空を見上げて

アクロバティックな受け~第66回NHK杯3回戦、佐藤名人対渡辺竜王戦

 1月15日放送の第66回NHK杯3回戦、佐藤天彦名人対渡辺明竜王戦の録画を見ました。
 トップ棋士同士の対局でワクワクします。
 将棋は後手渡辺竜王のゴキゲン中飛車対先手佐藤名人の居飛車の対抗となり、相穴熊となりました。
 個人的には渡辺竜王は居飛車に比べ振り飛車はあまり得意ではない印象を持っていますのでその点が気がかりでした。

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 先手が角で7筋の歩を交換したところ、後手が3五歩と3筋から攻めかかり、それに対し先手が2四歩~2二歩と2筋から反撃し1図を迎えました。
 ここから、先手は2四飛と飛車を切り△同歩に▲6五角と要所に角を打ちました。以下、△3九飛▲4三角成(飛車取り)△2九飛成▲3二馬△1九龍▲4二角成△5八歩で2図となりました。
 後手は3二の飛車を取られましたが、後手陣に打ち込んだ飛車で桂香を拾い、△5八歩でと金攻めを狙いました。
 先手は飛車を取り、敵陣に2枚の馬を作りました。

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 2図から▲8六馬と引き付けました。以下、△5九歩成▲7三歩△同金▲5四馬(2枚目の馬を銀取りで引く)△6九と(金取り)▲4四馬(銀を取る)△7九と(金を取る)で3図となりました。

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 追記:NHKテキスト2017年3月号のいしかわごう氏の観戦記によりますと2図からの『▲8六馬と引いたのが、混戦の引き金となった疑問手。ここは▲1一とと香車を拾い、△5九歩成▲7六香△6九と▲7二香成△同金▲6九金△同龍▲7九金打(変化図1)なら優勢を保てていた。』とのことでした。

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 3図から▲7九同銀。▲7九同金が普通な感じであまり見ない手のような気がします。以下、△6七桂(銀取り)▲6八銀と進みました。▲6八銀では反射的に8八銀と玉に近い方へ行きたくなりますが、それですと△7九金で受けが難しくなるのかもしれません。
 続いて、△7九金▲8八金(この手を指すために7九銀を8八でなく6八へ上がった)△7八歩で4図となりました。

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 先手が上手く攻めを躱したかと思いましたが、4図では次に後手から8九金~7九歩成の攻めがあります。
 2図から▲7七飛と打ちました。こんなところに受け一方の飛車を打つようでは普通は悪いものですが、以下、△8九金▲同金△7九歩成▲同銀以下7九の地点で総交換が行われた後に△7四飛で5図となりました。

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 △7四飛は7九金と4四馬の両取りですが、村山NHK杯の解説では、4四馬を取られるのは飛車がそっぽに行くので先手も指せるようなニュアンスだったと思います。
 7図から、▲8九金打△4四飛▲8八銀~以下熱戦が続きましたが、結果は141手で先手の佐藤名人が勝利しました。

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taka11281taka11281  at 00:07  | コメント(0)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 佐藤天彦  

実戦の詰将棋(246)

2016-12-11a

 図は、実戦を基に作成した詰将棋です。
 答えを白文字で記入しました。
 
 答え  ▲2三角成△同玉▲2四金までの手詰



taka11281taka11281  at 00:07  | コメント(0)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 3手詰  

懐かしい感じ~映画「本能寺ホテル」

京都のシルエット

 映画「本能寺ホテル」を見ました。
 京都は高校の修学旅行で一度行っただけでよく知らない町なのですが、映画の中で現代と安土桃山時代を交差しながら京都の町が美しく映し出されおり、なぜか懐かしい思いがしました。
 まるで、天野宗歩の棋譜を並べながらふと江戸時代を思い、なぜか懐かしくまた愛おしく感じる気持ちと似ているような。
 主な出演者は綾瀬はるか、堤真一、濱田岳、風間杜夫、近藤正臣などです。「くすっ」とする場面、ハラハラする場面なども適度に織り込まれ、コミカル過ぎず、見終えた後、ちょっぴり温かい気持ちになれる映画でした。
 室蘭では3月17日(金)までのようですので京都の町、時代劇、綾瀬はるかファンの方へお勧めします。



taka11281taka11281  at 17:30  | コメント(0)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! ほぼ将棋と無関係  

珍しい局面~飛車先を切らない

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 1図は、第75期順位戦C級2組10回戦、中座七段対西尾六段戦(2017.2.2)の序盤の局面です。
 先手の次の1手は当然▲2四歩だと思っていましたが、本譜は▲3八銀△7二銀▲5八玉と進みました。

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 名人戦棋譜速報の解説によりますと、昨年から増えている指し方で、2図の局面は15局の前例があり先手の10勝5敗とのことです。


taka11281taka11281  at 00:07  | コメント(0)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 珍しい局面 | 実戦から 

実戦の詰将棋(245)

2016-12-10a

 図は、実戦を基に作成した詰将棋です。
 答えを白文字で記入しました。
 
 答え  ▲4五銀△同歩▲4四飛までの手詰



taka11281taka11281  at 05:00  | コメント(0)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 3手詰