先月の三陸( 越喜来 )に続いて、今回は釜石( 佐須 )。
リアスに棲む大型アイナメをヘビーテキサス・リグで狙う。

↑ 旅の仕切りは北上在住の小笠原くん。
岩手釣行のさい、幹事役を買って出てくれる。
サングラスを掛けていると、『 紅の豚 』にソックリなので、古い釣り仲間からは『 くれない 』と呼ばれている。
その素顔は、北上市の文化交流センター『 さくらホール 』の、企画運営。
http://www.sakurahall.jp/
東北地方屈指の規模と設備を誇る『 さくらホール 』は、地域の文化振興はもちろん、旬の海老蔵( ! )から東京スカパラダイスオーケストラまで幅広く誘致して人気を集めている注目の劇場だ。
バン・クライバン国際ピアノコンテストで優勝した全盲のピアニスト、辻井伸行さんのコンサートも大盛況だったという。
バブル以降の“ 入れモノ行政の遺物のようなホール ”が全国でダブついているなか、市民の求心力に支えられて成功している稀有な例かもしれない。
おっと・・・・、話題が逸れた。
今回は、海のルアー専門誌『 SALTY! 』の表紙撮影を兼ねているため、カメラマンの相原由和くんも同行。

わが大漁企画FRIENDSの阪本くんは、愛車のタイヤを
新しいスタッドレスに履き替えて、ヤル気満々。
11月20日午後10時、阪本くんと相原くんがボクを自宅でPickupしてくれて、一路、トーホグ道で岩手へ・・・。
さすがプロドライバー阪本くん、途中、雪がちらついたり、路面が凍結してヒヤヒヤしたものの、待ち合わせの午前6時キッカリに釜石の佐須港に到着。

お世話になった船宿は、『 佐須フィッシングマリン 』↓
一昨年来た時は、佐須港を出た左側の岩の上に『 アザラシ 』が乗っていたっけ。
http://www.h2.dion.ne.jp/~yutaka3/index.html
●岩手県釜石市大字平田9−5−2 佐々木 豊 ( 豊丸2000 )
佐々木 真吾( 真 海 丸 )
●予約/問い合わせ0193−26−5341
※メイン船は『 豊丸( ゆたかまる )2000 』と、『 真海丸 ( しんかいまる )』だが、協力遊漁船が10隻あり、狙う魚種や釣り方によって、それぞれ得意な船長にお客さんを振り分けてくれる。
ボク、阪本くん、相原くんの三人が乗船させて頂いたのは、『 繁丸 』

『 繁 丸( しげるまる ) 』
船 長: 前川原 繁さん
全 長: 7.53m 1.6トン
一方、小笠原くん、イエたん( 家塚隆之くん )、ボクサァ( 木南悟くん )の3人は『 道弥丸 』

『 道 弥 丸( みちやまる ) 』
船 長: 細川 道弥さん
全 長: 8.42m 1.8トン
岩礁帯を好むアイナメ攻略には、ピンポイントをタイトに攻められる上記のような小型船が向いている。
複雑に入り組んだリアス式海岸は、断崖絶壁の岬とワンドが連続し、海溝窟、スリット、島、沈み根が至る所にあるため、界隈の地形を知り尽くした船長抜きでは語れない。
小回りの効く小型船と、腕の良い船長の存在は不可欠だ。

しかし、初日は強風とウネリで、好ポイントの尾崎、柏木島あたりまで行くことが出来ず、佐須港周辺( 北側は大根崎 南側は鰹島 )のみでのゲームになった。
↑ 沿海部の赤い線が、初日に釣りをしたエリア。

それでも、午前中から昼にかけての下げ潮の間は、頻繁にバイトがある。
早朝から昼まで緩やかに下げて行く『 中潮 』だが、潮流そのものは予想以上に速い。
突出した岬や沖根などの潮表側や、サラシの下ではなく、そこから少し潮裏に回り込んだ凹部や、潮の巻き返しに良型が着いていた。
先月、越喜来に行ったときに“ なんとなく掴みかけたパターン ”を試してみると、これが明らかにハマった( 後述 )。

