残虐な人権侵害−決して見逃さない

個人の尊厳と基本的自由をまもり 世界のリーダーたちに、行動を よびかけるために時代の目撃者として 人権と報道の自由を訴えてる ための情報発信をしていきます。 ヘイトスピーチに反対します。 個人の人権が尊重される寛容な社会を目指します。 (東アジア報道と人権ネットワーク・East Asia report Human Rights Network 公式サイト)

スリランカ

役人を木に縛り付けた次官を解任  スリランカ

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役人を木に縛り付けた次官を解任  スリランカ

2010.8.11 16:51

 スリランカのラジャパクサ大統領は10日、シルバ港湾航空省次官を解任した。シルバ氏は今月初め、蚊を媒介して感染するデング熱の対策会議に出席しなかった政府の担当者をデング熱対策を怠ったして、木に縛り付け、その姿をメディアに報道させていた。

 シルバ氏は、担当者の要請に応えただけと主張するが、担当者の同僚は否定。シルバ氏の行為に労組や野党が激しく抗議したため、大統領は対応を迫られていた。

 シルバ氏は、政府に批判的なメディア弾圧の急先鋒として知られる。4月にはメディア情報省次官に就任し、「放火犯に消火を担当させるようなもの」(国境なき記者団)との批判を招いていた。だが、就任から2週間未満で辞任、続いて港湾航空省次官に就任した。

 スリランカではデング熱が流行しており、今年に入って少なくとも160人が死亡しているとされる。政府は軍や警察を動員してデング熱対策を行っている。(ニューデリー 田北真樹子)

http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100811/asi1008111651002-n1.htm

【コメント】
スリランカは昨年、タミールイラーム解放の虎の内戦で大きな被害が出ていました。国際人道法違反も指摘されています。なかなかスリランカの政情が安定しないですね。

対応が求めれます

baa46ba3.jpgスリランカLTTE戦闘員の処刑映像、本物と断定 国連特使

  • 2010年01月08日 22:26 発信地:ニューヨーク、コロンボ/その

【1月8日 AFP】英国のテレビ局が放映したスリランカ政府軍が捕虜となった反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ(Liberation Tigers of Tamil EelamLTTE)」の戦闘員を処刑する映像について、国連(UN)特使は7日、本物と断定し、処刑の経緯に関する公平な調査をスリランカ政府に求めた。

 映像は、スリランカ内戦時に政府軍が、LTTEを制圧しかけていたころに撮影されたもの。英テレビ、チャンネル4(
Channel 4)が前年8月に放映して物議をかもしたが、映像を調査したスリランカ人の専門家4人は、映像を偽物と結論付けていた。

 この映像について、国連で超法規的・略式・恣意的な処刑問題を担当するフィリップ・アルストン(
Philip Alston)特別報告者は、米国で活動する独立した立場の有資格専門家3人が再調査した結果、本物であるとの結論に至ったと発表した。

 これに対し、スリランカ政府は8日、国連を「十字軍」に例え、事件を国際戦犯法廷にかけようと企んでいると非難。マヒンダ・サマラシンハ(
Mahinda Samarasinghe)災害・人権相は、問題の映像は改ざんされたものだと主張している。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2680537/5139619

スリランカ軍による「処刑映像」は本物と 国連報告者

国連本部(CNN) スリランカ政府軍の兵士らが少数派タミル人の捕虜を銃殺したとされる映像が昨年8月、英放送局などで公開された問題で、国連の超法規的処刑などに関する特別報告者、フィリップ・アルストン氏は7日、映像には事実が記録されているとの見方を示した。

 

映像は、裸で縛られ、目隠しをされた男性らが軍兵士とみられるグループに銃で撃たれ、少なくとも2人が死亡した場面を映している。「兵士による戦争犯罪だ」とする人権団体などからの強い批判に対し、スリランカ政府は独自の調査の結果、「映像はでっち上げ」との結論を下していた。

 

アルストン氏は、法医学専門家3人による国連側の調査で、スリランカ側の主張がほとんど覆されたと述べた。そのうえで、同国政府が「本格的な独立調査」を実施するよう、あらためて求めている。

 

国連の潘基文事務総長は報道官を通し、この問題でスリランカ政府の対応などを支援する諮問委員会の設置を検討していると、同国に通知したことを明らかにした。

 

スリランカ政府軍は、タミル人の分離独立を主張する反政府組織、タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との間で25年以上にわたり戦闘を続けたが、昨年5月に勝利と内戦終結を宣言した。映像は、戦闘末期に軍による残虐行為があったことを示す証拠として、国際的な注目を集めている。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201001080003.html

【コメント】
昨年、スリランカの問題は取り上げましたが
国連の調査の結果、政府軍の虐殺行為が
明らかになってきました。国際人道法違反で
あれば即刻、国際刑事裁判所に
付託すべきです。

やっと動き出したようです

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スリランカ内戦の避難民13万人の帰還許可

11月21日22時33分配信 読売新聞

 【ニューデリー支局】スリランカ政府は21日、5月に終結した少数民族タミル人武装組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」との内戦で家を追われ、政府が開設したキャンプに収容されていた避難民約13万6000人について、12月1日で移動制限を解除すると発表した。

 AP通信によると、避難民問題でラジャパクサ大統領の顧問を務める実弟のバシル・ラジャパクサ国会議員が21日、北部バブニア近郊のキャンプを訪れ、移動制限の解除と、来年1月末でキャンプを閉鎖する方針を発表した。

 内戦終結から半年あまり、多くの避難民が依然、移動の自由を制限されていることには国際社会の批判が強く、19日には、国連人道問題調整事務所(OCHA)のジョン・ホームズ所長(国連事務次長)が、避難民の移動の自由を政府に改めて要請していた。政府も、こうした批判をかわすため、避難民の「解放」に踏み切ったとみられる。

 政府は、タミル人避難民の中にLTTEの残党や親族が紛れ込んでいる可能性があるとみて、キャンプの周囲には有刺鉄線を張り巡らせるなど、厳重な監視下で収容を続けていた。

 ラジャパクサ議員は21日、治安上の問題は解決されたと述べ、避難民は今後、内戦中に敷設された地雷除去の済んだ地域に再定住できる、と明言した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091121-00001023-yom-int


【コメント】

スリランカの問題はヒューマンライツ・ウオッチの土井香苗さんの
ご指摘で私たちの会も5月の紛争の際はタミール人の方と
外務省の要請に行きました。現地での紛争での
民間人の被害は計り知れないものを感じました。
下の写真をすさまじさを感じますし、戦争犯罪や
国際人道法違反はしっかりと国際刑事裁判所への
訴追も行ってほしいです。




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スリランカ:米国政府の戦争犯罪報告書が広範な人権侵害を明らかに

PN2009051001000570スリランカ:米国政府の戦争犯罪報告書が広範な人権侵害を明らかに

レポートで、国際調査団の必要性がますます明らかに

 

日本語ニュースリリース: http://www.hrw.org/ja/news/2009/10/22-1

英語オリジナル: http://www.hrw.org/en/news/2009/10/22/sri-lanka-us-war-crimes-report-details-extensive-abuses

 

(ニューヨーク、20091022日)−20091022日、米国政府は、スリランカでの戦争犯罪についてのレポートを公表。このレポートは、20091月からの4ヶ月間に、政府軍と分離独立派武装組織タミル・イーラム・解放のトラ(LTTE)の双方が犯した戦争法違反を詳述している。こうした戦争犯罪疑惑について、中立で国際的な調査を行う必要性がますます明らかになった、とヒューマン・ライツ・ウォッチは本日述べた。

 

「今回の米国国務省のレポートは、紛争の最終段階数ヶ月間に、重大な人権侵害が行われたことをはっきりさせたといえる」とヒューマン・ライツ・ウォッチのアジア局長ブラッド・アダムズは述べた。スリランカ政府が戦争犯罪の疑惑を全く調査していない現状では、法の正義にむけた唯一の希望は中立な国際調査である。

 

スリランカ政府とLTTEの内戦は26年にわたった。内戦は今年5月、LTTEの敗北で終結。米国国務省の戦争犯罪問題室は、内戦終結直前の数ヶ月間に広範な戦争犯罪が行われたという疑惑について調査レポートを作成。同レポートは、LTTEによる子ども(児童)の徴兵、政府・LTTE両軍による民間人及び民間目標への攻撃、政府軍による捕虜や戦闘員の殺害、政府軍による拉致・強制失踪、政府を後ろ盾とする武装組織による拉致・強制失踪、戦闘地域に閉じ込められた民間人たちに対する食料・医薬品・飲料水などの極端な不足などの疑惑を詳細に取りまとめた。

 

同レポートは1021日に米国議会下院に提出され、本日国務省のウェブサイトに公表された。

 

本レポートの作成は、2009年補正予算法で決まったもの。同法は、国務省に対し、「近時のスリランカ内戦でおきた、国際人道法違反や人道に反する罪を構成する可能性のある事件の詳細を明らかにすること。可能な範囲で戦争責任者を特定すること」として、議会への報告書の提出を求めている。

 

2009年補正予算法は、スリランカ政府に対し、国内避難民の権利を尊重し、内戦中に拘束されて所在不明となっている人の氏名と居場所を明らかにし、人道支援団体やメディアが紛争被害地に入って被災者にアクセスすることを認めるとともに、和解と法の正義を促進する政策を実行することを求めている。同法は、これらの条件が満たされるまで、米国政府のスリランカ政府に対する経済支援は、人道支援(BHN)のみとすると定めている。

 

ヒューマン・ライツ・ウォッチが独自に行った調査によれば、戦闘中、LTTEもスリランカ国軍も、繰り返し国際戦争法規に違反。LTTEは民間人を人間の盾として利用し、安全な所に脱出しようとする民間人に武力を行使するとともに、兵士たちを民間人密集地域に配置した。政府軍は、人口密集地域を無差別に砲撃。病院も何度も砲撃された。LTTEと政府軍も、民間人の生命を軽視。その結果、何千人もの民間人の犠牲者を出すにいたった。メディアや人道援助団体などの中立なオブザーバーたちは戦闘地域への立ち入りを禁止されていた。そのため、紛争両当事者が行った戦争法違反についての情報は極めて限られている。

 

ヒューマン・ライツ・ウォッチは、国連安保理と国連人権理事会のメンバー国及び国連に対し、繰り返し、戦争法違反疑惑に対する中立で国際的な調査団を設立するよう求めてきた。スリランカ政府は、国内調査を行ってアカウンタビリティ(真相究明と法的責任追及)を果たすと約束した。例えば、マヒンダ・ラージャパクサ大統領と潘基文国連事務総長が5月に出した共同声明は、国際法違反に対処するためにアカウンタビリティを果たすことが重要であると強調し、「政府は、問題に対処するための措置をとる」と明言。しかし、内戦終結から5ヶ月が経過したものの、何らの調査も行われていない。

 

「関係諸国政府は、米国国務省のレポートを、国際的な事実調査を求める明確な呼び掛けとして利用するべきだ」とアダムズは語った。「行動を起こさない言い訳は、もはや存在しない。」

【コメント】
スリランカの状況はなかなか明らかになってきませんでしたが
アメリカの国務省のレポートで明らかになってきたと思います。
国際社会の対応が求められます。

スリランカ:攻撃にさらされる人びと



ヒューマン・ライツ・ウォッチのスリランカ問題の
YOUTUBUの動画です。日本のマスコミは
報道しませんがスリランカは非常に酷い状況です。

「地味で口べた」? 潘国連事務総長を欧米メディアが酷評

10127026_020606「地味で口べた」? 潘国連事務総長を欧米メディアが酷評

  • 2009年07月25日 16:18 発信地:ニューヨーク/米国

【7月25日 AFP】1期目の任期の折り返し地点を迎えた国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長(65)が、「仕事の成果が上がっておらず、パッとしないし、コミュニケーションを取るのが下手」と酷評されている。
 
 ダルフール、スリランカ、ミャンマーが危機的状況に陥った際、潘事務総長は対応の対応に不手際があったとして非難の集中砲火を浴びた。攻撃したのは主に欧米のメディアで、米ウォールストリート・ジャーナル(
Wall Street JournalWSJ)紙は前週掲載した記事で事務総長を「国連の透明人間」と評した。

 最近、事務総長はミャンマーを訪問したが、これも批判の火に油を注ぐ結果となった。同国の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー(
Aung San Suu Kyi)さんの解放を要請する声明が無視された上、スー・チーさんとの面会さえ拒否されてしまった。こうなった原因は潘氏の「物静かな外交スタイル」にあると、批判者たちはみている。

■コミュニケーション能力不足?
 
