空を見上げて
トップページ » 第74期順位戦C級2組10回戦、遠山五段対中座七段戦

第74期順位戦C級2組10回戦、遠山五段対中座七段戦

 2月4日、第74期順位戦C級2組8回戦、遠山雄亮五段対中座真七段が東京将棋会館で行われました。
 将棋は、相居飛車の力戦形となりました。

2016-02-07b

 1図から、先手の遠山五段は▲3五歩と仕掛け、以下、△3五同歩▲同銀△4一玉~と進みました。
 しばらく進んで2図となりました。

2016-02-07c

 2図の局面は素人目には、飛車先を切り、2筋を壁銀にさせた先手が指し良いように見えますがどうでしょうか。
 ここから、後手の中座七段は△7五歩▲同歩△5六歩と手を作っていきました。
 ▲5六同歩ですと、△7六歩▲同銀△3九角▲2六飛△6六角成が狙いとのことです。
 少し進んで3図となりました。

2016-02-07d

 3図の△3六金は、次に△4七金の飛車・銀取りを狙っています。また、飛車が5筋から動くと△4六金~△5七歩成があります。
 3図から▲1五角と打ちました。この手の意味について解説がありましたが自分には難しくて理解できそうにありません。
 以下、△8四飛▲3八角△6四銀▲5九角~と進みました。

2016-02-07e

 4図は、▲7六歩の銀取りに対して、△8六歩▲同歩と突き捨ててから△8八歩と打ったところです。
 ▲4六銀が質駒ですので先手が何でとっても後手の攻めが続きそうです。
 4図から、▲8八同玉△4六金▲同歩△6九銀~と進みました。
 以下、熱戦が続きましたが、中座七段が厳しく攻め続け、最後は先手の攻めを余す形で110手で勝利しました。

2016-02-09a

 これで、今期順位戦、中座七段が5勝4敗、遠山五段が4勝6敗となりました。


トラックバックURL
コメントを書く




情報を記憶: 評価:  顔   星