メインタックルはテキサス・リグ用が2本
ジグヘッドのスイミング用が1本

テキサス用は
●『 FINAL DIMENSION TS 』6’8”+ 『 ANTARES DC 7LV 』
●『 ROCK FISH BOTTOM 』6’10”+ 『 ANTARES DC 7 』
●ラインはフロロカーボン14LB〜16LB
●シンカーは3/4oz( 約21g ) 〜 2oz( 約56グラム )を、ポイントの水深や、潮の速さ( 強さ )で使い分けた。
サブのスピニング・タックルは
●『 ROCK FISH BOTTOM RBT610LS 』 + STELLA C3000
フロロカーボンの6LBに7〜11グラムのジグヘッド

沖合を前線が通過しているため、晴天と曇り空が目まぐるしく変化する。
突然、背後の空に虹が出て、ロッドを振る手を止める。
秋景から冬枯れに変わる山々の色と、鮮やかな虹彩のコントラストにしばらく見とれていた。

↑僚船の『 道弥丸 』に乗ったメンバーも順調に釣果を重ねていたらしい。
なにせ、この地域はAUケータイの電波が入らないので、他船に乗った仲間の状況がよくわからない。
↑ この写真は、道弥丸のほうに乗っていたイエたんとボクサァを小笠原くんが撮ったもの。

昼過ぎの潮止まりになると、一時的にバイトは遠のいたが、午後になって再び潮が動きはじめると、魚も動き始めた。

干潮の間は頭部を露出させていた岩場が波をかぶり、いかにも良い感じ・・・。
11グラムのジグヘッドで、そのショルダーをかすめるようにスイミングさせると、良型が3尾連発した。
同行したカメラマンのあいぼんも、仕事の合間に50センチを上げ、アイナメの自己記録を軽く更新。

これが『 時合い 』か・・・・。
と思った矢先、強烈なバイトと共にロッドをヒン曲げたのはデップリと太ったメスだ。
計測すると51センチあった。
この日はトータルで16尾。
51センチを頭に良型が多数混じった。
“ なんとなく掴みかけていたパターンが確信的になり、翌日が楽しみに”なった。

↑ 僚船の『 道弥丸 』の帰港を待って釣果を聞いてみると、イエたんが48センチと、47センチを含む8尾。

↑ ボクサァの最大は48センチだったという。

夕食は、遠野市にある『 羊丸( ひつじまる ) 』というお店で『 ジンギスカン 』を頂く。
ジンギスカンと言えば、北海道と相場は決まっているけれど、地元、遠野出身の菅田康弘くんによれば、遠野の隠れた名物でもあると言う。
旧満州から遠野に引き揚げて来た人たちが、好んで食べ始めたのがルーツとのことだから、一般家庭に広まったのは戦後のことらしい。
知らなかった・・・・。
馬産地として知られる遠野は、馬が生活の糧であり、庶民が気軽に口にした肉は羊とのこと。
ナルホド。
お祝い事や、宴会があると、みんなでジンギスカン鍋を囲むという。

お店の仲居さんに、『 正しいジンギスカンの焼き方 』を教わる。
中央のラードが溶けて、ジンギスカン鍋の凹を流れたら、おもむろに肉を乗せ、表面が軽く焼けたタイミングで口に運ぶ。
新鮮なラム肉がある地域ならではの滋味。
独特の匂い( ←ボクは好きなのだが・・・)が、まったくないのはどういうワケなのか・・・・。
おそらく、羊が苦手という人も、ここのジンギスカンは美味しく食べられるはず。

そんなジンギスカンに最もマッチした地ビールが、キリンの一番絞り『 とれたてホップ 』とのこと。
文字通り、絞りたてで売り切れ御免の一杯らしい。
ほとんど下戸( げこ )のボクも、これだけは味見してみたかった。

右から、イエたん、阪本くん、菅田くん、ボク、小笠原くん、菅田くんのフィアンセの和子さん、ボクサァ。
この夜は、遠野にある菅田くんの実家に図々しく泊めて頂いた。
前々日から寝てなかったので、着くなり布団にもぐって爆睡。
夜中にオシッコに起きたけれど、遠野名物の“ 座敷わらし ”には会えなかった。

翌22日は快晴。
菅田くんの実家は、ビックリするほど大きな農家で、立派な瓦屋根。
この日の佐須港は『 アワビ漁 』の解禁のため、遊漁船の出港は、午前10時とのこと。
遠野から釜石までは無料のバイパスがつながっていて、30分ほどのドライブ。
和子さんが入れてくれたコーヒーと、トーストを頂いて、8時過ぎにゆっくり出発。
途中、コンビニに寄って昼食などを買い、港に向かう。