 ワシントンD.C.(
Washington D.C.)で活躍するある人権問題専門家は、潘氏が各国政府に遠慮しすぎているし、人権を擁護するため国際社会をリードするより安保理常任理事国(米英仏露中)の意見に従うことを好んでいると指摘する。

 また国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(
Human Rights Watch)の広報担当者は、潘氏が、スリランカやミャンマーの国内紛争の際に世界人権宣言を支持する姿勢を示さず口をつぐんだままだったと批判している。

「コミュニケーション能力は事務総長に求められる資質の1つだ」と、元国連関係者で現在はワシントンD.C.のシンクタンクに所属するアビオダン・ウィリアムズ(
Abiodun Williams)氏は話す。「行動が言葉より雄弁な場合もあるが、やはり言葉は重要だ。国連が多くの分野で担う重要な役割についてのメッセージが十分効率的に伝えられていない」

 柔らかな語り口の潘氏は、コフィ・アナン(
Koffi Annan)前事務総長のようなカリスマ性に欠けると評する人もいる。だが、潘氏の側近たちは、こうした批判を不当なものとみており、「事務総長は礼儀正しく誠実でとても仕事熱心だ」と擁護する。

 そうした1人、潘氏のアドバイザーのニコラス・ヘイソン(
Nicholas Haysom)は、潘氏にカリスマ性がないと言われているのは「まったくの誇張だ」と話す。事務総長がズバズバ発言していないとか目立ったことをしないというのは、明らかに事実とは違うという。「人道的な危機や紛争が起きた場合、事務総長は極めて積極的に動いている。そのことが必ずしもすべて報道されていないというのが事実だ」

■母語でない英語で苦労

 潘事務総長が英語で苦労していると指摘する声も多く上がっている。英語が母語でないためスピーチ原稿をそのまま読んでいたり、不自然だったり、退屈だという印象を与えている場合もあると話す潘氏の広報担当者は「潘事務総長は欧米ではなじみのないやり方でコミュニケーションを取っている。この点に異文化間のギャップがあると思っている」と語る。

 潘氏のスタッフであるロバート・オール(
Robert Orr)氏は「英語はハンディキャップではあるが致命的な欠点ではない。彼は過去に外相を務めた経験から、直接の対話を重視しており、一対一での対話では率直にはっきり物を言う」と述べている。

 オール氏はまた、潘氏の功績は、気候変動、地球規模の健康の取り組み、食糧問題といった21世紀の問題を国連の重要課題にすえたことだと強調する。

 国連と米議会との関係も、潘氏のおかげでかなり改善され、その結果、前年のような国連分担金の延滞問題もなくなり、米議会で国連を非難する声も減っているという。(c)AFP/Gerard Aziakou

http://www.afpbb.com/article/politics/2624372/4394395


【コメント】
潘基文事務総長に対する厳しい意見が目立ちますね。
かれは韓国では優秀な職業外交官だったようです。
国際社会での人権擁護にさらに取り組んで欲しいですね。

スリランカ:国内避難民の違法な拘束やめよ

baa46ba3.jpgスリランカ:国内避難民の違法な拘束やめよ

30万人近いタミル人が劣悪な環境の収容所

英語オリジナル:

http://www.hrw.org/en/news/2009/06/11/sri-lanka-end-illegal-detention-displaced-population

 

(ニューヨーク、2009611日)−スリランカ政府は、スリランカ内戦により避難を余儀なくされた30万近いタミル人の違法な拘禁を止めるべきである、と本日ヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。スリランカ内戦は5月に終結したばかり

 

スリランカ政府は、国際法に反し、北部での戦闘により移動を余儀なくされた人々を、1年以上にわたり事実上全員(家族全員を含む)、軍が運営するキャンプに拘禁してきた。スリランカ政府は、年末までに殆ど全員が故郷に帰れるだろう、と述べる。しかし、過去のスリランカ政府の行い、そして拘禁中の人々の解放に向けた具体的な計画がないことを考慮すると、無期限拘束の懸念が募る、とヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた

 

30万人のタミル人の男性・女性・子どもを、まるでタミルの虎の戦闘員のように扱うのは、国家的な恥と心得るべきだ」、とヒューマン・ライツ・ウォッチのアジア局長 ブラッド・アダムズは述べた。「避難民となったタミルの民間人には、他のスリランカ人と同じように、自由に対する権利と移動の自由がある。

 

スリランカ当局が、タミルの虎の戦闘員を探しだすために、戦闘地域から逃れてきた人々をスクリーニングすることは理解できる。しかし、人びとを恣意的に拘束したり、移動の自由に対する不必要な制限を設けることは、国際法により禁止されている。よって、拘束された者を、速やかに裁判官と面接させた上で刑事犯罪で訴追するか、さもなくば、釈放しなくてはならない。人権法は、安全上の理由による移動の自由の制約を認めているが、その制約は、明確な法律的根拠に基づき、必要な範囲に制限され、脅威に比例するものでなくてはならない

 

20083月以来、スリランカ政府は、タミル・イーラム・解放の虎が支配していた地域から逃れてきたほぼ全ての民間人を、「福祉センター」及び「暫定救援村」と政府が呼ぶ施設に拘束してきた。解放されたのは、高齢者を中心とする少数の人びとだけで、受け入れ家庭や高齢者用施設に行くことができた。しかし、圧倒的大多数は今も拘束されたままである。65日現在、スリランカ当局は北部のヴァヴニヤ(Vavuniya)、マナー(Mannar)、ジャフナ(Jaffna)、トリンコマリー(Trincomalee)の4地域にある40のキャンプに278,263名の人々が拘束されている、と国連は報告した

 

拘束されている者の多くは、この地域に近い親戚がいて、キャンプを出ることが許されれば、こうした親戚たちと一緒に暮らすことが出来る

 

「多くの人々は、他に行く所がないからキャンプにいるのではない」とアダムスは述べた。「政府が出て行くのを許さないために、キャンプに閉じ込められているのである。

 

近時の国内避難民の大量流入以前は、スリランカ政府は、最大3年間、避難民をキャンプに拘束する提案をしていた。その計画によれば、キャンプ内に親戚がいる者は、最初の検査の後、出入りを許されるが、若者や単身者はキャンプを出ることは許されない、というものだった。国際社会からの抗議の後、政府は計画を変更し、「2009年の終わりまでには、国内避難民の80%を再定住させる」とした。しかし、スリランカ政府が、これまでに、厳重な通行証システムや、キャンプを出ることへの厳しい制限を通して、国内避難民の権利を制約してきたことを考えると、国内避難民は何年間もキャンプに閉じ込められる可能性がある、との懸念が高まっている

 

2年前の戦闘により、北西部のマナー地域の故郷から逃れざるを得なくなった2000名以上の人々が、収容されていたキャンプから解放されたのは、やっと今年の5月である

 

キャンプの環境は劣悪である。事実上全てのキャンプは過密状態であり、一部には、国連難民高等弁務官事務所が適切とする人数の2倍も収容している所もある。食糧配給は無秩序状態であり、水は不足し、衛生施設も不十分だ。キャンプに暮らす人々は、適切な医療を受けられず、感染病がキャンプ内で発生している

 

516日以来、スリランカ軍が管轄するキャンプ管理組織は、キャンプ内で活動する人道援助団体に、キャンプ内に入れる車両やスタッフの数を制限するなど、数々の制約を強いてきた。こうした制限のため、緊急に必要な援助の供与が遅れている。スリランカ軍は、支援団体が人びとの保護活動のためにキャンプに立ち入ることを許さず、住民との会話も禁止しているため、国内避難民を更に孤立化させている。スリランカ軍は、軍が主催・監視する視察を除き、キャンプ内にジャーナリストが立ち入りることも禁止している

 

「こうしたキャンプ内の劣悪な環境は、雨季の到来で更に悪化する可能性がある」とアダムズは述べた。「親戚や友人のもとで暮らしたいと願う民間人を拘束し続けるのは、無責任なだけでなく、違法である。

 

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ヒューマン・ライツ・ウォッチwww.hrw.org/ja  日本語ニュース配信



【コメント】
スリランカの問題は報道がされていませんが
状況は全く進展していません。早期の解決を
求めたいですが難しいでしょうね。

スリランカ:戦の後の魔女狩りを避けよ

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スリランカ:戦の後の魔女狩りを避け

過去の軍事的勝利後の、政府による脅迫と“失踪”は懸念の種

 

英語オリジナル:

http://www.hrw.org/en/news/2009/06/03/sri-lanka-avoid-postwar-witch-hunt

 

(ニューヨーク、200963日)−スリランカ政府は、タミル・イーラム・解放のトラ(LTTE)の軍事的敗北が、新たな“失踪”、非合法殺人、政府批判者の投獄をもたらさないことを確保すべきである、と本日ヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた

 

内戦中に政府を批判した個人・団体に対して、スリランカ政府が処分を下す準備をしていることが、政府の声明から読み取れる、とヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。200963日、メディア相ラクスマン・ヤパ・アベイワルダナ(Lakshman Yapa Abeywardana)は、LTTEを支援したジャーナリスト、政治家、武装部隊要員、ビジネスパーソンを追訴する準備を、国防省が進めていると述べた

 

「スリランカが今最も避けるべきことは、魔女狩りである。」、とヒューマン・ライツ・ウォッチのアジア局長 ブラッド・アダムスは述べた。「この国には癒しがとても必要だ。政府は、国民全て、とりわけタミル人に対し、彼らの人権を尊重することを明らかにするべきである。

 

メディア相の声明に加え、軍司令官のサラス・フォンセカ(Sarath Fonseka)大将は、5月末のテレビインタビューで、政府は、LTTEを利する報道を行ったジャーナリストを渡航禁止処分とし、反逆罪容疑で起訴すると述べた。警察監察長官ジャヤンサ・ウィクレメラトネ(Jayantha Wickremeratne)は、シンハラ人でメディアの自由を求めている活動家(名前は未開示)を、LTTEから賄賂を受け取り、軍の戦争犯罪を示すために偽の報道を行っていたと非難した

 

スリランカ治安部隊は、LTTEの拠点を奪取した後、長期にわたり強制失踪や非合法殺人に関与していたと見られている。199512月に、政府軍がLTTEから北部の町ジャフナ(Jaffna)を奪還した後の12ヶ月間で、600名以上のLTTEとの関係を疑われていた若者が“失踪”した。多数の遺体が埋められた場所が幾つか発見されているが、大半の失踪者の消息は今も不明であり、治安部隊が訴追され処罰された事例はほとんどない

 

LTTE支持者と疑われた人々の強制失踪や殺害は、2006年末と2007年頭に、政府がスリランカ東部のLTTE支配地域を奪取した際にも発生した。20068月に政府軍がLTTEから北東部の町ムートル(Mutur)を取り戻した直後、17名の人道援助要員がマフィアのような方法で虐殺された事件にも、政府治安部隊が関与していると見られている。ヒューマン・ライツ・ウォッチは、2008年末に東部で起きた多数の深刻な人権侵害について報告している。

 

北部、東部、そして首都コロンボで、タミル人が治安部隊構成員若しくはタミル人武装集団の手によって“失踪”している問題は、今も深刻である。 (http://www.hrw.org/en/reports/2008/03/05/recurring-nightmare-0 )

 

「スリランカ政府は、過去にLTTEの拠点が陥落した際に起きた人権侵害が、再度発生しないことを確保する必要がある。」とアダムスは述べた。「それは、コミュニティー間の信頼関係を構築するのに、非常に重要である。

 

25年に及ぶ破滅的な紛争の後、スリランカ政府は518日にLTTEに対する勝利宣言を出した。戦闘の最後の数ヶ月間は、推定7000名以上の民間人の死者と、14000名以上の負傷者という、莫大な民間人への犠牲を伴った。ヒューマン・ライツ・ウォッチは、両陣営による深刻な国際人道法違反を報告した。しかし、人権侵害の完全な実態把握は、政府がメディアや人道援助団体の紛争地帯への立ち入りを制限しているため、いまだ不可能である

 

2008年以来、戦闘を避け政府支配地域に逃げることのできた、ほぼ全ての民間人は、スリランカ北部にある政府の強制収容所に送られた。現在、家族全員での収容も含め、約30万の人々がこれらの収容所に拘禁され、労働や他の家族との共同生活などの理由により、自らの権利や移動の自由を奪われている

 

