2009年03月25日

研究をやる上で踏まえておくべき非常識

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東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 A教授の話

「教科書に書いてあることとか、信じちゃダメだよ。教科書に本当のことなんか一つも書いてないんだから」
「偉い先生の言うこととか鵜呑みにしちゃダメだよ。」
「そういう、新しい知識を作り出していくことが君たちの仕事なんだから」


※補足
「何であんなに会場がすぐ近くにあるのか知ってる?」
「シンポジウムとか終わった後、「こっちです〜」と、僕が先生たちを連れていくわけよ、でも次の会場に付くときにはもう半分ぐらい人数が減ってるんだよ」
「勝手にどっか行っちゃうんだよ」
「大体、人と違うことをやって偉くなってきた先生たちだから、人の言うことなんか全然聞かないんだよね」


微積分の F教授
「君たちが高校までで教わってきた内容は、いわば詐欺だ!」
「正しい結果が導出できたとしても、それは正しい過程を理解したふりをさせるためだけの、誤魔化しに過ぎないんだ!」
「正しい考え方と正しい理論に基づいたものではないのだ!」
「その意味で、君たちは大学で、初めて真の学問に触れたといえるのだ!」

※口調は、最後の!で一番強くなるわけではありません。 文の真ん中あたりが一番強い声です。


「いいか?当たり前の事実を積み重ねて 当たり前ではないことを証明することが数学なのだ」





統計数理のW教授
「君たちが研究者になるとしたら、同じような研究をしている人は世界でも数人ぐらいです。」
「それぐらいが研究の世界では普通です。」
「そういう人がライバルになるか、共同研究者になるかどうか、という世界なんです。」


※補足
インストラクショナルデザイン、などのT教授
「公募教員のプレゼンテーション(面接)でわたしも呼ばれて参加して、その人の研究の説明を聞いたんですよ」
「でも何言ってるのか全然わからない」
「多分その分野の人にはわかることなんでしょうけど...」





音声信号処理のS教授
「..........とすれば、複数マイクを必要としない、単音源からの音声分離が可能になると、彼は考えたんですよ」
「これは非常に画期的でした。まあ、彼が書いた計算式は間違ってたんですが。 私が書き直して論文化しました」
「(たいへん画期的なアイデアを導入した)「彼」は、学部を卒業して普通に就職して、いまは研究とは関係ないことをやっていると思います。」


先輩のE氏
「もう一度修士課程 アメリカで勉強して」
「俺はMITとかに行きたいんだよね」


修士課程を大変優秀な成績で卒業し
米留学2年間(University of Minnesota
帰国後、E氏は地元で研究とはあまり関係ない仕事をしています。





心理学のK講師
「非常に斬新なアイデアを生み出すと有名な科学者の、発想の源を調査するために、
ある心理学者が、その人の生活に密着して観察をしたのです。」
「突然ひらめきが起きるようなことを(この人も)期待していたのですが、
そうではなく、
どうやら一つずつ着実に論理を積み上げて理論を構築していくのだそうです。」





教育実習指導のO先生
「誰でも頭が良い(構造的に、そのようになれる)世の中にしたいという基本原理があるのだけれど、」
「子供がね、「頭が悪くても生きていける世の中を作ることがお父さんの仕事でしょ」と言うんだよ」
「そこで、どちらの道を選ぶかというところなんですよね」





機械学習のC教授(キリスト教)
「このような実験(Cellular automaton のこと)は、虫よりも馬鹿みたいに見えますが、神様からみれば我々も同じようなものですよ」


その行動で一部で有名な言語学のK氏
K氏 「つまり、言語現象とは、連続的に変化するようなものではなく、ある瞬間に突然変わるようなものなんですよ」
K氏 「コミュニケーションが成り立っているように見えて、事実、意思疎通ができていたとしても、
僕とあなたが同じ言語(スキーム)を共有していることにはならないんですよ」





指導教官T教授「tak君も自然言語処理をやろうと思うなら、泥臭い作業を覚悟しないとだめだよ」
tak「泥臭い作業 とは?」
T教授「例えば......実際のデータにあたってみて、実際の文書を一つ一つよく読んでみるとか、
実際の言語"現象"をよく観察してみるとか、テストデータを作成するときは、そういう地道な作業」






遠藤秀紀 氏
「パンダには7本目の指があるんですよ」
「6本目の指は知られていますが、この7本目のおかげで6本目が機能するんですよ」




パンダの死体はよみがえる (ちくま新書)




遺体科学の挑戦




Anatomical Imaging






遠藤 氏「遺体を鍋で煮たり、土に埋めたりして、.....」

※ 遺体と言っています。 わたくしは死体と言いましたが。

tak「新鮮な死体(の状態を維持しておく)の方が多く情報を持っているのではないですか?」

遠藤 氏「そうなんですよ。 大量の情報が失われるんです。 だから海外では象が入るようなホルマリンのプールなども建造されてますし、」
「例えば鯨の骨格標本などを保存しておけるだけのスペース(余裕)と資金を負担できるのも、(例えば巨大な軍事費などを捻出できる)アメリカならではですが」


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コメント一覧

1. Posted by イークソ   2009年03月25日 05:30
うーん、なんと厳しい世界でしょうか・・・。

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