December 05, 2008

シリアの花嫁

最近、ネットの広告欄に

「シリアの花嫁」

ていう映画の情報を見かけるので、クリックしてみると、
シリアとイスラエル占領下のゴラン高原を隔てた結婚の映画と書いてました。


ゴラン高原は1967年の第三次中東戦争で、イスラエル軍が占領し、その時にイスラエル側とシリア側に分け隔てられてしまった家族や友人がいたらしい。


この映画はどうやら、その占領下中の話のようで、イスラエル占領下のゴラン高原に住む女性と、シリアに住む男性が結婚するのだけど、一度シリアに渡ればもう家族の住むイスラエル側のゴラン高原には戻れない、もう二度と家族には会えないという映画のようです。


ゴラン高原は1981年にシリアに返されているのだけど、その撤退の際、イスラエル軍は、ゴラン高原をめちゃくちゃに破壊して去っていってるのだけど、その事実は映画記事やゴラン高原を調べても、表ざたに公開されていない。
アメリカやイスラエルの力が強いのでしょう。


シリアは、その事実をみてほしいと、その破壊のありさまをそのまま残している。

私たちは、そのゴラン高原のクネイトラというところへ行ってみました。


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クネイトラ1



















クネイトラ2




















ゴラン1
























ここは、病院だったところ。
銃痕がこれでもかってほど残っている。
そんなに撃つ必要があったのだろうか。
病人を殺してまですることだったのだろうか。


クネイトラ3





















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シリアとイスラエルは今でも仲が悪いらしい。

このあと、私たちはヨルダンを経てイスラエルへ行ったのだけど、イスラエル側に立ってみても、シリアや他のパレスチナとかのほうが弱い立場にあって、イスラエル軍は悪者にしか思えなかった。
アメリカが背後にあるのをすごく感じたし。
イスラムのテロリストたちがすごい悪者に報道されてて、確かに悪いこともしているけれど、米軍やイスラエル軍はもっと悪者なのにって私は思います。


シリアの話でした。
あまりイスラエルが好きではないので、ついイスラエルのことになるとちょっとむきになってしまいます。

ネットでシリアの花嫁を調べていたら、実際今年、シリアの男性とイスラエルに住む元シリア女性が結婚するという記事がありました。
その記事には、やはり今でもゴラン高原を隔ててシリアに渡れば(ゴラン高原に限らず、きっとシリア・イスラエル間ではだと思う)、もう二度と家族のいるイスラエル側へは行くことはできないそうです。

その花嫁と家族が幸せであるといいですね。



tajmahal28 at 15:37コメント(6)トラックバック(0)シリア 

December 04, 2008

アレッポ石鹸に魅せられて

旅の思い出を振り返っています。

なので、昨日トルコで今日はもうシリアです。


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トルコからシリアに移動しました。
アレッポです。

ここには知る人ぞ知る、アレッポ石鹸の産地で、旅人の多くがとりつかれたかのようにアレッポ石鹸を買って帰るのです。


アレッポ石鹸とは、オリーブと月桂樹のオイルから作られるしっとりした石鹸です。
日本でも、たまにグリーンっぽい黄土色っぽいちょっと大き目の石鹸が、自然派系のお店で売られてたり、私は旅に出る前、友達の結婚式で引き出物としてアレッポ石鹸をもらいました。
旅中アレッポ石鹸は大活躍でした。


なので、この産地で私はぜひともまたアレッポ石鹸を手に入れたかったし、お土産にもしたくて、アレッポに行くのを楽しみにしていました。

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これです!!アレッポ石鹸。
実際使ってみると、旅中に痛んでパサパサだった髪の毛が、はっきりとわかるくらいしっとりして、手ぐしが通るようになったし(手ぐしが通らないくらいに痛んでいました・・・)。
中東の乾燥した空気で毎日カサカサだった私たちの肌は、シャワー浴びた後に、保湿をしなくてもいいくらい潤いが出たし。

髪の毛、洗顔、体まで使えたので、シャンプーボトルとボディソープボトルにおさらばできて荷物も減ったし、一石二鳥以上の得した気分でした。


私は、日本でも使いたいし、お土産にもと思いたくさん購入。
もちろん、日本で買うよりすごく安い。
シリアから日本へ送りました。(送料入れるとどうなんだろう?なにしろ石鹸は重いからね。それでも安いと思う。)


実際、日本は乾燥地帯じゃないからどうなんだろう?
乾燥したシリアだからこそ生まれた石鹸。いいものはどこでもいいとは限らないかもしれないけど、お土産でもらってしまった方は、「私乾燥してたのかも」とか思って使ってみてくださいね(^^)


シリアから荷物が届いた実家では、宅急便やさんが、「何やらアラビア文字の国から荷物が届いてますけど・・・爆弾とか・・危ないものじゃないですか?」と心配したらしい。
アラビックの国々いい国ばっかりなのに、イスラムとか聞くだけで、過激派だとかテロ組織だとか、なんだか切ない気持ちになります。



アレッポは市場(スーク)がとても充実していました。
なんでもあったし、すごく活気があって、みんな生き生きしていて、今までのスークで一番楽しい市場でした。

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スークは屋内にあるので、光が足りなくてあまりうまくとれません。
日本の商店街のもっと密集した、活用的な感じでしょうか。