ここ数ヶ月において、スリランカ政府は、LTTE戦闘員とみなされた者や、LTTEと関係があったと疑いをかけられた者も9000名以上収容した。国連やその他の国際機関は、収容者を決定するプロセスに殆ど若しくは全くアクセス出来ず、政府は、多くの場合、収容者の家族に何の情報も提供していない。多くの家族は、自分の家族の消息や居場所を今尚知らない

 

ヒューマン・ライツ・ウォッチは、スリランカ政府に、収容されている民間人とLTTE戦闘員両者の安全を確保するよう、強く求めた。この要求は、 LTTE支配地域にいた全ての人々についての情報を登録・公開することと、それらの情報を処理する過程への国際的人道機関の参加を承認することなどを含んでいる。収容されている人々を、速やかに家族及び弁護士に会わせるべきである

 

野党政治家らは、スリランカの非常事態令の解除と、LTTE支援者や政府批判者と疑われた者を逮捕し無期限に拘禁するために利用されてきた厳しい対テロ対策法の撤廃を求めているが、スリランカ政府はこれを拒絶している。

ヒューマン・ライツ・ウォッチはスリランカ政府に対し、国内避難民を国連の国内避難に関する指導原則に沿って扱い、彼らの基本的人権を尊重するよう求めた

 

「政治的ライバルや批判者、国内避難民化した民間人、捕らえた戦闘員など、全ての市民の権利を尊重する事が、スリランカの将来にとって、長期的に重要な影響を持つという事を認識するべきである。」とアダムスは述べた

 

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【コメント】 

戦火が終わったスリランカですが今度は落ち武者狩りのような
事とが起きています。早く平和が訪れると良いですが
民族的な対立は深刻ですね。

スリランカ内戦で市民の死者2万人超 英紙が報道

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スリランカ内戦で市民の死者2万人超 英紙が報道

2009.5.30 01:03

 今月終結したスリランカ政府軍と反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との内戦の最終局面で、タミル人の市民2万人超が死亡したと、29日付の英紙タイムズが伝えた。同紙は、死者の大半は政府軍の攻撃によるものとしているが、スリランカ政府は報道内容を否定している。

 タイムズが入手した国連の内部資料によると、4月末までに非戦闘地域で7000人近くの市民が死亡。また、国連当局者は同紙に対し、5月に入ってからも内戦が終結した同月中旬まで、1日平均約1000人が死亡したと語ったという。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090530/crm0905300105002-n1.htmPatients_are_waiting_for_treatment__10_May_2009_(4)







民間人2万人以上が死亡=スリランカ内戦、軍の最終攻勢で−英紙

 【ロンドン29日時事】29日付の英紙タイムズは、スリランカ政府軍が反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」を打倒し終結した同国内戦で、軍の最終攻勢により民間人2万人以上が死亡したと報じた。航空写真や公文書、目撃証言などを基に同紙が算出したもので、事実であれば、死者数は公式統計の3倍に達することになる。
 同紙が入手した国連の極秘文書では、4月末までに非戦闘地域で死亡した民間人は約7000人。国連筋によれば、それ以降5月19日までに毎日平均1000人が殺害され、最終的な犠牲者数は2万人を超えるという。大半は政府軍の砲撃によるとされる。
 掲載された航空写真の一つには、非戦闘地域内の避難民キャンプ近くに広がる砂山が写っており、同紙はここに多数の民間人が埋葬されたと伝えている。
 一方、在英スリランカ大使館スポークスマンは「政府軍の攻撃で民間人が死亡した事実はない。民間人が殺されたとしたら、それはLTTEの行動によるものだ」と反論している。(2009/05/29-19:59)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009052900888

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LTTE掃討で住民死亡者2万人以上と、スリランカ政府は否定

(CNN) スリランカ政府が5月19日に終結宣言をした、同国北部、東部での少数派タミル人の反政府武装勢力「タミル・イーラム解放の虎(LTTE)」による武装闘争で、英紙タイムズは29日、軍による掃討作戦が本格化した4月終盤から5月19日までの間の一般住民の犠牲者は2万人以上に達する、と報じた。

 

国連の文書を引用している。国連は当初、「非戦闘地帯」に避難しながらも、交戦に巻き込まれて死亡した住民数は今年1月から5月までの間、約7000人としていた。軍とLTTEは共に、住民死亡の直接的原因は相手側の砲撃などによるものと責任をなすりつけ合っていた。

 

同紙は国連外交筋の情報として4月下旬から5月19日までの間、1日平均1000人の住民が死亡した、とも伝えた。

 

一方、スリランカ外務省当局者は、2万人以上との数字について「有り得ない」と否定、根拠もないと語っている。5月に入ってからの掃討作戦では、巻き込まれている住民を安全に退避するため国連、国際援助団体などは戦闘や重火器使用の中止を要請したが、拒否されていた。

 

軍の掃討作戦は今年に入ってから加速。LTTEの拠点を次々と陥落させ、同勢力の残党は北東部の海岸沿いに後退、多数の民間人を「人間の盾」にして立てこもっていた。スリランカ政府は、作戦でLTTEにとらわれていた住民約26万人を救出したと主張している。

 

北部、東部の分離独立を求めるLTTEの武装闘争は1983年7月ごろから本格化し、犠牲者の総数は戦闘に巻き込まれた民間人を含め少なくとも7万人とされる。 http://www.cnn.co.jp/world/CNN200905290025.html

【コメント】
やはりスリランカでは多数の民間人の犠牲者が出ていたようです。
今後は国際社会の徹底的な調査が必要ですね。
是非とも村上先生にはこのような人道の危機を作品で
取り上げて欲しいです。

国連人権理事会の決議は、民間人の悲劇を見捨てる内容

スリランカ:国連人権理事会の決議は、民間人の悲劇を見捨てる内

理事国は、戦争犯罪の事実調査の必要性を無視

 

英語オリジナル:

http://www.hrw.org/en/news/2009/05/27/sri-lanka-un-rights-council-fails-victims

 

(ジュネーブ、2009527日)−国連人権理事会が527日に採択したスリランカに関する決議は、最近の戦闘の際に行なわれたとされる人権侵害や、その他の人権保護の懸念に対し、国際的な事実調査を要求する声を無視した大変残念な内容である、と本日ヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。同理事会は、スリランカ政府軍がタミル・イーラム・解放のトラ(LTTE)に軍事的勝利をおさめた1週間後の2009526日と27日に、スリランカにおける人権状況に関する特別会期を開催した

 

「人権理事会は、政府の収容所内で無期限の拘禁に直面している、数十万の人々への懸念さえ示さなかった。」と、ヒューマン・ライツ・ウォッチのジュネーブ アドボカシーディレクター ジュリエット・デ・リヴェロは述べた。「理事会は緊急の必要性を無視し、人権保護を促進する重要な機会を無駄にした。

 

決議は支持29、反対12、棄権6で採択されたが、概してスリランカ政府の現在の政策を称賛するものであり、LTTEによる人権侵害のみに焦点をあて、政府軍による重大な人権及び人道法違反の疑いには触れていない

 

「国連人権理事会の過半数が、民間人に対する無差別砲撃を繰り返した政府の称賛に焦点をあてたことに、大いに失望している。」とデ・リヴェロは述べた。「これらの国々は、スリランカ政府が聞き入れるべきである、国内避難民化した民間人へのアクセスを確保し、人権を保護すべきであるとのメッセージを阻止したことで、理事会の目的そのものに傷をつけた。

 

中国、南アフリカ、ウルグアイを含む理事国の過半数は、被害者に対する説明責任を果たす事や、法の正義をもたらすべき、との国連人権高等弁務官ナヴィ・ピレー(Navi Pillay)の要求を無視した。そればかりか、採択された決議は、内政不干渉の原則を再確認するものであり、人権理事会にとっては後退である、とヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた

 

ピレーは、特別会期のなかで、最近の戦闘における国際人権及び人道法の違反行為に関する、独立した国際的な事実調査を求めた。国連は、7000名を超える民間人が、20091月下旬以降殺害された、と推計している

 

「戦闘地域から逃れてきた、恐怖におびえ痩せ衰えた女性・男性・子どもの姿は、私たちみなの記憶に刻み込まれるべきである。」と、ピレーは述べた。「そういった記憶が、私たちを行動に駆り立てるにちがいない。

 

否決された決議案は、政府軍とLTTE両陣営による人権侵害を非難し、人道援助団体への全面的な協力と、民間人と国内避難民の保護をスリランカ政府に強く求め、メディアの自由を順守し、ジャーナリストや人権保護活動家に対する襲撃を捜査するよう要請するものであった。又、国連人権高等弁務官に対し、現地の状況を常に理事会に報告するよう求めていた

 

ヒューマン・ライツ・ウォッチは、アルゼンチン、ボスニア-ヘルツェゴビナ、カナダ、チリ、フランス、ドイツ、イタリア、モーリシャス、メキシコ、オランダ、スロベニア、スロバキア、韓国、スイス、ウクライナ、ウルグアイ、イギリスの17の特別会期を招集した理事国により提案された、より強い内容の決議案の採択を、ブラジル、キューバ、インド、パキスタンがリードして妨げた、と述べた

 

ヒューマン・ライツ・ウォッチは、特にアルゼンチン、チリ、チェコ共和国、モーリシャス、メキシコ、スイスが、強い内容の決議案採択のために尽力した、と称賛している

 

「これらの国々は、人権に関する緊急事態に関して効果的に対応するという、理事会のマンデートを守るため、度重なる交渉を行なった」、とリヴェロは述べた。「彼らが過半数の国々に支持されなかったことは遺憾である。

 

先日のスリランカでの潘基文(Ban Ki-moon)国連事務総長の発言は、強い内容の決議の採択を、遺憾にも遠ざけてしまった、とヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。潘事務総長は、スリランカ政府は「できる限りの行動」をとっており、「多大な努力」を重ねていると公式に称賛し、過去何度も破られてきた「支援を必要とする民間人への人道的アクセスを確保する」との政府の約束を受け入れた

 

潘事務総長は、国連人道問題担当事務次長ジョン・ホームズ(John Holmes)が、4月にスリランカでの戦闘は「bloodbath(大量殺りく)」となりうる、と警告した際の、強い言葉からも距離を置いた。また、ピレー高等弁務官のように、国際的な事実調査を推し進める事もなかった

 

「潘国連事務総長にも、スリランカに関して国連人権理事会が残念な成果しかあげられなかった事への連帯責任がある。」と、デ・リヴェロは述べた。「今回の決議により、重要な人権問題に対し、明確な立場をとれるかどうかの国連機関への信頼性が、更なる危機にさらされることになるだろう。

 

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スリランカ支援決議採択、欧州修正失敗 国連人権理事会

2009年5月28日12時5分

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 【ジュネーブ=前川浩之】国連人権理事会は27日、内戦が終結したスリランカをめぐる特別会合で、人権状況の改善に向けてスリランカ政府を支援するとした決議を採択した。欧州諸国は、国際援助団体の完全な受け入れなどを盛り込むよう修正を求めたが失敗した。途上国の支持を取り付けたスリランカが押し切った形で、人権団体から批判の声が出ている。

 決議案は、スリランカのほかロシア、中国、キューバ、イラン、エジプトなどが共同で提出。「人間の盾」として一般市民を犠牲にしたとして、反政府武装勢力「タミル・イーラム解放の虎(LTTE)」だけを非難。スリランカ政府の人権改善への措置を称賛し、「適当とみられる国際機関」に現地での活動を許すとする内容だ。

 スリランカ政府軍も市民を攻撃した、との疑念を持つドイツやスイスなどは「適当とみられる」との文言を削り、人権状況の改善について国連の検証を求める修正案を出したが、決議案は賛成29、反対12、棄権6で採択された。

 国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」でスリランカ担当のアンナ・ナイスタット上級研究員は「全く失望した。この決議は、スリランカ政府は何をやってもいいという間違ったメッセージを世界に伝えた」と話した。


http://www.asahi.com/international/update/0528/TKY200905280059.html

【コメント】
あれだけ明確な戦争犯罪の証拠がありながら、調査もしないなんて
アンナ・ナイスタット上級研究員の言う様に誤ったメッセージを伝えるという表現が一番適当な感じを受けます。

国連人権理事会:スリランカに関する特別会期は、国内避難民を焦点にすべき

国連人権理事会:スリランカに関する特別会期は、国内避難民を焦点にすべき

人道危機と人権問題が再優先課題

 

英語オリジナル:

http://www.hrw.org/en/news/2009/05/25/human-rights-council-sri-lanka-session-should-focus-displaced

