どこの国でもどの町でも同じサービスを受けられるとかいう奴。
 欧米ファンタジーをそこまで多く見ているわけではないが、冒険者というのはただ刺激を追い求めるのが好きな連中、あるいは別の目的を持った人たちの呼称であり、決して職業ではない。  現実で言えば探検家だろう。
 欧米圏の作中の冒険者と呼ばれる人々の職業はとても様々だ、考古学者だったり、トレジャーハンターだったり、当然強敵を倒して名声を得たいものもいるが、各種の職業につく人々はもともとの職業ギルドに属している、まさに中世欧州の商業ギルドや鉱業ギルドなどだ。 ちょっと古めの日本のファンタジー小説でも主人公は独自あるいは適当にパーティーを組んで探検して、決してどこかで統一管理されたものではない。
 では、いったい冒険者ギルドという設定はいったいどこから始まったのだろう?





ゲームの影響だろう。でもオフゲーなのかそれともネットゲームのどっちだろうな。


ランス1には冒険者ギルドが存在している。89年のゲーム。だからネトゲー発ではない。


卓上ゲームだろう。 


冒険者ギルドは統一管理なんかしていないだろう。多くはクエストを受ける酒場であるだけだ。


西部劇。


バーの壁に賞金首がかけられていたりね。


俺の印象だとそういうギルドは、ゲームでクエストを与える用の存在。まあ盗賊をやっつけてこい……みたいな。日本のアニメや漫画のはおそらくそういったゲームの影響を受けているのだろう。 あと、日本式のRPGの冒険者は往々にして魔王退治とかなんとかの最終目標を共有しているね。


アメリカファンタジーのギルドの多くはただ「○○同盟」とか「○○ブラザー・フッド」とか呼ばれてるだけ。


→(スレ主)それこそ例にあげた本来の職業ギルド。実際に西欧の歴史には存在したしね。でも「冒険者ギルド」の性質は少し特殊だ。


WOW(World of Warcraft)での☓☓ギルドとかあるじゃん。日本式にしかないと?


→あれは自分たちで自主的に集まっている存在だろう。管理統一するようなものではない。


俺が日本式ファンタジーの冒険者ギルドはあまりに誇張されているのが問題だと思う。 まるでアニメの中の生徒会みたいだ。 狼と香辛料のギルドはまだ現実的だったね。


オ○ニー小説なんて読者に没入感を与えるためにはよくわからない組織の設定をするものだ。なんとかギルドだったりなんとか四天王だったり、なんとか騎士団だったり。


日本式RPGの便利な設定なだけ。
まあまじめに言うと似たような冒険者ギルドは西洋ファンタジー(特にダンジョンズ&ドラゴンズみたいなTRPG)には多いよ。 まあ普通はあんなにでかい単一の大ギルドでは無いけれど。
冒険者ギルド=戦闘力がすごいある巨大なギルド+冒険者に衣食住や尻拭いまで保証する。ってのは日本式web小説の独自のものだね。 


そもそも「冒険者」 という語句自体がとても日本的。欧米人の作るRPGはそういった言葉で主人公を形容することは少ない。だいたい具体的な職業がある。


→ AdventurerというまっとうなTRPGの存在が、日本式なわけ無い。


ゲームの影響。まさに起点小説(中国のweb小説サイト)の仙侠ものがすべて早期のMMORPGのようにレベルを挙げて、PKして、宝を奪うのと一緒。


ほかは知らないけど「勇者」なる称号を職業とするのは日本式の特徴だよね。 


→明らかにキリスト教が先だ。 


実際の商業ギルド、職業ギルドは欧州に存在したが、大陸や国を越えての単一の冒険者ギルドみたいな存在は……。ただ小説やゲームに便利な設定に過ぎないというしか無い。
中世期は交通が良くなく情報の流通も良くなかった。魔法使いがいたとしても良くないだろう。 個人的にはそんな大陸級の大規模な組織は存在できない。 


冒険者ギルドは合理的な存在なのか?


文明レベル、社会風習、宗教などの各種設定による。 背景に合っているなら合理的だよ。 


いろんな設定のギルドが同じ「冒険者ギルド」を名乗っているからその性質を一概にまとめるのは難しい。


ネット小説には冒険者は無数にいるから合理的ではあるが、実際にはそんなにああいう職業のものは存在しないだろう。近場の弱いモンスターとか全滅するでしょ?


HUNTERXHUNTERのハンター協会なんかは、実際に存在するとしたら結構近い描写かもね。