言葉の使い方の新たな気付き
何かをしてほしい、何かを伝えたい。
そう思った時の言葉の選び方ってめっちゃ大事やし、その時の伝え方次第で伝わり方も大きく変わっていくと感じております。
以前にも言葉については色々と話しておりますが、改めて気づきがあったので書き残しておきます。
〇今回の目的
今スイミングの指導をしている枚方SS生駒やNACLスポーツクラブでは普段の練習だけでなく競泳大会に向けての練習も行っております。
その大会ではクロールに出る子がほとんどなので、そのクロールを如何に速く泳ぐのかと言う所にポイントを置いて指導をします。
キックの力速さや水の押す力、フォームのキレイさであったり、腕を回す速さであったり色々あるんですが、その中で一つ「呼吸数」がポイントになったりします。
25mを泳ぐ際、この呼吸が多くなればなるほど余計な動作が生まれるので失速します。
シンプルに呼吸が少なければ速く泳げます。
ただ、息が続かないからしんどい。
だから練習の時に呼吸数を少なくして泳ぐ練習をして心肺機能を上げたり体力をつけたり、日頃から呼吸を少なくして泳げるように身体に慣れさせたりします。
〇呼吸を少なく??
そこでですよ。
少し前までは「呼吸は少なくして泳ごう。その方が速く泳げるから」と伝えていました。
しかーし!!
なかなかみんな少なくしません。
何やったらそんなこと気にせずに毎回呼吸してる子も(笑)
さあどうしようかと。
そもそも呼吸少なくって何が基準で少なくなのか。
どうなれば呼吸は少なくなるのか。
何回くらいやったら「少ない」という基準になるのか。
これが曖昧やから子ども達に伝わってないなと感じました。
こうなってくると先日のblog2020.11.14 原因自分論と反面教師論でも書いたように自分の伝え方が悪かったから伝わってないという事なんです。
〇基準を設ける
なのでここで基準を設けて伝えるようにしました。
呼吸の数は全部で4回!!
それよりも少ない数はOK!!
チャレンジしてみよう!!
もちろん中には5回・6回になる子もいます。
だからと言って「何でやねん!!」ということはありません。
ハナからだらだらやってたらさすがに叱りますが、4回を目指した中でしんどくなって5回6回になってるのであればそこは仕方がありません。
やってるうちに出来るようになってきます。
それが成長です。
中には2回とか3回に自発的にチャレンジする子も居たので更なる成長にも繋げることが出来ました。
こう伝えるとみんなその数を目指すようになり自然と呼吸数がみんな少なくなりました。
〇自分と相手の感覚を一致させる
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指導の中で指導者の感覚と指導される側の感覚が違うと言うのはこちら↓↓のblogでも書きましたし、「久保太吾の気持勝負!!」でも更新しました。
今回の件なんかまさにそうなんです。
自分の中での呼吸少なくと子どもの中での呼吸少なくの感覚が一致してない。
だから「呼吸少なく」といっても伝わってなくて少なくならない。
ちゃんと基準が明確になると自分と相手の感覚が一致して伝わりやすくなるしそれを行動に移すようになる。
また1つ良い勉強になったなと感じた瞬間でした。
〇何でも一緒
そんな話を新人のコーチの子と話をしてたら「ほんまですね!」と納得してました。
それプラス普段の生活でも大事やで~とも伝えました。
結局はこういう所も実は普段の生活でどのような言葉を使ってるかが出てきたりしますからね。
自分も色々と現場で実践し、blogとかSNSで発信し、また自分自身の立ち居振舞いを振り返り、また実践へといった流れでまだまだ成長していきたいと思います。
ではこの辺で…
ほな
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