前日と変わって風も穏やかになり、波も低く絶好の一日。
明らかに釣れそうな予感。
ボクたちが乗った『 繁丸 』の船長さんも、こんな良いナギの日は滅多にないと言う。
さっそく、前日行けなかった好ポイントへ・・・・。
と思いきや、港を出た所で、船長が船を止めてしまった。
『 ???? 』
忘れ物か・・・・。
と思って前川原船長の様子を伺うと、やおらナイフを取り出して・・・・・。

今朝採れたばかりのアワビを剥いて食べさせてくれた。
これにはビックリ。
口いっぱいに広がる親潮の恵み。
ゴリゴリとした歯ごたえと、なんとも言えない甘みにコーコツとしているうちに、繁丸は好ポイントへ。

『 あれ、あの左の岩、象に見えるべぇ 』
『 おおおおおお〜 見える見える!! 』
『 象の岩だ 』
『 後ろに仔象もいますね〜 』
『 このへんから始めで〜 』
釣り開始から30分ほど、奥まったワンドにある垂直岩盤の際に1OZのテキサスリグをフォール。
ショルダーにシンカーが乗り、大きくあおってボトムを叩き、さらにフォールさせると、『 ゴンッ 』という強烈なバイトがあった。
『 ROCK FISH BOTTOM 』がバットからヒン曲がり、なかなか浮いて来ない。
「 おお〜、デカイかも〜 」
「 昨日の51センチより引いてるよ〜 」
「 マジっすか・・・ 」
「 阪本くん、ネットお願い 」

実際、デカかった
54センチ!!
ボクのアイナメ記録だ。
冒頭で書いたパターンとは、大きめで派手なカラーリングのシンカーを使って、ボトムをドカドカ叩くようにリトリーブすることだ。
スポーニング中の( とくにランカーは )こうした派手なアクションに弱いらしい。
アイナメのオスは卵塊を守るために、他のオスのスニーキング( ペアでないメスの卵塊に放精すること )を攻撃したり、卵そのものを食いに来る外敵を排除しようとするのだが、この方法は、オス、メス関係なくヒットする。

船長が1級ポイントと言うだけあって、前日よりアベレージが大きい。
阪本くんが上げた一尾は、黄金の婚姻色をまとった良型。

こんなポイントが連続するのだから、たまらない。
相原くんがこの写真を撮影した直後、このスリットの左壁面で、阪本くんがさらに1尾ヒットさせた。

↑ 54センチと同様のパターンで、53センチを追加。
これは、沖根の潮表のディープ( 10メートルほど )にいた個体。
昨日は大荒れだった場所のはずだ。
これも、キャストしたリグを着底後に大きくあおってボトムを叩いた。
大きく、派手なリグでボトムを叩くことで、スイッチが入る。
しかも、このパターンは、3〜4インチのホグ系ワームを一撃で飲むほど、バイトが強い。

パターンにハマったことを確信。
驚くほどコンディションの良いビッグ・ゲストがヒットする。
これがリアスの巨アイナメだ。
操舵室から出てきた前川原船長が、ニッコリ笑って指を2本立てている。
今朝2尾目の50オーバーの意味。
口数の少ない朴とつな人柄ながら、ポイントの読み、アプローチ、いずれも申し分ない。
1か所で長く粘らず、アップテンポで転戦する流し方もボクには小気味良く感じられた。

潮が止まると、こんな珍客も現れた。
『 あれれ、根掛かりかなぁ?? 』
『 でも、引いてるよ、阪本くん 』
『 なんだろう?? 』
上がって来たのは、マダコでした。

トーホグの日暮れは早い。
出船が遅かった分、帰港時間も遅く、夕方4時。
この日は12尾。
50センチオーバーは、トータルで3尾になった。
『 豊丸2000 』に乗っていた幹事の小笠原くんも50センチを上げたと言う。
菅田くん、和子さん、宿泊有難うございました。
小笠原くん、幹事役お疲れさまです。
阪本くん、運転ご苦労さまでした。
相原くん、狙い通りのデカアイナメが撮影出来て良かったね〜。
次号、『 SALTY! 』が楽しみです。
ヤバいなぁ〜。
岩手、片道8時間。
ETC1500円。
また行っちゃうかも。
リアスに棲む大型アイナメをヘビーテキサス・リグで狙う。

