台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)BLOG

日本の得がたい友邦にして生命共同体である台湾との関係強化や、中国拡張主義への対抗を訴える言論活動を展開する台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)の主張、活動情報などを伝える。

2014年10月

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「地図の昭文社」の台湾侮辱商品―外務省は「政府見解と違う」

来日の際に購入した昭文社発行の『グローバルマップル世界&日本地図帳』で台湾が中国領土として描いているのを発見した米国在住の台湾人、許陽庭さんが先頃、同社に訂正を求めたことは、本ブログの十月四日の記事で伝えた通りだが、その後十六日になり、同社の出版編集部は許さんにメールで回答を寄せた。

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台湾と中国を同じ色にしたり、台中間から境界線を省いた
り…。中国のプロパガンダを受け容れた地図大手昭文社
の欠陥商品


曰く「弊社の商品および『GLOBAL MAPPLE 世界&日本』は、全て日本政府の公式見解に基づいて作成しております。何卒ご理解いただきたく存じます」と。

「門前払い」のつもりだろうか。これに許さんは怒りを禁じ得ないようだ。当然だろう。あまりにも台湾を侮辱する回答だからだ。

そこで私は「台湾チャンネル」として電話で取材を申し入れたところ、応対に出た広報担当者は「許さんへの回答の通りだ。それ以上説明することはない」と断られた。

実は私はこれに先立ち、外務省に照会していた。「昭文社の商品は政府見解に基づいているか」と。回答は「否」だった。

そこでそのことを伝えると、担当者の対応が変わった。「こちらでも調べる。待ってほしい」と。

ちなみに外務省から聞いた「日本政府の公式見解」とは次のようなものだった。

「我が国はサンフランシスコ平和条約により台湾に対するすべての権利、権限および請求権を放棄しているので、台湾の法的地位に関して独自認定を行う立場にない」

わかりやすく言えば、「我が国は台湾を放棄した以上、放棄後の帰属先を勝手に決めることはできない」という意味だ。

ところが昭文社は、台湾を中国領土と「独自認定」してしまっているのだから、これでは「日本政府の公式見解に基づいている」とはならない訳だ。

ところで日中共同声明で日本政府は、「(台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する)中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重」すると表明している。これはあくまでも中国政府の「立場」への「理解・尊重」を表明したにすぎないのだが、以前あるテレビ局は「台湾入り中国地図」を映し出し、それを「中国の立場を理解・尊重した地図だ」として正当化したことがあった(その後、非を認めたが)。

もしや昭文社もそのような考えで「日本政府の公式見解に基づいている」と言っているのだろうか。

外務省は「それは公式見解とは違う」と説明していた。「政府の立場はあくまでも『独自認定しない』だ」と。

「中国と台湾を同じ色にするよう指導したこともない」とも付け加えた。

はたして昭文社は商品を修正するのか。それともなおも「公式見解に基づいている」と強弁し続けるのか。

「地図大手」としての良心が問われている。


【過去の関連記事】
台湾人が「昭文社」に怒りの抗議文!/台湾を中国特別行政区とする『グローバルマップル世界&日本地図帳』の捏造を衝く 14/10/04
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2435.html

台湾人が「昭文社」に怒りの抗議文!/台湾を中国特別行政区とする『グローバルマップル世界&日本地図帳』の捏造を衝く

昭文社発行の『グローバルマップル世界&日本地図帳』は中国の虚構政治宣伝に従った捏造商品らしい。台湾を中国の領土として記載しているというのだ。このほど大阪でこれを購入した米国在住の台湾人、許陽庭さんが見つけた。

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来日した許氏が買った昭文社の『グローバルマップル世界
&日本地図帳』。これを開いた同氏は、そのインチキ内容に
目を疑った…