 

(ジュネーブ、2009525日)−国連人権理事会は、2009526日に開催される特別会期で、スリランカ政府から、同国の悲惨な人道問題の解決に取り組むという約束を取り付けるべきだ、と本日ヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。

 

「国連理事会の特別会期開催は、紛争中と同様、戦闘終結後も、人権の尊重が必須であるということを示す」とヒューマン・ライツ・ウォッチのアジア局長ブラッド・アダムズは述べた。「戦闘は終結したが、人道状況はまだ警戒すべき状態にあり、真の改善が今すぐ必要だ。」

 

スリランカ政府は、タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)に軍事的勝利をおさめ、スリランカで25年続いた壊滅的な内戦を終結させたばかり。しかし、この内戦終結は、民間人の膨大な犠牲の末にもたらされたものであり、スリランカ政府軍にもLTTEにも、この民間人犠牲に対する責任がある、とヒューマン・ライツ・ウォッチは語った。

 

戦闘によって故郷を追われた約30万人の民間人は、極度に脆弱な状態におかれている。スリランカ政府は、政府運営の強制収容所と、戦闘地域に残っている負傷者に対する人道的アクセスを制限したままであり、この政府によるアクセス制限措置によって、深刻な状況がさらに悪化している。

 

「すべての国内避難民が、差別なく援助にアクセスし、保護を受けられるようにする必要がある。国連人権理事会は、その旨の明確なメッセージを出すべきである」とアダムズは述べた。

 

国連人権理事会は、国内避難民への十分な保護、そして、避難民の自由への基本的権利と移動の自由の実現を強く求めるべきである。あわせて、国連人権理事会は、戦闘継続中、スリランカ政府が人道機関、メディアや人権保護団体に立ち入りを認めなかった地域への各機関の全面的な立ち入りを認めるよう、スリランカ政府に求めるべきである。国連人権理事会は、加えて、同国で続く人権問題、とりわけ同国の少数民族タミル人が直面する人権侵害に取り組むというスリランカ政府の具体的な約束を取り付けるべきである。

 

先般の戦闘の際、LTTEとスリランカ政府軍の両当事者が、戦争法(戦時国際法)に違反したという多くの信頼性の高い報告を、ヒューマン・ライツ・ウォッチは入手している。違反行為とは、具体的には、LTTEについては、民間人を人間の盾として使用した事及び少年(子ども)兵を使用した事実である。そして、スリランカ政府については、病院を含む人口密集地域への無差別な砲撃である。これらの疑惑には、公正な調査が必要である。

 

ヒューマン・ライツ・ウォッチは、国連人権理事会とその理事国に対し、526日の特別会期で、以下の4つの緊急事項を集中審議するよう求めた。

 

   閉鎖されたキャンプに収容されている国内避難民及び戦闘ゾーンに残されている国内難民への人道上のアクセスを緊急に確保する事

   政府が運営する強制収容所に収容されている民間人の自由と移動の自由、及び、政府がLTTEのメンバーとの疑いをかけている人の基本的人権の確保

   過去及び現在の人権侵害の実態を明らかにする人権活動家やジャーナリストに対するあらゆる形態の嫌がらせや脅迫を止める事

   近時の戦闘での紛争の両当事者による国際人権法と国際人道法の違法行為について、事実を調査した上で責任追及を勧告する公平な国際調査団を設立する事

 

「スリランカのマニク・ファーム収容所(Manik Farm Camp)は、世界最大の国内難民収容所となってしまっている」とアダムズは述べた。「マニク・ファーム収容所が軍によって運営されており、居住者はキャンプから出ることを許可されていないという実態、そして、人道援助団体のアクセスを制限しているために避難民の命が危険に曝されているという実態に、国連人権理事会は激しく抗議するべきである。」

 

戦闘が行なわれていた地域で、唯一活動を行なっていた野戦病院で、自らも避難を余儀なくされるまで負傷者に治療を施していた医療関係者たちの置かれている状況に、ヒューマン・ライツ・ウォッチは特別の懸念を抱いている。スリランカ政府が、当該医師たちをコロンボに拘束し、ウソの情報を流したとの容疑をかけたのは、この医師たちが、戦闘ゾーンで政府が行なった砲撃の実態を世界に知らせてきたせいであることは明確である。国連人権理事会は、この医師たちの即時解放を要求すべきだ。

 

拘束されている全ての民間人及びLTTE戦闘員であると疑われ拘束されている人びとの安全を確保するため、必要な全ての手段を講じるべきであると、国連人権理事会はスリランカ政府に求めるべきである。具体的には、LTTE支配地域に居た全ての者を登録しその登録情報を公開すること、国際人道機関にその過程への参加を許す事、収容所及び戦闘地域への人道援助機関及びメディア立入り禁止措置を撤回する事などを、人権理事会は要求すべきである。非常事態令その他の法の下で拘束されている人々に、家族と弁護士との速やかな面会を許すべきである。国連人権理事会は、スリランカ政府の治安上の予防措置であっても、決して強制失踪は正当化されないことを明確にしなければならない。

 

「国連人権理事会の特別会期は、スリランカが、紛争後の状況に正しい方法で取り組む素晴らしい機会だ」とアダムズは述べた。「国連人権理事会とスリランカ政府は、その機会を無駄にするべきではない。」

 

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スリランカの反政府勢力LTTE、最高指導者の死亡認める

  • 2009年05月25日 08:55 発信地:コロンボ/スリランカ

    【5月25日 AFP】スリランカの反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ(
    Liberation Tigers of Tamil EelamLTTE)」の国際部門責任者セルバラサ・パスマナサン(Selvarasa Pathmanathan)氏は24日、最高指導者ベルピライ・プラバカラン(Velupillai Prabhakaran)議長(54)が政府軍によって殺害されたことを、初めて認めた。

     スリランカ政府は約1週間前の18日、同国軍がプラバカラン議長を殺害したと発表していた。

     パスマナサン氏は声明の中で、「われわれの比類なき指導者で、LTTEの最高司令官が政府軍との戦いで殉死した」とした上で、プラバカラン議長の「最終的な望みは、タミル人の自由が達成できるまで戦い続けることだ」と強調した。

     一方、スリランカ政府は、LTTEの指導部は一掃されたとして、数十年にわたったLTTEとの戦いで勝利したと宣言している。(c)AFP/Amal Jayasinghe

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2605229/4184880

【コメント】


内戦が終結しましたが、民族間の和解にはまだまだ時間が
かかりそうです。今後もスリランカ問題は取り上げて
いきたいと思います。

スリランカ、地雷除去協力で日本に期待 潘国連事務総長

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スリランカ、地雷除去協力で日本に期待 潘国連事務総長

2009年5月24日21時44分

 【コペンハーゲン=松下佳世】スリランカを訪問した国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は24日、移動の機中で朝日新聞の単独会見に応じた。30万人近い国内避難民の帰還に向け、旧戦闘地域での地雷除去が急務だとして、スリランカの主要援助国である日本の協力に期待を示した。

 潘氏は、地雷の早期除去について、国連による早急な支援に意欲を示すとともに、この分野で経験のある「日本など主要国」の積極的な参加を求めた。スリランカの人道状況の改善に向けた日本の外交努力が足りない、という国際人権団体などからの批判については「明らかな誤解だ」と否定。明石康・日本政府代表の仲介努力を評価した上で、「日本からは数々の有益な助言をもらった。感謝している」と述べた。

 今回の訪問に関しては、内戦終結直後に避難民キャンプや旧戦闘地域の現状を見て回ったことの意義を主張。最大の成果として、国際社会から非難の声が上がっている政府軍による市民への攻撃や人権侵害への対処など、スリランカ政府による人権の促進・強化の取り組みを、ラジャパクサ大統領との共同声明で明文化したことを挙げた。
http://www.asahi.com/international/update/0524/TKY200905240166.html

3065_123日、避難民の支援などについて大統領と会談するため、スリランカのコロンボ空港に到着した国連の潘基文事務総長(AP=共同)






焦点:内戦終結のスリランカ、待ち受ける次なる戦い

2009年 05月 24日 08:20 JST 

 [コロンボ 21日 ロイター] スリランカの25年にわたる内戦は、反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」の壊滅で幕を閉じた。LTTEの掃討作戦を進めたラジャパクサ大統領は今、内戦の根本的な原因の解決に立ち向かおうとしている。

 大統領は19日に議会で行った勝利演説の中で、少数派のタミル人に対し、「この国の全地域の人にとっての権利である自由を与えることが必要だ」と述べ、タミル人への歩み寄りと和解の姿勢を示した。

 世界でも最も長く続き、多くの犠牲を出した戦いの1つである内戦によって、スリランカはおびえ、分断されてきた。ラジャパクサ大統領が今直面している問題は、同国の独立後で最大のチャレンジとなる可能性がある。

 スリランカの内戦の根源は、1948年にさかのぼる。同年、英植民地政府が統治権限を多数派のシンハラ人に譲渡し、それまで優遇されていたタミル人の立場が一転。その後、歴代政権によって虐げられたタミル人は、1970年代に政治的闘争を開始、1983年に全面的な内戦に突入した。

 <政治的和解>

 人権団体JaffnaのメンバーであるRajan Hoole氏は「問題は、政治的和解がどのようなものになるかだ」と見る。

 その手段として、タミル人への政治的権限の委譲が考えられるが、一方でタミル人がゲリラ的暴力や自爆攻撃に戻らないようにするための保安チェックの必要性についてバランスを取ることも成功への鍵と言える。

 米国の駐スリランカ大使、ロバート・ブレイク氏は20日、在任最後の記者会見で、すべての国民が平等だと感じられるようにスリランカは懸命に努力する必要があると述べている。

 <自由の再建>

 内戦は、スリランカにおける新しい問題も生み出した。その主なものが、騒乱の間に殺人や暴力がすぐに使える政治的な道具になってしまった刑事免責の文化だ。

 LTTEは、タミル人の独立国家樹立という絶対的構想に反対する人たちを殺害し、タミル人をコントロールした。

 先のHoole氏は「誰もが言うように、政治的和解は必要だが、それにはまず刑事免責の風土をなくし、自由な政治活動を認めなければならない」と述べる。

 <抑えつけられた反対意見>

 批評家は、政府がテロとの戦いの名の下に、反対意見を容赦なく抑えつけてきたと批判。これに対し、ラジャパクサ大統領は、同国北部で選挙を早急に実施すると約束した。

 しかし、同地域では、スリランカ軍によるLTTE掃討作戦によって、25万人以上の住民が避難キャンプでの生活を強いられている。大統領は、こうした住民の再定住を年末までに行うとしている。

 再定住に当たっては、スリランカ軍が同地域に派遣される予定で、フォンセカ陸軍司令官によると、地雷除去や隠された武器の撤去、再建支援も軍が行うという。

 フォンセカ陸軍司令官とラジャパクサ国防相は、米国の対反政府活動戦略を学び、ともにロイターの取材に対し、内戦後に必要な戦略として「勝者の心」で取り組むと語っている。

 マニラのリスクコンサルタント会社、パシフィック・ストラテジー・アンド・アセスメントのスコット・ハリソン代表は、「それは、スリランカ人がある程度やってきたことだと思う。戦闘の終結後に行うことは、そこに帰結する。和解や再建という観点で言えば、それをどううまくやるかによって成功が決まってくる」と話す。

 かつてのLTTE支配地域に、再開発や投資によって「北部の春」をもたらすというラジャパクサ大統領の公約は、軍の戦後戦略に一致する。

 その実現に、大統領は海外からの投資に期待をかける。しかし、掃討作戦における人権侵害や戦争犯罪に関して調査を求める声が西側諸国から上がる中、問題がこじれる可能性もある。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN38172320090523

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【コメント】

国連の潘基文事務総長がスリランカを訪問しました
多分の人道危機の証拠は葬りさられてしまっているようです。
人道危機の調査のための国連の調査委員会の設立を
求めたいたいです。

スリランカ:潘基文国連事務総長のスリランカ訪問は、国内避難民に焦点を?