↑ 旅の仕切りは北上在住の小笠原くん。
岩手釣行のさい、幹事役を買って出てくれる。
サングラスを掛けていると、『 紅の豚 』にソックリなので、古い釣り仲間からは『 くれない 』と呼ばれている。
その素顔は、北上市の文化交流センター『 さくらホール 』の、企画運営。
http://www.sakurahall.jp/
東北地方屈指の規模と設備を誇る『 さくらホール 』は、地域の文化振興はもちろん、旬の海老蔵( ! )から東京スカパラダイスオーケストラまで幅広く誘致して人気を集めている注目の劇場だ。
バン・クライバン国際ピアノコンテストで優勝した全盲のピアニスト、辻井伸行さんのコンサートも大盛況だったという。
バブル以降の“ 入れモノ行政の遺物のようなホール ”が全国でダブついているなか、市民の求心力に支えられて成功している稀有な例かもしれない。
おっと・・・・、話題が逸れた。
今回は、海のルアー専門誌『 SALTY! 』の表紙撮影を兼ねているため、カメラマンの相原由和くんも同行。

わが大漁企画FRIENDSの阪本くんは、愛車のタイヤを
新しいスタッドレスに履き替えて、ヤル気満々。11月20日午後10時、阪本くんと相原くんがボクを自宅でPickupしてくれて、一路、トーホグ道で岩手へ・・・。
さすがプロドライバー阪本くん、途中、雪がちらついたり、路面が凍結してヒヤヒヤしたものの、待ち合わせの午前6時キッカリに釜石の佐須港に到着。

お世話になった船宿は、『 佐須フィッシングマリン 』↓
一昨年来た時は、佐須港を出た左側の岩の上に『 アザラシ 』が乗っていたっけ。
http://www.h2.dion.ne.jp/~yutaka3/index.html
●岩手県釜石市大字平田9−5−2 佐々木 豊 ( 豊丸2000 )
佐々木 真吾( 真 海 丸 )
●予約/問い合わせ0193−26−5341
※メイン船は『 豊丸( ゆたかまる )2000 』と、『 真海丸 ( しんかいまる )』だが、協力遊漁船が10隻あり、狙う魚種や釣り方によって、それぞれ得意な船長にお客さんを振り分けてくれる。
ボク、阪本くん、相原くんの三人が乗船させて頂いたのは、『 繁丸 』

『 繁 丸( しげるまる ) 』
船 長: 前川原 繁さん
全 長: 7.53m 1.6トン
一方、小笠原くん、イエたん( 家塚隆之くん )、ボクサァ( 木南悟くん )の3人は『 道弥丸 』

『 道 弥 丸( みちやまる ) 』
船 長: 細川 道弥さん
全 長: 8.42m 1.8トン
岩礁帯を好むアイナメ攻略には、ピンポイントをタイトに攻められる上記のような小型船が向いている。
複雑に入り組んだリアス式海岸は、断崖絶壁の岬とワンドが連続し、海溝窟、スリット、島、沈み根が至る所にあるため、界隈の地形を知り尽くした船長抜きでは語れない。
小回りの効く小型船と、腕の良い船長の存在は不可欠だ。

しかし、初日は強風とウネリで、好ポイントの尾崎、柏木島あたりまで行くことが出来ず、佐須港周辺( 北側は大根崎 南側は鰹島 )のみでのゲームになった。
↑ 沿海部の赤い線が、初日に釣りをしたエリア。

それでも、午前中から昼にかけての下げ潮の間は、頻繁にバイトがある。
早朝から昼まで緩やかに下げて行く『 中潮 』だが、潮流そのものは予想以上に速い。
突出した岬や沖根などの潮表側や、サラシの下ではなく、そこから少し潮裏に回り込んだ凹部や、潮の巻き返しに良型が着いていた。
先月、越喜来に行ったときに“ なんとなく掴みかけたパターン ”を試してみると、これが明らかにハマった( 後述 )。

メインタックルはテキサス・リグ用が2本
ジグヘッドのスイミング用が1本

テキサス用は
●『 FINAL DIMENSION TS 』6’8”+ 『 ANTARES DC 7LV 』
●『 ROCK FISH BOTTOM 』6’10”+ 『 ANTARES DC 7 』
●ラインはフロロカーボン14LB〜16LB
●シンカーは3/4oz( 約21g ) 〜 2oz( 約56グラム )を、ポイントの水深や、潮の速さ( 強さ )で使い分けた。
サブのスピニング・タックルは
●『 ROCK FISH BOTTOM RBT610LS 』 + STELLA C3000
フロロカーボンの6LBに7〜11グラムのジグヘッド

