ナイジェリア:軍拘束、7000人超死亡 「ボコ・ハラム疑い」 人権団体報告
毎日新聞 2015年06月05日 東京夕刊
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拷問などの行為が疑われるナイジェリア軍の幹部ら=アブジャで、AP
 【ヨハネスブルク服部正法】イスラム過激派ボコ・ハラムのテロ攻撃が広がるナイジェリア情勢を巡り、国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」(本部・ロンドン)は3日、ナイジェリア軍が2011年以降にボコ・ハラムのメンバーと疑って拘束した7000人以上が、軍施設内で死亡していたとの調査結果を発表した。拷問や飢えなどが死亡原因とみられるという。アムネスティはさらに、ボコ・ハラムの鎮圧作戦の過程で軍が1200人以上を超法規的に殺害したとも指摘した。

 ナイジェリア軍は発表内容を否定したが、今後、軍に対し国際的な批判が高まる可能性もある。

 ボコ・ハラムは09年にナイジェリア北東部で政府機関やキリスト教会などへのテロ攻撃を開始した。アムネスティの調査によると、テロ激化に伴い、少なくとも2万人がボコ・ハラム戦闘員などの疑いで軍に拘束され、うち7000人が死亡した。多くの遺族には死亡したことが知らされていないという。軍による殺害としては、14年3月に北東部マイドゥグリで少なくとも640人が1日で殺された例を挙げた。

 アムネスティは、軍の行為について「適切な捜査が行われてこなかった」と批判し、先月29日に就任したブハリ大統領に「軍が行った残虐行為に関する捜査」を進めるよう求めた。

 アムネスティは、ボコ・ハラムのテロと当局の掃討作戦により、これまでに1万7000人が死亡したと推計している。

http://mainichi.jp/shimen/news/p20150605dde007030027000c.html


ナイジェリア軍の活躍でテロ組織「ボコ・ハラム」に対する掃討作戦が
実施されていますが関係ない民間人の犠牲者が出ています。
国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」が警告する
レポートを公表しました。