2014年05月03日

天鳳における成績・戦略に関して

今年の1月から天鳳で東南戦を始め、先日十段になることができました。そこでこの記事では私の成績を公開するとともに、どのような戦略・考え方で打っているのかということを説明しようと思います。
自分の成績を公開することは批判したい人に叩く材料を与えることになると思いますが、天鳳で成績が伸び悩んでいる人がこの記事を読むことによって自身の麻雀を見直しレベルアップするケースもあると思い公開することにしました。

十段達成時の私の成績がこちらです。


他の天鳳雀士と比べてかなり異質な成績だと思います。
まず目を引くのがなんといっても放銃率の高さでしょう。
「なんでこんなに高いの?」「こんなに高くてなんで十段になれるの?」「放銃率がこんなに高いなんて下手だな、やっぱり運だけで十段になったんだな」
こういう印象を持つ人がほとんどでしょう。ただ冷静に考えてみて欲しいんですが、運がよかったら普通成績はどうなりますか?当然ですが放銃率は下がりますよね。それなのに放銃率が他のプレーヤーと比べて高いのはなぜでしょう?
天鳳プレイヤーの多くの人は「放銃率が高い人は下手」「放銃率は低いほどいい」「放銃率を下げることが天鳳で勝つための方法」と考えていることでしょう。
それは間違いではないかもしれませんが、決して天鳳で勝つための唯一の手段が放銃率を下げることではないのです。

他の人の成績をあまり見ていないので推測になりますが、おそらく他の一般的な天鳳プレーヤーと比べて
・和了率が高い
・放銃率が高い
・副露率が低い
・立直率が高い
・平均得点が高い
といった印象ではないでしょうか。
放銃率が高いのに十段になれた理由としては、簡単にまとめると放銃を補ってあまりある高い和了をたくさんしているということになります。
「それって結局運がよくて高い手がたくさん入っただけじゃないの?」
確かにそうかもしれません。でも、それだけではないと自分は思っています。

ここからはこれまで天鳳を打ってきて感じたことや、自分の戦略について掘り下げてみたいと思います。



自分が天鳳で東南戦を打つに当たって考えたことですが、まずは自分が普段打っている麻雀に近い形で打って、どれぐらいの成績になるのか確認しようと思いました。
普段の自分の麻雀は簡単に言えば、自分の加点チャンスを最大限に活かす麻雀という感じです。
自分が加点できそうな形から簡単に降りることはせず、ルーズに見える放銃をする代わりに高打点の和了を逃がさないということです。
それで鳳凰卓に行けるのか行けないのか、鳳凰卓に行けるなら1000半荘くらいでどれくらいの安定段位になるのか、それを試してから満足いく成績ではなかったら放銃を減らしていこうと思っていました。

このような考え方で打った結果が以下のようになりました。



この結果を見ると特南より鳳南の方がいいことがわかります。
「やっぱり特南の成績が実力で鳳南は確変だな」
そう思う方は多いと思います。実際、運の影響もあるかもしれません。
ただ、自分の感覚としては特別鳳南だけついていたという感じではありませんでした。
鳳南では六連続ラスを引いたこともありましたし、特南に比べてたくさん手が入っていた印象もありません。
ではなぜこのような成績になったのか?それは他プレーヤーの性質によるものが大きいのではないかと思っています。

特南では比較的に攻撃型のプレーヤーが多いです。リーチに対してもある程度向かっていく、簡単には降りないプレーヤーです。これは自分のような加点チャンスを最大限に活かすという考え方に近いです。こういうプレーヤーの順位分布は、トップとラスが多い分布になる傾向があります。
つまり、自分の成績はトップ率が0.315ですがこれ以上トップ率をあげることは他プレーヤーの性質上なかなか難しいのです。ということは成績をあげるにはラス率を下げるしかないということになります。
特南は簡単に言うと、先手を取れたときは攻めて、先手をとられた時は出来る限り降りた方がいい成績になりやすいです。それは降りていれば他プレーヤーの放銃があったり自分にとって都合がいい結果が比較的起こりやすいからです。
だから自分の成績が安定段位7.767程度でしかないのは妥当だと思います。もっと降りる選択をすることでより成績をあげることができるでしょう。
特南では降りた方が得というのは、鳳凰卓にいるような人にとっては納得できる話だと思います。

では、鳳南ではどうでしょうか?
当たり前ですが、鳳南にいるプレーヤーは皆特南を勝ち上がってきたプレーヤーです。特南で苦労した人もいれば簡単に上がれた人もいるでしょう。そのほとんどの人が特南で先手がとれなかった時は降りていれば成績が上がるということを経験して鳳南に上がってきているのです。
ここで勘違いしてはいけないのが、あくまで特南で勝つための手段として降りる(放銃率を下げる)ことが特別有効であるが、麻雀・天鳳で勝つための手段として降りる(放銃率を下げる)ことが有効な手段とは言い切れないということです。
確かに無駄な放銃を避け、放銃率を下げることは一つの手段ではあります。でもそれだけでは鳳南では勝てないと思います。