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ヒューマン・ライツ・ウォッチwww.hrw.org/ja  日本語ニュース配信

 

スリランカ:潘基文国連事務総長のスリランカ訪問は、国内避難民に焦点を

スリランカ政府に、人道援助と人権保護を働きかけるべき

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英語オリジナル:

http://www.hrw.org/en/news/2009/05/21/sri-lanka-ban-visit-should-focus-displaced

 

(ニューヨーク、2009521日)−潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は、今回のスリランカ訪問で、スリランカ内戦に終止符をうった戦闘によって避難を余儀なくされた民間人の惨状に焦点をおくべきである、とヒューマン・ライツ・ウォッチは本日、潘事務総長に宛てた書簡(http://www.hrw.org/en/news/2009/05/21/letter-un-secretary-general-ban-ki-moon-his-trip-sri-lanka)で述べた。

 

ヒューマン・ライツ・ウォッチは、書簡の中で、潘事務総長の2009523日のスリランカ訪問の際に、戦闘地域に取り残されている多くの負傷者を含む30万人近い国内避難民の保護を確約するようスリランカ政府に促すよう要請。また、潘事務総長は、スリランカの民族少数者であるタミル人に法の下の平等を保障し、重大な人権侵害を不処罰のまま放置する悪循環を断ち切り、さらにメディアの自由を確保し、もって、スリランカにおける今後の人権侵害を防ぐよう、スリランカ政府に公式に求めるべきである。さらに、スリランカ政府軍とタミル・イーラム解放のトラ(LTTE)の両紛争当事者による重大な戦争法(戦時国際法)違反を調査する国際事実調査団に、スリランカ政府が協力するよう要請するべきである。国連によると、20091月から5月中旬に戦闘が終結するまでの間に、7000名を超える民間人が殺害され、更に多くの人びとが負傷した。

 

「長かった内戦が終結したことは、スリランカでの更なる人権の尊重に向け、重要な機会だ」とヒューマン・ライツ・ウォッチのエクゼクティブ・ディレクター ケネス・ロスは述べた。「潘事務総長の訪問は、全ての人びとの権利が尊重されるスリランカの実現にむけた希望と懸念の両方を、公式に表す重要な機会である。」

 

ヒューマン・ライツ・ウォッチは、以下の事項がスリランカ政府にとり極めて重要であると述べた。

●負傷者の治療のため、国連と人道援助機関に対し、国内避難民の収容所及び戦闘地域への全面的な立ち入りを認める事

 

●過去そして現在の人権侵害の事実を明らかにする人権の守り手(人権活動家)やジャーナリストに対する嫌がらせ・脅迫をすべて止める事

 

●タミル人や、政府によりLTTEのメンバーであると疑いをかけられた人々が、新たな人権侵害の被害者とならないよう確実に保護する事

 

●タミル人コミュニティーの長年の懸念たるタミル人に対する差別の解決と、法の下でタミル人を完全で平等な国民として扱うという政府の公約に取り組む事

 

潘国連事務総長は、近時の戦闘における紛争両当事者の国際人権法及び国際人道法違反行為を調査し、その責任を問うための国際事実調査団の設立を推し進めるべきである、とヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。

 

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http://www.hrw.org/ja/news/2009/05/21-3

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スリランカ避難民キャンプの子ども誘拐に警告 国際人権団体

  • 2009年05月21日 21:59 発信地:ロンドン/英国

【5月21日 AFP】スリランカ内戦の混乱に常時、同国の避難民キャンプから子どもたちが誘拐されていると、英人権団体「子ども兵士の徴用廃止を目指す連合(Coalition to Stop the Use of Child Soldiers)」が21日、警告した。

 スリランカ政府軍と反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ(
The Liberation Tigers of Tamil EelamLTTE)」の戦闘が激化した、同国北部ワウニア(Vavuniya)にある民間人の避難キャンプから、子どもたちが誘拐されているとの確証が、同連合に寄せられているという。

 また、子どもたちの多くは12歳前後で、LTTEには合流せずに政府軍側についたタミル人の準軍組織によって連れ去られ、誰がLTTEの子ども兵士かを把握するために使われたり、またはLTTEの子ども兵士自体を根絶やしにするために誘拐されているという。

 避難民らのキャンプは政府軍が厳重に警備しているが、政府軍に合流した民兵のグループは、自由に出入りできるようになっている。

 同連合の広報担当者は英
BBC放送に答え、「動機はいまひとつはっきりしない。身代金目的で誘拐された子どももおり、避難した母親が宝飾類などを持っていれば、キャンプ内で即座に解放交渉が成立している場合もあるかと思えば、LTTEとの関連について尋問されるために誘拐されている子どももいる。彼らの場合は、LTTEの元少年兵だと疑われてさらわれている」と語った。

「子ども兵士の徴用廃止を目指す連合」は、国際人権監視団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ(
Human Rights Watch、HRW)」や「アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)」など複数の団体から成る国際組織。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2604586/4173846


【コメント】
国連の事務総長がパキスタンを訪問しますが
訪問時までには戦争犯罪や人道危機の証拠は
なくなってしますのでしょうね。子供の誘拐も
非常に気になりますね。

「スリランカで人道問題調査を」タミル人が日本政府に要請

「スリランカで人道問題調査を」タミル人が日本政府に要請

      政府軍は、「人間の楯」・非戦闘員数十万人に砲撃を浴びせた

田中龍作2009/05/21

 18日まで続いたスリランカ政府軍による反政府武装勢力LTTEへの猛攻では、「人間の楯」となった非戦闘員のタミル人に夥しい数の死傷者が出た。「実態を調査し援助の手を差し伸べてほしい」と在日タミル人たちが20日、外務省に要請した。

国連への働きかけを外務省に要請した在日タミル人(外務省前で筆者撮影)
 霞ヶ関に足を運んだのは、日本の自動車メーカーで技術者として働くラマリンガン・アルルさん(30才)、カシナサン・バラムルガンさん(29才)ら9人。いずれもインドのタミルナド州出身だ。3世紀頃、インドのタミル・ナド州から渡って来たとされるスリランカの少数民族タミル人は彼らにとって同胞である。

 同胞が政府軍のLTTE掃討作戦で犠牲となった。正確に言うと死傷者の数など惨劇の実態さえ明らかになっていない。バラムルガンさんは「自分の家族が被災したように胸が痛い」と話す。

ODA最大供与国である日本の動きは鈍い。
 筆者もJanJan(18日付)「スリランカ血の海…」で報告したが、LTTEがタミル人の非戦闘員数十万人を「人間の楯」にとり、そこに政府軍が砲撃を浴びせた。
photo179407
 小学校の教室となっていた野戦病院が爆撃され、児童を含む378人が死亡した。政府軍スポークマンは「LTTEの仕業だ」と主張するが、病院の医師は「砲弾は政府軍の支配地域から飛んできた」と証言する。

 国際人道法に違反する病院への攻撃の実態を知っている医師が行方不明になっている、との情報もある。被害の実態を明らかにするためにもジャーナリストや援助団体を、戦闘があった地域に入れるべきだが、スリランカ政府は拒んでいる。
photo179421

 外務省を訪れた一行の一人ラバスブラマニアンさん(28才)は「ジェノサイド(集団虐殺)があった」と主張する。

 ラマリンガン・アルルさんらは外務省アジア大洋州局南西アジア課の課員に「『国連が正式な調査団を入れるよう』日本政府は働きかけてほしい」とする要請文を手渡した。イギリスなどでもタミル人が国連への働きかけを政府に求めている。

http://www.news.janjan.jp/world/0905/0905203767/1.php

【コメント】

昨日、私たちもタミル人この要請活動に同行しました。
記事の指摘通り、やはり日本政府の対応の
鈍さを感じました。今後も私たちもスリランカ問題を
取り上げていきたいと思います。下記が要請文です。




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                      Date:2009/05/20

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                      Place:Tokyo, Japan.

To

Mr. Hirofumi Nakasone,,

Minister of Foreign Affairs, Japan. 

    Sub. :   Sri Lankan War – Demand immediate UN Security Council intervention `to formally assess the conflict zone to delivers humanitarian aid and to know the real situation’

Sir/Madam,            

For the last one month or so the world has been witnessing the Sri Lankan security forces bombing helpless Tamil civilians caught in a narrow strip of land in the Vanni area, Sri Lanka killing thousands of children, women, elderly and men. The Sri Lankan army has used aerial artillery bombing and shelling of hospitals, shelters, habitations and trenches using banned bombs like cluster and chemical bombs. The Sri Lankan Government has deliberately deprived the civilians of food, medicines, water and shelter causing severe starvation, malnutrition and death. Before the war the Sri Lankan government had used the `war on terror’ as an excuse to persecute Tamils and others questioning the regime. Thousands died due to abductions, enforced disappearances, executions, rapes, sexual assaults, and worse.            

The UN estimates over 7,000 Tamil civilians being killed in the war in the last 4 weeks alone. The war has to be stopped immediately. We therefore request the Japanese government to support the UN Security Council to take the following actions in Sri Lanka. 

(i) Immediately order `military intervention for human protection’ to stop the killings of Tamil civilians in Sri Lanka under the `Responsibility to Protect’ doctrine;  

(ii)  The UN Security Council to formally assess the situation delivers humanitarian aid and gain access to the conflict zone immediately.

(iii) To take under the control of UN agencies administration of the camps for IDPs and northern areas.

(iv) Refer to International Criminal Court to investigate into crimes against humanity committed by Mahinda Rajapaksa, Gotabhaya Rajapaksa and Sarath Fonseka of the Government of Sri Lanka.

(v) At the final battle it is feared that more than 30000 Tamil civilians killed, demand the international agencies to access the area to know real situation.

And also we request Japanese government to ensure that their development aid promotes sustainable peace and human rights now and as the conflict concludes.

A major blood bath has already taken place. The massacre by the Sri Lankan security forces will annihilate a major portion of the Tamil community unless stopped immediately. We trust the UN will intervene immediately.            

With hope and anticipation for quick and immediate protection and action,            

Yours sincerely,        

    V. Senthamizh   Fujisawa

      R. Arul     Kawasaki

      S. Ganesh   Kawasaki

      K. Balamurugan   Yokohama

      Vinoth Raj   Gumagaya

      Vellaisamy   Yokohama

      Ramkumar   Yokohama

      R. Balasubramanian  Tokyo

      Vedha Priya Balasubramaniyan Tokyo

      Jayachandran   Atsugi

      Ganesan   Atsugi

      Anbarasi Duraipandiyan  Kawasaki

      Murali    Warabi   

外務省に行きました

スリランカ:内戦終結 地域開発支援を−−明石代表

 明石康・日本政府代表(スリランカ平和構築担当)は20日、都内で毎日新聞と会見し、内戦終結後のスリランカについて「日本の得意とする地域開発支援に取り組む」と明らかにした。また、国際社会の仲介が結果的に失敗し、武力による解決が行われた原因について、政府とLTTEがインド洋大津波(04年)の国際復興支援金の配分で協力する枠組みが機能しなかったことなどを挙げた。

 明石氏は、民族融和に向け「(LTTEの拠点である北部・東部だけでなく)南部も含め貧困解消が必要だ」と強調。支援策として教育や人材育成分野での小口融資を挙げた。

 一方、内戦長期化の理由については「海外在留タミル人がLTTEを援助したこと」を挙げ、LTTEを空軍、海軍までも持つ勢力に育てた援助の問題点を指摘した。

 和平については、スリランカ復興支援東京会議(03年)へのLTTE不参加などに言及。「将来に向け、別の決断をしてほしかった」と述べた。

 また、18日に政府軍に殺害されたLTTE最高指導者のプラバカラン議長が取り続けた「武闘路線」も批判した。【花岡洋二、佐藤賢二郎】

http://mainichi.jp/select/world/news/20090520dde007030007000c.html

LTTE議長とされる遺体をテレビで公開、スリランカ

  • 2009年05月20日 07:55 発信地:コロンボ/スリランカ

【5月20日 AFP】スリランカの反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ(Liberation Tigers of Tamil EelamLTTE)」の最高指導者ベルピライ・プラバカラン(Velupillai Prabhakaran)議長とされる遺体の映像が19日、地元テレビで放映された。

 遺体は迷彩服を着た上半身のもので、目を見開いているものの顔は傷ついておらず、がっしりとした体格で口ひげをはやした様子は、議長に酷似している。

 スリランカのマヒンダ・ラジャパクサ(
Mahinda Rajapaksa)大統領はLTTEの完全制圧を宣言したが、LTTE側はプラバカラン議長はまだ生きていて、今後も分離独立に向け戦っていくと主張しており、遺体の放映はこうした動きを受けたものだとみられる。(c)AFP/Amal Jayasinghe

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2604067/4166117

【コメント】
昨日、外務省に日本に在住しているタミール人と
今回の紛争に関する日本政府の取り組むを求める
要請行動に同行しました。要請書を外務省に
出しましたが対応は今ひとつ、鈍いようでした。