沖合を前線が通過しているため、晴天と曇り空が目まぐるしく変化する。
突然、背後の空に虹が出て、ロッドを振る手を止める。
秋景から冬枯れに変わる山々の色と、鮮やかな虹彩のコントラストにしばらく見とれていた。

↑僚船の『 道弥丸 』に乗ったメンバーも順調に釣果を重ねていたらしい。
なにせ、この地域はAUケータイの電波が入らないので、他船に乗った仲間の状況がよくわからない。
↑ この写真は、道弥丸のほうに乗っていたイエたんとボクサァを小笠原くんが撮ったもの。

昼過ぎの潮止まりになると、一時的にバイトは遠のいたが、午後になって再び潮が動きはじめると、魚も動き始めた。

干潮の間は頭部を露出させていた岩場が波をかぶり、いかにも良い感じ・・・。
11グラムのジグヘッドで、そのショルダーをかすめるようにスイミングさせると、良型が3尾連発した。
同行したカメラマンのあいぼんも、仕事の合間に50センチを上げ、アイナメの自己記録を軽く更新。

これが『 時合い 』か・・・・。
と思った矢先、強烈なバイトと共にロッドをヒン曲げたのはデップリと太ったメスだ。
計測すると51センチあった。
この日はトータルで16尾。
51センチを頭に良型が多数混じった。
“ なんとなく掴みかけていたパターンが確信的になり、翌日が楽しみに”なった。

↑ 僚船の『 道弥丸 』の帰港を待って釣果を聞いてみると、イエたんが48センチと、47センチを含む8尾。

↑ ボクサァの最大は48センチだったという。

夕食は、遠野市にある『 羊丸( ひつじまる ) 』というお店で『 ジンギスカン 』を頂く。
ジンギスカンと言えば、北海道と相場は決まっているけれど、地元、遠野出身の菅田康弘くんによれば、遠野の隠れた名物でもあると言う。
旧満州から遠野に引き揚げて来た人たちが、好んで食べ始めたのがルーツとのことだから、一般家庭に広まったのは戦後のことらしい。
知らなかった・・・・。
馬産地として知られる遠野は、馬が生活の糧であり、庶民が気軽に口にした肉は羊とのこと。
ナルホド。
お祝い事や、宴会があると、みんなでジンギスカン鍋を囲むという。

お店の仲居さんに、『 正しいジンギスカンの焼き方 』を教わる。
中央のラードが溶けて、ジンギスカン鍋の凹を流れたら、おもむろに肉を乗せ、表面が軽く焼けたタイミングで口に運ぶ。
新鮮なラム肉がある地域ならではの滋味。
独特の匂い( ←ボクは好きなのだが・・・)が、まったくないのはどういうワケなのか・・・・。
おそらく、羊が苦手という人も、ここのジンギスカンは美味しく食べられるはず。

そんなジンギスカンに最もマッチした地ビールが、キリンの一番絞り『 とれたてホップ 』とのこと。
文字通り、絞りたてで売り切れ御免の一杯らしい。
ほとんど下戸( げこ )のボクも、これだけは味見してみたかった。

右から、イエたん、阪本くん、菅田くん、ボク、小笠原くん、菅田くんのフィアンセの和子さん、ボクサァ。
この夜は、遠野にある菅田くんの実家に図々しく泊めて頂いた。
前々日から寝てなかったので、着くなり布団にもぐって爆睡。
夜中にオシッコに起きたけれど、遠野名物の“ 座敷わらし ”には会えなかった。

翌22日は快晴。
菅田くんの実家は、ビックリするほど大きな農家で、立派な瓦屋根。
この日の佐須港は『 アワビ漁 』の解禁のため、遊漁船の出港は、午前10時とのこと。
遠野から釜石までは無料のバイパスがつながっていて、30分ほどのドライブ。
和子さんが入れてくれたコーヒーと、トーストを頂いて、8時過ぎにゆっくり出発。
途中、コンビニに寄って昼食などを買い、港に向かう。

