2021年02月27日

2021年02月26日
角交換型振り飛車3三桂型への手筋の攻め~第69期王座戦二次予選、佐々木(勇)七段対羽生九段戦

1図は第69期王座戦二次予選、佐々木勇気七段対羽生善治九段戦(2021.2.18)の序盤で佐々木七段が▲5六角と打ったところです。
村田顕弘六段が「角交換振り飛車戦において、必ず覚えてほしい超重要手筋です。3三桂型には筋違い角~桂頭の歩を取りに行くのが居飛車の有力手段です。」と解説されていました。
少し進んで2図となりました。

▲3五歩と歩を進め、次に▲7八角(▲6七角)~▲3四歩を見せたところです。
このタイミングで△4四角と打ちました。△3五角と△6六銀を見せます。
続いて、▲6七角△6六銀▲同銀△同角▲7七銀△5五角▲3四歩と進み先手は桂得を確定させました。桂得なので先手が指せるはずですがどうなのでしょうか。
しばらく進んで3図となりました。

3図では駒の損得はほとんど無くなっています。
ここから、角2枚を切り飛ばす猛攻を仕掛けます。
▲7五歩△同歩▲8五歩△同歩▲8四歩△同銀左▲8三角成△同金▲同角成△同玉~と進みました。
素人目には先手の攻めが決まっているように見えたのですが、まだまだ難しいのかも知れません。
将棋は113手で佐々木七段が勝利しました。

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