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人道の危機(スリランカ情勢)7

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スリランカ:内戦終結 EU、独立調査求め議長総括採択

 【ブリュッセル福島良典】欧州連合(EU、加盟27カ国)は18日、ブリュッセルで開いた外相会議で、「国際人道法違反」との指摘が出ているスリランカ内戦について、独立調査を求める議長総括を採択した。

 議長総括は、民間人を「人間の盾」として使った反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)を非難する一方、スリランカ政府に人道危機への迅速な対処を要請した。さらに、「(国際人道・人権法の違反に)責任ある人物は裁かれなければならない」と強調、国際法廷による訴追を促した。

http://mainichi.jp/select/world/news/20090519ddm007030079000c.html



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「LTTEを完全制圧」スリランカ陸軍司令官が発表

 【ニューデリー=長沢倫一郎】スリランカのフォンセカ陸軍司令官は18日、同国北部で抵抗を続けていた少数派タミル人の反政府武装勢力タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)を「完全に制圧した」と発表し、戦闘終結を宣言した。国営テレビはLTTE最高指導者のプラバカラン議長が同日朝の戦闘で死亡したと伝えた。25年以上に及び、7万人以上が死亡したスリランカ内戦は終結し、同国の焦点は経済復興と民族の融和に移っている。

 軍はLTTEを北部沿岸の1平方キロ未満の狭い地域に追い詰め、17日夜から18日朝にかけて最終的な掃討作戦を展開したもよう。ロイター通信によると、プラバカラン議長は側近とともに戦闘地域からの脱出を試みたものの待ちかまえていた軍に発見され、2時間に及ぶ銃撃戦の末に死亡した。国営テレビはプラバカラン議長の息子らLTTEの複数の幹部の死亡も確認されたと報じている。(07:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090519AT2M1802618052009.html
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EU外相理、スリランカ戦争犯罪調査を

 【ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)は18日にブリュッセルで開いた外相理事会で、内戦が終結したとされるスリランカの戦争犯罪について、独立した第三者が調査を実施するよう求める声明を採択した。国連などによる調査を想定、必要な場合は国際刑事裁判所に提訴すべきだとしている。

 記者会見したフェレロワルトナー欧州委員(対外関係担当)は、EUとして追加的な人道支援の用意があることも明らかにした。スリランカでは少数派タミル人の反政府武装勢力タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)が一般市民を「人間の盾」として巻き込むなど、深刻な人道被害が報告されていた。

 外相理はまた、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏を起訴したミャンマー軍事政権に対する追加制裁を見送った。EUは査証の発給禁止、資産凍結などの制裁措置を導入したが、一部加盟国は「制裁はこれまで効果がなかった」(フェレロワルトナー委員)とみている。(10:27)

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090519AT2M1900719052009.html

【コメント】

戦闘の終息宣言ですね。EU外相理の提言どおりしっかりとした
戦争犯罪の調査をしてほしいですね。最低でも写真のような
事が起きているにですからしっかりとした調査を求めたいですね。

人道の危機(スリランカ情勢)6

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反政府勢力が敗北宣言=25年余の内戦終結−スリランカ

 【ニューデリー17日時事】スリランカの反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」は17日、LTTE寄りのニュースサイト、タミルネットを通じて「敵にわが人々を殺す言い訳をさせないよう、銃を置くことを決めた」とする声明を出し、敗北宣言をした。ラジャパクサ大統領は16日、LTTE制圧を宣言しており、25年余に及んだ内戦は事実上終結した。
 敗北宣言はLTTE対外部門のセルバラサ幹部名で出され、「戦いはつらい終局に至った」とした。
 軍はこれに先立ち、北東部沿岸のLTTE支配地域に「人間の盾」として留め置かれていた民間人の救出が完了したと発表、わずかに残る支配地域の掌握に向けた作戦を開始したと明らかにした。
 軍は17日、1平方キロを大幅に下回る狭い地域内にLTTEを追い詰め、最高指導者プラバカラン議長ら、潜伏しているとみられる幹部の拘束を急いでいる。
 軍報道官によれば、LTTE支配地域からは17日午前までの24時間に、最後まで残されていた3万6000人以上が脱出した。国連によると、同地域には最近まで最大5万人が人質として取り残されていたとされる。
 また、軍は同日、支配地域の西側にある潟湖を6隻のボートで渡って逃亡しようとしたLTTEの少なくとも70人を殺害したと発表した。報道官によれば、この中にプラバカラン議長は含まれていないようだ。(2009/05/17-23:34)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009051700089

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解放のトラ制圧、コロンボは祝勝ムード…民族和解の難問も

 【コロンボ=佐藤昌宏】スリランカの少数派タミル人反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)掃討作戦が実質的に終了したのを受け、最大都市コロンボは17日、大統領の支持者らが街頭で爆竹を鳴らし、国旗を掲揚するなど祝勝ムードに包まれた。


 ただ、タミル人住民の反応は複雑で、今後、和平定着のカギとなる復興と民族和解の多難さもうかがわせる。

 コロンボを南北に走る「ゴール通り」には、17日朝から市民が国旗を掲げ、歩道には爆竹の破片が散乱した。コロンボ南部のタミル人居住区も同様だ。住民の多くは現在、政府支持とされ、商店が軒先に国旗を掲揚していた。

 ただ、ヒンズー教寺院の催しに来ていたハリーさん(39)は「政府が行った掃討が正しいと言い切れるのは今日まで。明日から我々タミル人に対する不公平な扱いをどう是正するのか、厳しく注目したい」と語った。LTTEの事実上の敗北について尋ねると、途端に顔を背けたり、聞こえないふりをする人も多くいた。

 軍、警察は、LTTE残党による自爆テロなどを警戒し、コロンボ市内の政府関連施設を中心に検問所を設けて警備を強化。タミル人居住区内の幹線道路上には、数十メートルおきに検問所を設け、他地域より明らかに警戒の度合いは高い。

 ラジャパクサ大統領は16日、ヨルダンでLTTE制圧を宣言した際、「スリランカに平和と発展の機会が訪れた」と述べ、内戦で破壊された北部と東部のタミル人が多く住む地域の復興を優先する考えを強調した。政府は将来、憲法を改正してタミル人地域への権限移譲を進めるなどして民族間の融和を図る方針だ。

 しかし、現政権は、LTTE掃討作戦で大規模な砲撃や空爆もためらわず、最終局面では「人間の盾」となった市民の犠牲も出たことから、シンハラ、タミル両民族間の不信感は一層増幅されている可能性がある。

 復興面でも、軍事制圧を急いだスリランカ政府に対する国際社会の批判は続いており、支援の足並みがそろわない懸念もある。

2009年5月17日21時39分  読売新聞)

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スリランカ反政府勢力、LTTEが敗北宣言

  • 2009年05月17日 22:14 発信地:コロンボ/スリランカ


【5月17日 AFP】スリランカの反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ(Liberation Tigers of Tamil EelamLTTE)」は17日、ウェブサイト上に声明を発表し、タミル人の独立国家樹立を求めた37年間の戦いの敗北を認めた。

 数十年に及んだ政府に対するLTTEの武装闘争では、交戦や自爆攻撃、爆撃、暗殺などにより7万人を超える死者を出した。

 敗北宣言直前、わずかに残ったLTTEの戦闘員らは、政府軍によってジャングルに追い込まれ、包囲された。

 声明はLTTEの国際関係担当官の名前で、LTTE系ウェブサイト「タミルネット(
Tamilnet.com)」に発表され、「われわれの戦いは苦い結末を迎えた。最後に残された選択は、われわれの民族を殺す口実を敵から奪うことだ。そして武器を置くことにした。後悔されるのは失われた命と、さらに抵抗して持ちこたえられなかった点だけだ」と記されている。

 わずか2年前には、LTTEの支配地域は島国であるスリランカ全土の三分の一近くにも及び、独自の裁判所や学校、行政サービスを保持する実質的な自治国家ともいえる状態にあった。

 しかし、マヒンダ・ラジャパクサ(
Mahinda Rajapakse)大統領が政権に就くと、政府は大規模な軍事攻撃を開始。LTTEを最初は東部から、さらに北部から追放し、残留したゲリラ部隊を最後は沿岸部に追い込み捕捉した。(c)AFP/Amal Jayasinghe

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2603186/4159537
【コメント】
戦闘が終結したそうですが想像以上の民間人への被害が出ている
ようです。現地からの情報では写真を提供していただいた
『ヒューマンライツ・ウオッチ』の調査員も戦闘地域で
身柄拘束を受けたそうですし、『国境なき記者団』
のリリースでも外国人記者が拘束されたと言う情報です。
写真のような一般市民の死者の方々の哀悼と日本を含めた
国際社会に無力に怒りを感じています。

Shell_attack_in_front_of_the_hospital_admission_ward_(3)
(砲撃された病院)

人道の危機(スリランカ情勢)5

Shell_attaack_at_Mullivaikkal_central_on_7_May_2009_at_8_am,_9_civilians_were_killed_(4)
スリランカ大統領「勝利宣言」 反政府勢力に

 【ニューデリー=長沢倫一郎】AFP通信によるとスリランカのラジャパクサ大統領は16日、反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」について「(同勢力は)軍事的に敗北した」と表明、25年あまりに及ぶLTTEとの内戦で事実上の勝利を宣言した。政府軍が同日、北部に追い詰めたLTTEの完全包囲を発表したことを踏まえた発言とみられる。

 訪問先のヨルダンで語った。大統領は「私はテロを征服した国家指導者としてスリランカに帰国する」とも述べた。軍は同日、LTTEが抵抗の拠点にしていた海岸をすべて制圧。LTTEを3平方キロメートルの狭い地帯に追い詰めて最終攻撃に踏み切るタイミングをうかがっているとみられる。


Patients_are_waiting_for_treatment__10_May_2009_(6)

Patients_are_waiting_for_treatment__10_May_2009_(6)「17日朝までにLTTEから全土を解放」、スリランカ大統領

  • 2009年05月16日 07:52 発信地:コロンボ/スリランカ

【5月16日 AFP】スリランカの軍は15日、同国北部の狭い地域に追い詰められた反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ(Liberation Tigers of Tamil EelamLTTE)は「徐々に戦闘を諦めつつある」と述べ、LTTEの鎮圧に自信を示した。 

 政府軍のウダヤ・ナナヤッカラ(
Udaya Nanayakkara)報道官はAFPに対し、LTTEは手元に残っている弾薬を撃っているだけで、15日に約1万人の民間人が政府が支配する地域への脱出に成功し、LTTE支配地域にはほとんど誰も残っていないと述べた。

 またマヒンダ・ラジャパクサ(
Mahinda Rajapakse)大統領も「17日朝までにスリランカ全土はLTTEから解放される」と述べた。

 スリランカ海軍は、ボートで逃げようとしていたLTTE海軍「シータイガー(
Sea Tiger)」のソーサイ(Soosai)大佐の家族を拘束したと発表したが、LTTE指導者のベルピライ・プラバカラン(Velupillai Prabhakaran)議長の行方は分かっていない。

 LTTE自体は何も発表していないが、LTTE系のウェブサイト、タミルネット(
Tamilnet)は15日朝から接近戦が続いていると伝えている。

 欧州連合(
EU)は一連の戦闘で子どもを含む民間人に大きな犠牲が出ているとして、引き続きスリランカ政府に戦闘中止を求めている。フランスと英国も重火器を使用しないようスリランカ政府に書簡を送った。

 国連(
UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長はビジェイ・ナンビアール(Vijay Nambiar)官房長をスリランカに派遣したが、同国入りは16日遅くになる見込み。

 戦闘地帯で唯一活動している中立的な組織である赤十字国際委員会(
International Committee of the Red Cross ICRC)は、現地スタッフが「想像を絶する人道的災厄を目撃した」としている。(c)AFP/Amal Jayasinghe

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2602843/4151003

Patients_are_waiting_for_treatment__10_May_2009_(4)
スリランカ政府軍、最終攻撃を準備か 犠牲者急増の懸念高まる

 【ニューデリー=長沢倫一郎】AFP通信によると、スリランカ政府の報道官は15日「48時間以内に全土を(反政府武装勢力)タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)の支配から解く」と語った。北部に追い詰めているLTTEの完全制圧に向けて軍が最終攻撃の準備に入ったもようだ。戦闘地域にはなおも5万―10万人の民間人がLTTEの「人間の盾」になっているとの情報もあり、戦闘の巻き添えで犠牲者が急増する懸念が高まっている。

