七転納豆

納豆と大豆。ときどきデパ地下。時には文書もくりひろげます。

隊員さんのお友達で当ブログにも何度か書込みをされている方から、こんな小冊子をいただきました。
ありがとうございます。
ウェストサイト2018年1月号の表紙
今月の特集は「発酵食」で、その筆頭が納豆なんですね。
重ねてありがとうございます。

さて、巻頭を飾る写真ももちろん納豆。
しかも、五色納豆です。
五色納豆
五色納豆っていうと、居酒屋の変わりメニューで、安くて美味しくていろんな食材が食べれる、お客もうれしい、お店もうれしい逸品。七転的にはそんな印象だったんですけど、今や納豆食の王道の食べ方のようですね。

見開き右側のページも過半は納豆の記事です。
京王百貨店の納豆人気ランキング
我田引水ですいませんが。。ちょっと引用しますね。
なかでも京王百貨店新宿店の納豆売り場は、テレビの情報番組でも取上げられて話題に。売り場担当者によると、最近は「豆が小粒で大豆の味がしっかりと濃いもの」が人気だそうです。


京王百貨店での納豆ランキングも載ってるんですけど、
一位が北海道の道南平塚食食品
二位が水戸の天狗納豆
三位が岐阜の飛騨納豆
なんだそうですから、たまりません。

いいですね。。
こうやって、地域の良い納豆が紹介されて定着していくと、日本の食はもっともっと豊かになっていくんじゃないでしょうか。

そんな仙台一番町あたりで初売りを楽しんでいたところ(中略)門傳社長からコンタクトをいただいてお話を聞かせていただくことになりました。

待ち合わせは。。
もちろん、藤崎百貨店の納豆売り場です。
川口納豆の門傳社長とツーショット
川口納豆といえばデラップス容器のクラシックな納豆が有名ですが、でもその味わいは極めてモダンなもの。しかも、以前は北米産大豆や中国産大豆も使っていましたけど、いまは国産大豆に集中。
さらに、農業生産者でもあり、お米や野菜を作り、鶏を飼い、清酒川口納豆や、川口納豆有精卵、川口納豆せんべいなどを販売。
食の製造が環境に負荷をかけず、地域の中の循環でより良い効果を生み出していくことに取り組まれているというスーパーマン。
先に紹介させていただいたAOYAも門傳さんが推進してるわけですからたいへんなものです。
しかも、地域では保育所を運営する教育者でもあるのですから(後略)。

さて。
そんな門傳さんのお話を聞かせていただきながら一緒にお昼ご飯をいただきました。
そのお店がね、これまたちょっと面白かったんです。
藤崎百貨店の3階にあるんですが、一般の方には気づきにくいところに位置してて、たぶんお得意様向けの方に顔を向けた飲食店なんでしょう。
我らが探検隊も藤崎百貨店には何度も来たことありますけど、こんなお店があるなんて初めてしりました。

その名もケヤキカフェ。

仙台って。。
うらやましいことに、地産地消がちゃんとできる都市なんですよね。名物の牡蠣だって、ずんだだって地元産。お米も魚もお肉も美味しい街。
あっ。
でも牛タンは北米産か。

まっ。それはさておき。
こちらのお店では、宮城の肉とか野菜とかに正しくこだわったランチをいただくことができました。
宮城牛のビーフストロガノフ丼だったかな
お米もお肉も宮城県産です。

こちらは隊員さんが頼んだワンプレートランチ。
宮城牛のトーストセット
プレートの上が賑やかで楽しい雰囲気いっぱいです。
奥側真ん中のジャーに入ったマッシュポテトに半熟卵をトッピングしてるのが、またまたいい感じ。
へぇ、エッグスラットっていうんだ。

実はですね。
こちらのプレートをサーブしていただい方がこちらの社長さんなんだそうです。
門傳さんが「あら、社長!」って声をかけなければ、全然気付きませんでした。

お正月ですから、やっぱりホールに出なくちゃ。
とそんなことをシャイな表情で語られていたのがこちらのお方。
ケヤキカフェの社長さん

なんか、今回の仙台滞在はいろんな方とのご縁をいただいてしまいます。
ほんとうにありがとうございます。

いえね。
すごいびっくりしたんです。

PROTON+DININGってお店なんですが、ひょっとしてこれってあのプロトン?
プロトン冷凍のあれ?
冷凍しても細胞が破壊されないという、いわゆるセルアライブ系の冷凍技術の一つ。万博仕事の時にココンチにコンタクトを取った記憶がよみがえります。
PROTONダイニング
確かね。冷凍する時に磁気がどうのこうのとか、氷の結晶の大きさがどうのこうの(中略)だから、解凍してもフレッシュな食味・食感が(中略)な技術。

