広島や瀬戸内近辺を中心にした山歩きや温泉探訪を綴ってます。

Profile
Categories
Archives
Recent Comments
日曜の話になるが、広島は江田島を巡ってきた。

今回は私は会社の別の部署のマニアックイベントに参加させてもらったのだ。
本企画は「広島に居ながら江田島海軍兵学校に行ったことが無いとはダメだ」との某人の一言で決まり、メインは「旧江田島海軍兵学校」見学である(私はリピートなんですが)。

といいつつも、ただの見学だけでは芸が無いと、こちらも旧海軍と縁のある「古鷹山」登山をする「登山班」と見学のみの「地上班」に分かれて兵学校で合流する計画になった。勿論私は前者で・・(笑)

今回のルートは下のルート。因みにこのルート図、ganzさんのブログにやり方の説明がある。但し、使えるブログは限られるので悪しからず。

このルートは総延長9kmに渡るルート。古鷹山の標高はたった392mであるが、山間部の山々と違ってここは島嶼部、標高0mから賞味400m近くを登る事になるので良い運動になるのだ。



江田島までのアクセスは広島港から江田島の切串港までフェリーで渡った。ほんの30分程度の船旅だが、これが旅心を盛り上げるポイント!船を絡めると旅した気分になるんだよね。。

切串から登山口までは舗装道をひたすら歩く。そんなに急な坂道があるわけでは無いが、春先と言えど既に島しょ部の気温は高く、、汗が出てくる。

しばらく登った所で振り返るとこの通り。。瀬戸内海が一望でき、似島の安芸小富士が見える。瀬戸の海の醍醐味、、それは島が織り成す多島美に尽きると思う。
何せ見渡す限り水平線なんて景色は皆無だ(笑)





古鷹山までの道のりは長く、切串からだと約5km歩かないと辿りつけない。瀬戸内海の景色を望みながらようやく古鷹山が目の前に見えてくる。こう見ると均整の取れた美しい山容だ。。

因みに古鷹山の由来だが、私の言葉より山頂にあった説明文があったので、この一部を引用すると・・

<古鷹山説明>
古鷹山の由来は、その昔一葉の小舟が荒くるう暴風雨のため難破寸前にせまった時、いづくよりか一羽の大鷹があらわれ、波静かな入江に導きたる後、この山中に姿を消したので、この鷹の霊を祭るため山上の大松の下に一字の堂を建立し、鷹宮大明神と称し旧暦9月19日には盛大な祭りが行われていた(現在は八幡神社に合併)その祭神に因んで古鷹山という。
かつては海軍兵学校生徒の心身の鍛練の場であった。広瀬中佐は在学中百回以上登山されたと伝えられている

との事だ。また今の海自の学生も登っているのだが、何と18分で山頂まで走るのだとか・・凄い(笑)





山頂周辺は石灰岩の岩場になっており、各所に鎖が張り巡らされている。ちょっとしたアスレチックのような感じで楽しい。

因みに下の写真はその岩場の険しい雰囲気を出そうと思ったが、携帯で話しながら登ってくるganzさんのお陰で緊張感ゼロ・・(笑)





岩場を過ぎたらようやく山頂だ。本日は数人の人とすれ違ったが山頂には先客は居なかった。
思えば山で人と出会うのも、山に人と登るのも久しぶり(笑)

山頂からは旧海軍兵学校(海自第1術科学校)が一望できる。山麓の町が一望できるのも低山の醍醐味だ・・。ちょっと靄が掛っているが素晴らしい眺望を堪能できた。





古鷹山から下山した後は地上班と合流し、お次は本日メインの旧海軍兵学校を目指す。
旧海軍兵学校までの道中に絵柄マンホールを見つけた。カラーで無いのがちと残念だが旧・江田島町(現・江田島市)の町の木であり町の花であった桜が織り込まれている。
こうやってマンホールに足を止め撮影までしてしまうのは他でも無い、、YMさんの影響だろう(笑)





さて、ここからはメインである旧江田島海軍兵学校の話に移ろう。

旧兵学校はイギリス・アメリカの兵学校と並び世界三大兵学校として知られ、当時は現・東京大学と並び最難関校であった。役割としては初級士官を養成する機関、、つまりエリート養成校だったのである。

現在は海上自衛隊の第1術科学校及び幹部候補生学校であるから、昔も今も・・100年以上に渡って海のエリートを養成しているのである。

下の写真は以前の投稿にも出した幹部候補生学校である。煉瓦はイギリス積み(笑)。因みにイギリス人により設計され、イギリスの煉瓦を用いて製作してある。当時の軍部は余程イギリス贔屓だったのかな・・

