イスラエル、ガザ封鎖を「一部緩和」

2010.6.17 20:21

 【カイロ=村上大介】イスラエルのネタニヤフ政権は17日、安全保障閣議を開き、パレスチナ自治区ガザ地区に対して続けている経済封鎖の一部を緩和することを決めた。陸上の検問所を通じた搬入許可品目を拡大するとともに、物資搬入手続きを改善するという。9人が死亡した親パレスチナ団体のガザ支援船団に対するイスラエル軍の急襲・拿捕(だほ)事件で高まったガザ封鎖に対する国際社会の批判をかわす狙いがある。

 首相府の声明は「新たな方針をどのように実施に移すか、数日中に閣内で決める」としているが、手続きの改善や許可する品目などについては明らかにしておらず、新たな措置がどこまで実効性を持つかは不透明だ。

 声明はまた、「武器と軍需物資流入を阻止する治安上の手続きは継続する」とし、今回注目を集めた海上封鎖は継続する方針だ。2008年末からのイスラエル軍によるガザ大規模攻撃で被害を受けた建物再建に必要なセメントなどの建設資材も、「軍事施設建設に転用される」として今回も許可しないとみられる。

 イスラエルはパレスチナ自治政府の評議会(議会に相当)選挙でハマスが勝利した06年にガザ封鎖を開始。07年6月にハマスがアッバス自治政府議長率いるファタハを抑え、ガザを武力制圧したことから経済・境界封鎖を強化した。国連や国際人権団体は、封鎖が人道危機を招いているとして、「ガザ住民に対する集団懲罰」と非難している。

http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100617/mds1006172022000-n1.htm

【コメント】
問題が少し前進したようですが本質的な解決にはつながりませんね。