この場所でイートインで食事をいただけるのですが、それもすべて電子レンジでチンしてるだけなんだそうです。
PROTON_DININGの冷ケース
だけどね。プロトン冷凍ですからシェフの味がそのままお持ち帰りできるわけです。
それと、ここに使われている食材もプロトン冷凍を導入している先進的な生産者さんから供給されているそうですから、これが美味しくないわけがありません。

ちょっと食べてみたかったんですが、訪れたのは午前の10:30ですからちょっと早すぎます。
後ろ髪をひかれつつ、何処の地かでの再会を心に固く誓ったのでした。


さて、ではでは。
みなさんお待ちかね。そんな仙台三越の納豆棚はいかに。

実はあれです。三越の日配も何年か前に北野になってしまい、つまらない納豆棚になってしまってたのですが、このところの北野ってなんか納豆LOVEなお店があちこちで増えてきていてるじゃないですか。そんなわけで、ここんちもいい感じじゃないですかぁ。
仙台三越の納豆棚
グリーンパールに下仁田。篠原商店に平家。東京からは登喜和に保谷。
プレミアムな文志郎納豆もたくさん置かれてます。
同じく平塚さんのくまさん納豆も置かれてるし、鹿児島のしかやもついに仙台にまで登場してるからびっくりしちゃうじゃないですか。

藤崎が宮城県のもの、東北のものにフォーカスしてるのに対して、こちらはオールジャパン目線で、仙台のお客さんのお眼鏡に叶うものをセレクトしきています。。
いいですね。
このデパ地下。。

しかもです。
三越のデパ地下には、実はもう一ヶ所納豆棚があるんですよ。
知ってました?

北野の隣のお店で、豆腐とかお味噌とか。。
そのなかにこそっと納豆が置かれてるわけです。
加工連の納豆たち
宮城県地元の加工連の納豆が置かれてるからうれしくなってしまいます。
極小粒のあぶくま納豆がPSPとカップとあって、PSPのほうは容量50gx3Pだというのですから、その実直さに畏れいってしまいます。
大粒のあやこがね納豆の風情もたまりません。
出自がJA系のメーカーだけあって、ほんとひたむきな気配が伝わってきます。

いいですねぇ。
仙台の納豆棚。
良い客がいて、良いお店があるから、良い納豆棚が生まれてくるわけで。。
正月早々、眼福でございました。


関連リンク)
プロトン採用っていったら隠岐の島ってイメージ(古くてすいません)があって、まさか海無し県の奈良県が開発元の本拠地だとは知りませんでした。
proton+DININGのレストランも平城京すぐそばの大宮町にあるのだそうです。
proton+DINING

そんなわけで、舞台は初売り中だった仙台三越にもどります。
ココンチのデパ地下もね、ステキなものがいろいろあって、ゆっくり楽しませていただきました。

まずは、仙台で正月三日ですから三日とろろは定番です。
三日とろろ
しかし、長芋と言ったらやっぱりブランド品の青森産じゃないといけないと。
大和芋も入れちゃったりして。。
当たり前なんですけど、そんじょそこらのスーパーとは違います。
おや、左後ろに見えるのはひょっとして仙台せりじゃないですか。根っこが立派ですねぇ。

ってことは、仙台ではあれですか。
せり鍋はもはやご家庭で食べる普通の郷土料理になっちゃったってことなんでしょうか。

あらら。
なっちゃったみたいです。
せり鍋もついにここまで来たか
せり鍋のつゆなんてものが普通に売られてました。

あっ。。
これ、すごくないですか。
仙台大太巻き1350円なり
太巻きにも程がありますよ。
だって、両サイドに見えるのが普通の太巻きのサイズ。下の棚にあるのが普通の太めの海苔巻き。
この大太巻き、直径10センチくらいあるんでないかい。
おれ、一人じゃ食べきれないぜ!ってサイズだよ

はっともあるね。
8月10日は「はっと」の日
仙台ではいままで見かけたことなくて、「はっと」っててっきり南部地方の食べ物だと思ってたんですが、このあたり修正しないといけないようです。