軍の施設だっただけあって装飾の類は殆ど見られないが、何時見ても美しい建物だ。





またこちらは私の好きなポイント、、軒の角を見上げたショット。変なところに注目してるとお思いだろうが、女性の何処が好きと聞かれて「うなじ」と答えるのと同じようなものであろうか・・(笑)

何せ、青い空と端正な軒の角のライン、、それに赤い煉瓦が微妙な美しさを・・う〜んドツボにハマってる気が・・





そして打って変わって白く輝く建物は玉座が残る御影石造りの大講堂。中も白亜の壁と天井が続き、ほんと美しい建物である。





兵学校には大きな芝生のグランドがあり、その橋は海に面している。
流石旧海軍&海自と言うべきか、、海が表玄関なんだとか・・。

その表玄関である海際に歩を進めると、教育用である兵器の展示がある。

一番に目に付くのは下のデカイ大砲、、「戦艦陸奥主砲4番砲塔」。口径は何と41センチで最大仰角30度、射程は30,200mを誇る。間近で見ると凄い迫力。。
戦艦陸奥は旧海軍の「長門型」の二番艦であり、1921年に竣工、昭和18年に山口県柱島付近で突如爆発事故を起こし沈没した戦艦である。

また手前に見えているのは駆逐艦「梨」の12,7センチ単装高角砲である。こちらも現代の艦船の主砲クラスの口径を有しているが、陸奥の主砲の前ではオモチャサイズである。それでも威力は笑えない程あったと思うが(笑)





こちらは同じく駆逐艦「梨」の魚雷発射管。
旧日本海軍の誇る九三式酸素魚雷を発射する装置である。

九三式酸素魚雷は射程距離40km、速力は36ノットで、当時の米英の魚雷を比較して射程距離で4〜5倍、速度で10〜20%勝っていた。また同時期の魚雷の中で唯一、航跡(白い気泡の跡)を残さず航行できた魚雷である。





発射管を覗くと、、あちらにganzさんの姿が(笑)。アホな奴らとお思い下され





まだまだ色んな展示があったが、濃くなる一方なのでこの辺で。。(笑)

最後に第一術科学校越しに古鷹山を望む。改めて美しい山容だなと思う。





山に近代遺跡にと堪能しきりの休日だった。帰りのフェリーでは皆爆睡(笑)
朝は早起きだったからな〜

コメント一覧

    • 1. ゆた
    • 2007年04月19日 23:24
    • こんばんわ☆

      行動力凄いですねー!!
      そしてタフですね(笑

      発射官の写真笑ってしまいましたよ!
      私も行ったら絶対やりますね。

      私、フェリーは未知の世界です。
      酔いますか??
      高速バスは何度も経験してますが・・・。

      こちらはいよいよ来週桜が咲きそうですよ!

      あっ。ゆたブログにリンク貼らせて頂きました。
      今後ともよろしくです!
    • 2. おのぴこ
    • 2007年04月20日 01:51
    • こんばんは!
      takさんの記事は本当に勉強になります!!
      この山を18分で登っていたなんて、当時の訓練って凄いですね!私なんかたぶん息も絶え絶えで18分どころか18時間かかっても山頂にたどりつけなかったりして(笑)

      フェリーってたとえ短時間でも旅情気分満喫ですよね!!一度沖縄や北海道までフェリーで行ってみたいです(笑)
    • 3. しろめ
    • 2007年04月21日 15:33
    • 久々お邪魔しまっす♪
      「江田島海軍兵学校」…もしやと思って●オ●イを見てみたら…やっぱり以前、投稿されてましたね。なんか見た覚えたあったのですよ。で、takさんの投稿一覧をざざっと改めて見てみたのですが、ブログとカブってる記事が結構…いや、批判してるんじゃなくて、ホントに好きなんだな〜と思って(笑)。
      「かのサイト」だと、写真をいくつも載せたい場合は記事を分割するしかないですから、じっくり書きたい場合には不便ですよね。だからつい、自分のブログに力入れてしまう。自分の天下ですからね。

      で、ココにも煉瓦が!
      takさんの煉瓦解説を読んで、最近、煉瓦を気にしてみてるんですよ。でも見かけるのは「長手積み」ばかりです。
      しかし! 会社近くで「明治28年の日本製」という煉瓦を発見。そのうち記事にしようと思ってますが、さて、基本にゃんこのワタシのブログで、どうもっていこうか…
    • 4. YM
    • 2007年04月21日 23:48
    • 古鷹山から見る瀬戸内海、山から海が一望っていうロケーションがいいですね☆海軍兵学校生徒はここで鍛えられているんですね。百回以上も登るとこの景色の有り難味も減りそうな気がしますが。。。

      そして待ってました〜!!って訪問するのが遅いですが(笑)この前予告していたマンホールですね☆☆私の影響で足をとめてくれたなんて嬉しいですよ♪♪桜のマンホール、かわいいですね〜☆町の木・町の花であった旧・江田島町は桜でいっぱいだったんでしょうね!!素敵な風景を想像しちゃいます♪♪