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友達はここでウェディングドレスを買いました!!
たくさん種類があって、サイズ変更もちゃちゃっと無料でしてくれて、なにより安い!!一番安くて20ドルからありました。立派なドレスが!
中のふんわりするワイヤーも込みです。
デザインもいろんな国のドレスを見て参考にして作ってるみたい。
これは新作だよ。などおっちゃんが言ってたし。
交渉次第で、手袋とかもつきますし。
友達はなかでも高い上等なのを購入。でも一万円しなかったです。
ちなみに写真は私と友達。


シリアに入ってから、今までトルコで抑えられてきた食欲と物欲があふれ出しました。
食事は、3人でトルコの一人前くらいの料金食べられ毎日美味しかったです。

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ケバブサンドも今まで贅沢品だったけど、シリアでは手軽なおやつに。



こう振り返ってみると、ほんとシリアのアレッポすごく楽しかったなあ。
もう一度行きたい国と場所です。



tajmahal28 at 22:01コメント(2)トラックバック(0)シリア 

December 03, 2008

トルコで美男美女に出会う

イスタンブールでは、モスクの中に入ることができました。
今までモスクといえば、イスラム教徒しか入ることができなくて、周りを見るしかできなかったのだけど、お祈りの時間まで見学することができました。
もちろんスカーフをまとってでないと入れません。

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大きなモスク。きれいなステンドグラスとライト。
でも絨毯がなんだか足臭かった。。。
モスクの周りには足を洗うところがちゃんとついてあるんだけどね。


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女性は2階に上がれます。上からの眺めも圧倒されます。
ちょうどお祈りの時間でみんな絨毯の模様に沿ってきれいに並んでお祈りしてました。
なかなか興味深かったです。





サフランボルという町にもいってきました。

ここは最近話題のトルコの観光スポットのようです。
旅人にも勧められたし、日本人観光客の姿も見かけました。

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町並みが世界遺産だそうです。



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2階の部分が飛び出ているのが、多く見られる見られる造りの家々がたくさん。
なかなか可愛らしいです。


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トルコはイスラム教国なので、地域によって雰囲気は違うけど、スカーフで髪の毛を隠しています。おばあちゃんたちはちょっと地味目のスカーフだけど、刺繍してあったり、実は細かいところでおしゃれしているかもしれません。

トルコのスカーフで儲けた人がいるそうです。
トルコではスカーフがおしゃれのポイントみたい。
これはサフランボルではないけれど、ある町のスカーフやさん。
いろんな柄があって楽しそう。

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トルコの女の子は、アジア人ぽくはないよね。
これから結婚式。


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違う結婚式だけど、花嫁と花婿の写真を撮らせてもらうことができました。
ウエディングドレスのモデルさんとかではありません。
ほんときれい・・・

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ハンサムくん発見!!
彼はさっきの花嫁の弟くんで、彼が「俺の姉ちゃん見てってくれよ!」って強引に誘うのでハイハイとついていったら、あんなきれいなお姉ちゃんがいたのでした。



トルコの食事について。

トルコでは何もかも高くて、3人で一人分のセットメニューを一つとか二つとか頼んで、「最後の一個、食べなよ。食べなよ。」と遠慮しながら食べてました。

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イスタンブールでは高くて初めはセットメニューを一つで3人で分け合って食べました。でもさすがにそれでは少ないので次からはセットメニューを2つ頼む知恵を得ました。
これはシシケバブセット。ケバブってサンドウィッチのことかと思ってたけど、串に刺して焼いた肉のことみたいです。


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ああ美味しそう。。
これは高くて手が出せません。映像だけです。


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カッパドキアでは、少し高めの食事をしました。それしか見つけられなくて。
これもセットメニュー。セットメニューはなんだかいつも輝いて見えました。

トルコ料理美味しかったです。でも、ガイドブックに載ってるようなトルコ料理をあまり味わえなかった気が。。
トルコではケチってはいけないようです。
もちろん噂のフランスパンは美味しくて幸せでした。

トルコアイスは伸びるというより、おもちみたいに歯ごたえがあって、牛皮をたべてるみたでしたよ。



トルコは広くて一回では観光しきれない気がします。
でも高くてもういけないかも。。。。


tajmahal28 at 23:16コメント(3)トラックバック(0)トルコ 

トルコで友達と再会

グルジアからトルコに移動しました。

イスタンブールや他の町はちょっと置いといて、先にメインのカッパドキアを。。。

旅に出る前から、母親に「カッパドキアには行ったほうがいい!」と念押しされ、はいはいと軽く答えていたけれど、やはりここは期待を裏切らないくらいなんだかすごい景色でした。


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トルコで、ヨーロッパを旅行してきた高校の同級生いずみと待ち合わせして合流。
久しぶりの再会で、私たち3人は久しぶりに高校時代の話をして(真吾くんも高校の同級生です)、お互い今まで忘れていた思い出の断片をつなぎ合わせて、久しぶりにあったのに、まるで今まで一緒に寮生活してるような毎日が始まりました。
これから、エジプトまで一緒に下ることが決まりました。