許陽庭氏
台湾人の許陽庭氏。日本から帰国後、台湾を中国領土とする昭文社に抗議
文を送付した


許さんはその後、昭文社の黒田茂夫社長宛に、以下のような内容の抗議文を航空便で送付している。

「初めての書信で恐縮ですが、私はアメリカ南カリフォルニアに住んでいる台湾人です。今夏兄と日本を訪問して、大阪灘波ウォーク ジュンク堂書店で貴社発行の「GLOBAL 世界&日本 MAPPLE」を二冊買い求めて台湾に帰省して参り閲覧して吃驚しました。台湾が中国の領土になっているのです」

「1.台湾と中国を同色に色づけている。2.台湾と中国間に国境線が引かれていない。3.台北は台湾の首都であるのに赤く色づけられていない。4.各国要覧に台湾が含まれていない」

「ここに兄と共に台湾人を代表して貴社に厳重の抗議をし、直ちに商品を回収して訂正し、今後再びかかる過ちを繰り返さぬことをお約束下さい」

「そもそも地図とは歴史を反映したもので誠実でなければならないと思います」

そして台湾が中国に帰属していないという事実を詳細に説明した上で、「共同の敵中国に加担されぬようお願い申し上げます」と結んでいる。

下に掲げる写真は許氏が撮影した『グローバルマップル世界&日本地図帳』の問題箇所だ。

ちなみに台湾と中国との間に赤いラインや、台北に付けられる赤丸は許氏が描いたもの。もともとはそれらがないわけである。

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『グローバルマップル世界&日本地図帳』の問題箇所。台中間から国境線を抜き、あるいは双方を同一色で塗り、台湾を中国の領土として
いる。そして「台湾」の文字の色は「香港」「澳門」と同じ紫色。つまり台湾は中国の特別行政区としているのだ。なお台中間に引かれた赤い
線は許氏が描き入れたものだ


なお写真を見てもわかるように、「台湾」の二文字が「香港」「澳門」と同様に、紫色でと記している。つまり台湾を中国の特別行政区、あるいはそうあるべき地域として扱っているわけである。

台湾を併呑後、「一国二制度」なる虚構で第二の香港にしたい中国政府がこれを見たら、さぞ大喜びすることだろう。実に手の込んだ媚中である。

地図の出版社として名高い昭文社の出版物が台湾を中国領土扱いしてきたことは知られているが、ついにこのインチキが台湾人の知るところとなってしまった、ということだが、はたして同社は台湾人の感情を尊重し、捏造地図を訂正するのか。

それとも台湾人の感情よりも中国の政治宣伝を優先させ、訂正を拒否して日本人の利用者に誤った誤情報を押しつけ続け、さらには台湾人の前で日本及び日本人の信頼をも傷つけるのか。

黒田社長が許氏に対し、どう返事するかに注目したい。

日本航空の清々しい対応―機内誌掲載の「台湾入り中国地図」の修正を約束

ブログ「台湾は日本の生命線!」より 
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2430.html



■台湾を中国の一部とした日航機内誌
 

このほど私は「頑張れ日本!全国行動委員会」の沖縄視察ツアーに参加し、九月六日に日本航空の羽田発・那覇行きに搭乗。そこで開いた機内誌「スカイワード」の記事についてだ。

JAL機内誌1

百三十から百三十一頁にかけ、「日中航空定期便路線開設40周年/その翼に、夢と希望と友情を乗せて」という記事があった。中国との間で初の定期便を開設したなど「両国の交流に大きな役割を果たしてきたJALの日中友好40周年のあゆみをご紹介」するといった内容で、最後に「日中友好の翼であり続けることーーーそれはJALの変わらぬ願いです」と結ぶあたりを見ると、中国に見てもらうために書かれたものだろうか。今時「日中友好」を自慢しても、褒めてくれる国民はあまりいない。

しかしそれはともかく問題に思ったのは、両ページにそれぞれ描かれた東アジアの地図なのだ。

JAL機内誌2

百三十頁の地図は日本と中国をジャスミン色で塗り、周辺の第三国であるロシア、南北朝鮮は無色だが、同じく第三国である台湾だけはジャスミン色が付けられている。つまり台湾を中国領土としているのだ。