      幹部候補生学校の建物は異国情緒があって綺麗で大きいですね〜。イギリス積み、その言葉は忘れられません(笑)言葉に出して誰かにいえる日が来るといいですが☆

      軒の角を見上げたショットがお好き・・・女性の何処が好きかという質問と比べますか(笑)でも柔らかい青空ときりっとした建物がいいですね!!
    • 5. えーこ
    • 2007年04月22日 21:55
    • 江田島なんてところがあるんですね!!フェリーに揺られて山にいくなんてなかなかできないですね!!(近くに海がないので・・。泣)標高0mから一気に400mまでなんて爽快感がありそうです♪山から眺める街並みってまた素敵ですよね〜。そしてまたまた近代遺跡をみせてもらってありがとうございます。大砲見てみたいです!
    • 6. tak
    • 2007年04月22日 23:13
    • ゆたさん、こんばんは〜
      ははは〜、タフさは??ですが、行動力を取ったら何も残りませんからね(笑)
      やはり発射管はアレやっちゃいますよね。なにせ普段見られないモノが沢山あっていささか興奮気味でした〜

      フェリー乗った事無いんですね。私は全く酔わないのですが、高速船のような小さな船だと揺れが激しいので酔う方は増えそうかもしれませんね。大きな船からチャレンジする事をおススメしますよ。

      そしてようやくそちらにも桜が!!何だかトリを飾るようで羨ましくも思いますよ。ゆっくり堪能してくださいね〜。
      リンク有難う御座います。私の所にも貼らせていただきますね〜。
    • 7. tak
    • 2007年04月22日 23:18
    • おのぴこさん、こんばんは〜
      勉強なんてとんでもない、、まさに明日から直ぐに役に立たない知識ばかりですよ(笑)

      私も18分って恐ろしいな〜と思いました。ただでさえしんどいのに走る事すら想像も出来ません(笑)因みに18分は今の自衛隊の方だったかな。昔も今も訓練登山はキビシイのだと思いますが・・

      ほんとフェリーは旅心を盛り上げますね〜。私も長距離をフェリーで旅したいとは思いますが、あまり長くなると何をしたら良いのかと迷いそう(笑)
    • 8. tak
    • 2007年04月22日 23:25
    • しろめさん、こんばんは〜
      ははは〜、良く分かりましたね。そうそう、以前行った時にはアチラに投稿してました。前回は単独でバイクで訪れたんです。

      御指摘どおり色々カブってますよね。文章は趣向を変えてと色々工夫してはいますが、アチラの方は記事らしく簡潔に纏める事に徹してます。確かにブログだと好き勝手に出来ますから楽ですよね。私はち〜とだらだら書き過ぎるきらいがあるなぁと毎度反省しています(笑)

      煉瓦の積み方を知ってしまうと、ついつい見ちゃいますよね。やはり地震大国日本ではどうしても偏ってしまってるのかもしれませんね。明治期の煉瓦、、かなりそそりますねぇ。しろめさん流のアレンジで見せていただける事を期待してますよ〜

    • 9. tak
    • 2007年04月22日 23:34
    • YMさん、こんばんは〜
      島の山も素敵でしょ〜。狭い瀬戸内海ですが、沢山の島があってそれらが見せる景色が良いんです。それでも100回以上登るとほんと食傷気味になりますよね。ま、目的が訓練ですから仕方ありませんが・・(笑)

      マンホールは残念ながらカラーではなかったのですが、見つけてちょっと嬉しくなりましたよ(笑)。江田島の桜の季節は過ぎてしまっていたのですが、この記事の兵学校内も古鷹山も桜の木が沢山あって、桜の季節は良いんですよ。
      そしてこちらの煉瓦建築は明るい色が鮮やかで100年も経ってるとはとても思えない美しさでした。煉瓦の積み方・・是非是非誰かに語れる事を楽しみにしています(笑)

      軒の角の件にもコメント有難う御座います。何だかマイナーなところに目が行って、、。変なヤツ丸出しですね・・・
    • 10. tak
    • 2007年04月22日 23:39
    • えーこさん、こんばんは〜
      フェリーで山は長野ではちと難しいですよね。瀬戸内海には他にも山を有する島々があって、フェリーでしか行けないところがあるんです。但し、夏は暑過ぎてとても島嶼部の山には登れませんが(笑)

      確かに爽快感はあるのですが、春の陽気では結構暑かったです。クモの巣も沢山引っ掛かりましたしね(笑)ですが海と町を見下ろす景色は最高でした。
      まだまだ色々ネタは持ってるのですが、中々記事にする暇が無く、、また良い景色をお見せ出来ればと思います。

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