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洞窟部屋への入り口。
カッパドキアにきたら洞窟部屋に宿泊するのがメインなのかもしれないけれど、私たちは見るだけに。。。
ムードいっぱいだけど、寒くて暗くてもちろん窓がない。
やっぱり明るい部屋がいいと、3人部屋の窓のある部屋にしました。

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こんな生クリームみたいな岩?も。
層によって侵食の仕方が違うみたい。

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こんな形にもなります。
ちなみにここは「ラブバレー」というんだとか。。。

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この岩もひとつのお城のように中が巣のように穴が空いていて上までいけます。




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これが中の様子です。

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何が行われていたんだろうか。

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縦に切るとこんな感じで部屋がいくつも分かれています。



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乾燥した大地が裂け、その下には川が流れています。



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ここが噂のシメジ岩。
層の違いでこんな形になるなんてほんと不思議。

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夕焼けに染まると、こんな色合いになります。
ほんときれい。。。↓

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ここは、親たちに見せたい場所だと本当思いました。
ぜひ行ってほしい場所のひとつです。


お土産はいかかですか?
すごく悩んだけど、結局買いませんでした。

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tajmahal28 at 17:09コメント(0)トラックバック(0)トルコ 

December 02, 2008

グルジア2

グルジアの後半です。

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カズベキで出会った高校生たちに勧められ、メスティアというところに行ってきました。


ここでは、片道3時間の山登りをしました。
他の欧米人は、トレッキング装備万全なのに、私たちは普段の格好で登ってみたら、かなりちゃんとした山でした。
トレッキング装備憧れるわぁ・・・


グルジア01


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標高何メートルあるかもよくわからないけど、すぐ後ろは雪山が牛の模様のように存在してました。



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山の麓に住んでいるおじいさん。
絵になります。


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こちらも町に住むおじさん、おじいさんたち。
絵になります。
この帽子は伝統的な帽子みたい。かわいいね。


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こんな大きな煙突のような建物が所々に建っています。
ここではないけど、近くの町のこの建物は世界遺産。
昔の人は村同士の戦いや、外敵が攻めてきたときに、この塔状の家に家畜もろとも立てこもったらしい。


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民泊させてもらった「ゾイヤさんの家」での食事。
スープも香草サラダみたいなのも、パンも美味しかったけど、三日三晩同じ食事でした。


アルメニアとグルジアでは、ホテルやゲストハウスはちょっと高いし、山の中の村には宿もないので、民泊させてもらう。もちろん宿泊料は支払うよ。

グルジアでは、有名な「スリコの家」という素敵なおうちがあるらしいのでいってみました。

グルジア08


こちらがスリコさんとメディコさん。
とってもチャーミングな二人。


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この日は、もう一人日本人男性と、イスラエル人カップルが一緒に泊まっていて、明るいうちから楽しい晩餐になりました。


グルジア10


まずは乾杯。っていうか、着いて早々ワインをお茶代わりに頂いてのだけど。。

ワインは水代わりとは、本当にあるんだね。
このワインもスリコさんが手作りしてるとか。庭にはぶどうの木がたくさんなってなし、グルジア至る所でブドウだらけだったしね。
朝起きても、ワイン。お昼もワイン。喉が渇いてもワイン。

酔う用にはウォッカを飲むらしい。
私はまだ前回のウォッカ事件が脳裏をよぎり、控えめに控えめにワインを飲みました。
でも、スリコさんはいくら酔っ払っても、女性には触ったりすることはなく、すばらしいひとでしたよ。男性にはキスしたり、抱きついたり、踊ったりすごかったけど。

グルジア09


曲芸大会したり・・・


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踊ったり・・・


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太鼓叩いたり・・・。

歌や踊りや楽器は、言葉が通じなくても通じるものがあるんだと、いろんな国で感じました。
太鼓や、持っていったウクレレはいろんな所で大活躍しました。

何よりも、こうやって、予告も無しに突然訪れる旅人を快く迎えてくれる民泊のおうちに感激しました。言葉も通じないのに、文化も違うのに、知らない人なのに、毎日晩餐してくれる(スリコの家は特別だと思う)、すごいことです。


そんでもってこの民泊のおうちを最初に発見した(泊めてもらった)人がまたすごい。それで旅人の間にグローバルに広まってしまう。ほんとすごいことだらけ。


グルジア盛りだくさん。ご飯も美味しい国は楽しいなぁ。


tajmahal28 at 17:22コメント(2)トラックバック(0)グルジア 

December 01, 2008

お久しぶりです



ブログをすっぽかしていました。

こまめに見てくださったかたほんとごめんなさい。


ちょっとずつ思い出を振り返っていこうかという気になりました。
だいぶ時差があるんですが、振り返っていこうと思います。




まず、アルメニアの隣国、グルジア

私たちがグルジアを出てから少したって、ロシアと戦争が始まったというのでびっくりしました。あのきれいな景色や、やさしい人たちが危険な目にあってなければいいけれど・・・



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グルジアでは、アルメニアで食べれなかった惣菜たちが、安く食べれました。
味はちょっと濃かったけど、おいしい味付けが多かったかな。
パンがインドのナンより、おいしいナン生地で、焼き立てが食べれて幸せ。
ワインも安く、量り売りで買えるのだけど、これは日本で飲むワインのほうがおいしかったな。。ワインの味をよく知らないけどね。


