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第23回佐々木治夫杯、伊達将棋連盟の成績

 第23回佐々木治夫杯争奪将棋大会が10月29日(土)、30日(日)の日程で苫小牧支部の主管で開催されました。
 会場は29日の前夜祭がグランドホテルニュー王子、30日の将棋大会が苫小牧市民会館でした。
 前夜祭では苫小牧支部長、北海道支部連合会会長、北海道新聞苫小牧支社支社長、苫小牧市長の挨拶、日浦市郎八段の乾杯に引き続き、団体戦チーム紹介、余興、などが行われました。
 余興は、日浦八段の敗戦譜の投了局面から対局するという企画でした。日浦八段を相手に3名の方が挑戦しました。
 その中で、ただ一人、室蘭支部の亀田君が勝利したのは印象的でした。

 2日目の将棋大会では苫小牧支部長、北海道支部連合会会長、審判長日浦八段の挨拶、ルール説明などに続いて団体戦、個人戦に分かれ対局が行われました。
 また、会場には久津和子女流二段もいらしていました。
 参加者は名簿によりますと団体戦52チーム260名、個人戦A26名、個人戦B26名で300名超えるものでした。
 
 伊達将棋連盟(井上、篠原、松下、早瀬、佐藤)は団体戦に参加しました。
 伊達将棋連盟(含む伊達支部時代)が団体戦に参加するのは最近では第17回苫小牧大会に続いて6年ぶりです。
 伊達将棋連盟は1回戦で札幌支部A,2回戦で釧路C,3回戦で苫小牧市役所、4回戦でみずならレディースと対戦しました。
 1回戦、2回戦は順当に0-5で敗れました。3回戦は、松下、早瀬が奮起し勝利しましたがチームは2-3で敗れました。4回戦は井上、松下、佐藤が勝利し3-2で初勝利をあげ、団体戦は1勝3敗でした。
 たぶん全体では相当下の方の成績だったと思いますが、この経験を伊達地区の棋力向上に役立てたいと思います。
 最後になりましたが、苫小牧支部の皆さま大変お世話になりありがとうございました。
 なお、次回大会は札幌中央支部が担当されます。

 おまけとして、対苫小牧市役所戦で珍しい反則がありましたので紹介させていただきます。

2016-10-31a

 1図は、先手の自分が▲5五角と打った手に対して相手の方が△6八歩と垂らしたところです。
 次の△6九歩成が厳しそうですが、それを受ける手がありません。仕方がないので、5五角を▲1一角成又は▲7三角成のどちらに成ろうかと考えました。秒読みの中、敵玉に近い方がいいかと思い1一香を取り、角を持ち上げ▲1一角成としようとしました。
 その時、相手の方から「あああっ!」という小さい悲鳴にも似た声が漏れたのでした。
 あれ、どうしたのかな?とは思ったのですが、秒が切れそうでしたので、最後まで指しました。
 そして相手の方の顔を見ると困った顔をされていました。
 瞬時に悟りました。反則をしてしまった。
 1図から▲1一角成は反則ではありません。5五の角を成るのであれば。
 なんと自分は7七の角を1一に成ってしまったのでした。
 こんな反則をするとは自分でも信じられませんと言いたいところですが、実は似たようなことが以前に一度(屋鋪九段との飛車落ち指導対局(2))あったのです。
 対戦相手の方には信じられない手で驚かせてしまいました。失礼いたしました。

 


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