであります(笑)。

 お陰様で、アタマの試運転もできましたので、ボチボチ研修資料の改訂でもやろうかという気になっています。つまらない内容につきあわせまして、大変恐縮に存じます。ウロウロしている内に、寒かったこともあって、散歩の方はついついサボりました m(_ _)m

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 やっと晴れてくれました。左は、散歩に出かけようとした、9時50分頃の空で21481f15.jpg
す。これなら、ソーラーパワーもフル充電できそうだと思って出かけたのですが、途中、九華公園辺りでは、「埃が舞っているのか?」と思うくらい、細かな雪が飛んできていました。次第に雲が増えて来て、帰宅した12時頃には、右のような空に変わってしまっていました。

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 こちらも同じく12時過ぎの鈴鹿の山並みなのですが、雪雲(と思いますが)に覆われてしまい、山は見えません。午後には気温は、8.2℃になったようですが、午後は曇りがちで、陽射しがあまりなく、むしろ寒い感じです。平年であれば、この時期には、最高気温は10℃を超えるはずなのですがねぇ……。

 さて、上述のように、午前中はソーラーパワーが得られそうでしたので、揖斐川堤防、七里の渡し跡、九華公園といつものコースにプラスして、貝塚公園まで足を伸ばしてみました。最近にしては、長い、5.3�qほどの散歩でした。貝塚公園へ行ったのは、梅が咲いていないか見てこようと思ったからです。

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 そうしましたら、ご覧のようにまだまだ寂しい限りですが、白梅の花が咲き始0e6357e8.jpg
めていました。左の写真では、よく分からないかも知れません。咲いていたのは、まだ1本の木だけでした。


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 もっとアップで撮ったのがこちらです。これら3枚は、EOS kiss cx-5で撮っd4d83371.jpg
たものです。右の1枚は、Richo cx-3による写真です。これで、散歩コースも、また多少バリエーションができます(笑)。貝塚公園では、カワラヒワがいましたが、いずれも高い木の上で、写真は断念しました。

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 九華公園の白梅の方は、さらに開花が進み、花の数が増えています。鎮2a6a1330.jpg
国守国神社の本殿横です。九華公園の梅は、鎮国守国神社や、その周りの摂社のところに集中しています。招魂社の方は、つぼみがかなり膨らんできてはいましたが、社殿辺りのものはまだ咲いてはいませんでした。

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 九華招魂社に入る、最初の鳥居(いくつか鳥居をくぐりますが、その最初のもの、もっとも南にあるところ)に向かって左側には、紅梅が咲き始めています。これは、2月17日にも写真を載せましたが、今日は、明るかったので、真下から上にカメラ(Richo cx-3)を向け、テキトーにシャッターを切ってみました。手を伸ばして、カメラを上向きにしてで、液晶画面などは見えない状態で撮ったものです。花は、真下を向いており、カメラは真上を向いているという構図です。

 そろそろ近所の他のところも梅が咲いているでしょうから、また、あちこち出かけて梅の写真を撮ってくることにします。

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 ところで、九華公園には時々、カイツブリが1羽だけいるのを見かけていました。いつも同じ固体かどうか分かりませんが、単独行動でしたので、「相手はいないのか?」と思っていました。が、しかし、今日、貝塚公園へ行ってから、帰り道に西側の堀沿いに戻ってきましたら、ご覧のように、カイツブリが2羽で行動していました。堀の向こうとこちら、30数mを隔てていますので、あまりクリアな写真は撮れませんでした。つがいであることを期待したいと思います。

 このカイツブリ、繁殖期に、雛が生まれますと、「小さいうちは親鳥が背中に乗せて保温や外敵からの保護を行い、雛を背中に乗せたまま潜水することもある」そうです(Wikipedia)。写真では何度も見たのですが、一度くらいは、実際にそういう場面を見てみたいものです。

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 散歩からの帰り道、蟠龍櫓と七里の渡し跡の間で、オスのおジョウ(ジョ50412b2d.jpg
ウビタキをこのように呼び習わしています……小生が、です)が出てきました。いやぁ、いつ見ても良いですねぇ。惚れ惚れします。正面のオレンジ色も良いのですが、後ろ姿も何ともいえません。そっと近寄ると、かなり近くまで行っても大丈夫でした。

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 さらに自宅近く、旧・リバーサイドボウルというボウリング場跡地(現在は、公園にする工事が進んでいます)のところでは、メスのおジョウが。左は、やはり女の子だなぁ、というイメージの写真になりました。

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 この写真、実は、手前にフェンスが被ってしまっているのですが、けっこう綺麗に撮れましたので、載せておきたいと思った次第です。今日は、オス・メスのジョウビタキに会えて、いささか大袈裟ですが、幸せでした(笑)。

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 これらの他の鳥たちも、載せておきます。このところ、蟠龍櫓の南の三の丸公園には、ツグミがたくさんいます。今日も、見えた範囲では、7~8羽いたと思います。ただ、ツグミは警戒心が強いのか、なかなか近くには行けません。

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 七里の渡し跡の奥、お堀のあとの石垣には、シロハラが来ていました。今年は、シロハラも、九華公園の周囲で割とよく見かけます。シロハラは、ツグミ科の鳥ですので、立ち姿は何となくツグミに似ています。