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ワイン屋には、たくさんのお客が居座っていました。
ワイン屋というより、ワイン居酒屋みたいな感じで。
このおじちさんたちは、ワイン飲んでけ飲んでけと、よくしてくれた酔っ払いおっちゃんです。



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これは、グルジア料理の名前は忘れてしまいました。
ハンバーグ煮込み見たいなのです。
香草もよく使われていました。


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これは「ヒンカリ」。大きい水餃子みたいなもの。
すいとんのお団子みたいな歯ごたえと、中にはジュウシィな肉汁と肉が入っていて、とっても美味しい。
アルメニアでも食べれたけど、グルジアにはヒンカリメインの料理屋とかあって、もう一回行きたいくらい。


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これはとっても美味しいそうだけど、あんまり美味しくなかった。。。
パン生地は美味しいのだけど、チーズがいけてません。
バターも多すぎで、端っこのパンだけ食べて終わりました。
グルジアはチーズがたくさんあるんだけど、割けるチーズとか、でもまだ熟成が足りないような味だったり、極端にしょっぱかったり、臭かったり。たぶん、ヤギとかのミルクを使ってるのかな。。。
専門家ではないので憶測です。


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ジュース屋さん。
この原液に、炭酸水を混ぜて安くジュースが飲めます。
きっとそんな珍しいものではないんだろうけど、なんだかオシャレな感じがして。。



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首都トビリシから移動、ここはカズベキという、雪山の見える山の中の町です。


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山の上にある教会まで歩き、グルジアの高校生と交流。
グルジアはどこどこがお勧めだとか、
グルジア出身の相撲力士がいるだとか、
アジア人にとても興味を持ってくれました。


とてもいい町だったけど、カズベキで怖い目にも会いました。

グルジアでは、ワインよりウォッカのほうがよく飲まれているみたいで、ただワインは水代わりなのかもしれないけど。
次の日、この町のロシアとのボーダーラインに続く道を歩いていたら、途中で出会ったトラクターのおっちゃんが好意で(だと思うけど)、ウォッカをご馳走してくれました。でも、断ってもどんどんくれるし、私たちも歩いて空腹だったから、すぐに酔っ払ってしまい、3人でフラフラになってしまいました。
おじさんは酔ってエロエロ大魔王に大変身し、あちこち触ってくるし、真吾君も酔ってるから助けきれないし、このままどうなるのか、ロシアに連れて行かれるのでは!と、途中からほぼ喧嘩になり、争っていたら、ほかのトラクターのおじさんに助けられました。もしこのおじさんがもっと怖い人だったらと思うとぞっとするけど、そんなことはなく無事部屋まで帰ることができました。

反省することばかりで、おじさんを責めきれないけど、それから出会うおじさんがみな怪しく見えるようになりました。

お酒は部屋で飲もう、もし外で飲んでも、どっちらかは飲まないようにしよう、好意で勧められても、しっかり断ろう。ウォッカは舐めるくらいにしよう。っていうかもう飲みたくない。
旅の女性は特に気をつけてほしいのです。

グルジア後半へ続く。。。

tajmahal28 at 16:28コメント(8)トラックバック(0)グルジア 

July 10, 2008

アルメニア

久しぶりの更新です。


いつも更新が遅くてしんごブログと内容や写真がかぶるので、しんごブログでいっかな~とサボってました。

イエメンから、UAEとアルメニア、グルジアと移動し、現在トルコにいます。

簡単に写真だけ載せてます。
もしよければご覧ください(^^)


まずアルメニアから。。。
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写真閲覧おつかれさまでした!!ありがとう!!

tajmahal28 at 04:55コメント(15)トラックバック(0)アルメニア 

May 31, 2008

イエメン ハイライト




約1ヶ月ほど滞在したイエメン

たくさん、素晴らしい景色と、ステキな人たちでいっぱいでした。



サナア近郊の町 『ワディ・ダハール』 (サナアから30分程)

町の中の景色もいいけど、上からの眺めがまたすごい。
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「ワディ・ダハール」の『ワディ』は、涸れ川と言う意味がいるらしく、周りはテーブルマウンテンのような岩山の崖に囲まれている。イエメンではこのワディの地形にたびたび出くわす。雨の少ないイエメンでは、このワディに水が流れ込み人々が暮らすことができるらしい。

この町の近くの村で、結婚式におじゃまさせてもらったのだ。(前回の日記)



シバームとコーカバン』 (サナアから1時間程)

下に見えるのがシバームの町。
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この村までの道中は、広い荒野というか畑の大地が地平線の向こうまで広がっていて、なかなか気持ちの良いドライブ。
昔、オスマントルコの時代には村々部族の戦いが頻繁にあったらしく、転々と村々があって、みな城壁のように家々が密集しているような感じ。
シバームとコーカバンは、互いに助け合っていた仲良し都市。敵がやって来たら、崖の上に建つコーカバンに登って上から石を投げたそうだ。コーカバンの村はシバームの村から300メートル崖の上にあって、そこからの眺めはすっごく広くて気持ちが良い。夜は星がきれいに見えるんだろうな。