JAL機内誌3

日本航空は本当に台湾を中国の一部と思っているのか。

■台湾人乗客には見せられない

百三十一頁の地図になると日本は浅い黄緑、中国は浅い緑みの黄色で、第三国は無色だが、台湾には案の定、中国と同じ色が塗られている。しかしよく目を凝すと、台湾は中国よりわずかに色は濃くなっているのがわかる。

JAL機内誌4

つまり日航は台湾と中国とを別々の国と認識しているわけだ。

しかしそれでありながら台湾を第三国として無色とはぜず、中国と同じ色を着けた。あるいは同じ色に見えるようにした…。

なぜこのようにしたかと言えば、もちろん中国に見せるためだ。「中国の主張に従っています」と伝えたいのだろう。

言い方を変えれば、中国と台湾との色分けで中国から批判されるのを恐れたのだ。

そう言えば日航は二〇〇七年、機内誌掲載の地図に尖閣諸島の魚釣島を描いた際、中国である「釣魚島」と記さなかったため、中国の税関で機内誌が没収されている。

「友好」企業の日航に対しても、このような仕打ちを加えるのが中国と言う国なのだ。その中国の不条理な圧力を恐れ、日航は台湾人を侮辱してしまったわけだ。

これら地図を見た私は乗務員に「日航は台湾便を飛ばしているか」と尋ねると「はい」と答える。そこで機内誌を開いて見せ、「このようなものを台湾人のお客さんに見せていいのか」と聞くと、何も知らないでいた乗務員はびっくりし、平謝りで「このことは必ず本社に伝える」と言っていた。

私自身も機内備え付けのコメントカードに機内誌の即時回収要求を書いて提出した。

JAL機内誌

■予想以上の迅速な対応

中国への配慮で、こうした捏造地図を用いるのは日航だけではない。NHKを含むマスメディア各社も同様で、これまで私はそうしたものに抗議と訂正要求を繰り返してきた。だが多くは地図の誤りを認めながらも訂正を拒否したり、二度とやらないと誓いながらもやがて約束を反故にしたりするのである。要するにそれほど中国が怖いわけだ。

そのため日航も、あらゆる手で責任逃れを試みるに違いないと予測した。そこで計画したのが「JALボイコット運動」だ。日台両国民に一斉抗議を呼び掛けようと考えたのだ。

八日午前、日航機で東京へ戻る「頑張れ日本」沖縄視察ツアーのメンバーたちが早くも呼応してくれた。大勢で乗務員に抗議をしたと聞く。

さてその日の午後のことだ。他のメンバーより遅い日航機で東京へ戻る私は、水島総幹事長、三輪和雄常任幹事らとともに那覇空港に入り、搭乗手続きを終えると、日航の沖縄空港所長が待ち構え、地図の訂正を行う旨を告げてきた。詳しくは羽田で機内誌を担当する宣伝部の部長が説明するという。

そして羽田に着くと、果たして宣伝部長が機外で待っており、我々三人を空港内の一室に通した。

その人によれば地図はすでに修正の準備をしており、遅くとも二十二日には機内誌を差し替えは完了するという。予想を超えた迅速な対応だった。

■他の企業も日航を見習うべき

ちなみに、どのような修正かというと、記載されたすべての国を無色にするのだという。

案の定だった。これまでもメディアなどが同じことをやって来た。そのようにすれば台湾は中国の一部には見えなくなるし、それと同時に台湾と中国とを分離したと中国から批判されることもない。

私は宣伝部長にそう伝えながら、「やはり中国には配慮しなければならないのか」と聞くと、申し訳ないといった表情で、深く頷いた。

そこで「日航は日中友好を強調するが、何が『友好』であるかは中国が決めるものだ。そしてあの国の中国侵略政策を正当化するための『台湾は中国の一部』と言う政治宣伝を日航が受け容れることが『友好』ということになってしまう。日航はその点をよく考えてほしい」と訴えると、部長は再び大きく頷いた。

