京都京北地方では、お正月には雑煮ではなく納豆餅を食べるという話。何となくは知っていたのですが、ちょっと調べてみました。
まずは、京都府南丹市日吉町です。
お正月の準備はわら苞納豆づくりからはじまるとか。しかも、そのわら苞を米袋に詰め、布団の中で発酵させるというのもまた興味深い。
※京都新聞>牧山通信>わらつと納豆 2008.12.21
次は、京都府京北商工会のページ。
「京北の歴史探訪ツアー」ではわらづと納豆づくりが、「京北の正月体験ツアー」では納豆餅作りがプログラムの一部になっています。しかも、そもそも京北商工会のブログのタイトルが「納豆日記 〜京都府 京北商工会〜」ですから。。
京北は、納豆じゃなくちゃ始まらないという印象です。
※納豆日記>京北の歴史探訪ツアー参加者募集!!
有限会社山国さきがけセンターのページも覗いてみましょう。
※京都では京北地域のことをかつて山国と呼んだそうです。
TOPページはいきなりわら苞納豆の画像。主力商品は納豆餅です。
『全国には発祥地と言われているところが多くあります。 京都北山の里、京北の常照皇寺もその一つ。』との記述に納得です。
※山国さきがけセンター>なんで納豆?!
最後は、その納豆餅についての紹介です。
搗き立てのお餅を平たくのばし、塩で和えたわら苞納豆を巻き込んで、ロール状の納豆餅を作るとか。
写真から判断するに一升程度のお餅に、わら苞納豆6本を投入。
古式が残る気配がなんとも悩ましい。
※どうでもいんなーすぺーす>京都・伝承の(?)納豆餅の技
ところが、松本忠久氏の著作によると。。
この項目、まだ続きます!
※関連記事>土室?で作る九州納豆
まずは、京都府南丹市日吉町です。
お正月の準備はわら苞納豆づくりからはじまるとか。しかも、そのわら苞を米袋に詰め、布団の中で発酵させるというのもまた興味深い。
※京都新聞>牧山通信>わらつと納豆 2008.12.21
次は、京都府京北商工会のページ。
「京北の歴史探訪ツアー」ではわらづと納豆づくりが、「京北の正月体験ツアー」では納豆餅作りがプログラムの一部になっています。しかも、そもそも京北商工会のブログのタイトルが「納豆日記 〜京都府 京北商工会〜」ですから。。
京北は、納豆じゃなくちゃ始まらないという印象です。
※納豆日記>京北の歴史探訪ツアー参加者募集!!
有限会社山国さきがけセンターのページも覗いてみましょう。
※京都では京北地域のことをかつて山国と呼んだそうです。
TOPページはいきなりわら苞納豆の画像。主力商品は納豆餅です。
『全国には発祥地と言われているところが多くあります。 京都北山の里、京北の常照皇寺もその一つ。』との記述に納得です。
※山国さきがけセンター>なんで納豆?!
最後は、その納豆餅についての紹介です。
搗き立てのお餅を平たくのばし、塩で和えたわら苞納豆を巻き込んで、ロール状の納豆餅を作るとか。
写真から判断するに一升程度のお餅に、わら苞納豆6本を投入。
古式が残る気配がなんとも悩ましい。
※どうでもいんなーすぺーす>京都・伝承の(?)納豆餅の技
ところが、松本忠久氏の著作によると。。
この項目、まだ続きます!
※関連記事>土室?で作る九州納豆
コメント
コメント一覧 (4)
まさか関西地方で、こんなに納豆が食文化や行事に食い込んでいるなんて・・・
この納豆餅に対するチカラのいれようは、東北地方以上の熱意を感じます。
先日の納豆調査の中でもそうですが、「関西は納豆を食べない」のイメージが、ガラッと変わってしまいました。
山国さきがけセンターのサイトにあるように、
「納豆は滋賀県の湖西地域から京都市の広ヶ原、京北、日吉町世木、八木町神吉など桂川流域に古くから存在しています」
だとか。
熊本が九州地区の納豆飛び地であるように、このエリアも関西地区の納豆飛び地であるのは確かだと思います。
ただし、室町幕府を主催していた足利家ではお正月に干し納豆を食べていたという記述があるらしく、それを考慮すると中世京都は納豆先進地の一つであったと考えられます。
昭和26年当時の大阪の納豆については、おそらく戦後統制経済のもと配給として納豆が配られていたのではないかと、今のところ推測しています。
「納豆=東京の食べ物はよう食わんわ」と納豆嫌いに拍車をかけたのではないでしょうか。
上の<どうでもいんなーすぺーす>で紹介されている納豆餅の作り方はほぼ京北での作り方です。ただ同じ京北でも地区によっていろいろ作り方に違いがあり面白いものです。私が育った京北の山国ではロール状に仕上げないで、はなびら餅、大きなかしわ餅を想像してください、に仕上げます。またつきたての餅でなくその都度焼いた餅で作ります。外側の硬い部分を取り去り、納豆をくるんで仕上げます。
これも地区に寄って違うのですが我が家では納豆に黒砂糖を少し入れていました。納豆だけ食べるときは塩味ですが。
今年の暮れには一度全行程を写真で説明しようかなとも考え始めました。
ここは、各地の情報がいっぱいで勉強になりますね。またお邪魔します。よろしくお願いします。
貴重な情報ありがとうございます。
>ロール状に仕上げないで、はなびら餅、大きなかしわ餅を
>つきたての餅でなくその都度焼いた餅で
まさに、松本忠久氏著書のP178あたりの記述の通りなんですね。
黒砂糖を入れるのも、なんともお正月らしい味わいを感じさせてくれます。
同じ京北地区でも、それぞれに食べかたが違うというのも興味深い話です。
日本の多様な納豆文化を、ちゃんと伝えていかないといけないと、改めて思ってみたりします。