空を見上げて

将棋界10大ニュース2017~将棋フォーカスより

 1月28日放送の将棋フォーカスの特集は「将棋界10大ニュース2017」でした。
 同番組が選んだ10大ニュースは次のとおりです。

 1位:羽生善治 史上初の永世七冠に
 2位:藤井聡太 デビューから29連勝
 3位:加藤一二三 77歳で現役引退
 4位:中村太地 初タイトル王座獲得
 5位:山崎隆之 将棋日本シリーズ優勝
 6位:菅井竜也 初タイトル王位獲得
 7位:里見香奈 女流五冠死守
 8位:佐藤康光 将棋連盟会長に
 9位:増田康宏 2年連続で新人王戦優勝
10位:カロリーナ 外国人初の女流棋士に

 番外として、映像付きで
・ 第2期電王戦二番勝負で佐藤名人2局続けて完敗
 コメントのみで
・ 久保利明 王将復位
・ 渡辺 明 棋王連続5期
・ 佐藤天彦 名人防衛
 などが紹介されました。



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子ども将棋(5/6)の結果

 5月6日(日)にS君(中3)との教室を開催し、平手戦を2局対局しました。
 1局目は先手S君の角道を閉じた四間飛車に後手が棒銀から仕掛けました。

2018-05-08a

 1図で後手の自分としては攻めの桂が捌けているので行けるのではと思っていましたが、この形で先手に飛車を渡しているのはまずかったようです。S君の大局観の方が優れていました。
 1局目はS君が勝利しました。

 2局目は後手の角交換四間飛車対先手の居飛車の対抗となりました。

2018-05-08b

 A図で教室終了の時間となり指し掛けとなりました。形成は少し先手が良さそうです。



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第29期女流王位戦第1局、渡部女流二段が勝利

 第29期女流王位戦五番勝負、里見香奈女流王位対渡部愛女流二段戦の第1局が5月9日に京王プラザホテル札幌で行われ、114手で挑戦者の渡部女流二段が勝利しました。
 将棋は先手里見女流王位の中飛車対後手の居飛車銀冠穴熊の対抗となりました。

2018-05-10a

  1図で解説では△3一銀や△7二飛が出ていましたが、△6四歩と突き、以下6筋での戦いが続きました。
 しばらく進んで2図となりました。

2018-05-10b

 2図から後手の渡部女流二段は△5七桂成と踏み込み、以下、▲同角△6八飛成▲同角△6九飛▲6一飛で3図となりました。

2018-05-10c

 2図からの△5七桂成に▲6四飛と飛を取ると△5六成桂▲6一飛成△4六歩(変化図1)が予想されるそうです。

2018-05-10d

 4図は△5八角に4七金が▲5七金と寄ったところです。

2018-05-10e

 4図から△3二銀と4三地点を強化しましたが、その手が悪かったようです。
 ここは△4九角成と攻め、▲4三歩成には△5五角と出て▲4二となら△5六桂(5五角で9一の龍取り)(変化図2)で後手が良かったそうです。

2018-05-10f

 少し進んで5図となりました。

2018-05-10g

 5図では先手の繋ぎ桂が急所に刺さり後手が苦しそうです。
 後手の指す手が難しそうですが、ここから△3七香▲同玉△5九龍と迫って6図となりました。

2018-05-10h

 6図から先手は▲2一桂成~▲2一龍と後手玉を詰ましに行きました。

2018-05-10i

 7図から▲2三香から詰みだったそうですが、▲3二銀と打ちました。これは詰まなかったようです。
 結局△3二同玉の後、▲4八金打と受けに回りましたが、後手の渡部女流二段はきれいに寄せて勝利しました。

2018-05-10j


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アマ竜王戦室蘭地区予選(5/20)の開催

※ 以下は東室蘭支部のブログからの転載です。
  変更があるかもしれませんので、最新情報は同ブログでご確認ください。

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アマ竜王戦 地区予選のお知らせ(5/20開催)