しかし我々三人は、今回の日航の対応を良しとした。誠意を精一杯見せているのが理解できたからだ。

これまで散々、中国に迎合するあまり良心すら捨てて恥じないメディアを見てきただけに、とても清々しい思いがした。

同様の地図を掲げる他の企業もまた、これに見習うべきだろう。

■追記

なお百五十六頁の「JALグループルートマップ」に載る東アジア地図では各国の国名が青字で書かれているが、台湾には国名はなく、小さな黒字で「台湾」と書かれている。これは日本政府がここを国と認めていないため、そのような「地域名」を記したものだ。しかし同じく国と認めていない北朝鮮については「朝鮮民主主義人民共和国」と国名が記されているため、台湾も同じように「中華民国」とするか、台湾と同じように北朝鮮は「北朝鮮」との地域名を小さな字で書くように求めた。

JAL機内誌5

あるいは、帰属先未定である南樺太だけは色が抜かれているため、それと同様に帰属先未定である台湾からも色を抜くべきだとも提案した。

これらについてはどう対応するのかは検討するというのみで、回答はなかった。

天をも恐れぬ文科省の中国迎合を糾弾!ー 8・15「台湾を中国領とする文科省教科書検定糾弾」街宣・署名活動の報告

小中高の社会科教科書に台湾を中国領土とする記載を強要している文科省の教科書検定。断じて誤りを書いてはならない教科書に、誤記述を防ぐための教科書検定官が、自ら敢えて誤りを書かせているのだから、これは国民に対する背信行為であり、犯罪と言っても過言ではない。

もちろん被害者は年間百数十万人にも及ぶ子供たちだ。この「犯罪」は約四十年間にわたって続けられており、すでに被害者は国民の半数を優に超していることとなる。

一方、受益者は中国だ。そもそも台湾を中国領土とするのは台湾侵略という国家目標を正当化するために中国の虚構宣伝だが、文科省がその恐るべきプロパガンダに加担しているのだ。

これに中国は大喜びしていないはずがない。何しろ日本という台湾侵略の障害の国(日本は日米安保体制で台湾の防衛の一端を担っている)の国民に対する宣伝工作に、その国の文科省自らが協力してくれるのだから。

したがって文科省の行為は他国への従属であり、侵略政策への協力であり、一言で言えば売国だ。

だがこうしたことを文科省が公然と行い得るのは、ほとんどの国民が気付かないからだ。おそらく多くは中国の宣伝を受け容れ、台湾が中国領土と記載されることに違和感すら持てなくなっているのだろう。

そこでこうした状を打開すべく、我々台湾研究フォーラムは今年も終戦の日に、参拝客で溢れる靖国神社前において「台湾を中国領とする文科省教科書検定糾弾」街宣・署名活動を実施した。

早朝から現地で汗を流したメンバーたちによると、参拝客は引っ切り無しに署名に応じ、友邦台湾を裏切る文科省に怒りをあらわにする人も少なくなかった。

台湾人も随分と署名してくれたが、その都度日本人として、その人々には恥ずかしく、そして申し訳なく思った。

そしてそれほど大勢の台湾人が靖国神社を参拝していることに感慨が湧いた。きっと台湾人英霊を慰めに来たのではないか。靖国神社の誹謗中傷宣伝に忙しい中国人、韓国人と比べれば、台湾人が如何に日本を理解し、信頼してくれているかが理解できよう。

それでありながら文科省は台湾の二千三百万人もの人々を中国国民に仕立て上げ、台湾侵略は正当なものだと自国民に教え続けるのか。そしていつまでも国民は、その文科省の天をも恐れぬ犯罪行為を放置し続けるのか。

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【お礼】今回の署名活動では大勢の方から署名をいただきました。また過分な御支援やたくさんの差し入れも頂戴しました。我々には大変な励みとなりました。心より御礼申し上げます。

文科大臣に届けるので、署名に協力を!
署名用紙→http://taiwanisnotchina.org/wp-content/uploads/2012/10/tnc_shomei1.pdf
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