今日は、鈴鹿市駅から、石薬師寺などを歩いて四日市あすなろう鉄道・内部駅までの近鉄ハイキング「秋を彩る 紅葉の石薬師寺と旧東海道めぐり」もあり、少し迷ったのですが、JRさわやかウォーキングに行ってきました。鉄ちゃんではないのですが、JR貨物四日市駅コンテナ基地へ行くというのが魅力的だったのです。
受付は、JR関西線・四日市駅で8時半から11時。桑名駅を8時51分に出る亀山行き普通電車に乗車。四日市には、9時6分着、
¥240。近い、早い、安いと3拍子揃ったウォーキング(微笑)。コースマップをいただいて、9時15分にスタートします。
こちらが今日のコースマップ。四日市駅をスタートして、まちなか農園・よんとまちゃん家、末広橋梁(国重要文化財)、臨港橋、ボードウォーク、壁画を見て、プロムナードから稲葉翁記念公園、さらに最後にJR貨物四日市駅コンテナ基地に周り、四日市駅に戻るという、約7.5㎞コース。このコースは、以前にも歩いています(2018年11月24日:20181124JRさわやかウォーキング四日市「日本最古の鉄道可動橋と四日市旧港まちあるきウォーキング」へ……四日市旧港で桑名城の石垣の石を使った場所を確認【地図を付記(11/26)】)が、今日は、JR貨物四日市駅コンテナ基地に最後に立ち寄る関係で、これまでとは逆回り。それに、初めてJRさわやかウォーキングなるものに参加して、ハマってしまったのも、今回と同様のコースでした(2017年11月25日:
どういうわけか、JRさわやかウォーキングへ……~四日市市制120周年記念~ 家族みんなで楽しめる四日市旧港街歩き)。そういう意味では、記念すべきというか、思いで深いというか、そういうコースでのさわやかウォーキングでした。JRさわやかウォーキング、近鉄ハイキングに行くようになって、丸2年が過ぎ、3年目に入りました。
こちらが実際に歩いたルートマップ。コースマップとほぼ変わりません。余分に立ち寄ったところはなし。マジメに歩いてきました(苦笑)。末広橋梁に行くため、臨港橋のたもとから往復しています。実際に歩いた距離は、8.1㎞。今回は、この記事1回ですべて書き終える予定。
JR四日市駅から西へ向かい、四日市市役所のところで左折。最初の立ち寄り先に指定されていたのは、まち
なか農園・よんとまちゃん家でした。しかし、店頭に「イベント用販売は終了しました」という掲示。よんとまちゃん家は、9時から営業開始だったはずなのに、もう終了とは。まぁ、買い物はしないつもりでしたから、個人的にはまったく構いません。ここでほぼ1㎞。
その先で左折し、東へ。港中学校と四日市自動車学校の間を過ぎ、JR関西線を渡り、国道23号線を横断し、
四日市港へ進んで行きます。スタートから2.3㎞あたりに「港橋」の親柱と欄干だけが、道路の左右に残っています。この南のところまで水路が入っています。ここも水路だったのでしょう。2.6㎞で臨港橋のたもとにやって来ます。この臨港橋は、千歳運河にかかる可動橋で、過去のJRさわやかウォーキングのときにもその様子を見ています。
こちらが末広橋梁。ここを左折して、まずは末広橋梁へ。こちらも千歳運河にかかる可動橋で、三岐鉄道三岐線東藤原駅から
関西本線富田駅、四日市駅を経由して、四日市港の太平洋セメントへセメントや土砂を運ぶ貨物列車が通る橋です。昭和6(1931)年に完成した、日本最古の鉄道用可動橋。全長58m、幅4m、中央の桁部分16.6mを橋脚上に立つ高さ15.6mの鉄塔頂部からワイヤで巻き取り80度に跳ね上がる仕組みです。去年来たときは、台風24号の影響で、可動不能となっていましたが、今年は動くところが見られます。今日のさわやかウォーキングは、鉄道関係の施設が入っているため、小さいお子さんや小学生を連れた親御さん、老若の鉄道ファンでけっこうな賑わい。末広橋梁南の千歳運河沿いの道にもたくさんカメラを持った方が待機していました。
9時55分頃、JR貨物のディーゼル機関車のレッドベアが、港に向かって通過していきました。取り敢えず、ここにYoutubeに載せた動画にリンクしておきます(ココログのリニューアル、Youtubeの更新にともない、動画の埋め込み方法が不明になってしましました……涙)。
こちらは、10時10分頃、レッドベアが港から戻って来たときの様子は、スチール写真にて。今日は、機関車のみで、貨車は
引いていませんでした。ひょっとしてイベント用の特別運行なのでしょうか。
さらに10時19分過ぎからは、末広橋梁が跳ね上がるところが見られました。Youtubeに載
せた動画へのリンクは、ここにあります。