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 九華公園では、今日は珍しく、ユリカモメがカモたちよりも多いかと思うくらい、たくさん来てee9e9094.jpg
いました。こんなにいると、笑えてきます。ただ、今シーズンのユリカモメたちは、どういうわけか、去年までとは異なり、二ノ丸橋(立教小学校へ抜ける方の橋)の欄干には並んでくれません。何か理由があるのでしょうか? 去年の11月には、一度だけ、並んでいるのを見ましたが……(2012.11.24、お立ち台のユリカモメ、マヒワのオス、そして、誰だか今ひとつよく分からない野鳥@九華公園、体調は低空飛行)。

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 余談ですが、諸戸氏庭園の本邸の脇にあった大木が切られてしまった、という話を去年の12月11日に書きました(諸戸氏庭園本邸の景色が変わってしまいました!【最新情報を付記しました(12/11))。今日の散歩の帰り、本手岩城の工事用に設置された臨時の門が開いていましたので、木の切り株を見てきました。エアコンの室外機と比べても、かなり立派な、太い幹だったことが分かります。年輪を数えるのは、ちょっと難しいかなという気がしますが。

 午後からは、珍しく、午睡を貪ることもなく、研修資料を作成しておりました。結局、リサイクルだけでは足りませんし、知能検査も、WISCが、WISC-�VからWISC-�Wへとフルモデルチェンジされているという状況を考えますと、やはり新しく作ったり、作り直したりする必要があるものもたくさん生じてきました。

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 2月も後半に入ろうとしていますが、相変わらず厳しい寒さが続いています。今日は雨こそ降りませんでしたが、陽射しはなく、ソーラーパワーが得られない小生は、活動性が低下しております。

 さて、そういう中、先週から予定していましたとおり、小生の実家に行ってきました。正月以来であります。今日は、愚息の成人式にあたって撮った、家族写真ができあがってきましたので、それを見せに行ってきたという訳です。先だっても少し書きましたが、先方のミスにより(といっても、どうも写真スタジオのミスではなく、現像所?の方で間違えたようです)、2Lサイズで焼き増しをお願いした家族4人での、かなりリラックスした様子の写真のできあがりが遅れたため、実家へ行くのが、1週間遅れの今日になったのです。

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 その写真、ちょいワルオヤジ風の小生は、娘と腕を組んで写っており、気に入っているのですが、あまりにも個人的な写真でありますから、ちょっとここに載せる訳にはいきません。悪しからず m(_ _)m まぁ、あれこれご自由にご想像いただいて、それぞれにお楽しみください(笑)。

 フォーマルな成人式記念写真は、1冊しかありませんので、それは見てもらうだけでしたが、この“リラックス家族写真”と、焼き増しミスのため、結果的に無料でいただいてしまった愚息の“ブロマイド”の2枚は母親にプレゼントしてきました。母親は、かなり喜んでくれ、ホッとしました。

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 ところで、昨日から、所得税の確定申告が始まっています。1月の終わり頃でしたか、医療費のまとめやら、確定申告の準備には、早々に手を付けたのですが、その後、サボってしまい、作業は進んでおりません。ウロウロしていますと、「2月は逃げる」といいますから、間際になってドタバタする羽目に陥りかねません。何とか、今月中には申告が終えられるようにしなくては、と思っています。

 また、これも、これまでに少し書いていますが、3月1日(金)には、「心理検査で分かること・検査結果の支援への行かし方」というテーマで研修を依頼されています。特別支援教育コーディネーターの先生方が対象です。

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 コーディネーターの先生方の中には、“特別支援教育士”や、”学校心理士”の資格をお持ちで、WISC-�Wなどの心理検査について、知識、スキルとも一定の水準以上のものをお持ちの方もいらっしゃいますが、そうでない先生も多いようです。今回は、これらの資格をお持ちの先生には、もの足らないかも知れませんが、心理検査や、心理アセスメントについては、初心者であるという先生方に焦点を当てて、かなり基礎的な内容に立ち返ったお話をしようと考えています。

 たとえば、「IQというのはどういう数値で、どういう意味があって、何が分かるのか、支援の際にはどういう風に使えるのか」という内容を考えています。

 こちらは、あらかじめ資料をお送りしておかねばなりませんので、週末には何とか仕上げたいと考えています。

 という訳で、ちょっと気合いを入れて、ねじを巻いて、仕事に集中しないと、と思っています。

 本日の写真は、今日撮ったものではありません。2月17日(日)の散歩写真から、2/18に掲載しなかったものを載せています。1枚目から順に、木曽御嶽山、揖斐川堤防で出遭ったホオジロ、鎮国守国神社の白梅、そして、九華公園内野球場で行われていた野球の試合(社会人チームのようでした)。野球といえば、小生も昔々、草野球をしましたが、まだ寒さ厳しいこの時期からというのは、よほどお好きな方達なのかと思って、しばし拝見してきました。

 明日は、晴れてくれるでしょうか? 晴れてくれれば、多少寒くとも、散歩に出たいと思います。 

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