スラー』 (サナアから1時間程、シバーム・コーカバンから20分位)


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スラーは段々畑の岩山の上に建つ町。
段々畑が町を囲んで、敵の侵入を防いだそうだ。岩山にそのまま石を並べて作っているような家の石造りの町。
サナアのオールドシティと違って、日干し煉瓦は使ってないためか漆喰もあまり見られず、ちょっと新鮮だった。(漆喰は日干し煉瓦が雨で崩れないようにコーティング材料として使われている。また模様にも。)
でも、サナアの人々より観光客ズレ(物をねだってきたり、勝手にガイドしてお金を要求してきたり)している感があって、ちょっと寂しい気持ちがした。まあでもそれは観光客がそうさせたということなんだろうけれど。。。


『サユーン』 (サナアから9時間程)

道中の砂漠。
砂漠の中にぽつんとある工場?石油を採掘してるのかな。
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サナアから東へ向かう道は、アラビア半島の砂漠の部分。9時間のバスの道中は、何もない砂漠の中をアスファルトの道が直線に走っていて、たぶん外は40度以上ありそうな景色。バスの中ももちろんエアコンは効かず、サウナ状態。水をたくさん飲んでも、それほどトイレに行きたくならない。
サユーンへ向かう途中には、この前日本人誘拐事件のあった『マーリブ』がある。
私はよく知らなかったのだけど、マーリブには、有名なシバの女王の宮殿がある町なのだそうだ。
シバは王国の名前で、女王の名はビルキス

何が有名なのか?
どうやら、イスラエルにいた名高いソロモン王に財宝、香料を持って行き謁見したそうなのだ。王様同士のサミットらしいけど、そのサミットでビルキス女王はソロモン王の子も宿したらしく、のちのちのエチオピアの王様なのだそうだ。

紀元前の時代でも、とても広い国交をしていたんだね。王様同士の会談が有名なのか、持ち込んだ財宝(乳香など)が素晴らしかったことが有名なのか、子を宿したことが有名なのか。
シバの女王という代名詞になるほどなんだろうけど、私にはどこら辺が有名になりどころなのか、あまりよく分からないのでした。

シバの女王がいたのは、紀元前10世紀ころ。
マーリブにシバ王国が繁栄したのは、紀元前7〜5世紀ごろ。だいぶ時期がづれているけど、シバの女王の宮殿はビルキス女王のもなのですか?
マーリブへは行けなかったので、いろいろ疑問が残るシバの女王なのでした。


シバーム』 (サユーンから30分程)

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ワディ・ダハールで書いた「ワディ」。このワディ(涸れ川)がイエメンで一番広いところにある都市がシバーム。
そのワディの中にあるのがこの砦のような町並み。
「世界最古の摩天楼の町、砂漠のマンハッタン」と呼ばれているそうだ。
城壁の役目をしていたらしい。
どの国にも城壁のある町があるけど、イエメンの城壁はなんだかとくにインパクトがある。
町の中を歩くと、家々が密集しているために日陰がたくさんあって、この暑い所でももしかしたら家の中は少しは涼しいのかもしれない。
日干し煉瓦で建てた家々の中にはちょっと傾いてる家もあった。漆喰で雨を防いでる様子もない。水は一体どこからやってくるのだろう。町の所々に水のみ場があって、大切な水も飲み放題みたい。

この家々は1000年もまえから建てられ始めたそうだ。築1000年の家にまだ人々が暮らし続けてるんだからほんとすごい。


タリム』 (サユーンから1時間弱)

きれいなモスク(名前忘れちゃった)。中にはムスリムしか入れません。
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スイカが小さいのか?それとも、ジャガイモとトマトが大きいのか?
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40度近くあるけど、干物は食べれるようです。
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たぶん40度以上あったと思う日中に、海側の町から運ばれてきた生魚が売られていた。
もう腐るよりも先に、暑さで熱せられてしまったのだろうか。日干しになってしまったような魚もあった。
煮干しのような小魚や、鰹節のような塊になった魚もあった。
でも、暑くて魚を食べる気にはあんまりならなかった。


ハジャラ』 (サナアから3時間半くらい)

ハジャラへ向かって6キロほど歩く。景色がとても素晴らしい。
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ハジャラのはこんな風に山の頂に建っています。
こんなのが至る所にありました。
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ムスリム女性のリカちゃん人形。ちょっと怖くて買えません・・・
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すごい景色でびっくりした。どうやってあの山に石を運んで積み上げて家を建てたんだろう。
町の中を歩くと、斜めの岩肌に石を積み上げ家を建ててる。
崖ぎりぎりに石を積み上げてる。敵から身を守るために、山の頂上に建てたそうだ。
どの町も周りにたくさん敵がいて大変そうだ。私たちは、そんな心配もせずいろいろ便利に囲まれて、そのうち技とか知恵とか衰退していってしまいそうだ。敵はいないに越したことないけど。
今の時代の敵は病原菌とか、コンピューターウイルスとか。。目に見えないものがばかりかな。


イッブとジブラ』 (サナアから5時間)

