January 15, 2006
「99%の誘拐」 岡嶋二人 3
ある末期癌患者が残した手記。
そこには息子を誘拐されたときの経験が記録されていた。

十二年後、新たな誘拐計画が実行されようとしていた。コンピューターによって完全に制御された完全犯罪は果たして成功するのか?



本格ミステリであるこの作品であるが、そのトリックよりも切なさが印象に残る。ネタバレになるが、この作品の根底に流れているのは復讐である。復讐の正否については賛否両論あると思うが、復讐には必ず切なさがつきまとう。その切なさが、著者独特のシャープな文体によってストレートに伝わってくるのだ。

もちろん、ミステリとしても出来は抜群なので、トリックや複線も十分楽しむことが出来る。

第十回吉川英治文学新人賞受賞作。

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taisuke777777 at 18:35コメント(2)トラックバック(2) 
岡嶋二人 

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1. 「99%の誘拐」 岡嶋二人 3.0  [ がたオヤヂの読書日記 ]   January 18, 2006 12:18
本には読むべくして読む本と、ひょんなことから読むことになる本の2通りあるが、本書はまさに後者である。某日40分ほど電車に乗るはめになり、駅前の本屋に駆け込んだわけだが、帯の「この文庫がすごい!2005年版第一位」ってのが目について、中身を検分する間もなくレジ....
2. 99%の誘拐 [岡嶋二人]  [ 玉葱の本棚 ]   January 18, 2006 21:17
99%の誘拐岡嶋 二人〔著〕 amazonでレビューをみる オンライン書店BK1でレビューをみる 末期ガンに冒された男が、病床で綴った手記を遺して生涯を終えた。そこには八年前、息子をさらわれた時の記憶が書かれていた。そして十二年後、かつての事件に端を発す....

コメント一覧

1. Posted by がたオヤヂ   January 18, 2006 12:17
5 TB有難うございました。
こちらからもTBさせていただきます。
また宜しくお願いします。
2. Posted by たい   February 10, 2006 00:25
こちらこそよろしくお願いいたします。

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