 この問題で国連の潘基文(バン・キムン)事務総長はナンビアール官房長をスリランカに派遣する。ナンビアール氏は16日に現地に入り、スリランカ政府に対して攻撃停止と民間人の速やかな救出を働き掛ける見通し。しかしスリランカ政府は「民間人の救出が軍事作戦を継続する最大の理由」と主張しており、攻撃停止を説得できるかは不透明だ。(07:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090516AT2M1501A15052009.html
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【コメント】

人道の危機のスリランカですが先程、掃討作戦が終わったと
発表がありました。ただ、現在も人道の危機が続いています。
写真は国際人権団体のヒューマンライツ・ウオッチから
頂きました。一般市民に凄まじい被害が出ているようです。
日本政府の無気力感に困ったもんです。

人道の危機(スリランカ情勢)4


LTTE制圧で挟撃開始

2009.5.15 21:04
asi0905152105004-p214日、スリランカ北部で、反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラの支配地域から逃げた市民を護衛する政府軍兵士(スリランカ政府軍提供・AP=共同)

 AP通信などによると、スリランカ政府軍のナナヤカラ報道官は15日、北部ムライティブ周辺に追い詰めている反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)の支配地域を南北両方向から挟撃する作戦を開始、LTTE制圧に向け最終攻撃準備に入ったことを明らかにした。

 ラジャパクサ大統領は14日、2日以内に全市民の解放を完了させると述べており、約25年に及ぶ内戦は、政府軍による完全制圧に向け、重大な局面に入った。

 報道官によると、計2万〜2万5000人の2部隊が南北両方向からそれぞれ移動を始めた。LTTEの残る兵士は1200〜1500人で、LTTEの最高指導者プラバカラン議長も市民に紛れ潜伏しているとみられている。

 政府軍は「人間の盾」とされた市民の解放に全力を挙げ、14日には約3700人が解放され、15日には新たに約1000人がLTTEの支配地域から逃れてきた。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/photos/world/asia/090515/asi0905152105004-p2.htm

asi0905152105004-p1
スリランカ、「人間の盾」3300人脱出 戦闘なお激化

2009年5月15日12時12分

 【ニューデリー=武石英史郎】スリランカの反政府武装勢力「タミル・イーラム解放の虎(LTTE)」が立てこもる同国北部の地域から14日、「人間の盾」となっていた民間人のうち約3300人が脱出した。戦闘の激化で多数の犠牲者が出ているとして米国などは自制を求めているが、民間人の脱出を受け、スリランカ政府軍は一気に軍事解決を図る構えだ。

 スリランカ国防省によると、LTTEが立てこもっているのは、ムライティブ近くの海とラグーン(潟湖)に挟まれた広さ3平方キロほどの地域。政府軍は3方向からLTTEに攻勢をかけている。民間人の脱出は一時途絶えていたが、14日に入って多数の人々が手作りの浮きにつかまりながら、ラグーンを渡って脱出。さらに数千人が脱出を試みており、LTTEは逃げようとする民間人を銃撃しているという。

 一方、AP通信は、LTTE側にある唯一の仮設病院の関係者の話として、激しい砲撃のため、医師らが治療の継続を断念したと伝えた。約400人の重症患者を残したまま、避難を余儀なくされたという。LTTEに近いウェブサイト「タミル・ネット」は13、14日の2日間で1700人が死亡したと主張している。

 例外的に現地での活動が認められている赤十字国際委員会(ICRC)は同日、「想像を絶する人道危機を目の当たりにしている」と憂慮を示した。絶え間ない戦闘のため、今月9日を最後に救援物資を運ぶ船が接岸できず、人々は穴を掘って身を隠したまま、飲み水や食料の入手さえ困難になっているという。

 オバマ米大統領は13日、声明を発表し、LTTEに対し、民間人の解放を求める一方、スリランカ政府にも「何百人もの無実の人の命を奪った無差別砲撃をやめるべきだ」と強い表現で自制を訴えた。

 しかし、AFP通信によると、スリランカのアベイワルデナ情報相は14日、記者団に「国際的な圧力に屈するつもりはない」と宣言。「パキスタンやアフガニスタンで同様の紛争が起きていても、誰も停戦を求めたりしないのに、なぜ我々だけを目の敵にするのか」と反発した。

http://www.asahi.com/international/update/0515/TKY200905150124.html

スリランカ 「人間の盾」の無事解放を

2009年5月16日 10:58 カテゴリー:コラム > 社説

 セイロン紅茶で知られるインド洋の島国が深刻な人道危機に直面している。

 四半世紀も内戦状態が続くスリランカで、反政府組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)が、数万人の民間人を「人間の盾」にしているからだ。

 政府軍の攻撃で、5平方キロ程度の狭い地域に追い込まれたLTTEが、そこに住民を無理やり同行したという。

 先月末、政府軍はLTTEの囲みを破って約10万人の人質を救出したが、国連は、いまも最大で5万人が捕らわれているとみている。

 詳細は不明だが、政府軍は最終攻撃に入ったとの情報もある。今月初めまで現地を訪ねていた明石康日本政府代表(スリランカ問題担当)は「狭い地域で本格的な戦闘が行われれば、人質にも多大な被害が出る」と訴える。

 無関係の民間人を戦闘に巻き込むことは許されない。LTTEは、直ちに人質全員を無事に解放すべきだ。政府軍にも、民間人を犠牲にする軍事行動は控え、慎重な対応を求めたい。

 スリランカは、仏教徒中心のシンハラ人74%、ヒンズー教徒が多いタミル人18%、ムーア人8%などからなる多民族国家だ。主に北東部に住むタミル人は、スリランカからの分離独立を求め、LTTEを組織。シンハラ人主体の政府と武力闘争を繰り広げてきた。

 この内戦で、これまでに7万人以上が死亡したとされる。

 2002年にノルウェーの仲介で無期限停戦が成立し、翌年にはノルウェー、日本、米国、欧州連合(EU)の呼び掛けで復興支援会合を東京で開いた。各国が総額45億ドル(約4500億円)を支援することになった。

 しかし、05年に強硬派のラジャパクサ大統領が就任すると対立が深まり、武力衝突や自爆テロが相次いだ。政府は08年に停戦を破棄し、大規模な武力攻勢でLTTEを北部に追い詰めた。

 内戦は一刻も早く終わらせたいが、まずは「盾」となっている人たちの安全が最優先である。国連安保理も事態に「重大な懸念」を表明し、民間人の解放や避難措置を取るよう求めた。

 悲惨な事態を招かないよう、国際社会が結束して働き掛けを強めなければならない。日本はスリランカへの最大の援助国で、政府とのパイプもある。人道上の見地から最大限の努力をすべきだ。

 政府軍が軍事的にLTTEを打倒するのは時間の問題かもしれないが、それで火種がなくなるわけではない。反政府勢力が地下に潜伏してテロ攻撃を仕掛ければ、いっそう手に負えなくなろう。

 真の和平を確立するには、政治的な和解しかない。LTTEを政党化して民主政治の枠組みの中で問題解決を図るなど、多民族が共存できる社会制度の実現に向けて、日本をはじめ国際社会の積極的な仲介と支援が求められる。


=2009/05/16付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/95963

【コメント】
人道の危機のスリランカですが政府軍の掃討作戦が始まり
更なる犠牲が心配されます。西日本新聞の指摘の「日本をはじめ国際社会の積極的な仲介と支援が求められる
が一番的確な表現です。

人道の危機(スリランカ情勢)

スリランカ 事実上の内戦再突入2006/08/04
 世界の耳目は今、中東のレバノンに集まっている。だが南アジアの小国で停戦監視機関の制止も空しく、空爆と地上戦が繰り広げられていることはあまり伝えられていない。

 法的には停戦状態が続いていたスリランカで、政府軍と反政府武装勢力の戦闘が激化し、停戦監視団の一部が7月28日、撤退を表明した。内戦再突入といっても、さしつかえない危険な状態となっている。

昨年末からの死者は800人

 インド亜大陸の涙のしずくと言われるスリランカは、北海道をひと回り小さくした島国だ。人口は2000万人弱。英植民地時代の名称にちなんだ「セイロン紅茶」の輸出以外はさしたる産業もない、アジア有数の貧しい国である。

 多数派民族で政治権力を握るシンハラ人と少数民族タミル人が厳しく対立してきたスリランカは、1983年内戦に突入、死者6万人、国内外避難民100万人を出した。ノルウェーの仲介で2002年に停戦協定が結ばれ、その後、小競り合いはあったものの形のうえでは休戦状態となっていた。

 だが、昨年11月、タカ派のラジャパクシャ氏が大統領に就任すると、反政府武装勢力は態度を硬化させた。

 反政府武装勢力は、推定6000〜7000のわずかな兵力で20倍もの政府軍(兵力15万)と互角に戦ってきた。LTTE(タミル・イーラム解放の虎)、「タミル・タイガー」の通称で呼ばれる精強なゲリラ組織である。

 ラジャパクシャ大統領が就任するやいなや、タミル・タイガーは政府軍最高幹部や海軍艦船への自爆テロなど政府軍への攻撃を強めた。政府軍はLTTEの支配地域を空爆するなどして対抗した。

 北欧5カ国からなる停戦監視団SLMM(Sri Lanka Monitoring Mission)によると、武力衝突が始まった昨年12月からの死者は約800人に上る。うち半分は非戦闘員の市民だ。

停戦後初の本格陸上戦

 スリランカの東部、トリンコマーレ県はシンハラ人とタミル人の居住地域が「まだら状」に入り組む。武力衝突を含めた小競り合いが絶えない地域だ。

 シンハラ人政府を刺激・挑発する事件が7月20日、同県で起きた。
タミル・タイガーが水田を潤す農業用水路を堰き止めたのだ。下流には1万5000人ものシンハラ人農民が暮らす。政府軍は26日から同地域への激しい空爆を実施し、30日には陸上部隊を派遣した。

 翌31日から、タミル・タイガーとの間で本格的な地上戦となった。地上戦は2002年の停戦合意後、初めてである。

 タミル・タイガーの最高幹部の一人は「ニューヨーク・タイムズ」の電話取材に「停戦は終った。政府軍が戦争を(再び)始めた。報復以外にオプションはない」と答えた。

 ただ、地上戦の地域は、ほぼ限定されていることと、争点が水利問題なので本格的な内戦再開にはならない、との楽観的な見方も一部にある。

停戦監視団の一部撤退

 停戦監視団SLMMを構成する北欧5カ国(※参照)のうち、フィンランドとデンマークは7月28日にスリランカから撤退を表明した。8月2日にはスウェーデンも撤退を明らかにした。EUからテロ組織に指定されたことに反発したタミル・タイガーは、停戦監視団SLMMに退去を通告していた。期限も9月1日と一方的に区切っていた。撤退は退去通告に応じたものである。

 SLMMによれば、3カ国は監視要員の安全が確保できないと判断したためという。5月には停戦監視団を乗せた政府側の艦船がタミル・タイガーに攻撃される事件も起きている。

 SLMMは、いつ弾が飛んできてもおかしくない地域で、停戦監視活動にあたっている。昨年末、現地取材に入った筆者に「通訳を貸そうか」と提案してくれた。「ニュートラルを信条とするため、停戦監視団自らが実態を明かすことには差し障りがある」「ジャーナリストが実情を語ったほうがいい」というのだ。

 スリランカのタミル・タイガー支配地域では、国連諸機関はじめ援助団体、平和団体など数多くの国際機関が活動している。SLMMの一部撤退表明が呼び水となって他の国際機関も撤退する事態になれば、内戦激化は制止できなくなるだろう。

  ◇
(※)停戦監視団SLMM(Sri Lanka Monitoring Mission)
ノルウェーの仲介による02年の停戦合意により発足。ノルウェー、フィンランド、デンマーク、アイスランド、スウェーデンの5カ国で構成されている。

本記事は8月2日時点の状況です。「スリランカ国内英字紙」「Tamil Net」「SLMMウェブサイト」「New York Times」「AP」などを参考に執筆しました。

(田中龍作)
http://www.news.janjan.jp/world/0608/0608038985/1.php
【コメント】

少し古い記事ですがスリランカの抱える状況をよく説明していると
思います。


病院にも砲撃、赤十字職員死亡 スリランカ

2009年5月14日0時1分  PN2009051001000570

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 【ニューデリー=武石英史郎】スリランカ北部で多数の市民を「人間の盾」にして立てこもっている反政府武装勢力「タミル・イーラム解放の虎(LTTE)」の支配地域で13日、激しい砲撃があり、赤十字国際委員会(ICRC)によると、現地で救援活動に当たっていたICRC職員が死亡した。AP通信は、同地域内の仮設病院関係者の話として、病棟などへの砲撃で、少なくとも50人が死亡したと伝えた。