道中の景色。岩山ばかりのサナアから緑が見える地方までやってきました。
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町の市場。「スーク」といいます。
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1000年も前から築かれてきた町並みだそうです。
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ガイドブックには2時間半と書いてあったのに、5時間もかかってしまった。
でも道中の景色は、5時間も走ればいろいろ変わって楽しめた。
岩山だった山肌も、草木が目立って、青空と緑色はほんときれい。
でも、ガードレールのないような崖っぷちを、ハイスピードでカーブするイエメン人の運転には、スリル満点なんてもんでなく、恐怖のドライブだった。




見所たくさんのイエメン。まだまだ行ってない町があり、島があり、もう少し涼しければもっとたくさん楽しめたのに、もう後数日でイエメンも終わり。
イエメンの人たちはとても親切。たくさん楽しい思い出がたくさん出来ました。



楽しくって優しいイエメン。けどしかし、危険もいっぱいありました。(今だから言っちゃうけど)

ケンカ早いのか、優しい反面熱くなりやすいのか、イエメン人同士の喧嘩何度も見たし、しかも本気の喧嘩。
木の棒で殴っりあったり、でっかい石投げつけようとしたり、今にもジャンビーア突き出すんじゃないかって剣幕で喧嘩してたり、警官が拳銃で威嚇発砲したり(それはまれだと思うけどね)。。。。
(しかも、一つの喧嘩はジャンビーアじゃないけどナイフで刺されてました・・・)
私たちの乗った車で犬はひき殺すし、一日で犬の死体10匹以上みたり。。。

一番怖かったのは、目の前で対向車のタイヤがパンクして、対向車線に入って来て、ハンドルを反対に切った対向車は、外側の畑に反れたんだけど、そのまま横転したり。。。。
何にもない畑の直線道路だったから横転だけで(いや横転だってすごいんだけど)、崖っぷちだったり急カーブだったりしたらって考えると、どの車もオンボロ車だから、いつ自分たちが乗った車がパンクするかってもうその後は、恐怖のドライブ。
実際、乗った車たちはエンジンがガタンガタンいって止まったり、ボンネット開けて、ドライバーでいじらないとエンジンかからない車だったり、もうタイヤだけの問題じゃありません!!車検通りません!!何十年前のトヨタ車ですか??って感じでした。

横転した車は助手席がぺちゃんこになっていて、助け出された人はもちろんグッタリしていました。。。
私たちはその時、助手席に乗ってたから(イエメンの乗り合いタクシーは助手席に無理やり2人乗るのが定員)、あの車に乗ってたら2人でグッタリだったんじゃ・・・・


身の危険がすぐ近くにあることを再確認させられるイエメンなのでした。

でもでも、楽しいこといっぱいのイエメン。皆さんにおすすめなんです。
ウェルカム イエメン(^^)!!

アリガトウ イエメン!!!!

最後にサナアの町並みをどうぞ。
かわいいミニチュアみたいです。
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tajmahal28 at 03:43コメント(10)トラックバック(0)イエメン 

May 14, 2008

イエメンの結婚式




サナア近郊の村へ行った時、一緒に乗り合わせたイエメン人から、結婚式に一緒に行こう!!と誘われた。


イエメンに来てから、サナアのオールドシティでも、2度ほど結婚式を覗く機会があった。
家の前の道を裸電球で飾り、その下で花婿を囲んでお祝いする。
友人たちがジャンビーアダンスを踊ったり、歌を歌ったり、写真撮影をしたり、抱擁しあったり。。。
花嫁は家の中でこの光景を見ているらしい。

サナアの町で見かけた結婚式はこんな感じだった。
2つとも夜に行われていて、このあとどうなるのかなーと思っていたところだった。


今回は、おいでおいでと招かれて、されるがままに私たちは花婿と写真を撮る。(以前の見かけた結婚式でも、写真は撮れ撮れとたくさん撮らせてくれた)

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その後「ご飯を食べよう」と手を引かれるまま従う。
ここで、真吾くんは男性ゾーンに、私は女性ゾーンに連れてかれた。
男性ゾーンと言っても、庭のような屋外にシートが敷いてあり、そこでご飯を食べるらしい。
女性は部屋の中へ・・・とおうちに上がらせてもらうことに。。


まず応接間のようなところへ通された。
白い壁のきれいな部屋で、壁に沿ってソファのような腰掛が並んでいた。
ステンドグラスではないけれど、壁にステンドグラスの模様のような窪みがあり、その窪みに薄い色合いのピンクやブルー、グリーンの色が塗られていて、白い壁と優しくマッチしていて、ほんとキレイなお部屋だ。


この部屋の中に10人ほどの女性がいて、みんな興味深げに眺めてくる。
とりあえず自己紹介してみた。
「日本人です。名前はユリといいます。」
英語を喋れる人がいない為、意思疎通が難しい。
アラビア語で日本人は 『ヤーバーン』 という。
それだけは通じたみたい。