鳳南で七段・八段で足踏みしているプレーヤーの多くは、
「特南ではトップ率が高くはないがラス率をかなり低くできたので鳳南にあがれた。だが、鳳南ではラス率が上がってしまい、トップ率もあまり高くないのでなかなか安定段位があがらない。」
という状態だと思います。
それは特南ではラスを引き受けてくれるプレーヤーが多くいたため、ラス回避が比較的に可能でしたが、鳳南ではラスを引き受けてくれるプレーヤーが少ないため、ラス回避が難しくなっているのです。
つまり鳳南ではいかにトップ率をあげるかが安定段位を上げるために重要なことなのです。
改めて私の成績を見てもらうと、特南でトップ率0.315だったものが鳳南では0.346になっています。
これは先ほど述べたように特南ではトップラス麻雀を打つプレーヤーが多いため、トップ率をこれ以上上げるのが難しかったのに対し、鳳南ではトップラス麻雀を打つプレーヤーが少ないため、ここまでトップ率をあげることができたのだと思っています。
私のような加点チャンスを最大限に活かす、いわゆる攻撃的なプレーヤーが特南であまり成績が伸びず、鳳南でいい成績になるのはある意味必然なのです。
ただし、鳳南で500戦の安定段位11.139は運が良かった部分も大きいと思います。あくまで順位分布がこのようになりやすいという話です。


ここで、鳳南プレーヤーの傾向について話したいと思います。
先ほど述べた七段・八段でトップ率があまりあがらないプレーヤーには参考になるのではないかと思います。
実戦譜からのものですが、このプレーヤーさんを批判するつもりは全くありません。どうかお気を悪くされないでください。
自分のような攻撃的なプレーヤーがどちらかというと押しすぎてしまうミスが多いのに対し、鳳南のプレーヤーはどちらかというと仕掛けすぎてしまったり、降りすぎてしまうミスが多いと思います。
その参考例としてみてください。




一つ目のケースです。東三局ラス目からのリーチに対し、自分が満貫クラス以上になりそうな好形にも関わらず、順位を意識して降りて(まわって)います。
結果放銃となってしまっていますが、放銃したから悪いという訳ではありません。自分の大きな加点チャンスにも関わらず、加点チャンスを減らす選択をしてしまっています。
まだ東三局ですし、放銃しなければラス回避できるかというと決してそんなことはありません。
放銃をしないということは確かにラス回避に貢献しますが、自分が大きな加点をするということはラス回避に貢献するだけでなく、トップを取ることにも大きく貢献するのです。
これは極端な例ですが、特南を勝ちあがってきた鳳南プレーヤーはこのような降りすぎてしまうミスをする傾向があるのではないかと思います。




二つ目のケースです。東二局で小場の状況、リャンメン二つのイーシャンテンから白をポンしています。
イーシャンテンからイーシャンテンですが、確かに売れ入れは広くなりスピードが上がっています。
しかし、このまま面前で進めれば結構高い確率で赤ありの先制好形リーチが打てて、リーヅモ赤裏などの満貫クラスのあがりになりそうではないですか?





結果としてこの仕掛けは2000点のテンパイで親リーがかかってしまい親満に放銃となってしまっていますが、放銃することが悪い訳ではなくて、満貫クラスになる手を2000点にしてしまっているから結局分が悪い勝負をすることになってしまったわけです。

私は「立直を打ってあがれる手がたくさん入って運がいい」ということを言われたりしますが、運がいい訳ではなく、簡単に安い仕掛けをせず、できる限り面前で進めているから立直が打てていると思っています。
そういう人は「自分の立直が打てる手を降りたり仕掛けたりして立直できない手にしていないか?」ということを考えてみてください。

鳳南で七段・八段で足踏みしているプレーヤーは「ぬるい放銃をしてしまった」というような反省をしている人が多いような気がしますが、
どちらかというと自分の仕掛けや降りが本当に間違っていなかったかを確認して、自分の打点や和了率をあげる努力をすることが鳳南で勝つ近道ではないかと思います。
トップ率が低くて悩んでいる人は参考にしてみてはいかがでしょうか?