 国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」は「人間の盾」となっている推定5万人の市民が「砲弾の餌食」になっていると非難。米英外相は連名で「戦闘行為の即時停止」を求める声明を出した。

 死亡したICRC職員は水道技師の男性(31)で、母親も亡くなったという。AP通信によると、砲撃を受けた仮設病院は12日にも砲撃を受けており、その時の負傷者の多くが犠牲になったという。LTTE側は、砲撃は政府軍によるものだと主張。政府側は関与を強く否定している。

 ICRCは例外的に同地域での活動を認められている。

http://www.asahi.com/international/update/0513/TKY200905130324.html

スリランカ軍が包囲網、病院攻撃で市民45人死亡の情報も

2009年 05月 13日 14:31 JST
 

 [コロンボ 12日 ロイター] スリランカ軍は、12日も反政府武装勢力「タミル・イーラム解放の虎(LTTE)」に対する掃討作戦を継続。同国北部にあるLTTE支配地域に進軍し、包囲網を狭めつつある。一方、LTTE側によると、軍が臨時の医療施設を攻撃し、市民45人が殺害されたという。

 軍によると、兵士や特殊部隊はLTTEが追い込まれている広さ2.5平方キロの非戦闘地域に南側から進入。市民らの避難路を確保したという。

 同地域では、なお数万人の市民がLTTEに捕らわれているとみられるが、これについて、国連人道問題担当のホームズ調整官は、LTTEが市民を「人間の盾」に利用していると非難。また「政府も重火器を使用していないと主張しているが、今も一部で使用している証拠がある」と指摘している。

 赤十字国際委員会(ICRC)によると、現地での安全が確保されていないため、捕らわれた市民への支援物資を海上から搬送できない状態が続いているという。

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-37980820090513


【コメント】
政府軍の攻撃で病院が砲撃され多数の死傷者が出ているようです。
医療施設への攻撃は国際法違反で戦争犯罪になる可能性が
高いです。国際社会の早期の対応が求められます。

人道の危機(スリランカ情勢)

ブログネタ
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amadeus2901人権団体が日本にスリランカ支援を要請

 PTI通信によると、国際的な人権4団体は12日、スリランカ政府軍と反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との戦闘で多数の市民が犠牲になるなど同国内で人道危機が増しているとして、日本政府に財政支援などを求める書簡を麻生太郎首相に送付した。

 支援を求めたのは、ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW、本部ニューヨーク)やアムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)など。

 4団体は書簡で「人道分野での強力なプレーヤーで、スリランカへの最大の援助国である日本が、多数のスリランカ市民を救うために重要な役割を果たしてくれると信じている」と訴えた。

 [2009年5月12日20時11分]

http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009051301000177.html

スリランカ内戦 日本慎重姿勢

激しい戦闘で多数の民間人が犠牲になっているスリランカの内戦について、日本政府の代表としてこの問題を担当する明石康元国連事務次長は、民間人の安全確保を最優先すべきだと述べる一方、イギリスなどが求めている国連安全保障理事会で議題にすることについては否定的な考えを示しました。

http://www.nhk.or.jp/news/t10015932481000.html

米英外相がスリランカに懸念表明  民間犠牲の人道危機で

 【ワシントン12日共同】クリントン米国務長官は12日、訪米中のミリバンド英外相と会談し、スリランカで政府軍と反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との戦闘で民間人に多数の犠牲者が出ている状況を「人道危機」と指摘、「深刻な懸念」を表明する共同声明を発表した。

 両外相はLTTEが戦闘行為を止めるよう要求する一方、スリランカ政府に対しても、4月末に表明した重火器不使用などの原則などの順守を求めた。クリントン長官は会談を前に記者団に対し、LTTE支配地域で「人間の盾」として捕らわれている一般市民が安全に脱出できるよう「人道的立場から要求していく」と語った。

 両外相は会談で、アフガニスタン、パキスタン情勢やパレスチナ和平問題なども話し合った。


http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20090512-493556.html

スリランカ政府軍、攻勢緩めず 反政府側「病院が被弾」

2009年5月13日3時36分

 【ニューデリー=武石英史郎、ニューヨーク=松下佳世】スリランカ政府軍は12日、反政府武装勢力「タミル・イーラム解放の虎(LTTE)」が多数の市民を「人間の盾」にして立てこもる同国北部の陣地を3方向から攻撃したと発表した。国連などは多数の市民の犠牲が伝えられていることに懸念を強めているが、政府軍は攻勢を緩めない構えだ。

 LTTEに近いウェブサイト「タミル・ネット」は、支配地域内の仮設病院が同日午前に政府軍の砲撃を受け、患者ら少なくとも47人が死亡したと伝えた。政府側は重火器の使用を否定している。

 一連の戦闘をめぐっては、9日から10日にかけての大規模な砲撃により少なくとも市民378人が死亡したとLTTEが主張する一方、政府は「軍をおとしめるためにLTTEが市民に向けて撃った」と関与を否定。スリランカ駐在のワイス国連報道官は「100人以上の子どもを含む大量の市民が殺害された」との見方を示していた。

 こうした事態を受け、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は11日、「過去数カ月に及ぶ内戦で何千人が犠牲になり、さらに多くが深刻な危険にさらされている」として、重火器の使用禁止などを改めて求める声明を出した。

 欧米各国は国連安全保障理事会が解決に乗り出すべきだとの立場を示しているが、「内政不干渉」を掲げる中ロなどの慎重姿勢もあり、現時点では安保理の正式な議題にはなっていない。日本は安保理の分裂やスリランカ政府への過剰な圧力は避けたい考えで、現時点では欧米の動きに同調していない。

 国際人権団体「ヒューマンライツ・ウオッチ」など4団体は11日、麻生首相あての共同書簡を発表し、安保理でスリランカ情勢を取り上げることへの協力など、日本が「より積極的な役割」を担うよう求めた。


http://www.asahi.com/international/update/0513/TKY200905120420.html


【コメント】

前回も紹介しましたが今、スリランカで人道危機が出ています。以前の和平合意も
日本が主導的にやっていましたが、現在の人道の危機での日本政府の対応に
大きな問題があるように感じます。もっと主体的に動いて欲しいですね。
今、民主党の代表選挙ですが是非とも党代表には次の総理になるかも知れませんので
人権外交が出来る方になって欲しいですね。





人道の危機 (第二のルワンダ大虐殺)

人間の盾378人死亡 スリランカ 非戦闘地域で砲撃

産経新聞 [5/11 7:57]

スリランカ非戦闘地域(写真:産経新聞)
【ニューデリー=田北真樹子】スリランカからの報道によると、同国の反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)が支配する、北東部ムライティブ周辺の非戦闘地域で、9日夜から10日にかけて激しい砲撃などがあり、少なくとも住民378人が死亡、1100人以上が負傷した。

1980年代から続く同国の内戦でも、1日にこれだけの住民が犠牲になるのは異例。国際社会から懸念の声が高まるのは必至で、政府の今後の軍事作戦にも影響を及ぼしそうだ。 被害状況については、同地域で活動する政府の医師が10日、AP通信と英BBC放送に証言した。
LTTE寄りのニュースサイト「タミルネット」は、スリランカ軍が砲撃など重火器による無差別攻撃を行い、1200人以上の死亡が確認されたと主張。これに対し軍は、重火器を使った攻撃は否定し、砲撃を行ったのはLTTE側だとしている。軍はメディアや国際機関の立ち入りを禁止しており、正確な状況を把握するのは不可能だ。

軍はムライティブ周辺の約4平方キロ内の地域にLTTEを追い詰め、内戦は最終局面を迎えている。これに対し、LTTE側は「人間の盾」として利用するため多数の住民を引き連れて移動。4月下旬以降、10万人以上の住民が脱出を果たしたが、依然として約5万人がLTTEに捕らわれているとみられている。
国連児童基金(ユニセフ)は「多数の子供が犠牲になる恐れがある」として軍の攻撃停止を要請。スリランカ政府は4月末、住民の解放を優先させ、重火器などによる砲撃を中止すると表明していた。最大の援助国である日本の明石康・政府代表も今月2日、スラジャパクサ大統領とコロンボで会談し、に人道的配慮を最優先するよう求めている。


(コメント)
今、スリランカで人道の危機が起きています。国際人道団体等は第二のルワンダ大虐殺だと政府軍側を非難しています。日本では余り、スリランカの内戦は取り上げられていませんが大変な状況になっているようです。今後、逐次、紹介していきたいです。

スリランカの仮設病院に砲撃、64人死亡 LTTE系ウェブサイト

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スリランカの仮設病院に砲撃、64人死亡 LTTE系ウェブサイト

  • 2009年05月03日 17:16 発信地:コロンボ/スリランカ

    【5月3日 AFP】スリランカの反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ(
    Liberation Tigers of Tamil EelamLTTE)」系のウェブサイト「タミルネット(Tamilnet.com)」は2日、政府軍がLTTEが立てこもる同国北東部沿岸地域に唯一残った医療施設を砲撃し、少なくとも64人が死亡、84人が負傷したと伝えた。

     タミルネットによると、政府軍は2日午前9時と午前10時30分(日本時間同日午後12時30分と午後2時)に、北東部ムライティブ(
    Mullaittivu)地区の仮設病院に一発ずつ砲弾を撃ち込んだ。その3日前にこの仮設病院の正確な位置が、赤十字国際委員会(International Committee of the Red CrossICRC)を通じて政府軍に伝えられていたとしている。

     一方、政府軍のウダヤ・ナナヤッカラ(
    Udaya Nanayakkara)報道官は「政府軍は一切砲撃していないが、非戦闘地域で大きな爆発音が聞こえた。LTTEが誤射事故を起こしたのかもしれない」と述べた。

     政府側とLTTE側の主張は異なるが、北東部に中立の立場の目撃者がいないためどちらが正しいかは不明だ。国連(
    UN)は同地域への人道支援チームの立ち入りを求めたが、スリランカ政府はこれを拒否している。

    ■政府、衛星写真に攻撃疑惑を否定

     また政府軍は、国連人工衛星機関(
    UNOSAT)のウェブサイトに掲載された衛星写真から、自ら非戦闘地帯に指定した地域を砲撃したとされる疑惑がもたれている。この衛星写真には2月15日から4月19日までの間に非戦闘地域にできた大きなクレーターが写っていた。しかし国防省は2日、政府軍が4月、「地上で調査しない限り科学的な妥当性がない」としてこの疑惑を否定した。

    ■日本政府代表、民間人の保護を要請

     国連はLTTEが最後の拠点を構えて立てこもる北東部沿岸地域に約5万人の住民が取り残されていると推定しているが、スリランカ政府は約2万人程度にすぎないと主張している。

     2日にはスリランカ訪問中の元国連事務次長、明石康(
    Yasushi Akashi)日本政府代表がマヒンダ・ラジャパクサ(Mahinda Rajapakse)大統領と会談した。明石代表はLTTEに、民間人の安全な地域への移動を認めて欲しいと述べるとともに、スリランカ政府には民間人の保護と、政府が運営して約10万人のタミル人を収容している避難民キャンプの環境改善を求めた。(c)AFP

    http://www.afpbb.com/article/warunrest/2598978/4104158

    【コメント】

    スリランカ紛争のニュースです。今、人道の危機が起きています。
    今後ともスリランカの問題は取り上げていきたいと思います。


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国際NGO北朝鮮人権人道ネットワーク@NK20115 事務局長。日本政府には対北朝鮮政策で最大限の関与政策を求めています。政治信条は普遍的人権人道主義です。ヘイトスピーチと弱者排除と人権侵害の東京五輪に反対しています。関心領域は人権人道問題/国際政治/戦史研究/銀河英雄伝説/インテリジェンス活動です。
報道の自由なしでは人権は守れない!!

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このNGO団体は東アジアの人権問題
に取組むNGO関係者や法律家や
学識経験者で中心になり、
東アジアの報道の自由と人権擁護の
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私たちは告発サイト「ウィキリークス」や
「スノーデン」を支援します。
私たちはパナマ文書とパラダイス文書を支援します。

私の尊敬する「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」のケネス・ロス代表の
「大量殺りくは必ず司法の裁きを受けるというシグナルになる」の
実現のために活動していきたいと思います。


東アジア報道と人権ネットワーク事務局
tomoyuki.kawazoe@gmail.com








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