あとね。これ、すごくないですか。
レンジでチンの冷凍焼き魚「海草焼」
切り身の魚を昆布で包んで冷凍したものなんですが、レンジでチンすると焼き魚が出来上がるんだそうです。
しかも、600Wで3分でいいそうですからあっという間。
包んであった昆布をもう一回チンするとカリカリ昆布になるというからこれまたいい感じ。

これね、お土産で買って行きたかったんですが、常温で持ち運んで自然解凍しちゃったものをチンするのはあまりお勧めしませんって言われちゃいまして。購入するのを泣く泣くあきらめたのでした。


追記)
もっとも、仙台駅の地下あたりのお土産コーナーに行ったらこの商品が売られてました。保冷バッグに入れてお土産にってことのようなんですが、これを食卓で普段使いできる仙台市民がはっきりいってうらやましかったです。

そして、ぐるっと回った最後のあたりでPROTON+DININGなるお店を見つけたのですが。
これってひょっとしてプロトン冷凍のPROTONかい?
PROTONダイニング
この話、もう少し続きます。

仙台一番町の丸富が、実は納豆天そばが一押しだってことに気づいたのは去年のことでした。
去年もね、初売りに参戦して夕方遅くにご飯何食べようって言ってる時にこのお蕎麦の存在に気づいて。。
でも、やっぱりあん時は気分は利休だったんです。

よし、今年こそ行くぞ。って、内心ふつふつと決意してたんですけど、やっぱり行けなかったなぁ。
一番町の丸富そば
お店の前は通ったんだけど。
相変わらず一押しは納豆天そばだったけど。。
丸富名物納豆天そば

まぁ、来年もあるさ。

さて、そんなわけで仙台ネタ。もう少し続きますね。


関連リンク)
食べログ>丸富そば

こちらは仙台駅前AOYAの商品棚。
乾燥納豆がフレークタイプ、パウダータイプってあって。。実はふりかけも二種類あるんです。
乾燥納豆各種@仙台AOYA
左側の黄色いラベルの「国産納豆ふりかけ」が前のエントリーで紹介したやつ。
で、その隣の赤ラベルが「川口納豆ふりかけ」です。

中身はっていうと。。
ほら、こんな感じ。
川口納豆ふりかけの中身は
黄色ラベルとは中身が全然違うでしょ。
削り節たっぷりで小さなエビとか海産物系がたっぷり入ってます。

それにね。
川口納豆の赤いラベルもよくよく見てみると普段とちょっと違います。
ほら、下の方に波の意匠があしらわれてるじゃないですか。
川口納豆ふりかけ
そうなんです。
側書きに書かれてますけど、静岡のカネジョウっていうかつお節屋さんとのコラボ商品なんだそうです。だからそんな材料がいっぱい入ってるんですね。。

しかも、あれです。
原材料の筆頭が乾燥納豆だし、川口納豆の赤ラベルが使われてるし、こっちの方が気合いが入ってるじゃないですか。
でもね、この商品。
東京においてきちゃったんです。

食レポはしばしお待ちくださいませ。
新年早々、七転ですなぁ。

一番最初に感じるのはねぎのかおり。
次に感じるのはあられのサクッとした食感。
納豆ふりかけでご飯をいただく
後からふわっとほんのりからしの香りが抜けていきます。

なるほど、納豆にねぎとからしを入れて食べてる感じってのをどうやらコンセプトにしたふりかけのようです。

そうなんです。。
これが実は川口納豆の新商品。
川口納豆国産納豆ふりかけ
ちょっと原材料表記を書き写してみましょうか。

筆頭はいりごま。
あら、そうでしたか。
納豆ふりかけっていう先入観があったもので、あまり感じませんでしたけど、確かにごまの香りはありましたな。

次に乾燥納豆。
サクサク食感で旨みの元の納豆が二番目。
七転的にはちょっと存在感弱くね?って感じ。もう少し入っててもいいかな。って普通の方が入門編で使うにはこれがベストかもしれません。

次、行きましょうか。
あられ、昆布粒、食塩、有明海苔、乾燥わけぎ、からし粉と続きます。
印象では、ねぎが一番強い感じしたんですが意外に少ないんですね。
からし粉の存在感が後からなのに、ねぎはファーストアタックですから。。

しかし、このあられの食感をいかしてお茶漬けにしてみるのもありかもしれません。
今度試してみますね。

これまた仙台で買った納豆なんですけど、やっぱり美味いんです。
水の違いとか豆の違いとかいろいろあるんでしょうけど、やっぱり作り手の感度が高いんでしょうね。
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仙台は近代納豆発祥の聖地だし、東北はどの県もまちがいなく納豆王国ですから。

