台湾正名公民投票の不成立の真相について

台湾研究フォーラム(台湾研究論壇) 
幹事長 飯田孝一

去る11月24日の台湾に於ける統一地方選挙と同時に実施された公民投票で、「東京オリンピックに台湾の名称で参加したいとIOC国際オリンピック委員会に対して申請する」という案件は残念ながら不成立という結果となりました。

与党民進党・蔡英文政権が全く動こうとしない中で、直前の世論調査では「賛成」が約7割に及んでいたにも拘わらず、こうした結果に終わったのは、中国とその息のかかった台湾の五輪委員会や親中マスメディアによる「投票は台湾選手の出場権を奪う」「蔡総統は正名を申請しないとIOCに話した」等々の捏造宣伝工作が奏功したためです。

その日、現地にいた私は、はっきりそのように見て取りました。

台湾で正名運動を推進してきた人々の多くは意気消沈していますが、その一方でかかる悪条件の中で476万人もの台湾人が賛成票を投じたことに曙光を見出す人々もいます。

台湾では、日本の私たちの活動をつねに注視していますので、ここで私達が「ネバーギブアップ」の精神を示せば、必ず台湾の人々への励みになることでしょう。逆にそれをしなければ、何も前に進めることは出来ません。

ちなみに「ネバーギブアップ」とは、投票結果を見て台湾正名運動のリーダー紀政さん(国民的英雄の元五輪メダリスト)が私たちに言われた言葉です。

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そもそも私たちの活動は、台湾の投票とは関係のない、東京五輪開催国である日本の国民としての言論活動につき、台湾との敗北連鎖に陥る必要はありません。引き続き一人でも多くの日本人に「台湾は台湾だ!Chinese Taipei(中国領台北)ではない!」との認識をもたらし、中国覇権主義の「一つの中国」プロパガンダの打破を進めていきます。

このような価値あることのために尽くすのが大和魂というものなのですから。

平成30年(2018)11月30日