おはようございます、たいほーです。

一昨日、ヨメサンとチビさんが出掛けて丸1日空いたので、ちょいと月まで行ってこようと思い立ちました。

チャリで月まで、と言えば、一部で有名な「月まで3km」標識がある浜松市天竜区「月」。
ここには何度か行きましたが、今回は愛知県設楽郡東栄町にある「月」へ。その存在を知ってから、一度行ってみたいと思ってたんですよね。

目的地を「東栄町月小学校跡」に設定し、Googleナビで経路検索すると、自宅から64km地点であることが分かりました。
昼食は、現地の程近くに食事処が集中している所があるので、その中の「東宝苑」というBBQ焼肉のお店でとる予定。
予想総走行距離は130kmちょっと。まぁ、ロングライドとしては程よい距離ですね。

朝6時、出発。
国道257号線を北上し、自宅から6km程の所にあるコンビニで、朝食とデザート。
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この後、20km毎に2回休憩を取りたいところですが、道中のほとんどが山道なので、コンビニはおろか自販機すら無い可能性があります。カロリーは60km程度なら十分もつくらい摂取しましたが、水分は重要。ということで、600mlペットボトルの麦茶も1本仕入れました。ウォーターボトル2本も満載にしてきたので、合わせて1.8Lの水分があれば、まぁ十分でしょう。

では、改めて、出発。

都田ダム辺りまでは見慣れた道を走りますが、そこを越えると馴染みが無くなってきます。なので、ナビを起動。
出発時の予想通り、ひたすら山道。時々集落に行き当たりますが、案の定、店や自販機もありません。
20kmはアッサリと過ぎ、やっぱり休憩は無理かなー、と思いつつ渋川に入ると、程なく大きめの集落が。その中央付近に「引佐鎮玉診療所(いなさしずたましんりょうじょ)渋川出張診療所」があって、公衆トイレと自販機も見つけたので、缶コーヒー買って一息。
診療所入口の真ん前で座り込んで休憩してたら、道路を挟んで向かい側の駐車場にいつの間にかネコさんの姿が。毛繕いを始めたので写真を撮ろうとスマホのカメラを向けた瞬間、毛繕いをやめてしまい、こちらを見てきます。
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「勝手に撮ってんじゃねーよ。」

コーヒー飲んでタバコも一服、トイレも済ませた上にネコさんに癒されて、その場を後にしました。この時点で30kmちょっと、往路の半分近くは消化した模様。

再び山道に入るとしばらくは登りっ放しでしたが、勾配がそれほどでもないので、思ったほど厳しくないかと思った矢先でした。
ナビに、左折するよう言われて左の脇道を見ると、どう見ても斜度15%くらいありそうな、洗い出しの勾配。入った瞬間に一気にインナーローに落とし、登り掛けに踏み込もうと立ち漕ぎしたんですが……急に進まなくなりました。

しまった、スリップだ!

慌ててクリートを外そうとしましたが、時既に遅し。完全にストップしてしまい、諦めて左側に倒れることを選択しました。久々の立ちゴケ。
洗い出しなのでトラクションは利くハズなんですが、苔生していてはそれも無意味。逆に、表面が石ででこぼこなので、強打した左肘のダメージが大きくなっただけでした。
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画像で見るよりビッシリと苔生した道。

まぁ、アームカバーをしていたので多少マシでしたし、スコパコ4号も、駆動系に問題はなく(そのために左に倒れたんですが)フレームも無事でした。
ただ、このまま再度乗車して登る気にはなりません。幸い、600mほどで道が分岐するようなので、そこまでは押して登ることにしました。

そして、この激坂の終着点、道が分岐するところで、
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遂に静岡県を出て、ヒルクライムと同じかそれ以上に嫌いなダウンヒルに突入しました。

……と思ったら、5kmも行かない内に登りに。そしてその登りの終わりで
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浜松に戻って来ちゃいました。
念のためナビを確認すると、エラー表示。山道ではGPSが切れちゃうことがたまにあるんですよね。あぶねー、道案内が止まっちゃってるのを確認できて良かった(伏線)
この辺り、東西で静岡と愛知に分かれる県境で、道が東へ西へカーブしまくってるもんだから、静岡と愛知を行ったり来たりしながら北上することになっちゃうんですよね。


ここから、再びダウンヒル。勾配は緩めですが、何せ道幅が狭い上に九十九折りなので、ブレーキは当て利きしっ放し。道は悪いし路面は濡れてるしガードレールは途切れてるし、怖いのなんの。

それでもようやく下り切ると、市原トンネルをくぐって残り10kmを切った辺りで「レストハウスとうえい」を発見。ヒルクライムとダウンヒルで体力も然ることながら精神を削られていたので、休憩。
喫煙所でお話しした小父様によると、もう少しで東栄町の街中とのこと。

往路最後の一息を入れて、再出発。アップダウンをこなしていくと、大分前に「この先7分」という表示(時間じゃなく距離表示にしてほしかった)のあったファミリーマート北設楽東栄町店のある十字路に辿り着きました。音声案内は聞こえてこないので、ここも直進します。

しばらく(2.5kmほど)走ると、左に逸れる脇道に国道473号線の表示が。月小学校跡は、473号線沿いから少し脇に入った所にあるハズですから、この分岐は左に入らなければいけないハズです。
にも拘らず音声案内がないので不審に思い、路肩でスマホを確認すると、

止まってる。

いつから止まってたんでしょう。道案内を再開すると、「Uターンしてください」。
どうやら、ファミマのあった交差点を左折(ここからUターンして戻ったら右折)しなければいけなかったようなので、結構前から止まってた模様。

これで5km余分に走っちゃいましたが、気を取り直してナビの案内通り走ると、
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この標識以前から、ポツポツ見かけたお店や会社に「月」の文字が入っていたのですが、やはり標識を見て「月に来た」という実感が湧いてきました。

ここから2,3km行って少し入った所に、念願の「月小学校跡」がありました。
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特に、実際にこの目で見たかった校章(?)を見ることが出来て良かったです。

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カワイイというか、風流と言うか。時計は、止まっていた。

この時点で、時刻は10時40分。東宝苑までナビでは25分と表示されてるし、開店時間が11時だから丁度良いカンジになりそう。
さぁ、肉を食って、ヨメサンへの土産としてシイタケ買おう!
勇んで起動したナビの音声案内は、しかしとんでもないことを言い出したのです。

後編へ続く。