2e5f995f.jpg  昨日から一転して、好天。気温も24.1℃と上がりました。水曜ですから、江戸橋方面で非常勤の授業。今日は後期5回目です。ようやく受講登録者のリストが届きました。44名が登録しており、今日は出席率91%と今期最高。その一方で1回も来ない学生や、今日初めて出席した学生もいて、気をもみます。

Dsc_0405c  さて、いつもなら授業終了後、志登茂川方面へ寄り道して、バードウォッチングをしてくるのですが、今日は、逆方向へ。しかも珍しく正門から出て、こちらの道を行きます。正門を通るというのは、初めて行ったときと、その後数えるくらいの回数。正門を出て、南東に進むと伊勢別街道に行き当たります。写真は、その伊勢別街道。この街道は、関宿東追分から津市芸濃町椋本(むくもと)、津市一身田(いっしんでん)を通り、伊勢街道と合流する江戸橋までの総距離およそ四里二六町(約18.5㎞)の街道です。北西に向かって歩いて行き、JR紀勢線を超えていきます。

Dsc_0409c 202bde41.jpg  目的地に行く前に、腹ごしらえ。東海地方ではおなじみのコメダ津・県総合文化センター前店です。ちなみに、今を去ること40年以上前の、大学生の頃、すでにコメダは名古屋市内にいくつか店があり、よく行っていました。非常勤先から歩いて、10分あまり。今日は、昼コメプレートをチョイス。ミックスサンド コメチキ2ケ付きです(¥600)。これにアイスコーヒー(¥480)をセット。結構なお値段になりますが、まあやむを得ません。

c6ead37b.jpg  13時頃食事を終え、最終目的地はこちら。三重県総合博物館(MieMu)。コメダからは10分弱。10月8日(土)から12月4日(日)まで「三重の円空」という展覧会を開催しています。チラシのpdfはこちらに、また、出品リストはここにあります。先日のJRさわやかウォーキングのとき、鈴鹿市考古博物館でパンフレットを見つけ、非常勤の時に行ける!と思ったのです。

Dsc_0426c  円空は、よく知られていますように、江戸時代の初め、仏像をつくりながら諸国を旅した僧侶です。円空は、志摩地方を訪れたこともあり、そのとき、円空は大般若経を修理し、見返し部分に釈迦説法図を描いています。これらは数少ない円空の絵画作品です。最初は仏像を丁寧に描いていますが、やがて簡略で奔放な絵に変わっていきます。この時期、絵画の作風に合わせるように、仏像も変化することが指摘されているそうです。円空仏について考える時、志摩地方をはじめ三重の地は意外に重要な場所だというのが、この展覧会のテーマです。この大般若経に描かれた絵の他、三重県内にある円空仏が展示されています。円空が釈迦説法図など、絵画を描いてるのは、不勉強にして知りませんでしたが、いかにも円空と思え、なかなか興味深く見てきました。ウォーキングで尋ねたことのある津の閻魔堂にある円空仏も展示されており、十一面観音立像を間近で拝観できました。高さ約3mで、奈良法隆寺の百済観音に似た感じの優しいお姿。飛鳥時代の仏像の影響を受けたと思われる円空初期の力作といわれています。

51c7f1d7.jpg b31b9f73.jpg  三重県総合博物館に行くと、ミエゾウとさんちゃんを見てこなくては、気が済みません〈微笑)。ミエゾウは三重県津市で化石が発見され、この名前となっています。高さ3m以上の全身復元骨格が展示されています。さんちゃんは、サンショウウオ。三重県総合博物館で唯一の生きた展示物。体長114㎝。平成4〈1992〉年の夏、名張市で発見され、博物館に保護されました。食事は、1ヶ月に重さ100グラムの魚3匹を丸呑みにするそうです。

Dsc_0432c 3e7dccbf.jpg  博物館には1時間ほど滞在。総合文化センター前のバス停から、14時8分発の三重交通のバスに乗って津駅へ。10分弱で、¥220。帰り発駅から近鉄の名古屋行き急行に乗って帰宅。江戸橋からと料金は同じですので、オフピークチケットがそのまま利用できます。せっかく津駅に来たから、平治煎餅でも買って帰ろうと思ったのに、ホームに降りたらちょうど急行が来てしまい、土産は買えずじまい。ちなみに、蜂蜜まんは、水曜定休。帰宅後は、出欠確認を済ませたところ。非常勤先から三重県総合博物館までは徒歩。そのため、今日歩いた距離は、6.7㎞といつもの散歩並(苦笑)。