ほら、この豆の表情見てくださいよ。
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トロッとしたこの具合、いかにも美味しそうじゃないですか。

しかもね。
作り手もわかってらっしゃいます。
こんな素敵な納豆に甘だるい化学調味料だらけのタレをつけるわけがありません。

ほら。
伊達の手造りあら塩
しかも、普通の塩とはちょっと違います。
石巻万石浦の海水を平釜で二日間煮詰めた古式あら塩仕上げの塩なんだそうです。
(すいません。この記述のこと、ほとんど理解してなくて)
でもね。
この塩、ほんと美味しかったんです。
普段は奄美の塩とか福治郎さんからいただく秋田の塩とか使ってて、これだって十分美味しい塩なんだけど、伊達の手造りあら塩は楚材の良さをぐっと引き立てる感じで、塩のしょっぱさってものを感じさせないんです。
その後も秘伝豆と丹波黒の納豆とかにも使ったけど、ひょっとしたら普段の2倍増しくらいの美味しさだったかもしれません。

もうひとつ。
この納豆すごいなと思ったのが、これってたぶん輸出用の商品でもあるってこと。
Let's enjoy ancient Japanese SUPERFOOD
世の中の納豆パッケージに見られる、どれが商品名でどれが製品説明なんだかわからないあいまいな表現がしっかり排除されてます。
だってね、はっきり言って"北海道産小粒納豆"なんて名前はどう考えたって商品名じゃないと思うのですが。。
なぜって?
どんだけのの納豆メーカーがこの商品名の納豆を販売していることか。
ほら。不思議でしょ。

それとね。
大事なところにすかさず英文表記があって。
Fermented soy beans, NATTO
まずは名乗りからスタート。

そして、この製品のメリットをバシッと伝えます。
is a gift for your health & beauty.
日本語からの翻訳じゃなくて、英語ならではの簡潔な表現になってるのが気持ちよくないですか。

さらに健康に良さそうなだめ押しの一言。
Let's enjoy ancient Japanese SUPERFOOD
ancientなSUPERFOODですよ。
アメリカ人、こういうのに弱そうです。

しかも、まだまだ畳み掛けます。
GLUTEN FREE
欧米人はこれには弱いですからね。
大豆で作る納豆にグルテンが入ってるわけないんですけど。

いいですねぇ。
レーダーチャートでの官能評価。
五つ星納豆ラインナップ
うまみ。
ねばり。
コク。
香り。
柔らかさ。
五つの軸でレーダーチャートを描いて、納豆の評価をわかりやすく伝えています。

それとね。。
五ッ星納豆のラインナップっていうのもこれでよくわかりますよね。
ミヤギシロメに光黒、秘伝、茶豆、紅大豆。
なるほどなるほどって感じ。

そういうことだったんですね。

このセレクトっぷりは、山形の寒河江納豆のラインナップに似てるかな。


追記)
レーダーチャートはわかりやすいのですが、欠点もあります。
例えば「やわらかさ」って軸がありますが、柔らかいのが良い納豆なのかっていうと、けしてそうではありません。ひきわりとか小粒とかだと硬い煮豆の方が美味しかったりすることがままあります
コク味がない納豆が美味しい場合ももちろんあって、すっきりスピード感のある納豆だって悪くありません。。
煮豆の滑らかさとかも大事だし、粘りとは別に糸引きの良さとか、それに大粒納豆の場合でしたら豆味の良さなんかも大事な評価項目になります。
香りの良し悪しだって一本軸じゃなくて、たぶん多軸なはず。
てなこと考えると、官能検査を多変量解析してみたいなぁ。なんて、考えてしまうのでした。

川西町の紅豆に宮城県さんのミヤギシロメで紅白な納豆「ハレワタリ」をさっそくいただいてみました。
ハレワタリ納豆
いただいたのはまだ松の内だった5日ですから、けっこうあれです。
なんかお正月っぽくっておめでたい感じな頃。

紅白のハレワタリ納豆
だからね、紅白の納豆もなんともにぎにぎしくて、食べてるとふわりと心持ちが温かくなります。

東京の家に久々に帰って、炊きたての熱々のご飯に、紅白の納豆。
それと、何日か早いけど、七日七草の納豆汁もいただきました。

なんか、いいねぇ。。
お正月って。

紅白の納豆。
いいねぇ。
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