「大動は小動に如かず」は「大きく学んで
小さく使う」の事だとも言われました。
基本の揺りや練りなどはまずは大きめに、
かつ誤魔化しが利かないようにゆっくりと
稽古し、徐々に小さくしていき、精度を
高める、という意味だと理解しました。
探手②の動きは「非常に高度なものですが
実は簡単なんです」とも。
答えは、①の日誌に既出の、「最初の形に
戻る」でした。とはいえ、それが難しいです。
例えば、対人稽古の蹴りの受けになると、
往々にして「蹴りの受けの為の構え」に
なりがちです。本来の構えでも目線でも
ないので、不自然です。
そして本日追加で稽古した「指先が誘う」
の初動にしても、指先に勢いを付ける為に
普段と違う構えをやりがちです。
とはいえ、それが「全部駄目」ではなく、
「大きく学ぶ」為に一時期はそうなっても
構わないのだと思います。
後から自分で修正して「小さく、正しく使う」
ように仕向ければOKかと。
高木先生曰く「この動きで最も難しいのが
歩法」なので、念入りに繰り返し稽古しました。
歩法が乱れると大勢が乱れるし、そうなると
自分の良い位置に戻る一手間がかかり、
組手では命取りになります。
自戒して稽古に励みます。
最後は掌打合わせと推手で締めとなりました。
本日も写真を多めに掲載しておきますので、
ご参考に。
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本日の稽古も蹴りの受けです。
要点は既に日誌で書いているので省略して
高木先生が強調されたのは「歩幅」でした。
背景は「You Tubeにアップした『探手②』を
観てください」でした。
①前進・後進で必ず歩幅が一旦崩れる
②それを最初の歩幅に戻す
③足が揃うのは禁忌
なお、②には腕や体勢といった全身での「構え」
も含まれる、との由。
探手②の動画を観ると、高木先生の歩法は
常に小さく、瞬時に切り替えが滑らかにされて
いるのが見て取れるかと。
「知らない人が観るとこの探手の意味が理解
出来ないと思います」とも言われました。
「大賢は大愚に似たり」という言葉があります。
You Tubeに澤井先生の動画が多数アップ
されていますが、どれも派手な動きは無く、
蹴りの受けや打拳の捌きもかなり無造作に
やっている印象を受けます。
そして澤井先生はご自分の動きに関して
「私もわからない。手が捌いてくれる」と
答えられていたそうです。
それを作り込むのが「移動する歩幅は3CMとか
5CM程度」の本日繰り返した活歩の稽古で
あり、「大動きは小動に如かず」の虚飾を配した
太氣拳の武術としての動きである、との由。
続く
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写真のみの日誌となります。
追加のトリビアとして以下をご参照ください。
<太氣拳が「氣」の文字を使う理由>
①「気」だと「〆る・止める」になる。
②太氣拳は四方八方に氣が拡散するもの
③なので「米」の漢字を使っている
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安見練士の立禅の要点は以下でした。
①背中は真っすぐ
②踵の上に尻が来る
③腕は心臓の位置(意拳はもっと高いが)
④腕の位置を決めるのは上から、が良い
⑤指は最低でも親指と人差し指は接続
⑥指の争力はもっと慣れてからでよい
⑦掌の位置・向きは大事
曰く「①や②は難しく、初期の頃は自分もふと
気づくと前のめりや反るなどがありました」との由。
そして「⑦を遵守しないと、力が抜けて
しまいます」とも。
これだけでもかなり重要且つ沢山の要求です
ので、ともあれ、出来るところからやる、です。
次は揺り(勾掛試力)です。
①腕は立禅の形を維持するイメージ
②重要なのは下半身の動き
③腕と体の時間差が渾元力になる
④腕を動かし過ぎたら渾元力が出せない
⑤試力は打拳の稽古にもなる
そして太氣拳の身法と歩法に移ります。
安見練士の背景である空手と比較として
空手は「ガツッと受ける」のに対し、太氣拳は
身法と歩法で捌くので「年をとっても体に優しい」
でした。
継ぎ足も追い足も自在、前進後進も自在、
左右も自在、という境地を目指しているので
そうなるのかと。
そして「太氣拳の3大稽古」の腕回し練りです。
4分割での指導となりましたが、詳細は写真で
みてください。
本日は以上です。安見練士、お疲れさまでした。
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