河野太郎「スパコン京への疑問」に勝手に答える。
ま、てきとうな回答なので不正確、誤解があるとおもうので、そこはご容赦ください。
てきと~に、てきとう~に
はい、素人のてきと~な回答でした。
ま、てきとうな回答なので不正確、誤解があるとおもうので、そこはご容赦ください。
てきと~に、てきとう~に
成果目標の明確化を求めると、純粋な研究の可能性を狭めないか。ここのさじ加減は難しい。成果をまったく求めないと、まったくくだらない内容に使用されることが無いとも言えない。成果目標の明確化を求めると、たしかに純粋な研究は狭めるかもしれないが、このへんは担当の研究者がうまく成果をかっこよく見せるスキルを持っていることが多いので、そこまで心配する必要はないかと思う。
来年6月の引き渡しから半年近く経った11月からしか供用されないのはなぜか。これは世界のスパコンを見てもごく一般的な話。むしろ早すぎると感じる。スパコンとは設置したらすぐ使えるものではなく、膨大なテストとチューニングが必要。スパコンはその一つ一つが特別なものというのを忘れてはいけない。
京を中核とするネットワークで接続されたHPCIとこれまでのネットワークに接続されているスパコンの環境はどこがちがうのか。でかい。これに尽きる。MD計算などには1つのシステムが大きいことが圧倒的に有利になる。
「次世代スパコンと全国の主要スパコンをネットワークで結ぶことにより、研究の内容、性質に応じて最適なスパコンを選んで計算することが可能になる」というが、計算機を使い分けることが実際にあるのか。RENKEIプロジェクトに詳しい説明があるのでそちらを参照。
ソフトウェアのデバッグを考えると、京一台というのは効率が悪くないか。計算の内容による。MD計算などでは1つのシステムが大きいほうが圧倒的に効率がいい。
民間で京クラスのスパコンを必要とするところがあるか。ソフトウェアをかける研究者がいるのか。これまでのスパコンの民間の利用はどうだったのか。民間ではスパコンを利用することにより試作の省略など開発期間の大幅短縮化など、うまく利用できれば実は貢献度が非常に大きい(良い例はエンジン設計)。ただ実際には、これまで日本でのスパコンの利用は、他国に比べて非常にすくない。これは指摘どおり、スパコンを使えるエンジニアがとても少ないから(特に中小企業)。これに対するソリューションとして、富士通ではエンジニアサポート付きのスパコン間借りサービスを始めているらしい。
本当に「スパコンを利用した研究が飛躍的に進展し、推定利用者が1000人から2万人になる」か。本当になるかどうかはわからないが、上記にあるように増えることは悪いことではない。日本に限って言えばスパコン利用に関してはまだまだブルーオーシャン(逆を言えばいままで、利用すべきところでちゃんと利用してこなかった。)
スパコンの利用率は導入年度には低く、後年度に高くなることを考えると、性能はレベルアップ方式で調達すべきではないのか。1つの手段ではあると思う。ただあまりいい方法だとは思えない。ステップアップ方式にしても建物や変電所は最初に、最大構成にするしかない。そしてこれらのスパコン本体以外のコストはスパコン本体より高いことはよくある。またCPUのテクノロジサイクルのスピードを考えるとステップアップするより、毎回、新調したほうが性能あたりのコストは安く済むような気がする。またステップアップのたびにチューニングが必要なので、そのコストは小さくない。
10ペタという開発目標は適正だったのか。
目的は何かによるが、1位をとるという目的なら適正だった。実用に関して言えば、大きければ大きいほど嬉しい。性能とコストのトレードオフを考えると、京のようにかろうじて1位というのは世間のトレンドを考えるとちょうどいい目標だったと思うけどどう?
スカラー型とベクター型の混合型が適正とした当初の計画から、スカラー型のみの計画に転換したのはなぜか。
ベクターを担当していたNEC,日立が逃げたから。というか、ベンダーに膨大なコストを負担させるのってどうなの?スパコンってちょっとした民業圧迫な気がする。
一部の学者のためのスパコンになっていないか。スパコンをちゃんと使いこなせるのであれば(そもそもこれが一部だが)、特殊なコネは必要なくアクセスは容易な気がする。
はい、素人のてきと~な回答でした。