前日と変わって風も穏やかになり、波も低く絶好の一日。
明らかに釣れそうな予感。
ボクたちが乗った『 繁丸 』の船長さんも、こんな良いナギの日は滅多にないと言う。
さっそく、前日行けなかった好ポイントへ・・・・。
と思いきや、港を出た所で、船長が船を止めてしまった。
『 ???? 』
忘れ物か・・・・。
と思って前川原船長の様子を伺うと、やおらナイフを取り出して・・・・・。

今朝採れたばかりのアワビを剥いて食べさせてくれた。
これにはビックリ。
口いっぱいに広がる親潮の恵み。
ゴリゴリとした歯ごたえと、なんとも言えない甘みにコーコツとしているうちに、繁丸は好ポイントへ。

『 あれ、あの左の岩、象に見えるべぇ 』
『 おおおおおお〜 見える見える!! 』
『 象の岩だ 』
『 後ろに仔象もいますね〜 』
『 このへんから始めで〜 』
釣り開始から30分ほど、奥まったワンドにある垂直岩盤の際に1OZのテキサスリグをフォール。
ショルダーにシンカーが乗り、大きくあおってボトムを叩き、さらにフォールさせると、『 ゴンッ 』という強烈なバイトがあった。
『 ROCK FISH BOTTOM 』がバットからヒン曲がり、なかなか浮いて来ない。
「 おお〜、デカイかも〜 」
「 昨日の51センチより引いてるよ〜 」
「 マジっすか・・・ 」
「 阪本くん、ネットお願い 」

実際、デカかった
54センチ!!
ボクのアイナメ記録だ。
冒頭で書いたパターンとは、大きめで派手なカラーリングのシンカーを使って、ボトムをドカドカ叩くようにリトリーブすることだ。
スポーニング中の( とくにランカーは )こうした派手なアクションに弱いらしい。
アイナメのオスは卵塊を守るために、他のオスのスニーキング( ペアでないメスの卵塊に放精すること )を攻撃したり、卵そのものを食いに来る外敵を排除しようとするのだが、この方法は、オス、メス関係なくヒットする。

船長が1級ポイントと言うだけあって、前日よりアベレージが大きい。
阪本くんが上げた一尾は、黄金の婚姻色をまとった良型。

こんなポイントが連続するのだから、たまらない。
相原くんがこの写真を撮影した直後、このスリットの左壁面で、阪本くんがさらに1尾ヒットさせた。

↑ 54センチと同様のパターンで、53センチを追加。
これは、沖根の潮表のディープ( 10メートルほど )にいた個体。
昨日は大荒れだった場所のはずだ。
これも、キャストしたリグを着底後に大きくあおってボトムを叩いた。
大きく、派手なリグでボトムを叩くことで、スイッチが入る。
しかも、このパターンは、3〜4インチのホグ系ワームを一撃で飲むほど、バイトが強い。

パターンにハマったことを確信。
驚くほどコンディションの良いビッグ・ゲストがヒットする。
これがリアスの巨アイナメだ。
操舵室から出てきた前川原船長が、ニッコリ笑って指を2本立てている。
今朝2尾目の50オーバーの意味。
口数の少ない朴とつな人柄ながら、ポイントの読み、アプローチ、いずれも申し分ない。
1か所で長く粘らず、アップテンポで転戦する流し方もボクには小気味良く感じられた。

潮が止まると、こんな珍客も現れた。
『 あれれ、根掛かりかなぁ?? 』
『 でも、引いてるよ、阪本くん 』
『 なんだろう?? 』
上がって来たのは、マダコでした。

トーホグの日暮れは早い。
出船が遅かった分、帰港時間も遅く、夕方4時。
この日は12尾。
50センチオーバーは、トータルで3尾になった。
『 豊丸2000 』に乗っていた幹事の小笠原くんも50センチを上げたと言う。
菅田くん、和子さん、宿泊有難うございました。
小笠原くん、幹事役お疲れさまです。
阪本くん、運転ご苦労さまでした。
相原くん、狙い通りのデカアイナメが撮影出来て良かったね〜。
次号、『 SALTY! 』が楽しみです。
ヤバいなぁ〜。
岩手、片道8時間。
ETC1500円。
また行っちゃうかも。




メッキの季節が終わり、ライトゲームのチョイ投げでヒラセイゴが出るということは、西伊豆も本格的な冬の到来か〜。







































督促状 → お督促状( お得な感じがする )
冬でござんす、ひゅるるん るるる〜