末広橋梁で30分ほどいたのですが、その間(10時10分頃)には、臨港橋も開閉が見られま
した。ちょうど逆光でいけませんが、様子はお分かりいただけると思います。過去記事にもあります。また、末広橋梁近くの千歳運河には、ホシハジロのオスが3羽、メスが1羽浮かんでいました。お陰でさほど退屈せずに済んだ次第。
臨港橋まで引き返して、橋を渡って港のエリアへ行きます。右の写真は、千歳町を過ぎて、港湾合同庁舎のあるところ。この先、第二、第三埠頭へ入って行きます
。このあたりで10時半頃、スタートからは3.8㎞ほど歩いてきました。さすがに、末広橋梁あたりからは、海も近くなり、風がけっこうあって、冷たい。今日は、手袋とネックウォーマーを持参。ネックウォーマーはまだ使う必要はありませんでしたが、手袋は必須です。
ここでは、ボードウォークを少し歩いて、壁画を見ます。一昨年は、巡視船ちとせの内部を見学させてもらえたのですが、去年も今年もそれはありません。残念。
臨港橋のすぐ東まで戻って右折、北に向かいます。5㎞地点の手前で、先ほどの末広橋梁がよく見えました。写真を撮っているときには気づかなかったのですが、末広橋梁の先に見える山は、御在所岳でした
5.4㎞ほどで千戈橋(ちとせばし)のところに来ます。そこに踏切があるのですが、踏切
脇に小屋がありました。交通整理をしてくださっていたさわやかウォーキングのスタッフの方に伺うと、この踏切は、列車が通るときだけ係員の方が来られ、小屋で待機して遮断機を上げ下げするのだというようなお話しでした。昔風にいうと、踏切番とか、踏切警手とかいったと思います。
千戈橋を渡ったところでプロムナードへ降りて、稲葉翁記念公園に向かいます。このプロムナードも今回で3
回目。なかなかよいところです。九鬼のごま油の工場脇を通っています。
水鳥がいないかと思って探したら、ハジロカイツブリが1羽(微笑)。ラ
ッキーです。今シーズン初見。キンクロハジロ(スズガモかも?)も数羽。ウォーキングしながら、バードウォッチングもできるのは、何とも幸せ。
11時頃、稲葉翁記念公園に到着。スタートから約6.2㎞。四日市港開港の
祖である稲葉三右衛門の名を冠しています。稲葉は、四日市で廻船問屋を営んでいました。明治6(1873)年、四日市港の修築に着手しています。左の写真は、稲葉翁記念碑。右の写真は、「波止改築記念碑」。防波堤改築を記念して明治27年(1894)に建てられた碑です。
今日は、スタンプラリーも開催されており、末広橋梁、ボードウォークそしてここ、稲葉翁
記念公園の3個所でスタンプをもらうと、記念品がいただけました(微笑)。去年は、観光案内のパンフレットと、AGFのコーヒー2つ、カントリーマーム1個でした。
今日の記念品、帰宅してから見たのですが、観光案内と、マウスパッド、ポケットティッシ
ュ2つでした。マウスパッドは、四日市港ポートビル展望展示室「うみてらす14」のキャラクター「ポルテ君」のデザインでした。何にしてもこういう企画があって、ちょっとしたものでもいただけるのはうれしいこと。
ところで、稲葉翁記念公園の先には、潮吹き堤防と、旧・桑名城の石垣の石が基礎に使われた突堤があります。潮吹き堤防は、オランダ人土木技術者デ・レーケによるものです。
公園内には、潮吹き防波堤のレプリカがあり、ボタンを押すと動きが再現されるはずなのですが、今日は、ボタンを押しても動かず。親子連れの方が何度もボタンを押していたのに、残念。
公園の北にある黒川沿いを西に向かいます。今日は、そこにある水門を渡るコース設定。右の写真は、水門上から、稲葉翁記念公園を振り返って撮ったもの。
水門を渡ってから向かうのが、こちらの写真にあるところ。奥に見えている逢来橋まで行って、この橋を渡ります。
逢来橋の先を右折し、相生橋。ここの歩道からは、コスモ石油四日市製油所を中心とした工場夜景を観賞できるのだそうです。夜間に訪れる人は少なく、穴場スポットだとか。工場夜景の写真も、撮って見たいと思うのですが、夜、遠いところまで出かけるのが億劫になって来ています(苦笑)。それにしても、橋の飾りのデザインがレトロで、いい感じです。
相生橋の先でスタートから7㎞を過ぎ、国道23号線を渡り、いよいよJR貨物四日市駅コンテナ基地へ。ちょっと期待が高まり
ます。子どもの頃、名鉄三河線の近くに住んでいました。まだその頃は、名鉄でも貨車による輸送が行われており、駅まで見に行ったこともたびたびあります。貨車を見るのは好きでした(微笑)。実家近くの駅には、日本通運(マル通といっていました)の倉庫もたくさん建っていて、貨車というとマル通という連想ができています。今日も期待に違わず、JR貨物四日市駅コンテナ基地の入り口前には、日通の建物がありました。