最後に自分が天鳳を打つに当たって、現在心がけている戦略などについて簡単にまとめようと思います。

全体的な戦略としては、
・東場では安い仕掛けを極力せず、満貫クラスの手作りをする。また、順位はあまり気にせず自分の加点チャンスを最大限活かす選択をする。
・南場では徐々に順位を意識し、トップ目二着目であれば打点にこだわりすぎず、速度をあげるようにする。またラス目であればできる限り面前で打点を意識して手を進める。
という感じです。

例えば東発で4000オールをあがってトップ目になった後も、簡単に守りに入ったりはしません。自分が加点できそうな形ならリードを広げに積極的にいきます。
私の観戦をする人は東場で50000点、60000点持っていてほぼトップを決めているのをよく見るという人もいるでしょう。天鳳ルールの性質上、東場でこれくらいリードできるとかなりトップを取りやすい。鳳南では無理にトップを捲ろうとする人が少ないからです。
逆に東場でラス目になってしまっても、意外とラス抜けできることはあります。天鳳ルールの性質上、ラス目に立直が入ると他の三人は降りた方が得になることが多いからです。
ラス目で立直が打てるとその後、ツモの機会を流局まで継続できることは多いです。その結果満貫クラスのあがりも出やすいです。だからこそラス目は出来る限り面前で進めた方が有利なのです。値段の分からない仕掛けと立直では相手の対応は全然変わってきます。
これらのことから東場でトップ抜けを目指し、南場でラス抜けを目指す戦略はかなり有効だと思っています。

また、全体的に簡単には仕掛けません。相手の値段の分からない仕掛けに簡単におりたりもしません。ルーズに見える放銃を厭わず、ぎりぎりまで踏み込み、面前で十分な打点で終盤めくり合う展開が多いため、放銃率が高いですが、和了率、立直率、平均打点も高いのです。


自分はここまでの鳳南500戦で非常にいい成績が出ています。もちろん運の良さによる部分もあると思います。放銃率0.138は高すぎるかもしれないと自分でも思っています。現在の戦略でこれからも打数を重ね、安定段位がどのように変化するのかを確認し、ある程度維持できるようであればこのバランスで打ち続け、大きく下がるようであればその時放銃率を下げるように調整しようと思っています。
もしある程度維持できるようであれば、みなさんも放銃率への認識を改めてみてはいかがでしょうか?




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コメント一覧

1. Posted by 全局参加型雀士   2014年05月04日 00:41
四特赤有 全局参加型雀士 六段 R2012 最高六段 最高R2114
総合 0.269 0.257 0.237 0.237 2.442 1.814 7434 4097 5.834

2. Posted by 全局参加雀士   2014年05月04日 03:29
四特赤有 全局参加型雀士 六段 R2012 最高六段 最高R2114
総合 0.269 0.257 0.237 0.237 2.442 1.814 7434 4097 5.834
3. Posted by 全局参加型雀士   2014年05月04日 22:38
四特赤有 全局参加型雀士 六段 R2012 最高六段 最高R2114
総合 0.269 0.257 0.237 0.237 2.442 1.814 7434 4097 5.834
4. Posted by どんよく   2014年05月05日 03:59
てめえ人の使ってんじゃねえぞコラァー!
たいがいにしとけよ。このゴミが
5. Posted by 天鳳ソムリエ   2014年05月10日 20:11
ブログ拝見させて頂きましたが
冷静に第三者視点での自己分析ができてない印象を受けました。
掲載されてる約500戦のデータだけでは短期における
「単なる確変」としか周りからは受け取られないでしょう。
この鳳凰に上がった後のデータは普通に考えて異常です。
多くのIDがあるので4000、5000のIDのうち1つくいらいは特別な結果(例えれば宝くじに当たる)になるのもあるかと思います。
他の鳳凰の方の成績を部分的に500戦抜粋したら何人かは似たような「短期確変データ」が出たりもするでしょう。
鳳凰上がってから、いきなり自分に都合の良い展開
・自分に面前で早くてまとまった手が入る
・相手に早い鳴き手が入ってない
・他家のテンパイ時にこちらが当たり牌が余らない・掴まない
等々多くのパターンでの良展開の頻度が高くなってるだけだと思いますが、いかが思われますか?
面前攻撃型はスピード負けジリ貧を食うのが普通だと思います。
あとは、このIDから打ち方を攻撃寄りに上方修正したと仮定してもトップ率は、どんなに巧い人が打っても麻雀の性質上そう簡単に3割は維持できないはずです。
なので、500戦程度で語られても単なる確変のドヤブログと思われても仕方ないです。
批判と思われるような内容ですが、素直な印象を投稿させて頂きました。
今後のどんよくさんに期待してます、がんばってください!
6. Posted by 一言だけ   2014年05月11日 02:13
運だけのバカ
7. Posted by ななし   2014年05月14日 05:42
500戦で良ければ私も特南で安定10段くらい出したことありますよ。
だからと言って私がはぐりん@より優れているかというと、そんなことは有り得ません。
今回のどんよくさんもそれと同じことかと。
ただしいくらやっても10段になれない人が大多数なのだから、土台となる腕は優れていると思います。
8. Posted by 赤犬さん   2014年05月31日 08:55
読んだけど、これは構成がダメやで



