空を見上げて

第8回早指し新鋭戦、羽生五段対泉五段戦

2018-03-31b

 1図は第8回早指し新鋭戦、羽生善治五段対泉正樹五段戦(1989.4.29)の中盤の局面です。
 この棋戦は持ち時間が40手まで5分、以後、1手20秒未満、他に3分の考慮時間あり(少し違うかもしれませんが)とその棋戦名のとおり持ち時間の短い将棋だったようです。
 今、後手の泉五段が△6八角と飛車・金の両取りに角を打ち込んだところです。
 痛い角打ちに感じますが、よく見ると先手は銀得ですので4六金を馬を作られながら王手で取られなければ(つまり8四の飛車は取られても)指せると考えるのが正しい大局観のようです。
 1図から▲7三角(4六金に紐を付けながら飛車取り)△7二飛▲9一角成△8六角成で2図となりました。

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 2図から▲8三歩成△7一飛▲8二馬△5一飛で3図となりました。
 
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 飛車と銀・香の交換で駒の損得は微妙ですが、ここから先手は▲3五歩と後手玉の急所を突いて行きます。
 しばらく進んで4図となりました。

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 4図では色々な手があるのでしょうが、羽生五段の指した手は▲4六金でした。
 以下、△同金▲同馬と自陣に馬を引き付けました。
 続いて、△2三銀▲3五銀△3四歩で5図となりました。

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 5図から▲2五桂△同歩と桂を打ち捨てて開いた空間に▲2四金と放り込み攻めを繋ぎ、135手で羽生五段が勝利しました。

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こども将棋教室(4/14)の結果

 4月14日(土)の教室にはK君(小5)、KB君(小5)、W君(小5)、M君(小4)の4名の参加がありました。
 3名が13時30分から15時30分、1名が14時から16時までの参加でした。
 生徒さん同士の対局、講師と生徒さんの対局、囲いの崩し方、リレー将棋、、将棋フォーカス(録画)の視聴などを行いました。

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 上の図は、囲いの崩し方で勉強したものです。ここから▲6二角成と攻めていくのですが、実はこの問題は先週も出したようなのです。自分はすっかり忘れていましたが、生徒さんがこの問題を見て「これ、やったことある。」と言って▲6二角成をすぐ回答しました。
 わいわいがやがやとした雰囲気の中で進むことが多い教室ですが、結構、内容を覚えていることに感心しました。
 ところで、本日(4/14)、5歳のお子さんの保護者の方から将棋教室について照会がありました。ブログでは当教室の対象者が小・中学生となっているが5歳でも良いかとの内容でした。
 5歳でもOKですと答えました。先ずはお気軽に見学にいらしてください。



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実戦の詰将棋(377)

2018-03-29b

 図は、実戦を基に作成した詰将棋です。
 答えを白文字で記入しました。
 
 答え ⇒ ▲5四馬までの手詰



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実戦の次の一手(54)~第49期名人戦第1局、中原名人対米長九段戦より

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 1図は第49期名人戦第1局、中原誠名人対米長九段戦(1991.4.10~11)の中終盤の局面です。
 ここで先手の中原名人が指した次の一手をお考えください。
 正解は
  ……
  ……
  ……

 ▲5四歩(2図)でした。

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 「機敏な手で早くも技あり。」との解説でしたが、素人目にはここから△5四同金だと金が上ずるもののどうするのかと思いました。
 激指先生の分析では、その場合は以下、▲7三角成△同銀▲4六桂(変化図1)で次に▲5四桂又は▲3四桂を狙うようです。

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 本譜は2図から△8一飛▲5八飛△5一飛~と進み、95手で中原名人が勝利しました。

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早繰り銀、序盤の手筋~第43期棋王戦第4局、永瀬七段対渡辺棋王戦から

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 1図は第43期棋王戦五番勝負の第4局、永瀬拓矢七段対渡辺明棋王戦(2018.3.20)の序盤の局面です。
 1図から▲3五歩△同歩▲同銀で2図となりました。

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 2図では先手玉に圧力をかける△6五歩、銀取りに飛車を浮く△8五飛、3筋から反撃を狙う△3六歩など手が広い局面との鈴木大介九段の解説がありました。
 本譜は2図から△8八角成▲同銀△2二銀▲2四歩△同歩▲同飛と進み3図となりました。

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 3図から△3四歩▲4六銀(▲同銀は△3三歩▲2四銀△2三歩で飛車が取られる)△2三歩▲2八飛△4四歩(4図)と進みましたが、

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 3図で△2五歩の手筋もあるそうです(鈴木九段の解説)。

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 これに対して▲同飛には△3六角から馬をつくる、放置するのは△2七角や△2八角と角を打ち込む、▲3八金と角打ちに備えなら、△1四角(3三桂)で2五歩を支えてから飛車取りを狙う、とのことです。


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