会話?が途切れ、私もどうしていいかわからないので、名前を聞くことにした。そして、アラビア文字で名前を書いてもらった。
あなたとアラビア語に興味があります。と知ってもらうために。
そうすると、子どもたちが文字を書いてくれたり、いろいろ自分たちのことを教えてくれ始めた。
もちろんアラビア語なのでさっぱり分からなかったけど、私が言葉を反復することで、彼女たちは満足し、私のおかしな発音に大爆笑してくれるのだった。
分かったことは、 「名前は何と言うの?」 をアラビア語で 「ブシムシ」と言うこと。
この言葉をゲットできた事で、この後もコミュニケーションをとるのにだいぶ役に立ったのだ。
相手の名前を知ると言うことは、相手に興味を持っているということになり、コミュニケーションも広がり、とっても大事なんだと改めて思った。



応接間でこんなやり取りをしてる間に、男性たちは食事が終わったらしく、外で踊りを始めた。
それを女性たちは窓からこっそり眺めるのだ。
窓から覗く時には、出してた顔を布で隠して眺める。すごいな、ちゃんと徹底してる。

こうして女性たちは、あの男がいいんじゃない?とか、あの人は踊りが上手よ。とか語り合ってるのかもしれない。
私も再び外に出てみることにした。玄関の入口で、顔を隠した女性たちが、男性たちの踊りを見ながら、踊りに合わせて、合の手を入れていた。まるで、 

「私たちはここで見てるわよ。」

と言っているかのようだ。


男性たちのジャンビーアダンス。
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真吾君も混ざって踊っていました。
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そうして、女性たちの食事時間になった。
また違う大きい部屋に通され、そこにはたくさんの食事が並べられていた。
女性たちが集まり始めた。40人〜50人くらいいそうだ。
こんなに女性たちが家の中に潜んでいたなんて!


床に片ひざを立てて座り、食事を囲んで各自好きなようにつまんでいく。
インドのように、一人一人お皿があるわけではない。そこに不潔概念はないみたいだ。
飲み水も、みんな口をつけて、隣の人に渡す。インドでは、口につけない、食器も違うのを使う、外部の人には葉っぱのお皿を使うというくらい、変なところに不潔概念が強かったから(カーストのせいもあるだろうけど。)、口付けていいんですか?と躊躇いながら水を飲んだりした。


ライスもパンも、煮込み野菜や肉も、よく分からないおかずも全部美味しかった。
イエメンに来てから、食事で失敗したことはほんとに無いくらい、食べ物が美味しいのだ。

男性側の食事の様子。でも、ほとんど食べた後だけどね。
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  3





















食事の後は、また違うお部屋に呼ばれて行った。
団欒のお部屋みたいで、ここにも壁に沿って低いソファが置いてあった。
そのお家のママがやってきて、

「カートでもしながら遊びましょう」と、言った。(たぶん)

カートは葉っぱのことで、生の木の葉を噛み砕いて、そのエキスを飲み下すことにより、ほろ酔いのような気分になれる、イエメン人の嗜好品なのだ。
(サウジアラビアでは麻薬の一種として禁じられているらしいけど、イエメンでは合法的な嗜好品で、物陰でこそこそやるようなドラッグではない!とガイドブックに書いてありました)

町で売られているカート。
  IMG_6117






















町では男性たちが、カートを噛んでその葉っぱを片頬に溜め込み膨らませている。まるで、牛が反芻してるみたいに。
(真吾ブログのカートの記事にたくさんの反芻している男たちが載っています!)



どうやら女性も家ではカートを楽しむらしい。
この団欒の部屋でも、大人たちは慣れた手つきで葉っぱを噛み始めた。
私もカートを噛みながら、言葉の通じないコミュニケーションを楽しんだ。

手に、インドでもやったメーヘンディー(ヘナで模様を描く)のようなものを、してあげるわ!!とママが私の腕に絵を描いてくれた。
ヘナと同じような植物性の染色物らしいけど、メーヘンディーより色が濃く、次の日ちょっとかぶれもした。

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また名前を聞いたり、結婚してるの?子どもは?とかそんな話をした。
英語の教科書をもってる子がいて、それをみんなで見て検討した結果、質問された英文は、

『あなたは両親が好きですか?』

だった。

「ハイ好きです。」と答えた時には、すごい歓声だった。


今日結婚した女性が2人現れた。(花婿も2人)
現れたと言っても、ウェディングドレスを着てるわけでもなく、普通な感じ。ただちょっと今日結婚したという嬉しそうな表情が感じられた。
2人とも17歳。でも落ち着いていて、もうすっかり大人の女性のように見えた。


あなたは結婚してて、29歳なのになぜ子どもがいないの?
と聞かれた。旅行してるからね。と答えたけど通じたかどうか・・・


今までもいろんな国で、なぜ子どもがいないんだ?と聞かれてきた。子どもがいない夫婦はハッピーじゃないよ。とよく言われ、子どもを作りなさいと薦められてきた。
しかし、イエメンに来て違う答えが返ってきた。
この日のことではないけれど、ある日、レーズン屋さんのおじさんに、同じように質問され、同じように答えたら、

『 Finish だな。 それなら、もう1人奥さんをもらえばいいじゃないか!!』

イスラム圏は一夫多妻制なのだ。
おじさんは、 「問題ないよ」 と。
Finishの意味はよく分からないけど、こんな感覚にびっくりしたのだ。


もしかしたら、今日もそんな話題になってたのかもしれない。
「旦那さんは他に奥さんもらうかもよー」
とかね。ママがそんなこと言ってそうだった。
結婚話はいろいろ盛り上がったけど、ほとんど理解できなかったのが悔しい。


テレビで流れている音楽番組に合わせて、踊ったりもした。
みんながアバヤ(黒い布)を取って!と言うので、外して髪の毛を見せたら、みんな喜び何か打ち解けた感が生まれ、スキンシップも増えた。アバヤには女性間でも何か強い意味があるんだねきっと。


数人の女の子たちは、テレビに釘付け。
何に夢中かと言うと、韓国ドラマだった。
ここまで韓国ドラマが広がってるなんて!!