戦術において、
結果だけ示すのは、バッド


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


具体例で言えば、2−3つ目の画像とかは、
そのまま上がれてる場合は「それでいい」んだから、

たまたまリーチが来て、いきなり1発目で掴んで、事故の画像を取り上げる、とかは、よくない



レアケースを探して、題材に取り上げてるように見える



というより、こっちがリャンメンで先制テンパイして、敵がリーチして、そのムスジ1発目で激突する確率は、統計上、8%ていど 



ムスジ1発目で激突する確率だけで8%だから、先制のあとに敵がリーチしてくる確率も踏まえると、さらに確率がさがる


つまり、95%以上はそこそこいい結果になっている この画像は、5パーセント以下のレアケース側を論じているだけ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
9. Posted by 赤犬さん   2014年05月31日 08:58
事故だけじゃなく、火力面でも、疑問が大きい



リーツモ赤1ウラで、マンガン見える、とか言ってるけど、
素点:2600なんだから、赤犬さんとしては、2600にしか見えない



8000がありそう、というのは、相当な誇張表現 



じっさいに、裏が乗る確率は、ピンフの最大広域で32%なんだから、この手で裏が乗るのは、せいぜい25%



ウラドラの率だけで言っても、
75パーの確率で、8000なんかにならない


それに加え、
メンゼンで先制リーチできる確率、ツモアガリ確率が重複で上乗せされるワケだから、この手が8000になる場合は、よくて3〜10パーセントていどしかない

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


白で鳴いた場合、最低2000点あるんだから、
メンゼンとの差額が600しかない、というふうにかんがえるのが今時のデジタル、現実主義


というより、メンゼンリーチって、手が固定されてしまうため、赤やドラをひいても、リーチ後には使えない、デメリットが生じる



鳴きの場合は、自然スライドが可能で、
例えば、赤5mを引いたら、現状のテンパイよりも火力が上がり、3900になるんだから、


むしろ、メンゼンリーチ:2600で行くよりも、鳴いた方が火力が高くなる、とも言える

戦術というのは、
普遍性があるものを論じないとダメだから、この画像は、テーマとしてふさわしくない


これは、鳴くべき、これは鳴かないべき、と論じたいのなら、もっと多角化された、確率要素を用いて論じないと、ダメやで
10. Posted by くやしかったら   2014年05月31日 18:56
10段になってみればいいのでは。
11. Posted by Seiya_T   2014年06月05日 00:49
サンプル数が500なら、
統計誤差は6%くらい。
だからこの時点でどんよくさんは
鳳凰卓でトップ率28%以上の実力あり、
と「だいたいは」言えそうです。

それでも5%くらい(20人に1人)は
プラマイ6%の外にあるので、
確実な事は言えないんですけどね。
12. Posted by Seiya_T   2014年06月05日 01:36
訂正です。
サンプル1000で誤差3%なので、
サンプル250で誤差6%でした。
サンプル500なら6%より誤差が少ないですね。

失礼しました。
13. Posted by darius   2014年06月09日 08:48
上手い人は守備型の人が多く,自分も無理やり守備型にしていたのですが,攻撃型でもいいんだなあと開き直れました.あざーす.
14. Posted by ねこ   2014年11月03日 15:20
批判してる人たちは十段になれたことがあるのかな・・・
15. Posted by 最近見たものです   2015年07月01日 04:12
最近このブログを見たのですが、最近の成績は500戦で5.8段程度しかないのではないですか?
16. Posted by わろた   2015年07月17日 06:37
七段に落ちたうえに別アカに逃走奴ーw
17. Posted by ぴらえ   2015年12月01日 05:13
このブログの内容を支持します。
500戦は簡単にできる数字ではありませんし、その結果が簡単に否定できる物でもありません。
私はまだ200戦程度しかしていませんが、おおよそ強弱の違いは分かるようになったと思います。
管理人さんがこのまま天鳳位まで進まれる事を望みます。私も時期に追いつこうと思います。
18. Posted by k   2015年12月01日 23:25
この500戦以降を見るに、500戦単位での確変だったようにしか見えない。
が、鬼打ちする力はあるらしい。

また集中して打ってプロ初天鳳位を目指して欲しいと思った
19. Posted by あんこく   2017年07月31日 04:33
架空の敵作り過ぎててキモい

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