2017年09月24日

お帰りの灯り

すっかり日が暮れるのが早くなりました。

ひなこが小学生の頃は、4時半過ぎの下校でもまだ少しは明るかったので、家に着いてから薄暗くなったらお部屋の電気を点ければ良かったのですが、今は7時近くに帰ってくるので陽はどっぷりと暮れています。

私が先に帰ることが殆どないので、ひなこはいつもドアを開けると、暗い玄関を手探りで電気のスイッチを探します。

「もうさ~、帰ると暗いんだよ~。めっちゃコワイ(笑)」

笑って言いますが、ほんとはものすごく寂しい気持ちになっていると思います。

私自身は、暗い家に帰るということが、人生を通して何度もありませんでした。
子どもの頃は、内職をしていた継母が家に必ずいましたし、継母が亡くなってからも父や妹の方が先に帰っていました。
また、結婚してからも同居の義母が留守番を預かっていたので、誰もいない暗い家に帰ることはまずありませんでした。
だから暗い家に帰るというのは、ものすごく寂しい気持ちになって嫌でした。
長男と長女も、1人暮らしをするまではその経験はありません。

ひなこは小3で学童保育を利用しなくなってからずっと、誰もいないアパートに帰って留守番をしてました。
そのことは、いつも申し訳ない気持ちになります。

来月から下校時刻が冬時間で早くなり、ますます私が先に帰れる可能性が薄くなって…

「ひなこが真っ暗な家に帰ってくるので、なんだか可哀想で。まさか、夜に備えて昼間から電気を点けて出られないし。蛍光灯もエアコンみたいに予約機能があればいいのにな…。」

思わず漏らした私の言う事を、彼は聞き流していませんでした。
何日か経った頃、

「しおり!蛍光灯もタイマー予約できるんだよ!知り合いの電気屋さんに手配してもらったから、そのうち行くよ!」

「ホントですか?!」

それから1週間もしないうちに、彼は電気屋さんを連れてきてくれて、ものの10分くらいでコンセントをタイマー式に取り替えてもらいました。

「ひなこが暗い所に帰ってくるの可哀想だからと、マーちゃんが電気をタイマーにしてくれたよ。」

「やったー!」


次の日から、ひなこが帰る前に家の中は電気がつくようになりました。
私の代わりに、部屋を明るくして「お帰り。」とひなこを迎えてくれます。



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taiyou_girl at 05:18|Permalink

2017年09月23日

案ずるより産むが易しpart.2(一戸建て)

先週、ゆりを見送ったあと昼食を食べて帰る車中の事です。色んな話しをしている流れでひなこが「一戸建てに住みたい。」と言い出しました。
1年に1~2回は言っているので、今回も聞き流し…と思っていたのですが。

物音に気を使わなくていい、他人が同じ建物にいない、お友達がたくさん呼べる、バーベキューとか花火ができる…
アパート暮らしのお友達が集まると、みんなして「一戸建て、いいよね~!」と憧れるそうです。
その気持ちは分かります。

離婚する前、ひなこがまだ小さい頃に長男のお友達が14人も泊まりに来て、バーベキューしたりワイワイと楽しそうだった事をぼんやりと覚えているのもあります。

「うん。ひなこの気持ちは分かるよ。少しの間でも普通のお家に住んでいたから、その良さを知ってるもんねー。」

「お母さん、おうち建ててよ。」

「あはは、ムリ。お母さん一人でお家なんて建てられないよ。」

「ひなこも頑張るからさ!」

子どもは家を持つという大変さが分かりません。
前に住んでいた家を建てる時、長いローンを組んでお父さんとお母さんが2人がかりで返済していた事を教えてあげました。


「それにね、例えばお家を建てたとしても、ひなこが自立して出て行ったら、お母さん一人でお家に住んでるなんて、もったいないし嫌だもの。」

「そしたら彼氏と暮らせばいいじゃん。」

―――― え?!

「でも、もしひなこが帰省したくなったらどうするの?マーちゃんいるんだよ?」

「そんなの、ひなこの部屋があれば全然だいじょうぶ。」

―――― ええーっ?!

「ひなこ。もしかして、一戸建てに住めるんだったら、マーちゃんと暮らすのも大丈夫?」

「お家に住めるんだったら、ひなこ全然大丈夫だよぅ~♪とにかく、普通のお家に住みたいんだよー!」

「でもね、考えてごらん。今だって、ひなこがお風呂に入る時にお母さんが脱衣所にいると、見られるのイヤで追い出すでしょ。マーちゃんいたら尚更恥ずかしくて、その辺でうろうろゴロゴロとヘンな恰好していられないでしょ。」

「えー、大丈夫。だってお部屋がいっぱいあるからさ!だから、一戸建て建てようよぅ~。」

「建てるのはムリ。借家くらいなら探してもいいけど…。」

「それでいい!やったー!!」


ひなこが自立したら一緒になろうというのは、まだ彼と私だけの申し合わせです。
それをひなこから提案してきたことに、ただもうビックリして、でもすごく嬉しくて。

私が、彼との同居をあれこれ思案して躊躇しているというのに…(笑)

『案ずるより産むが易し』

ここのところ、そんなことばかりです。
意外と、世の中の色んな事は実際そうなのかもしれない。
自分だけがモヤモヤと考えたり、気を回したりしていても、実は全く的外れだったりして。

ひなこも彼も、単純で裏表がなくて分かりやすいから、案外うまくいくのかもしれないな。

「まーちゃん!ひなこの着替え見ないでよ!」
「そんなの見るわけないだろう!」

「言っとくけど、ひなこの方がお母さんのこと好きだからね。」
「いや、俺の方が好きだから。」

いけない、また私の憶測(=妄想)が始まりました。



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taiyou_girl at 05:04|Permalink

2017年09月22日

描いていることが、ちぐはぐにならないように

東京へ向かう新幹線の中、指輪の事をはじめ色々な話をしていきました。
彼は運転しない分、周囲に気を配る必要もないので、シートにもたれてラクラクしています。

時間はたっぷりありますが、話題もたっぷりあるので、あっという間に着いてしまいます。
東京に近づくにつれて、マンションが増えてきました。

「ああ、あんなマンションがいいなぁ。」

「ん?マサノリさん、マンションに住みたいんですか?」

「うん。マンションいいと思わない?」

初耳です。
ちょっと、ビックリしました。
私は私で、将来は二人きりだし、年齢的にもそう長く住めるわけじゃないので、小さなアパートで十分と思っていましたが、彼は彼で考えているんだなと思ったら、それぞれが全然違う事を思い描いてるんじゃないかと可笑しくなりました。

最終的に一緒のお墓に入るという、ゴールだけはキチンと決まっているのですけどね。

こないだマキコさんと3人で飲み会した時は、一緒に暮らす時期の見通しなど、私だけが一方的に思いを伝えてしまったので、今度は彼が思い描いている将来を、ちゃんと聞いてあげないといけないなぁと反省しました。




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