次のとおり将棋大会を開催しますので、ご案内します。

<大会名> アマ竜王戦室蘭地区予選
<日時> 5月20(日)9時40分受付、10時開始
<会場> 東室蘭支部道場(室蘭市中島町4丁目14-6)
<参加資格> 室蘭市・登別市・伊達市在住者
<参加費> 支部会員及び学生~1,000円、一般~1,500円(共に昼食付)
<全道大会> 上位2名が5月27日(日)に札幌で行われる全道大会への出場権を得る
<問合せ先> 東室蘭支部 佐藤まで(090-6212-6641)



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10枚落ちの指し方~将棋フォーカス「太地先生に挑戦」より

 4月22日放送の将棋フォーカスの特集は「太地先生に挑戦」でした。
 今回の挑戦者は比留間 桃香さん(小2)。中倉彰子女流二段の「いつつこども将棋教室」の生徒さんで昨年の夏から将棋を初めて現在12級とのことでした。
 今回の手合は10枚落ちでした。
 立派な盤、駒で対局時計、記録付きで行われ、下手の持ち時間は15分、30秒でした。
 将棋は比留間さんが見事に勝利し11級へ昇級しました。
 番組では対局の様子を伝えた後に、初手から解説がありました。
 自分は10枚落ちの棋譜を見たのは初めてかもしれません。

2018-05-07a

 下手は棒銀戦法で敵陣突破を狙います。
 1図までの上手の歩の突く順番はなるほどと思いました。

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 2図からの下手▲1三成銀は工夫の一手でした。銀がそっぽへ行くようですが、飛車の成り込みのため道を開け、3三には飛車が成り込んだ後で角が成り込もうとの作戦のようです。 

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 3図での次の一手は▲4三馬かと思っていましたら、意表を突くものでした。
 ▲3二馬△7六歩で4図となりました。

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 4図から▲4三龍△6二玉で5図となりました。

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 5図となり下手の寄せの作戦が見えてきました。龍を3段目に置くことで上手玉の上部遁走を防ぎ、後は龍と馬で端に追い詰めて捕まえると言うもののようです。
 玉に上に逃げられてもそこには下手陣があるので上下からの挟み撃ちで捕まえられるという考えもあるでしょうが局面が広くなり難しさは倍増しそうです。
 この作戦は初心者にとってなかなか理に叶っているように感じました。

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 6図で上手玉に詰みがありますが、下手は少し上手の攻めの相手をしてから▲8三馬~▲8四桂と迫ります。
 詰んでる玉に必至をかけるのは自分ばかりではありませんでした。
 自分が講師でしたら、「6図では上手玉に簡単な詰みがありましたよ。」と助言するところですが、中村王座は違います。「6図から詰みもありますが、しっかり頭金の形をつくり詰め上げました。」と褒めていました。
 見習いたいところです。

2018-05-07g

放送日時:2018/04/22
棋戦:将棋フォーカス「太地先生に挑戦」
持ち時間:下手15M30S、上手30S
手合割:十枚落ち
下手:比留間桃香
上手:中村太地

△4二玉    ▲7六歩    △5四歩    ▲2六歩    △3二玉    ▲2五歩
△7四歩    ▲3八銀    △6四歩    ▲2七銀    △6五歩    ▲3六銀
△8四歩    ▲3五銀    △8五歩    ▲2四歩    △同 歩    ▲同 銀
△4二玉    ▲2三銀成  △9四歩    ▲1三成銀  △9五歩    ▲2三飛成
△7五歩    ▲3三角成  △5二玉    ▲3二馬    △7六歩    ▲4三龍
△6二玉    ▲4一馬    △5五歩    ▲6三龍    △7一玉    ▲5二馬
△2八歩    ▲3八金    △2九歩成  ▲6二馬    △8二玉    ▲7三龍
△9二玉    ▲7二馬    △7七桂    ▲同 桂    △同歩成    ▲8三馬
△9一玉    ▲8四桂    △6七と    ▲9二桂成
まで52手で下手の勝ち



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