とにかく、たくさんよくしてもらった。
女性たちをカメラに収められないのがとても残念。
(女性は写真を撮ってはいけないらしい。)
結婚式、こんなにも男女分かれてお祝いするなんて不思議な文化だなと思う。
もしかしたら、初めに違う部屋で花嫁さんと花婿さんだけ何か特別な儀式を行っていたのかもしれないけど。


カートの効果はというと、なんとなく楽しい気分でリラックスできたのはその効果のせいなのかな。。。というくらいでそれほど分からなかった。苦味を味わうくらい。。
男性ゾーンでカートを楽しんでいた真吾くんは、頬を赤くして酔っ払ってるようだったけどね。



あと、やはり噂どうり、女性の隠された黒いベールの下の素顔は、キレイな女性たちばかりだった。
普段黒装束を身にまとって、表情が見えない分、家の中での笑顔がすごく輝いて見えた。



貴重な体験にほんと感謝。
この日のことは忘れられない思い出になりました。

子供たちは写真が大好き。
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カオナシと子供たち。。。
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tajmahal28 at 21:18コメント(7)トラックバック(0)イエメン 

アラビアの国へ


イエメン・サナアに到着。
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UAEとは違い、人や景色に自然さが感じられて、またアジアに戻った感じがした。けど、ここはアラビアの国。町を歩いていると今までとは全く違う景色と雰囲気があった。
「ウェルカム!!」と声をかけてくれたり、道を聞いても、適当な答えじゃない。子どもたちも面白そうに眺めて「ハロー」と笑顔が可愛い。
挨拶一つでこんなに違うものだと改めてびっくりする。
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7





















イエメンの町並みは世界遺産に登録されているとても古い町並み。
アラビアンナイトの世界なのだ。
アラビアンな町並みってどんなのか知らなかったのだけど、こういう町並みのことらしい。
人々も雰囲気がある。アラジンはイエメン人だったのかな?
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男性は白いワンピースのような服を着て、多くの人が背広を羽織っている。背広じゃないほうがいいのにと思うけど、どうやら彼らの男らしい着こなしみたい。お腹に、ジャンビーアっていうナイフを差している。使うってよりも、これも男の紋章みたいな感じらしい。昔の人は使う場面がたくさんあったのだろうか。

女性は、身体をほとんど黒い衣装で覆っている。出しているのは目だけ。手もあまりだすのはよろしくないらしい。
たまに赤い斑点の布をかぶっている人もいるけど、これは魔よけの布らしい。年配の女性がこの布をかぶっている人が多いけど、区別の仕方は、顔が見えないからわからない。


どうやら観光客の私たちも、特に女性は露出を控え、髪の毛なども隠したほうがよいらしい。
(必ずしも、そうしなさいという決りではないけれど、郷に入れば郷に従え・・・こちらのマナーを重んじるなら・・・自分の身を守るためにも・・・という気持ちで)
さっそく、頭を覆う布を買いに行った。
黒装束は 『アバヤ』 というなまえらしい。
布屋さんを覗いていたら、アバヤが欲しいと言わずとも、おじさんはアバヤを持ってきて着させてくれた。

服と、頭を覆う布と、顔を隠す薄い布。全部真っ黒。

「タマーン!!(上等!!)どこからどう見ても、イエメニーだよ!!」
と、おじさん。
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いやいや当たり前だよ。これじゃあ誰だかわからないもの。
(このお店のおじさんがお腹に指しているのが、ジャンビーアというナイフ。)
ここまでイエメニーしたい気持ちもあったけれど、これだと、観光客だからと言ってローカルな食堂に入れなくなってしまう。
(レストランは男性のものらしく、イエメン女性の姿は見かけない)
立派なレストランなら、カーテンとかで個室にするところもあるらしいけど。

男ばかりの食堂
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結局私は、多様性のあるスカーフは選ばず、なぜかすっぽり被るタイプの黒い頭隠しを選んだ。
なんだか千と千尋のカオナシみたいで楽しくなってしまったのだ。
でも、このタイプの黒い布を被っている観光客はいなかったけどね・・・



カオナシ姿になっても、やっぱり目立つのか視線を感じるけど、声をかけられる頻度は減ったように思う。
アジア女性は彼らから見ると、娼婦に見えるらしいから、カオナシになってちょっと一歩引いてもらおうって訳です。


イエメン。
気持ちの良い人々が多くて、ステキな町並みと、美味しい食事。
来てみて、すぐ好きになってしまいました。



サナアの町角と、アラビアンナイトな夜。彼らの後ろにいるのがカオナシです。見えるかな・・・
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tajmahal28 at 02:17コメント(2)トラックバック(0) 
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