JR貨物四日市駅コンテナ基地は、JR関西線・四日市駅の東側。11時25分頃到着。7.4㎞。今までは、貨車などが並んでいるなという認識しかありませんでした。入り口には、「関係者以外立ち入り禁止」「鉄道営業法第37条により罰せられます」などと警告も出ていて、ちょっとビビります。しかし、入ってみると、コンテナに「JR貨物四日市駅へ ようこそ」とあり、ホッとします。
コンテナ基地自体は、もちろん広いのですが、立ち入りが認められたところはさほどでもなく、けっこう混雑している感じで した。ディーゼル機関車のDD51と、DF200、それぞれ1両が展示されていて、DD51の方は、先頭のデッキ(?)に載って、写真が撮れるというイベントが行われていて、数10mの行列。皆さん、待ちながら、貨車の写真を撮ったりしています。JR貨物の職員の方にお願いすれば、シャッターも押してもらえるのでしたが、いい年をしたオッサンが一人では、ちょっとねぇと思い、パス。
ディーゼル機関車の写真はそれなりに撮って来ました。まずは、DD51。見慣れた機関車ですが、国鉄によって昭和
37(1962)年から昭和53(1978)年にかけて製造されたものだそうです。見慣れているわけです(苦笑)。このあたりでは、関西線を中心に石油やコンテナを運んでいます。大型機関車なのに、運転台が中央にあります。
もう1両は、DF200。DD51が老朽化してきたため、新型本線用ディーゼル機関車として、平成4(1992)
年から、JR貨物によって開発されたもの。"ECO-POWER RED BEAR"(エコパワーレッドベア)という愛称があります。単機でDD51重連に相当する牽引力と、高速化が実現された電気式ディーゼル機関車だそうです。動力源となる機関と発電機がセットで搭載されているといいます。先ほど、末広橋梁をとおったのも、このDF200でした。
JR貨物のブースがあり、機関車の人気投票や、機関車をデザインしたハンカチの販売も行われていました。JR貨物四日市駅コンテナ基地は、末広橋梁についで、賑わっていました。まさに老若男女で。小さいお子さんもカメラを持っていたりしますし、若い女性ファンの姿もそれなりにありました。個人的には、コンテナの中とか、コンテナにどのように荷物を積むのかとか、石油を運ぶ貨車の説明とかがあるといいのにと思います。これで、今日のJRさわやかウォーキングの立ち寄り個所はすべてクリア。JR四日市駅に向かうため、諏訪新道に戻って、本町交差点を左折していkます。
スタートしたJR四日市駅に戻ってきました。11時42分。8.1㎞を歩いてきたことになります。スタートから2時間半あまり。
おおよそ予定通りの時間がかかりました。いつものように「完歩記念パネル」を撮影。
さわやかウォーキングのスタンプカードは、先日、多気でのさわやかウォーキングで10個
のスタンプをゲットし、賞品に交換しましたし、11月23日で古いものが1年の期限を迎えましたので新しくなりました。また、地道に参加していきましょう。今日の記念に保線車両の写真が入ったカードもいただきました。
JR四日市駅前には、いつものようにAGFのキッチン・カーが来ていて、無料でコーヒーをいただけました。ちょっと寒かったので、ホットコーヒーをお願いして、その場で飲んできました。
そして、JR四日市駅のコンコースには、地元名産品の即売所。今日は、神楽酒造さんと、味噌・醤油の伊勢
蔵さんが出店。これは、もう神楽酒造さんのものを買うしかありません。本醸造の「神楽」、300ml瓶詰めを1本、買ってきました(¥500)。「燗にするのがお勧め」だそうです。
帰りは11時54分に名古屋行き快速がありましたので、それに乗車。桑名には12時6分着。¥240。快速ですから、四日市を出たら次の停車駅が桑名。今日は、朝、家を出たのが8時半。4時間で帰宅。初めに書きましたように、近い、早い、安いウォーキングでした。
ALKOOのデータは、16,780歩。歩いた距離は、JRさわやかウォーキングで8.1㎞、自宅から桑名駅往復が1.8㎞ですから、合計9.9㎞でした。
明日は、いよいよ近鉄ハイキングのお伊勢参りハイキングの最終回の予定(お伊勢さん参りハイキング 昔も今もお伊勢参り~旅12日目~【最終日】伊勢街道、旅人気分で一層賑やか古市から念願のお伊勢さんへ)。無事に内宮にお参りしてきたいところです。
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